TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
早大 BIG BEARS | 0 | 14 | 7 | 10 | 31 |
立大 RUSHERS | 0 | 0 | 0 | 7 | 7 |
開幕2連勝を飾り、このまま勢いに乗りたいBIG BEARS。秋の西日に照らされる夢の島競技場で行われた立大との一戦。立ち上がりこそ苦戦したものの、徐々に実力を発揮し、立大に31-7の快勝をおさめた。早大が挙げた4つのTDのすべてがパスプレーによるものであり、早大自慢のパスユニットの活躍ぶりが光った。
立ち上がり、早大ディフェンスはパスとランをうまく織り交ぜた立大オフェンスに敵陣20ヤードから自陣35ヤード付近まで攻め込まれてしまう。しかしこの場面では相手のミスもあり無失点に守り切る。「1stシリーズで絶対に点を取ってそこでモメンタムを持っていきたい」(WR斎藤健、法4=東京・早大学院)早大オフェンスであったが、最初のシリーズは3アンドアウトに抑えられてしまう。しかし次のシリーズをディフェンス陣が仕返しとばかりに完璧におさえると、勢いに乗った早大は自陣22ヤード付近からRB中野玲士(商2=東京・早大学院)やRB木村達也(国教4=東京・早大学院)のランでゲインを重ね、最後はQB坂梨陽木主将(政経4=東京・早大学院)からWR斎藤へのホットラインでパス決めTD。キックもしっかりと決め7点を先制する。次のディフェンスが4thダウンギャンブルを止め、さらに勢いづきWRブレナン翼(国教2=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)へのミドルパスが決まり敵陣8ヤードまで攻め込むと、またもやWR斎藤へのパスが決まりTD。その後、自陣30ヤード近くまで攻め込まれFGを蹴られる場面もあったが、しっかりとブロックし14-0で前半を折り返す。
この試合2TDと安定した活躍を見せるWR斎藤
後半最初のドライブ。自陣40ヤード付近からの攻撃は、RB三浦佑太朗(社3=東京・早大学院)、RB村田賢紀(文構2=東京・西)のランで敵陣24ヤード付近まで攻め込む。そこでフレッシュを獲得すると、後半途中出場のQB柴崎哲平(政経2=東京・早大学院)からディフェンスをすり抜け、フリーになっていたTE田島広大副将(法4=東京・早大学院)へのパスでTDを挙げる。第4クオーター最初のプレーでDL古田泰一(法2=東京・早大学院)のファンブルリカバーにより攻守交替すると、DB高坂將太(創理1=東京・国立)が37ヤードFGを決めリードを広げる。ここまで無失点におさえてきた早大ディフェンスであったが後半途中からほとんどのメンツを入れ替えた影響があってか、残り時間のない中でパスを中心としたオフェンスを敷いてくる立大に何度もフレッシュを許し、ゴール前3ヤード付近まで攻め込まれてしまう。パスプレー中心だったためかコンテインがしっかりとできておらず、パスが崩れたところで相手QBのスクランブルに対応しきれずTDを許した。その後のキックオフで、立大にオンサイドキックを決められてしまい、立大ペースのまま自陣まで攻め込まれたが、ここでLB池田直人(法2=東京・早大学院)がインターセプト。流れを相手に渡さない。試合時間残り2分を切った中で始まった早大最後の攻撃シリーズ。敵陣49ヤード付近からQB柴崎のパスで2度フレッシュを獲得すると、敵陣18ヤードからWR鈴木洋平(商4=北海道・札幌南)へのパスが決まり、そのまま31-7で勝利をおさめた。
後半もQB柴崎のパスがテンポよく決まった
攻守ともに立大相手に力の差を見せつけ快勝した早大。しかしながら、試合前かかげていた、オフェンスは「35得点を取る」、ディフェンスは「完封する」という目標を達成できず、「すっきりしませんでしたね。もやっとします」(高岡勝監督、平4人卒=静岡・聖光学院)というように完璧な試合内容とはいかなかった。真に強いチームになるためには乗り越えなければいけない課題はまだまだ多くある。特に、前節の明大戦でも課題に挙げられていた立ち上がりの不安定感がこの試合でも改善しきれていなかったことはいただけない。日大、法大と手強い相手との対戦に向けてここまでで出てきた課題を乗り越えなくてはならない。次戦の相手は中大。BIG BEARS悲願の日本一への道はまだまだ始まったばかりである。
(記事 涌井統矢、写真 太田萌枝、本田理奈)
得点経過 | |||||||
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TEAM | Q | PLAY | PLAYER(S) | PAT | PLAYER | G/NG | スコア |
早大 | 2 | PASS | #1坂梨→#2斎藤 | K | #20長谷川 | G | 7-0 |
早大 | 2 | PASS | #1坂梨→#2斎藤 | K | #20長谷川 | G | 14-0 |
早大 | 3 | PASS | #4柴崎→#87田島 | K | #20長谷川 | G | 21-0 |
早大 | 4 | FG | #16髙坂 | 24-0 | |||
明大 | 4 | RUN | #3若狭 | K | #98吉田 | G | 24-7 |
早大 | 4 | PASS | #4柴崎→#84鈴木洋 | K | #16髙坂 | G | 31-7 |
星取表(9月30日現在) | ||||||||
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早大 | 慶大 | 法大 | 日大 | 中大 | 立大 | 明大 | 日体大 | |
早大 | * | 11/26 | 11/12 | 10/29 | 10/14 | 31○7 | 23○7 | 31○13 |
慶大 | 横浜 | * | 10/28 | 11/12 | 10○6 | 10/15 | 20●20 | 10●20 |
法大 | 横浜 | 日吉 | * | 11/27 | 21●21 | 28○18 | 10/15 | 10/1 |
日大 | 川崎 | 横浜 | 横浜 | * | 20○17 | 42○7 | 10/1 | 10/14 |
中大 | アミノ | 6●10 | 21○21 | 17●20 | * | 11/26 | 11/12 | 10/29 |
立大 | 7●31 | 川崎 | 18●28 | 7●42 | 横浜 | * | 10/29 | 11/11 |
明大 | 7●23 | 20○20 | 川崎 | 川崎 | 横浜 | 川崎 | * | 11/25 |
日体大 | 13●31 | 20○10 | 川崎 | アミノ | 川崎 | アミノ | アミノ | * |
コメント
高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)
――開幕3連勝ですが、チームの状況はいかがですか
すっきりしませんでしたね。もやっとします。まず、どの試合もオフェンスがファーストシリーズで得点できていないです。TDを取ろうと言って今回は取るどころか、3アンドアウトになって、しかも奥が空いていたのに手前に投げたり、というのがありました。
――多くの選手が出場しましたが、春のJV戦などの成果は感じられましたか
やっぱり頑張っている選手はそれなりに成果が出ていたと思います。一本目ではない選手でも真面目に取り組んでいる子は、危ないシーンもあったけれどしっかりできている選手もいました。ただ上を争うレベルにはまだまだ足りないですね。
――途中出場のQB柴崎哲平選手(政経2=東京・早大学院)も後半によくパスを決めていましたが、印象はいかがですか
練習では二人とも遜色のないレベルではあるので、彼の能力ならもう少し決めてほしいくらいですね。冷静にクオーターバッキングはできているんだけれども、そういう意味ではもっとできるはずです。
――次の中大はタイブレークを経験して実力が上がってきているチームだと思います
ずっと緊張感のある試合をしているので、2敗になっていますがそういう修羅場をくぐってきたチームは強いです。ここまでもディフェンスの立ち上がりで、明大にしろ立大にしろやられているので、最初に中大の波に乗らせると、かなりしんどいものがあります。全員にもいいましたが、2週間の過ごし方がすごく大事だといいました。
――中大戦でキーになる選手やポジションはありますか
ひとつは、中大ときっちりとしたワセダのフットボールをやろうとなると、オフェンスはきょう6人のRBを出しましたが、ここで二人や三人のローテーションにするために誰が出てくるか。とにかくランプレーですね。ここがキーになってきます。ディフェンスでは、松岡選手(修平、中大)のパスがいいのでパスディフェンスで、戻ってきた小野寺(郁朗、社3=東京・早大学院)ですね。相手は長身の選手が多いので、それをどうハードなアタックでボールをネグレクトするかですね。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
繰り返しになるんですけど、春からやってきたスタート、ヒット、タックル。これをどれだけ正確に強くできるかですね。フットボールは基本しかないです。
DB山口昂一郎(社4=東京・佼成学園)
――いつもと違うポジションでしたが、その感触はいかがですか
元々やっていたポジションなので違和感はなかったです。後ろから全体を見れて、ディフェンスリーダーとしていい仕事ができたのかなと思います。
――そのディフェンスリーダーとして心掛けたことはありますか
戦術面でいえばランプレーをゴリゴリとしてくるチームなので、まずはランをストップさせてからパスゲームに持っていこうという話をしてそこには持って行けたのですが、相手のパスゲームでやられてしまったのは少し気になるかなぁという感じです。
――相手のパスがよく通ってしまった原因は何だと思われますか
ケガ人が多かったのもありますが、身長差さなどのフィジカル面でも弱さが出たので、練習を重点的にやらなければなぁという感触です。
――普段とは少し異なるメンバーでしたが、そのチームを率いるうえで意識したことはありますか
ディフェンスとしては毎回同じことをやろうという感じで。ファンダメンタル、タックルであったりシュートであったり。そこはしっかりやろうと心掛けていました。
立大を相手にするうえで注意したことはありますか
ランが脅威になってくるので、そこはしっかりやろうと。結果としてそこまでランを出されてないので、よかったかなと思います。
――次の試合に向けて意気込みをお願いいたします
中大は特にランが脅威でオフェンスも強くて、関東ではトップレベルの脅威なので。ディフェンスとして締めてオフェンスに力を回すようにしていきたいです。
RB木村達也(国教4=東京・早大学院)
――復帰してからの感触はいかがですか
やはり久しぶりに試合に出たこともあって、試合スピードになれていなかったと思います。一つ直接的にタックルを受ける場面があったのでそれは申し訳ないと思っています。
――ケガの具合はいかがでしょうか
ケガに関しては試合に出場して分かったのですが、そんなには気にはなりませんでした。これから頑張っていきたいと思います。
――きょうの試合を振り返っていかがですか
あんまりチャンスが少なかったのもあるのですが、自分が思うような走り方ができませんでした。これからの練習で詰めるとこは詰めて、次の中大戦に臨みたいと思います。
――次戦に向けての意気込みをお願いします
中大はODが強いし、脅威でもあるので、絶対にランで勝てるよう自分を含めて、RBでチームを引っ張っていきたいと思います。
WR斎藤健(法4=東京・早大学院)
――試合を振り返って
オフェンスは1stシリーズで絶対に点を取ってそこでモメンタムを持っていきたいと事前に言っていたのですが、それができなかったことが心残りです。
――パスがよく通っていた印象でした
スカウティングの段階からパスもランも上手く組み合わせていこうという話はしていたので、いつもよりはパスが多かったというのもあると思います。
――斎藤選手は2TDをされましたが、その場面は振り返っていかがですか
空いたところに陽木(QB坂梨、政経4=東京・早大学院)が上手く投げてくれたので、取るだけでした(笑)。WRの中で、レシーバーでどんどんTDを取ろうという話はしていたのでそれができたのはよかったかなと思います。
――夏の期間に強化したことは何かありますか
スロットレシーバーなので、相手との駆け引きが重要だなと思っていて。そこは春が終わった段階で意識し始めました。DBと一緒に練習したりとか。ただ合宿はケガをして何もやっていないのでそこはちょっと不安だったのですが、まあよかったと思います。
――きょうのオフェンス全体の出来はいかがでしたか
振り返ってみないとわからないのですが、細かいところでミスが出ていて。ショートパスも決めきれていないし、ランもこれといってすごくよかったものもないですし。何よりスコアできていない、35点取れていないというのも反省ですね。試合の入りである1Qが0点で終わっているのでそこは大きな反省点なので次から改善しようと思います。
――終盤からは二本目の選手も出場しましたが、二本目の完成度というのはいかがですか
これまで点差がついた試合があまりなかったので、今回が初めてだったと思うのですがその中で良かったプレーもいくつかあったと思います。それでも一本目のレベルからは程遠くて、一本目のレベルも低いのにそれよりもさらに低いとなると全体で低くなってしまうので。そこは一本目、二本目ともにもう一度気を引き締めて次に向かいたいと思っています。
――QB柴崎哲平選手(政経2=東京・早大学院)の印象はいかがですか
春も関大戦で雨の中上手くクオーターバッキングしていたので、信頼はしていますし、陽木がもしケガをした場合も遜色なく任せられる存在です。そこはすごく大きいと思います。
――WR陣の出来は
ことしは本当にWRがオフェンスで一番の武器だと自分の中でも思っているので、それが少し出せた部分はあったと思います。ただ先ほども言った通り、決められるパスを決められていないとか、決まった後のランアフターキャッチでTDに持っていけるところを持っていけていなかったりとか。もっと基礎的な部分もそうですし、もう1ランク上を目指してやっていきたいと思っています。
――3勝目を挙げましたが、残り4試合への意気込みを教えてください
ここから本当に厳しい戦いが続きます。ディフェンスに頼りきりだと厳しいと思うので、僅差の試合もオフェンスで取るべきところを取りきって爆発力をもっと意識してやっていきたいと思います。
――では最後に次戦への意気込みをお願いします
中大はアップセットもあり、本当に勢いに乗っているチームです。春は勝っていても、全く違うチームに生まれ変わっているので、チャレンジャー精神でたとえ1点差でも勝てるように全力で頑張りたいと思います。
LB関本岳(社3=東京・早大学院)
――きょうの試合にはどのような意気込みで臨んだのですか
自分としては最初のシリーズをビシッと止めてたかったのですが、自分のミスであまり良い流れを持ってくることができなくて、やはり最初のシリーズを止め切るというのが課題だと思いました。
――どのような目標を設定していましたか
きょうのディフェンスとしての目標は、完封でした。きょうの試合は色々な選手を出せるはずの試合だったのですが、正直あまり出すことができませんでした。オフェンスは取り切らなければならない、ディフェンスは止め切らなければならないという中で、メンツが下がったときにいつも通りのプレーができなかったので、そこが課題だと思いました。
――LBは主に上級生が活躍していますが、下級生に望むのはどんなことですか
確かにLBは主に試合に出ているのが4年生と3年生なのですが、競争は生まれていて、すごく良い雰囲気、良い流れでやってきています。下級生も、あるシチュエーションでは長けていたりするので、フルではなくても、必要とされるシチュエーションで出てくれています。もっと試合に出してあげたいな、と。そのために、やはり自分たちがしっかり止めて、点差をつけてあげなきゃいけないと思います。
――場面場面では活躍できる選手はたくさんいて、そこを伸ばしていければということでしょうか
そうですね。それぞれ下級生にも長所があるので。
――立大にランも出ていましたが、相手のランに対するディフェンスはいかがでしたか
最初に準備していたシステムでは止まっていたのですが、パックの際だったり、しっかり相手を掴み切るところの甘さ、タックルミスなどで無駄なゲインを与えている部分が多かったです。今後の試合は、日大や中大、法大と強いので、そういうところを詰めていかないとやられると思います。今後、ディフェンスはそういったところに注力していかなければいけないと思いました。
――この試合での収穫は何ですか
課題はいま言ったように、タックルで掴み切るだったり、仕留め切るだったりというところが、まだ足りていなかったと思います。今後相手の体系によっては、(きょうの試合のように)選手を入れ替えるということもあると思うので、選手を入れ替えるというのを練習できたというのは収穫かなと思います。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
中大はランも強いですし、関東でもトップレベルのQBがいてパスも強くて、オフェンスは相当強いと思うので、ディフェンスはそこをしっかり止め切って、日本一に近づけるようにしていきたいと思います。
QB柴崎哲平(政経2=東京・早大学院)
――後半はテンポよくパスが決まっている印象でしたが、どのようなことを意識していましたか
ある意味自分の中では、立大戦は最後のアピールチャンスだと思っていました。陽木さん(QB坂梨陽木主将、政経4=東京・早大学院)は走れるという部分が強くて、その中で自分が戦うとしたらパスだけなので、精度にこだわって決めきるというのをこの2週間やっていました。
――WRはメンツが大きく替わりましたが、コミュニケーションはどうでしたか
本当によく合わせていて、特に4年生のWR鈴木洋平さん(商4=北海道・札幌南)とかはいつも練習で合わせてくれて、二人で後半絶対取ろうと話していたので、最後決められてよかったです。
――改めて最後のTDを振り返って、いかがでしたか
最後は洋平さんで決めきるプレーだったので、信じて投げました。
――春の関大戦でも雨の中パスを決めていました。自身の成長は感じられますか
すごい冷静にプレーできるようになったかなと思います。関大戦では最初あたふたしてしまったところがあるので、そういった部分では冷静にディフェンスを見れたかな、と思います。
――次の中大戦の意気込みをお願いします
中大戦は自分たちの優勝に向けて本当に大事な試合です。ディフェンスはかなり強力で、春と違って複雑なことをしているので、もう一度気持ちの面も戦術の面も2週間磨き上げて、精度の高いものにしていきたいです。
WRブレナン翼(国教2=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)
――きょうの試合を振り返って、いかがですか
個人的にはあまり満足していなくて、一つ一番悔いが残るプレイとなったのが、ロングゲインした時に、TDまでいけなかったところです。
――そのTDまで届かなかったプレイの際の心境を教えてください
次のプレーで絶対にTDしようと思っていたので、その直後に健(WR斎藤健、法4=東京・早大学院)がTDを決めて、悔しかったです。このプレーの後に、健に文句を言いに行きました。
――きょうの試合を通して、良い流れを作るプレーも多かったと思うのですが、振り返って良かった点はありますか
個人的には、まだまだ甘いかなと思っています。もちろん良いチャンスもあったのですが、勝負所でのミスもありました。キャッチミスがあったり、ルートの走り方があっていなかったりもしたので、良いチャンスを作れていたのですが、ミスの分も合わせて、プラマイゼロかなと思います。なのできょうの試合を振り返って、良いチャンスを作れたようにはあまり感じていません。
――夏の練習で意識していたことで、きょうの試合で活かせたことなどありましたら、教えてください
もっとQBとのタイミングを正確にすることや、カット後のスピードの加速をもっと早くすることを意識して夏の練習に取り組んできました。
――これで3連勝となりましたが、今後の試合への意気込みをお願いします
この3試合であまり活躍できておらず、TDもまだ一度もとれていないので、次の中大戦では自分がTDを決めて、チームを引っ張っていきたいと思っています。
RB村田賢紀(文構2=東京・西)
――RB全体としての出来はいかがでしたか
きょうの試合のTDは全部パスで決めていて、RBでTDを取れていないので、それはRB全体としての反省点かなと思います。
――個人としての出来はいかがでしたか
コーチの方から真っ直ぐ思い切りいくように言われていて、それを念頭において走っていたので、それは比較的できたと思いますが、1人でTDまでもっていけそうな場面でDBにタックルされたりしてしまったりして最後までもっていけなかったのは反省点です。真っ直ぐ思い切りよくいけたところはよかったのですが、駆け引きの面であったり、OLとのブロッキングであったり、プレータイミングも合わない場面があったので反省点はとても多いです。
――RBは競争が激しいですが、レギュラー獲得のためにどのような練習をしていますか
ほんとに良い選手が多くいて、誰が試合に出るかわからない状況の中で、誰よりも練習をしなくてはならないという思いはありますね。ワセダ一、日本一のRBになるために、自分がそれに見合う練習をしなくてはいけないので。本当にそれに尽きますね。とにかく練習して、反復して自分のかたちにすることが一番の近道だと思うので。
――きょうはどのような目標を持ってこの試合に臨みましたか
まずは、先ほども言ったように真っ直ぐ思い切り走ること。あとは、自分としてはTDを取りたかったので、TDを取るというのは目標においていました。今季まだTDを取れていなくて、きょうはTD取りたかったので。TDを取るという大きな目標と真っ直ぐ思い切り走るというその過程の目標は立てていました。
――これで3連勝となりましたが、チーム全体の状態としてははいかがですか
僕がチーム全体について語るのもあれですが、日本一を目指す中で関西のチームや社会人のチームと戦っていくにあたっては全然まだまだで、TOP8も混戦の中で、チームとしてはまだまだ成長できると思っています。
――より強いチームを作っていくためには下級生の押し上げが必要ですが、今後はどのような意気込みでプレーしますか
チーム1のRBになるために、やはり練習してそれを反復して反復して、自分が一番練習していくしかないと思うので、とにかく練習することですね。
――次戦、中大戦への意気込みをお願いします
中大はきょうは慶大に負けてしまいましたが、法大にも勝っていてすごく勢いのあるチームなので、ディフェンスにもすごい選手もたくさんさんいますし、それに対して自分が個人で勝つというか、きょうできなかったTDを自分が取りたいと思います。