【連載】対抗戦開幕対談『For The Victory』最終回 伊藤大祐×島本陽太×佐藤健次

ラグビー男子

 最終回に登場するのは、CTB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)、SH島本陽太(スポ4=神奈川・桐蔭学園) 、HO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)の桐蔭学園出身トリオ。高校時代から同じチームにいる3人が感じる今の早稲田に必要なチーム力、そして『日本一 』への思いについて本音で語り合ってもらった。

※この取材は9月13日にZoomで行われたものです。

桐蔭学園時代からの3人の仲

招待試合、同大戦にてモールからトライを狙う佐藤(左)、関東大学選手大会(春季大会)、流経大戦にてキックする伊藤(中央)と相手の動きを見計らう島本

――まず、呼び名、好きな所などそれぞれ他己紹介をお願いします

佐藤 島本陽太です。「はるた」と呼んでいる人もいれば、「はるるん」と呼んでる人もいます。好きなところは、練習もプライベートも、いろんな面で全部全力で取り組んでいるところです(笑)。

島本 伊藤大祐です。みんなからは「大祐」と呼ばれています。好きなところかー(笑)。好きなところは、ラグビー中は違いますが、オフのふざけてる感じが親しみやすくて、すごい好きです(笑)。

伊藤 佐藤健次です。僕は、「けんちゃん」と呼ばせていただいています。みんなからは、健次かな。

佐藤 (笑)。

伊藤 で、通称ケンちゃんの好きなところは、可愛い顔、この笑顔(笑)。そして、試合になるとプレーでチームを引っ張っていってくれるところは、頼りがいがあっていいなと思います。

――高校時代の思い出で、3人が関わるエピソードがあれば、教えてください

佐藤 桐蔭では結構4人組とか3人組での練習があって、その練習はずっと大祐さんとやっていました。部室でも席が近くだったので、良く絡んでいましたし、過ごしやすい空間を作ってくれていたなと印象に残っています。

島本 自分と大祐が自転車通学でした。大祐と帰る方向は逆ですが、たまに他の友達とも一緒にご飯食べて、一緒に練習に向かってたのが思い出ですね(笑)。

伊藤 健次から言わせていただきます。ケンちゃんとは、今もですが、よくご飯を一緒に食べています。青葉台の駅に五右衛門パスタというお店があるのですが、そこでよく一緒に食べていました。陽太は、今も変わらず、ラグビーはお互い真剣で、グランド外ではしっかり友達という感じで。

一同 (笑) 。

伊藤  思っている以上に友達で(笑)。一緒に寮で生活しているので、家族みたいな感じです。

一同 (笑) 。

――佐藤選手から見て、先輩お二人はどういう先輩ですか。桐蔭時代と今で変化もあれば、教えてください

佐藤  大祐さんの場合は、高校時代のまんまというか。ラグビーに対しては、すごい真剣に、一生懸命にやっているというのは変わらないです。ラグビー以外では、すごい気さくな印象ですね。陽太は、高校時代、真面目という印象でしたが、大学生になって1年見ないうちに少し大人の余裕みたいなのを感じます(笑)。かっこよくなりましたね(笑)。

――桐蔭学園時代のあるあるを教えてください

伊藤 あるあるというか、桐蔭の人でいいなと思うのが、人の話が聞こえない時には、聞こえませんとはっきり言うことです。集合した際に声が小さいと、後ろの方から声が小さいですと言われてました。相手にしっかりと伝わるようにコミュニケーションを取るというのは、すごく今に生きているなと感じてます。

伊藤 ラグビー以外で言うと、僕らの時代は男子部と女子部があって、別学なんですよ。で、男子部の山と女子部の山が橋で繋がれていて、文化祭の時だけ唯一渡れるんです。そこを、文化祭の時に僕と島本は走ってました。

島本 恥ずかしいそれ(笑)。

――佐藤選手と島本選手から見ると、伊藤選手が主将として、チームを引っ張っていく構図が高校時代と同じですが、伊藤選手のチームのつくり方で違いを感じることはありますか

島本 高校の時は、良くも悪くも自分のプレーで示して、引っ張っていくみたいな感じでした。 今も当然そのプレーで示すというのが、メインですが、自分が思っていることを口で伝えていますね。一緒にラグビーをする人だけでなく、関わっている人にも声掛けをしているのが違いとして感じますね。

佐藤 客観的に見て、キャプテンとして大人になったというか。桐蔭の時はチームの雰囲気が原因かもしれないですが、言い合うチームというか、厳しいことを言っていました。でも、今は厳しいことを言った後に、次はもっとこうしてほしいとか、その次まで考えて、選手のことも気遣ってチームをまとめていると思います。そこが、キャプテンとして大きく変わったなと思いました。

――高校時代と比較して、お互いにプレースタイルが変わったことや成長したと思うことなどがあれば、お聞かせください

佐藤  はるるんは、最後の花園とかはリザーブでしたが、はるるんが入ってきたら一気にチームの勢いが変化するという選手でした。同時に、凡ミスが多い印象で、大祐さんからのパスの後、自分の足と足が絡まって転んでしまうとか(笑)。おっちょこちょいな感じでしたが、今はそういうミスがなく、正統派なスクラムハーフになったと思います(笑)。

島本 大祐のプレースタイルはそんなに変わったなという部分はないですが、やっぱり一つ一つのパスの精度やランのキレ、ボールキャリーにしても当然ですが、高校時代とレベルが全く違く、磨きがかかっているというのは感じます。

伊藤 佐藤の方から言わせていただきます。高校時代はNO・8で 今はHOとして、よりチームをまとめていると感じます。HOに転向したことで、スクラムのことやチームのアタックのことを全てまとめてくれていると感じます。パス、キャッチ、タックルの精度もやはり上がっていると感じます。陽太に関して、特に今年はAチームとして出場する機会が多くなって、より責任感が芽生えていると感じます。例えば、練習後に自主練習を行う時も仲間を引き連れて一緒に行うなど、チームに向上効果をもたらしてくれています。なので、チームの中心的存在になっていますね。

「負けで得られた気づきがあった」(佐藤)

春季大会、帝京大戦で相手と対峙し、パスを出す佐藤

――春シーズンを振り返っていかがでしたか

佐藤 春シーズンの最初は、東海大に勝って、ボールも動いていて、自分たちのやってきたことが試合で出る良いチームだなと思いましたが、やはり帝京大に負けてしまい、自分たちのまだまだできていないところを気づくことができました。この負けで得られた気づきがあったので、収穫のあったシーズンだったと思います。

島本 僕も春は帝京大戦の印象が強いです。結果的にこの試合は結構差が開いて負けてしまいました。チームとして大敗した試合でも僕はリザーブで、出場時間も短く、長い時間出場するレベルにも達していないことを実感して、まだまだ自分のスキルが足りないなと感じた春シーズンでした。

伊藤 僕も春シーズンに明治大と帝京大に負けて、その後の夏合宿でも負けて。やっぱり僕自身がミスをするとチームが落ちてしまうというか、良い雰囲気にはならないので、自分自身ミスをしたら負けるということと、やっぱりみんなにもより要求しないといけないということを改めて感じることができました。スキルであったり、体力であったり、いろんな部分で能力を上げて、みんながチームに貢献していくような意識作りをしなくてはならないといけないと痛感できたシーズンだと思います。

――島本選手はポジション争いの激しいSHで、ゲームの途中から出場する場面も多かったと思いますが、その中でどういった気持ちで試合に臨んでいましたか

島本 テンポを変えていくなど自分の役割が明確になっているので、それらの役割や求められていることをただ全うするということを意識していました。

――島本選手の他のSHとの差別化できるポイント、自分の強みはどこだと考えていますか

島本 先ほども挙げたように、テンポを変えることは自分の強みとして持っています。他にも早いアタックというか、ラックからすぐに球を出すことができることが他の選手との違いかなと思います。

――その島本選手の強みをより強化するためにしている練習などはありますか

島本  練習の後などに、試合をイメージして、少し崩れた形のラックから球出しをするという練習をしています。

――春シーズンはフロントローの選手の入れ替えが激しかったと思いますが、その中で佐藤選手が大変だったこと、見つけた課題などを教えて下さい

佐藤  絶対的な選手がいないことで、全員にチャンスのあるチーム状態でした。競争心が去年に比べてみられることはいいことだと思いますが、ずっと競っているという現状はいいこともある反面、課題でもあるのかなと思います。他には、リザーブの選手が入ることで崩れてしまったり、逆にリザーブの選手が入った方がスクラムが安定することがあったりなど、結構チーム内でスクラムだけについてでも差が生まれてしまっているので、全員が同じレベルでプレーしていけるようにしていきたいです。

――何か練習の中で意識的に言われていることはありますか

佐藤  いろいろな人とセットアップをして、全員が同じスクラムを組めるように、よくコミュニケーションをとるようにしています。

――主将としてプレーしていくにあたって、責任の重さや大変だったことはありますか

伊藤  みんなにキャプテンとして選んでもらったことで、自分自身ラグビーに費やす時間、チームについて考える時間が増えました。自分自身とチームが成長していく上でこれはいいことだと感じています。

「1日250本パス」(島本)

春季大会帝京大戦にてラックからパスを出す島本

――春シーズンが終わり夏合宿に入るにあたって、チームとして、また個人としてどの部分に問題意識を持って強化しましたか

佐藤 僕は夏合宿中、ケガをしていたので、とにかくスローをいっぱい練習しました。あと、体づくりのためにいっぱいご飯を食べました(笑)。

島本 僕は自分でSHとしての目標を決めました。夏合宿中は1日250本パスを投げるというのと、自分はフィットネスの部分で足りていないなと思ったので、フィットネスはより意識をしながら練習に取り組んでました。

――その目標の達成度はいかがだったか教えて下さい

島本  1日250本パスを投げるという目標を立てていましたが、試合の前日とか、試合後に体がきつくて、「これ以上やったらケガしそうだな」と思うような時に目標を達成できなかったので、80%から90%くらいだったかなと思います。

――夏合宿中、「体重増加がきつかった」と他の選手がおっしゃっていましたが、3人はどう感じていましたか

佐藤 僕はケガをしていてあまり練習に参加できていなかったので、きつくなかったと言っていいです(笑)。

島本 僕もそんなに。他の選手は結構体重が落ちてしまっている人もいましたが、僕はそんなことなかったので、あまりしんどくはなかったですね。

伊藤 僕は絞ったので、余裕でした(笑)。桐蔭チームは、やはりみんなあまり苦しくなかったですね(笑)。

――夏合宿の帝京大戦で、春季大会の時よりも成長を感じた点、手応えを感じた点はありますか。佐藤選手は試合には出られていませんでしたが、外から見ていてどのように感じていましたか

佐藤  外から見ていて、最終的にあの点差になりましたが、前半とかは22メートルラインの中に入っている時間で言ったら早稲田の方が長かったので、春シーズンとか昨年の決勝の時からすると大きく変わった点なのかなと思いました。そこで点を取れていれば、もっと違う展開になっていたのかなと思うので、そこはFWの責任でもあると思いますし、もっと成長できる点だと思います。

島本 昨年の決勝時は、攻められないという状況でしたが、夏合宿の試合は攻めた上で取りきれなかったので、以前と負け方が変わったと感じました。チームの新しいスキームからも手応えを感じることができているので、そこが変化したポイントだと思います。

伊藤  夏合宿中なので、帝京大も早大もやっていることが違うと思いますが、スクラムやラインアウトなどのFWのセットプレーに関しては良い収穫ができたと思っています。あとは、詰めていく作業さえすれば、より互角に戦っていけるようになるのかなと思います。

――伊藤選手は春夏を終えて、主将という立場からチームの成長をどのように考えていますか

伊藤  やはり波はありましたが、確実に成長していると思います。あとはちょっとした個人のミスや、チームとして防ぐことのできるミスはしっかり防いで、ポイントポイントでどのように行動するかをチーム全体で考えていきたいです。夏合宿の帝京大戦前はチームで考えることをしていなかったので、もう少しみんなで整理して考えておけば良かったなと思います。対抗戦(関東大学対抗戦)と選手権(大学選手権)を戦っていくために、これからはみんなでしっかり整理して、頑張っていきたいと思います。

――夏合宿での面白かったことや思い出を教えて下さい

伊藤  佐藤くんが合宿2日目にケガをして、ずっと寝ていました。同じ部屋だったのですが、「何をしているんだこの人は」と思っていました(笑)。

佐藤  陽太は毎日250本投げて、貫禄が出てきました(笑)。高校時代は凡ミスするキャラで、とある大会時、ラストワンプレーでボールを外に出せば勝ちという状況で陽太がボールを蹴ったのですが、それがタッチを割らないという(笑)。凡ミスを犯すくらい凡ミスをする人でした(笑)。でも、250本投げることで本当に貫禄が出たと思います(笑)。

――貫禄が出たとのことですが、島本選手ご自身はどう感じていますか

島本  貫禄は、出てきたかなと思います(笑)。

伊藤 他の思い出としては、合宿1週目だったと思いますが、グランドのひな壇で部員みんなで写真を撮ったことです。あれはいい写真だなと思います。僕が3年生の時までは夏合宿の間だけ、グラウンドで『荒ぶる』の練習をしていましたが、今回は合宿最終日の朝にみんなで山に登って歌ったので、それもいい思い出です。でも、これは島本くんがダボスの丘に登るって決めてやったことなんです(笑)。

島本 いや、これは元々ダボスの丘に登ることが伝統であったらしいから(笑)!

伊藤 島本くんがダボスの丘に登りたいと言ったので、みんなぐちぐち文句を言ってました(笑)。

島本 違うんです(笑)!大祐が僕に「どうする?もう陽太が決めて」と全部僕に回してきたので、「まあ伝統だから、それを戻した方がいいのかな」と思って登ることにしたんです。でも、みんなから「なんで?」と責められました(笑)。

一同 (笑)。

「主将としての責任がある」(伊藤)

春季大会帝京大戦にてパスを出す伊藤

――チームの今の雰囲気はいかがですか

佐藤 夏合宿が終わって、ミスに対しても厳しく指摘し合えるようになっています。ミス自体も最初に比べれば少しずつ減ってきてはいるので、あとはイージーなミスを減らして詰めていけば良い結果が出るのではないかと思います。

島本 チームの状況、波はその日によってありますが、試合形式の練習でお互いやり合えていて、チームの雰囲気としては良いのかなと思います。

伊藤 とにかくチームのやるべきことをみんなでやり切ることが大事なので、リーダー陣を含め、やるべきことを促して、チームの雰囲気を良くして、その結果、勝てればいいなと思います。結果が出る出ないよりも、しっかりチームとしてやるということをみんなが分かって、取り組むことができたらいいと思います。

――佐藤選手にお伺いします。スクラム、ラインアウトなどの精度はいかがでしょうか

佐藤 佐々木隆道さん(佐々木隆道ヘッドコーチ、平18人卒=大阪・常翔啓光学園)が春シーズンの途中から来て、モールが少しずつ自分たちの武器になっている実感があるので、ラインアウトに関してはすごく良い状態で迎えられているのかなと思います。スクラムも、色々な社会人チームの練習に参加させていただいて、その中でも良いスクラムを組めている場面があるので、少しずつステップアップできているのではないかと思います。

――100戦目となる慶應戦について何か思いがあれば教えてください

島本 早慶戦に出たことがないので、まずその伝統の一戦に出られたら嬉しいなと思います。最後ですし、出場したいですし、ワクワクしている気持ちがあります。桐蔭で同期の岡(岡広将)をはじめ、後輩も何人かいるので、そういう人たちと戦えるのが楽しみです。

伊藤 慶應はやはり、早稲田にしか出してこないエネルギーが必ずあると思うので、それに負けずに、それを受けずに、僕たちもしっかりリスペクトして準備して、必ず勝てるように頑張りたいと思います。

佐藤 僕はフッカーが同級生だったり、キャプテンも桐蔭の先輩だったりするので、そういうところで楽しみにしています。やはり100回というゲームをできるのは私たちしかいないので、プレッシャーは色々とあると思いますが、それをしっかり楽しんで自分のプレーができればいいなと思っています。

――対抗戦でここだけは絶対にこだわりたいということを教えてください

佐藤 HOになって、セットプレーのところなど色々とあるのですが、元々選手としてはアタックでしっかりチームに影響を与えたいと思っているので、アタックの一対一で相手に絶対負けないことをこだわっていきたいと思います。

島本 テンポの速いアタックにこだわりたいと思っていて、自分の強みを生かして、早稲田らしいアタックにこだわっていきたいと思います。

伊藤 とにかくスキルフルにやりつつ、最後はしっかり自分の速さや外側で取り切れるシチュエーションを作り出せるように、パス、ラン、キックの全てでレベルアップし、得点に結びつけたいです。個人的にはドロップを蹴るのですが、ドロップを蹴る時は試合の最初か点を取られた後なので、試合の局面を変えられるようなキックを蹴れるように頑張ります。

――ズバリ、『日本一』への自信の程は

佐藤 バッチリです!

島本 自信あります。

伊藤 バッチリです!

――対抗戦への意気込みと、ファンの方々へのメッセージをお願いします

佐藤 初戦の相手にフォーカスして、初戦の立教で、自分たちの良い試合をできるように頑張りたいです。いつも応援ありがとうございます。

島本 安定したパフォーマンスをシーズンを通して出せるように、まずは初戦から頑張りたいと思います。ラストイヤー、4年生として全力でプレーするので応援よろしくお願いいたします。

伊藤 主将としての責任感があります。試合では安定感も必要ですが、勝負どころでしっかり勝負できるように、チームの勝利にとにかくこだわって頑張りたいと思います。会場に早稲田のファンが来てくださると、僕らはホーム感を持ってプレーできるので、より多くの人が会場に足を運んで応援してくださると嬉しいです。学生の皆さんも500円なので、ぜひ来てください! これから頑張るので、よろしくお願いいたします!

――ありがとうございました!

(取材・編集 川上璃々、長野恵次、戸祭華子、西川龍佑、河邨未羽)

意気込みを書いていただきました!

◆伊藤大祐(いとう・だいすけ)(※写真中央)

2001(平13)年7月15日生まれ。179センチ。85キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部4年。試合後のインタビューでは、黙々と冷静にお話してくださる伊藤選手。今回の対談では常に和気あいあいと楽しそうにお話してくださり、オンとオフの切り替えがしっかりしている印象を受けました!勝利のカギとなる伊藤選手の「一貫性・安定性・正確性」が体現されたプレーで、チームを『日本一』へと導いてくれることでしょう!

◆佐藤健次(さとう・けんじ)(※写真右)

2003(平15)年1月4日生まれ。177センチ。105キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部3年。取材中、先輩お二方と楽しそうに会話しており、笑顔が溢れていた佐藤選手。ラグビーに対しては、人一倍熱く、FWの要としてチームに欠かせない絶対的存在です。高校時代同様、伊藤主将を『日本一』の主将にできるか。春シーズンからさらにパワフルになったプレーで、相手を圧倒します!

◆島本陽太(しまもと・はるた)

2002(平14)年3月19日生まれ。167センチ。71キロ。神奈川・桐蔭学園高出身。スポーツ科学部4年。一つ一つの質問に丁寧に答えてくださった島本選手。これまで21番としてリザーブからの出場が多く、チームを陰で支えていた努力家。Aチームで出場することが多くなったラストイヤーの残り数カ月、チーム、『日本一』、そして7年間の仲である伊藤主将への思いも背負って、爆発的な力を発揮してくれること間違いなしです!