好機での一打が出ず完封負け 勝ち点の行方は第3戦へ/明大2回戦

野球慶大
TEAM
慶 大
明 大
(慶)●竹内、谷村、森下―宮崎
(二塁打)斎藤快

 今季勝ち点3と首位に立つ慶大。同じく勝ち点3の明大との首位攻防戦に臨む。1戦目は5-2で慶大の快勝であった。しかし、2戦目は毎回ランナーを出すも、明大の投手陣を前にあと一本届かず。首位攻防戦の決着は翌日の三戦目に持ち越しとなった。

最後の打者となった齋藤來音(4年)

 明大先発の蒔田稔(4年)からは毎回ランナーを出すも、4回2/3を7安打無失点と抑え込まれた。

 慶大先発の竹内丈(1年)は、初回を16球で三者凡退に抑え、上々の立ち上がり。その後も明大打線を3回1安打に抑える好投を見せる。しかし、4回先頭の宗山塁(3年)に中安打を浴びる。続く4番・上田希由翔(4年)を四球で出し、5番・木本圭一(2年)の犠打により、1死2、3塁とピンチが広がる。6番・小島大河(2年)にストレートの四球で1死満塁とすると、続く7番岸本一心(1年)の犠牲フライにより1点の先制を許してしまう。しかし、後続を抑え、最少失点で切り抜ける。

リーグ戦初先発の竹内

 先発竹内に代わった谷村然(4年)が7回裏に好フィールディングを見せるなど、7回の明大の攻撃をわずか5球で抑え味方を勢いづけた。

 追いつきたい慶大は8回、先頭の水鳥遥貴(4年)が右安打を放つ。続く斎藤快太は初球から打ちに行くも三直。1死一塁の場面で代打・善波力(4年)が告げられる。明大の3番手・浅利太門(3年)を相手に粘り10球目を中安打としてチャンスを広げる。しかし、後続が2者連続三振に倒れ、得点を奪うことはできなかった。

 慶大は10安打を記録するもあと一本が出ないまま無得点で、痛い敗北となった。明大との首位攻防戦は、互いに一勝一敗で決着は3戦目へと持ち越しになった。3戦目での慶大打線の奮起に期待したい。

(記事 西隼之介、写真 梶谷里桜)