秋季リーグ最終戦後コメント集「本当にみんなよく頑張ってくれた」(目黒主将)

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走って横浜スタジアムに選手入場するWR目黒主将

WR目黒歩偉主将(スポ4=東京・佼成学園)

――リーグ戦を振り返っていかがでしたか

 春シーズンの結果からこの秋を捉えると、本当にみんなよく頑張ってくれたなというのが素直な気持ちです。やっぱり自分が行けなかった立教戦だったり、明治戦もですが、みんなに迷惑をかけた部分が今年は多かったので、みんなに申し訳なさもありました。

――プレイヤーとして試合に出られず、苦しい1年間だったと思います。どのような思いで駆け抜けられましたか

 プレイヤーとしてできないことが割と早めに決まって、その中でチーム全体として自分を主将に立ててくれました。やっぱりみんなが選んでくれたからには、やるしかないと思っていました。どれだけしんどくても、周りの支えがありながら1年間なんとかやってこれた感じです。

――今感謝を伝えたい方はいらっしゃいますか

 やっぱり自分の両親ですかね。けがもあって心配をかけたので。フットボールも小学校3年生から始めて13、4年やっていますが、一旦ここで一区切りなので、まずは両親にありがとうと言いたいです。

――今年のチームはどのようなチームでしたか

 やっぱりみんな楽しくフットボールやっていて、練習中や終わったあとにみんなが一丸となって、フットボールに対して取り組めたチームだなと思いました。

――後輩たちへのメッセージをお願いします

 今年は甲子園へ行けなかった形で引き渡す形になってしまったのは申し訳なく思います。本当に自分の責任で本当に申し訳ないです。やっぱり同じ思いはして欲しくないので、残り伝えられることを残して、来年絶対リベンジを果たしてほしいと思います。

RB安村充生副将(文構4=東京・早実)

――今季も4TDを挙げるなどRBの中心で活躍されました。リーグ戦を振り返っていかがでしたか

 RBでは、去年から一緒に出てた花宮(花宮圭一郎、文構4=東京・足立学園)が今年も出てくれました。調子の波や(相手に)合う合わないがあるんですけど、花宮がいてくれることで安心して、去年と同じようにコンスタントに結果を出せました。今年出始めた安藤慶太郎(社2=東京・早大学院) も良かったです。

――今出たRBの花宮選手と安藤選手は安村副将にとってどのような存在でしたか

 花宮は去年からライバルで、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきました。一方で安藤は、今年すごく実力をつけてくれて、尻に火をつけてくれる存在でした。最後は僕より上手いプレーもたくさんしてた思うんですけど、下から突き上げてくれたのはいい刺激になりました。

――安村副将は2年生から試合に出場し、早大のランを支えてきました。大学の4年間を振り返っていかがでしたか

 いろいろな先輩たちの引退を見てきて、その悔しい気持ちを忘れないようにやってきました。結果としては結びつかなかった部分もありましたが、しっかり先輩たちの分も頑張れたのかなと思います。自分の兄貴(安村共生、令4文構卒)もそうですし、はぎねさん(萩原奎樹、令5政経卒)、光さん(田村光、令5スポ卒)たちと一緒にやってきた中でいい意味で集大成は出せて、4年間成長し続けられました。

――後輩たちへのメッセージをお願いします

 日本一はすごく難しくて、目指していく中でこれが限界かなと感じる瞬間はあると思います。そこでさらに細かく詰めていくことができれば、いつかは達成できると思うので、全員で諦めず目指してほしいです。

ランアフターキャッチするWR中尾副将

WR中尾公亮副将(社4=東京・早実)

――今季はWRやパントのリターナーとして活躍されました。リーグ戦を振り返っていかがでしたか

 チームとして反則が多く、その大きさを改めて痛感しました。結果的に甲子園に及ばなかったのは、自分たちのミスがすごい多かったからかなと。

――副将としての1年間は苦労などありましたか

 正直、そこまではないです。主将の目黒(目黒歩偉、スポ4=東京・佼成学園)や副将の安村(安村充生、文構4=東京・早実)、他の4年生や後輩たちに支えてもらいました。最後の最後で少しけがしましたが、毎試合通してプレーすることができて、少しアウトのあった目黒や安村たちよりもプレーでという部分を意識しました。苦労したかと言われれば違くて、周りにずっと支えられていたと思います。

――東伏見での4年間を振り返っていかがですか

 毎日が楽しくて、同期も後輩もすごく仲良くしてくれて(笑)。一緒に仲良くやれて、後輩はだる絡みにも相手してくれたり練習前後も漫画やサッカーの話をしたり、友だちくらいの感じの後輩が多くて。すごく楽しかったです。

――後輩たちへのメッセージをお願いします

 やっぱり途中で負けてしまうと、最後勝ったとしても悔しい気持ちが残るし、けがをしても悔しい気持ちが残ると思う。けがは仕方ないけど、できるだけけがなく最後まで戦って勝つというのが一番悔いなく、楽しく終われると思うから、来年こそは絶対勝ってほしいです。

MGR片井麻有里主務(政経4=東京・早実)

――リーグ戦を通じて忙しい日々を過ごされたと思います。本日試合を終えて、率直なお気持ちをお聞かせください

 全員が出し切ったんじゃないかなと思います。

――主務としての責務を1年間務め上げられて、ご自身としてのラストイヤーをどのように評価されますか

 最後まで半人前だったからこそ、その分、些細なことから大きなことまで周りの支えに助けられた1年だったと思います。

――東伏見で過ごした4年間を振り返っていかがですか

 入部当初では考えられないくらい、熱中していたなと思います。

――後輩に向けて一言お願いします

 部に所属する中で、嬉しいことも苦しいこともあると思いますが、 日本一になるために、周りへの思いやりを忘れずに活動していってほしいなと思います。

DL登正尊副務(政経4=神奈川・桐光学園)

――リーグ戦を終えて、率直なお気持ちを教えてください

 立教戦、明治戦で負けてしまって、チームとしては落ち込んでしまったんですけど、最後の法政戦に向けてチーム一丸となって勝つことができて、最後の最後に良い気持ちで終わることができてよかったなと思います。

――ラストイヤーは選手としてだけではなく、副務としてもチームを支えられました。ラストイヤーのご自身の取り組みを振り返っていかがですか

 主な自分の業務としては、スケジュール管理でした。そういった裏方の仕事で、チームの円滑な練習運営に貢献できてよかったです。

――BIG BEARSとして過ごした4年間を振り返って、特に印象に残っていることはありますか

 やはり合宿ですね。一番きつくて辛い思いをしたのですが、合宿を乗り越えたことで、春シーズンの初戦や次の試合を上手く戦うことができたと思います。

――後輩へのメッセージをお願いします

 今年、自分たちが甲子園に行けなかったことを反面教師として、課題をチーム全体で解決し、来年こそ甲子園で優勝してもらいたいです。

パスをするためにロールするQB國元

QB國元孝凱(社4=東京・早大学院)

――今季はなかなか試合に出られず、もどかしい思いをしてきたと思います。そんな中迎えた最終戦をどのように臨まれましたか

 勝つことしか考えてなかったです。明大に負けてチーム的にもへこんでいたところはあったと思うんですけど、そこをQBとして、オフェンスリーダーとして、どのように引っ張っていくか、ということを培ってきたこの1週間半だったと思います。

――2年生から主力としてチームを引っ張ってきたと思います。4年間の大学アメフトを振り返っていかがでしたか

 楽しかったです。多分2年生からずっと出てるQBは早稲田史上いないと思うんですけど、その中でここでも試合をいっぱいやらせてもらいましたし、去年は先輩に甲子園に連れていってもらいました。今年は怪我をして、普通だったらシーズンエンドの怪我をしたんですけど、こうやって試合に出る状況を作ってくれたみんなに感謝したいです。

――今季はオフェンスリーダーとしての責務も負っていたと思います。ご自身の今年1年間の取り組みはいかがでしたか

 春シーズンは「オフェンスリーダーとしてどうしようか」ということを考えすぎて、「選手として」というところを見失っていたところもあって、QLとオフェンスリーダーの両立は非常に難しかったです。コーチの人に「そんなに難しく考えないで、自分が1番上手い選手になるということだけ考えてやり続けて、背中で引っ張れ」ということを教えていただいて、それ以降は自分にフォーカスして、周りにもフォーカスしてやっていくことによって、合宿も乗り越えて、秋シーズンもやってこれたかな、と思います。

――最後に日本一を目指す後輩たちへエールをお願いします

 自分たちはこうやってこの横浜スタジアムで終わっちゃったんですけど、アミノ(バイタルフィールド)で負けても、ハマスタ(横浜スタジアム)で負けても、甲子園で負けても悔しさは変わらないです。最後勝って終わるのが1番気持ちいいと思うので、ぜひ甲子園で勝って日本一をとって終わってほしいと思います。

OLゴントナーニコラス武(国教4=米国・市立ウェストレイク)

――リーグ戦を振り返っていかがでしたか

 最後勝利という形で終わることができたと言うのは嬉しい反面、最後に大きく「優勝は法政ORENGE」という文字を見ると、もっといろいろ変えられたのかな、もっと強くなれたのかな、という後悔の気持ちもあります。楽しかったし、やり切った感じはあるんですが、やはり悔しい気持ちもあります。

――試合ごとに成長していったOL陣だったと思います。どのようなユニットでしたか

 今言って下った通り、試合ごとに成長していったOL陣だったと思います。最後の最後まで一丸となって結束力のある、本当に兄弟のようなユニットだったと思います。

――東伏見で汗を流してきた4年間を振り返っていかがでしたか

 辛いことも厳しいこともいっぱいあった中で挫けそうになる時もやっぱりたくさんあっりました。でもそんな中で最後まで4年間幸い大きな怪我もなく、練習に励むことができたこの機会は本当に幸運なことだと思いますし、このような機会は当たり前じゃないからこそ、本当にここまでやれてよかったという気持ちも強いです。悔しさはやっぱり残りますけど、楽しかったです。

――最後に後輩たちへのメッセージをお願いします

 これは僕が2年生の時に当時の主将に言ってもらった言葉なんですけど、「自分が自分を信じなければ誰も信じてくれない」と言う言葉があって、本当にその通りだと思っています。いくら挫けそうになっても、いくら周りが自分に懐疑的な目を向けても、自分が自分を信じなかったら終わりだから、後輩たちは最後まで自分自身を信じて、練習して強くなって、最後は僕たちが達成できなかった日本一を達成してほしいです。

OLのつくったギャップに走り込むRB花宮

RB花宮圭一郎(文構4=東京・足立学園)

――今季は個人として3TD、ラッシングヤードもリーグ3位の好成績でした。リーグ戦を振り返っていかがですか

 チームの勝利に貢献できるようなランはあまりできなくて、そこにすごい悔しさを感じています。スタッツで見たら3位ですが、それ自体も少ないと思いますし結構、消化不良のシーズンだったかなと思います。

――早大に入学して4年間過ごしてみていかがですか

 早大でアメフトをやったことは本当に正しかったなと思っていて。いろいろことを学べたので、このチームや全ての関係者に感謝したいです。

――共に競い合ってきた安村副将はどのようは存在でしたか

 鼻につくライバルという感じであいつが試合で活躍すると、ナイスとは思ってもいい気持ちはしなかったです。そういう仲間と毎日練習できて、最後の最後もどちらがエースかというところまで切磋琢磨(せっさたくま)できて自分自身も成長できたので、安村の存在は大きかったと思います。

――来年日本一を目指す後輩にメッセージをお願いします

 いろいろなことがあると思いますが、それらを楽しんでやっていけば絶対乗り越えられるし結果的にいろんなものを学べると思います。なので果敢に挑戦して、失敗しても楽しい気持ちを持って向き合ってほしいなと。そして結果的に日本一になってほしいと思います。

WR上野陸(社4=東京・早実)

――エースレシーバーとして挑んだ最後のリーグ戦になったと思うんですけど、振り返ってみていかがですか

 春、あんま良くなかったので、秋は絶対勝ってやろう、絶対活躍してやろうと思っていました。第1週は活躍できたと思うけど、それ以降少し伸び悩んじゃった分もあって。チームの勝ちに結び付いてるかって言われたら、誰が見てもそうではないと思いますし、悔しいラストシーズンだったかなと思います。

――先週は負けてしまったと思うんですけど、今日は有終の美を飾りました。振り返ってみていかがですか

 去年は負けて終わったので、今日最後、勝って終われたのはすごい嬉しいことかなと。でも勝っても悔しいから、不完全燃焼みたいな感じです。

――2年生から主力でしたが、4年間振り返ってみていかがですか

 大きな怪我もあったし、すごい焦ってた分もあったけど、家族やチームメイト、後輩、先輩、やっぱいろんな人に支えられて、すごく楽しい4年間でした。

――ずっと一緒だった同期とかもいると思うんですけど、ここまで一緒に戦ってきた同期は、どういう存在ですか

 一言で言うと、力をくれる存在です。2年、3年の時は、充生(安村充生副将、文構4=東京・早実)とかだけだったけど、4年になってずっと同期だった人たちが試合にも出るようになって、その人たちが活躍した後のオフェンスは、すごく気が引き締まりました。自分のプレーを自信つけさせてくれる大切な存在です。

――後輩たちへメッセージお願いします

 後輩はみんなうまいし、レシーバーユニットは個性豊かなメンバー集まってるけど、絶対来年勝てると思うから頑張ってほしいです。

DL廣瀬灯遥(スポ4=埼玉・立教新座)

――3年生以下が中心のDL陣での出場が続きました。リーグ戦を振り返っていかがですか

 自分は昨年から試合に出ていて、昨年は山田さん(山田琳太郎、令5商卒)、坂本さん(坂本崇、令5スポ卒)など大きな方がたくさんいて、一対一の個人の力でも勝っていた部分が多かったです。ただ自分や後輩はもともと大きなサイズではなかったので、一対一で戦うのが難しいながらもいろいろ考えて自分たちのできることをやってきました。しかし力及ばずということで後輩たちにはリベンジしてほしいという気持ちで、今日の試合が終わってしまった感じです。

――今シーズンはディフェンスリーダーを務めました。ご自身の取り組みを振り返っていかがですか

 自分の取り組みというよりも、ASの朝稲(朝稲鷹一、文構4=東京・早実)や下級生もディフェンス幹部としてやってきました。今年は多分(平均で)200ヤード以上出されていなくて、そのようなディフェンスをつくれたのは、みんなのおかげであり、一体感を持ってやれた結果なのかなという風に思います。

――大学4年間を東伏見で過ごしてみて思い出深いことなどありますか

 毎日の練習後にディフェンス幹部で12時くらいまでみんな残ってミーティングして終電で帰るという生活をしていました。そのメンバーと過ごした毎日が一番自分の中では感慨深く残っています。

――最後に後輩に向けてメッセージをお願いします

 ディフェンス陣は結構メンバーが残るので、来年期待できると思います。なので今年味わった悔しさや不甲斐なさみたいなものを、春からコツコツクリアしていって、ディフェンスで甲子園ボウルを勝って、日本一になってほしいなと思います。

DL堤祥悟(教3=東京・早実)

――本日の試合を振り返っていかがですか

 試合には勝てたので良かったですが、やはり甲子園につながる熱い試合がしたかったなというのが終わってからの感想です。

――3年生ながらポジションの主任としてディフェンス陣を牽引してきました。リーグ戦全体についてはいかがですか

 リーグ戦としては、最終的に結果を見れば自分たちがやってきたことはそこまで間違いじゃなかったというか、止められるものは止められたので。ただ、立大や明大と比べて、最後に詰めの甘さというか、そういうところがあったのかなと思います。

――1年間のご自身の取り組みを振り返って

 2年生の頃は全然試合に出ていなくて、3年生になって同期のけがなどのあり、自分が1本目として出るようになってから、伸びたと思っています。そこから1本目としてやらなきゃいけないことをひたすら自分で考えて、取り組んできたのがこの1年でした。

――4年生の先輩方へ伝えたいことはありますか

 4年生には本当にお世話になりました。特にDLの廣瀬さん(廣瀬灯遥、スポ4=埼玉・立教新座)、魁さん(鈴木魁、教4=東京・早実)、登さん(登正尊、政経4=神奈川・桐光学園)を漢にしたくてこの1年間頑張ってきましたが、結果的には後悔が残ったので、来年につなげたいなと思います。

――来季への意気込みをお願いします

 来季は本当に甲子園の舞台で笑って終われるように残り1年やっていきたいと思います。

ポジションにセットするLB堀田(5番)

LB堀田峻平(文構4=東京・早実)

――LBの最上級生として常に試合出ていたリーグ戦、振り返ってみていかがですか

 LBの最上級生は2人、宗村と俺しかいなかったんだけど、下級生にめっちゃタレント揃っていて。そいつらと一緒にやってく中で、明治戦や法政戦は、結構レベルの高いポイントに仕上がったかなと思います。春シーズンは結構散々だったんだけど。秋は結構いいとこまで行けたかなって思ってるから、来年絶対甲子園で勝ってほしいなと思います。

――今季自分のプレーとかを振り返ってみるといかがですか

 LBは3人出ていて、宗村が怪我した時点で、最上級生僕しかいなくて、あと2人後輩なので。その後輩には思いっきり動いてもらって、その後輩がもしよくなかった場合は、自分でカバーできる動き、全部キャリアーを拾えるようなLBを目指してやってました。

――雰囲気面なども最上級生として気にしてたこととかありますか

 雰囲気面は、できるだけ後輩が萎縮しないユニット作りたいなってすごい思ってて。練習前とかの練習後とかも コミュニケーションとか取るようにしていました。もう一昨年ぐらいからLBは談笑ユニットって言われていて、結構話してたんだけど。その文化、談笑ユニットの文化は継続してやっていこうという風に思っていました。

――4年間を振り返って

 もう1回人生やり直せるとしても、この人生を選ぶと思います。

――後輩たちへエールをお願いします

 来年絶対甲子園勝って、喜んでるみんなと写真を撮りたいです。

DB佐藤新太朗(法4=東京・早実)

――DBの最上級生として唯一のスタメンが多かったと思います。リーグ戦を振り返っていかがですか

 僕自身去年まで全然試合に出てる身ではなかったので、本当に今年1年間、下級生にどう説得力を持って背中で見せるかっていうのを凄い考えていました。ですがその立場はとても難しいので、4年が引っ張っていくというよりは3年生以下と一緒に作り上げたDBだという風に僕は思ってます

――BIG BEARSの中で佐藤選手の声は一際大きかったと思います。そういったプレー以外の部分も含めてご自身の取り組みはいかがでしたか

 自分で努力できることをやっていました。自分の価値が何なのかと考えた時に、当たり前のことを当たり前にやるっていうのを今年1年間考えていました。自分は身体能力もあまり高くないですしセンスがあるって思ったこともないので、練習に1日中真面目に取り組むってことだったり、しっかりウェイトトレーニングを行ったりするところから自分のムードを作らなきゃいけないという思いは日々ありました

――東伏見で練習してきた4年間を振り返って、なにか印象深いことはありますか

 週3回ある練習後のミーティングが印象深いです。その中でお互いにいいことも悪いことも裸になって言い合うことで、すごく本音を言い合えるユニットだったと思っています

――DBには将来有望な後輩たちがたくさんいると思います。彼らに一言お願いします

 試合に出ている4人(粕田俊、商3=東京・早大学院、木村大地、法3=東京・早大学院、鈴木晴貴、基理3=神奈川・鎌倉学園、塚田隼也、商3=東京・早大学院)とか、本当僕より経験も勝負強さもありますし、是非その4人以外もみんなで頑張ってほしいです。来年こそは甲子園で勝てるDBだと思ってます。

DB塚田隼也(商3=東京・早大学院)

――本日の試合を振り返っていかがですか

 勝てたことはうれしかったですが、3ターンオーバーを目標にディフェンスをしていたので、結果0ターンオーバーに終わったのが悔しいです。

――リーグ戦全体を振り返っていかがですか

 甲子園で日本一になることを目標にやってきたので、甲子園にいけないのはすごく悔しいです。しかし、ディフェンスはリーグ1位のスタッツで終わることができたので、そこは来年に生かしていきたいと思います。

――今年のディフェンス陣は堅固でしたが、同ポジションの選手への思いがあれば教えてください

 去年から活躍しているメンバーが多く、高校のときから一緒にやっている人も多いので、一緒にやれてよかったです。DBに関しては5人中4人が3年生で来年も残るので、これからもコミュニケーションを続けて、今年達成できなかった1試合3ターンオーバーという目標を必ず毎試合達成したいです。

――4年生へのメッセージをお願いします

 4年生と一緒に甲子園に行って日本一になるという目標を達成できず、すごく悲しいですが、練習の取り組む姿勢や練習外の取り組みなど、すごく尊敬できる部分があるので、そこを真似てやっていけるようになりたいです。4年間お疲れ様でした。

――来季への意気込みをお願いします

 DBはインターセプトをしないとチームを勝たせることができないので、来シーズンはDB全員でインターセプトを量産して、チームを勝利に導けるようにしたいです。

キックオフを蹴るK曽木

K/P曽木聡(スポ4=東京・国学院久我山)

――甲子園ボウルには惜しくも届きませんでした。リーグ戦を振り返っていかがですか

 個人的なところで言うと、シーズン通してハイパフォーマンスを出すことができたと思います。甲子園ボウルという舞台で、この集大成の自分のスキルを出せないところにすごい歯がゆさはありましたが、総じて自分のやるべきことができたシーズンでした

――Kとして3年生からの2年間、自分の役割を果たしてきたと思います。4年間を振り返っていかがですか

 2年生の春から試合に出れると思っていましたが、ケガに悩まされて、大事なところで出場出来なくて、3年生でもシーズン中ばに怪我をしてしまって、チームにとって自分のキック力ってところが武器だと思いますが、チームにそういった面で負担をかけてしまいました。3年生まではみんなに支えてもらって、4年生になってからは、自分が支える側としての役割を果たせたと思います

――K/P陣として、1年間の取り組みはやりきれましたか

 やりきれました!

――後輩たちへのメッセージをお願いします

 来年いろんな人達がいなくなって、今よりも厳しい環境になるとみんな思ってるかもしれません。けれども、1年間通して自分がやるべきことを完璧に遂行できるように努力していけば、使える時間を最大限効率的に使えば、甲子園の優勝も見えてくると思うので期待してます。 やってくれると思います!

(取材・写真 田部井駿平、五十嵐香音、沼澤泰平、廣野一眞、渡辺詩乃、梶谷里桜、長屋咲希、田中瑠花)