TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |||||
慶 大 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 11 | |||||
東 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | |||||
(慶)〇外丸、森下―宮崎 (二塁打)宮崎、斎藤快、栗林泰(三塁打)吉川 |
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4回戦までもつれた前週の法大戦で勝ち点を獲得した慶大。この日は東大との1回戦に臨んだ。息詰まる投手戦の末に引き分けとなった法大3回戦、11回142球を投げ抜いた外丸東眞(2年)は、中4日での先発。ストライクゾーンを広く使った投球で東大打線を8回1失点に抑えた。外丸の好投に応えたい打線は3回と9回、それぞれ5点を奪うビッグイニングを作り、11-1で快勝した。
先発のマウンドに上がった外丸は初回、先頭に安打を許すも後続を打ち取り、その後は6回まで打者18人を連続でアウトにする圧巻の投球を見せる。
7回、順調に東大打線を抑え込んでいた外丸は、3連打を浴び無死満塁のピンチを招く。続く打者の併殺の間に1点を失うも、最少失点でこの回を切り抜けた。8回には二死から四球と安打で走者を許すも無失点。8回を投げて5安打1失点、7奪三振の力投を見せた。
打線は9回、先頭の吉川海斗(4年)のフェンス直撃の3塁打を皮切りに、栗林泰三(4年)、宮崎の連続適時打を含む6連打などで5得点を挙げる。この回で先発全員安打を記録し、終盤まで攻撃の手を緩めず東大を突き放した。
抑えとして9回のマウンドに上がったのは森下佑樹(4年)。先頭を三振に斬って取ると、この回を危なげなく三者凡退。最高かたちでゲームを締めくくった。
前週の激闘の影響もあるかと思われたが、力投を演じた外丸を始め、2度の打者一巡を記録するなど繋がりのある打線は健在だった。この試合でつかんだ流れを手放すことなく、明日の勝利で勝ち点奪取を決めることができるか。
(記事 太田さくら)