『Change』して圧倒!日体大に勝利し開幕3連勝

米式蹴球
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 24 16 54
日体大 TRIUMPHANT LION 18 24

 開幕2連勝中も、内容に不安が残る早大BIG BEARS。『Change』というテーマを掲げ、この日は日体大と対戦した。序盤から早大が試合を支配。最初のドライブでQB笹木雄太(法3=東京・早大学院)からWR岡田義博(教4=東京・早実)にTDパスが通り、幸先よく先制に成功。勢いに乗った早大は第2QにもQB笹木が3本のTDパスを通すなど31ー6で前半を折り返す。後半は、メンバーを入れ替えても勢いは止まらず、3つのTDを奪う。終盤は相手に追い上げを許すも、逃げ切り54−24で快勝。開幕3連勝を決めた。

 「ファーストシリーズでTDに」(岡田)。狙い通りだった。日体大のオプションを使った攻撃を凌いで攻撃権を得ると、QB笹木のランなどで敵陣深くに侵入。最後はQB笹木のパスがWR岡田にヒット。TFPのキックも決まり7点を先制した。さらに第2Q開始早々、敵陣26ヤード地点からの攻撃で、WR岡田が連続TDレシーブを見せる。その後はDB鈴木拓馬副将(社4=大阪・豊中)がインターセプトを見せるなどディフェンス陣が奮闘。攻撃権を奪い返すと、早大はドライブを重ね、敵陣に侵入。仕上げはQB笹木がTDパスを通し日体大を突き放す。日体大にTDを奪われたものの、前半終了間際にはWR鈴木隆貴(法3=東京・早大学院)の3試合連続となるTDレシーブも決まった。序盤からオフェンスが機能し、前半全ての攻撃シリーズで得点を挙げ、31−6で前半を終える。

安定したプレーでオフェンスのリズムをつくったQB笹木

 後半に入っても早大が主導権を握る。今季初めてスターターを任されたRB片岡遼也(法1=東京・早大学院)のランなどでゲインを重ねると、またもQB笹木からWR岡田へTDパスがヒット。QB笹木、WR岡田のホットラインでこの試合3つ目のTDを奪った。早大の勢いは止まらない。OLがRB陣の走路を切り開き、RB元山伊織(商1=大阪・豊中)がエンドゾーンに走り込み今季初のTD。ディフェンスではDL長尾裕二朗(スポ2=愛知・海陽学園)がQBサックを見せると、LB梶浦嵩之(スポ3=愛知・海陽学園)が相手のパントをブロックしセーフティで得点を奪う。大量リードを奪った早大は若手選手たちを起用。得点こそ奪われたが、好プレーを見せ要所を締めた。若いメンバーに経験を積ませながら54−24で勝利を収め、開幕3連勝となった。

RB元山がTDを決めるなどフレッシュな選手が奮闘した

 濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)が「集中していいプレーができていた」と振り返ったように、QB笹木の安定感が光り、オフェンスで相手を圧倒。そして後半は、若手選手に経験を積ませることができ、充実した試合となった。チーム状態は確実に上がってきている。「この一ヶ月が勝負」(濱部監督)。最大の山場、日大戦まで一ヶ月を切った。次戦の専大戦は、きょうの勢いを持続し、日大戦に弾みのつく勝利が欲しい。悲願の『日本一』へ――。早大BIG BEARSにとって最も重要な一ヶ月を迎えようとしている。

(記事 新津利征、写真 近藤廉一郎、桝田大暉)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #12笹木→#1岡田 #16佐藤敏 7-0
早大 PASS #12笹木→#1岡田 #16佐藤敏 14-0
早大 PASS #12笹木→#87田島 #16佐藤敏 21-0
日体大 RUN #10北詰 PASS #11小林→ NG 21-6
早大 FG #16佐藤敏 24-6
早大 PASS #12笹木→#85鈴木隆 #16佐藤敏 31-6
早大 PASS #12笹木→#1岡田 #16佐藤敏 38-6
早大 RUN #38元山 #16佐藤敏 45-6
早大 SAF #47梶浦のパントブロック 47-6
早大 PASS #12笹木→#17西川遼 #16佐藤敏 54-6
日体大 FG #12関根 54-9
日体大 RUN #10北詰 #12関根 54-16
日体大 RUN #16辻 PASS #11小林→#8田中 54-24
個人記録(※一部のみ掲載)
ラン 回数 ヤード TD 最長
#28 須貝和弘 59 20
#30 片岡遼也 10 54 10
#12 笹木雄太 54 25
#39 元山伊織 28 17
レシーブ 回数 ヤード TD 最長
#1  岡田義博 89 26
#4  西川大地 46 23
#85 鈴木隆貴
#17 西川遼  51 51
パス 回数(試投) ヤード TD 最長
#12 笹木雄太 19(31) 248 51
インターセプト 回数 ヤード TD 最長
#21 鈴木拓馬
QBサック 回数 ヤード SAF 最長
#47 梶浦嵩之 10 10
#92 長尾裕二朗
星取表(9月27日現在)
日大 法大 慶大 早大 中大 明大 日体大 専大
日大 11/22 11/9 10/25 10/11 44○6 49○20 66○7
法大 横浜 10/24 11/8 38○6 10/10 38○9 55○13
慶大 横浜 川崎 11/22 39○20 34○10 10/12 58○19
早大 川崎 横浜 横浜 30○0 24○6 54○24 11/10
中大 アミノ 6●38 20●39 0●30 11/22 11/8 10/24
明大 6●44 アミノ 10●34 6●24 横浜 10/25 11/21
日体大 20●49 9●38 アミノ 24●54 横浜 川崎 11/21
専大 7●66 13●55 19●58 アミノ 川崎 アミノ アミノ
コメント

濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)

――試合全体としては

チームとして初戦、第2戦と良いゲームができなかった中で、この日体大戦に向けてチームが変わらないと危機感を持って臨んだ試合でした。立ち上がりディフェンスがもたついた場面がありましたが、止めるべきところを止めて、オフェンスは今季初スターターで笹木(雄太、法3=東京・早大学院)を最後まで使いましたが、非常に集中をしていいプレーができていたと思います。全体的には悪くなかったと思っています。

――この試合はオフェンスからいいリズムをつくることができていましたね

早大のオフェンスが想定していたことと相手のディフェンスがしてきたのでやりやすかったですね。あとは笹木がいい判断をしながらプレーをしてくれたので、それが一番大きかったですね。

――現段階ではQB陣の中で一番笹木選手が安定しているという状況ですか

そうですね。三人でスターター争いをしていて、今週も正直なところQBの出来は良くなかったです。しかし、その中でも最低限のことをできていたのが笹木だったので笹木をスターターにしたんですけど、試合でもQBとして最低限やらなければいけないことをしっかりやってくれました。最低限のことをやってくれればオフェンスは機能してくるので、こういうプレーをし続けていてくれるとスターターとして定着してくるかなと思います。

――笹木選手のプレーを見て他のQB陣も刺激を受けたのではないでしょうか

そうですね。刺激を受けていてほしいですね。笹木自身、昨年悔しい思いをしてこの春も悔しい思いをして頑張ってきて、ここにきて力を発揮できているので。

――RB陣は片岡遼也選手(法1=東京・早大学院)や元山伊織選手(商1=大阪・豊中)といったフレッシュな力も台頭し始めていますが

RB陣は非常に個性があっていいレベルにあるので、高いレベルで競ってくれるのかなと思っています。

――後半からはサブのメンバーも多く出場しましたが

この試合は点を取られても若いメンバーに経験を積ませようということでやっていたんですが、若いメンバーに経験を積ませられることができたのは良かったと思います。

――前節に比べるとチームもいい雰囲気の中やれているなという印象ですが次は2週空いて、専大線です

専大、日大、法大とここからの試合でシーズンが決まるので、この一ヶ月が勝負だと思っています。

――チームとしてはどういったことを詰めていきたいですか

やることはたくさんあるので、がむしゃらにやるしかないですけれども、夏からの疲れもたまっているのでその疲れをしっかり取って、オフ明けからは集中して一日一日、一プレー一プレー、今シーズン全てを懸けて戦える準備をしたいと思います。

――ここからが正念場だと思いますが、今後の意気込みをお願いします

ことしは本当に甲子園に行って、日本一になるということを決めて、結果を出そうということで臨んでいるので、何としても日大、法大を越えるチームに仕上げていきたいです。

DL村橋洋祐主将(スポ4=大阪・豊中)

――試合全体を通して率直な感想は

最初のファーストシリーズでドライブされたんですがオフェンスが直後に点を取ってくれて楽な展開になったので良かったと思うんですけど、最後2本目以降の選手を出したときに流れが相手に持っていかれてしまったので、その点はまだまだ課題かなと思います。

――今週のチームの雰囲気は

前節終えて、僕たちは弱いということを感じたので、厳しくやっていこうということをいうことでもう一度、自分が大切にしてきたことをやろういうことで、厳しくやってきたつもりです。

――オフェンス、ディフェンス共にラインズの動きが良かった印象ですが

ディフェンスは何回かやられている部分があったのでそこは課題かなと思います。

――後半はサブのメンバーも出てきましたが

いいプレーがあったのでその点に関しては良かったと思います。しかし、まだまだ甘い部分が多いので、そこはチーム力につながるので意識して詰めていきたいですね。

――この試合の収穫はどういったところにあると思いますか

勝った上で課題をもう一度見つけられたというところですかね。本当に僕ら強くないですし、専大、日大、法大にここからしっかり勝てるように、自分たちはまだまだだと思うのできょう出た課題をしっかりつぶしていきたいです。

――次の専大戦から始まる一ヶ月間が重要になってくると思いますが

専大戦に向けては一戦必勝で、侮ることなく自分たちが日々成長できるように練習をしてやっていきたいと思います。

――日大戦まで一ヶ月を切ったと思いますが

日大戦で全てが決まると思うので、そこに向けた専大の週から日大へ向けて対策を練っていきたいと思います。

――最後にチームとしての意気込みと村橋主将自身の抱負をお願いします。

やっぱり日本一になりたいので、日々、厳しくやり込んでいきたいと思います。個人としては、今シーズン全然活躍できていないので、QBサックなどでチームを盛り上がられるようにもう一度練習に励みたいと思います。

WR岡田義博(教4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

この試合のチームのスローガンが『Change』で、オフェンスとしてもこの2試合ファーストシリーズにインターセプトが続いていて、絶対にファーストシリーズでTDに持っていこうとチーム全体で取り組んだ結果が出てよかったと思います

――今季初のTDとなりましたが手応えはいかがでしたか

やっと取れたなっていう(笑)。これからもっとチームに貢献できるように頑張っていきます。

――QBとの相性はいかがでしたか

この2試合あまりパスがあっていなくて、お互いあまり信頼できてないのかなと思っていたので、この試合は先発が雄太(笹木、法3=東京・早大学院)ということで、ずっと雄太を信じて自分はコースを走ることだけを気をつけていました。

――相手のDBとの駆け引きはいかがでしたか

僕がTDをした時はゾーンが多くて、雄太がうまくリードして僕に放ってくれたと思うので雄太に感謝しています。

――今後の抱負をお願いします

僕はレシーバーで、日大は関東で一番強いレシーバーが揃っていると思うのでその日大をパスで圧倒していきたいと思っています。

DB藤原健太郎(政経4=東京・早大学院)

――これで3連勝となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

正直、僕らは1戦目、2戦目と自分たちの実力を一切出せないふがいない試合をしていて。この3戦目は『Change』というゲームスローガンを掲げて自分たちの変わった姿を見せようとやっていたんですけれども、詰めの甘さだったり、最後反則をしたりアサインメントミスが大きく出ていて、あとは試合前の準備の段階でも結構ミスが出ていたのでまだまだだったと思います。

――藤原選手自身ケガ明けということでしたが、調子はいかがでしたか

ケガの治りがまだ万全ではなかったのでちょっと抑えながらやっていて、でも感触的にはもう心配はないかなという感じです。

――藤原選手から見てきょうのディフェンス陣の連携はどうでしたか

最初は自分たちが準備してきたことをされて、準備してきたにも関わらずやられてしまったので自分たちのリズムがつかめず、苦しい展開でした。ただ、勝負どころでサックやインターなどのビッグプレーを起こせて。いままでインターセプトはあまりなかったので、ビッグプレーを起こせたのは良かったと思います。

――具体的にはどういった準備をされてきたのですか

相手QBの16番の選手がとにかく走ってくる、というスカウティング結果だったのでまずはQBのランを止めようとやっていました。きょうはQBが違い、11番の選手でしたが、やってくるプレーはレシーバーを動かしてQBのランを絡めるという感じだったので、準備通りではありましたね。QBを止めることに重きを置いて準備してきました。

――日体大オフェンス陣の印象はどのようなものでしたか

身体能力の高い選手が多いと思いました。僕らよりも運動神経が良かったりスピードのある選手が多かったので、どっちに転ぶか分からなかったというのが正直な印象です。

――終盤の失点が目立ちましたが、きょう見つかった課題などはございますか

CBが2本目以降になると結構精度が落ちるというのが課題ですね。DBは正直層が薄くて、CBもセーフティーも終盤点差がついていつもと違う選手を入れるとああいうふうに点を取られてしまって、どんどん層が薄くなっているなというのは一番の課題かなと思います。

――では最後に次の試合に向けて意気込みをお願いします

次が専大との試合で、ことし初めてTOP8に上がってきて何をしてくるか分からない仕掛けをしてくるチームだと思います。でもディフェンスがやるべきことは変わらないので、もちらん専大に一戦必勝でやってその先には法大、日大という強い相手も待っているので、とにかく先を見据えた準備をしたいです。

QB笹木雄太(法3=東京・早大学院)

――この試合を振り返って感想を聞かせてください

1、2戦目を振り返ってオフェンスが苦しい展開が多かったです。なので、この試合では普段の調子を取り戻せたので良かったと思います。

――笹木選手は今秋初スタメンでしたが、特別な思いなどありましたか

スタメンに選ばれたからといって気負いはしてないですね。いつもの練習通りにプレーすれば問題ないと思っていたので、特に意識はしませんでした。

――チームとしては何かテーマなどありましたか

この試合では『Change』というテーマを掲げていていました。前回はオフェンスでふがいないプレーが多かったので、今回は特にパスユニットで自分の行動を見直したり、アサインメントを確認したりと基礎的なことを変えて臨みました。

――先ほどお話にもあったように、この試合ではオフェンスが機能したように見えました。そこは練習通りできたのでしょうか

当たり前のことを当たり前にやればオフェンスは必ず出るので、試合でもしっかりできたと思います。

――TDパスを何本も決められていましたが、自身のパスの精度についての評価を聞かせてください

自分がうまかったというよりは、レシーバーに救われたという感じですね。

――昨季はケガで悔しい思いをされたと思います。それだけに今季に懸ける思いは強いのではないでしょうか

そうですね。昨シーズンは何も貢献できなかったので、今季は少しでも貢献しようと思っています。自分の欠けているところを見直してきていて、そうしてスタメンの座をつかめたということはうれしいですね。

――濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)は笹木選手について「安定感がある」と仰っていました。これからスタメン争いもし烈になると思いますがいかがでしょうか

自分は技術面というよりは、リーダーシップを発揮したりパッションだったりと精神的なところでまだまだ劣る部分が多いので、しっかりそこを埋めていって、信頼されるQBになれればこれからもチームに貢献できると思っています。

――次戦はどのような試合にしたいですか

この試合ではGLでレシーバーとのコミュニケーションが合わずに失敗が多くなっていて、敵陣に入ったときにいかに決め切れるかが求められると思うので、そこでコミュニケーションを取って、着実に成長していけたらと思います。

OL松原寛志(法3=東京・早大学院)

――試合の結果をどう捉えていますか

オフェンスとしては、点が取れない試合が今まで続いていたので、点が取れたのはよかったと思います。

――前回の試合では35点が目標とのことでしたが、今回の試合では目標の点数はありましたか

今回も35点が目標で、あと全シリーズでスコアすることも目標でした。35点は達成できましたが、まだ取り切れない部分もあったので改善していかないといけないと思います。

――ご自身の目標は

自分は前2節と違うポジションで、短い1週間で慣れないといけないと思ったのですが、まだ新しいポジションの中でミスしている部分もあるので追求していきたいです。

――OLの動きとしてはいかがでしたか

ビデオを見ないと分からないですが、感覚としてはランプレーがコンスタントに出て、試合の流れを作れたと思います。ですがまだ独走のTDが無いのでOLのミスの部分もあると思います。

――先週と比べてはいかがですか

濱部昇監督(昭和62教卒=東京・早大学院)は良くなったと仰っていたのですが、まだまだ伸ばしていかないといけないと思います。

――今後の意気込みをお願いします

絶対に日本一になると決めて今季臨んでいるので、これから絶対勝って日本一になります。

DL長尾裕二朗(スポ2=愛知・海陽学園)

――勝利しながら課題の多かった前節(明大戦、○24ー6)からどのような点を守備陣で修正しましたか

パシュートやギャザーの部分がまだまだだったのと、気持ちを出せていないことがディフェンス陣の一番の課題でした。この一週間のスローガンを『Change』と掲げて、気持ちを出すことを意識してやりました。

――長尾選手個人でも気持ちの部分を意識したのでしょうか

そうですね、ぼく自身今季は気持ちを出すことを目標に掲げていたのでこの試合でも意識しました。

――良いペースで進めることができた前半の守備を振り返っていかがですか

前半のオフェンスは笹木さん(QB笹木雄太、法3=東京・早大学院)の良いプレーで得点につながっていたので、ディフェンスもリズムに乗れてしっかり止めることができたと思います。

――メンバーが替わった後半は失点が増えてしまいました

春から課題であった1本目と2本目の層の差、力の差が浮き彫りになったと思っています。ぼくは2本目なんですけど、2本目のメンバーがどれだけがんばれるか、どれだけ底上げできるかが日大戦、法大戦のカギになってくると思います。もっとがんばっていきたいです。

――その中でもQBサックを決めるなど長尾選手の良いプレーがありましたね

良いプレーはあのQBサックだけで、自分としてはまったく何もできていないなというのが本音です。日頃の甘さがまだあると思うので、東伏見でもっと追い込めるかとか、いろんなシチュエーションを考えてとかを意識して練習できるかが課題だと思います。

――具体的にはどのような点が課題でしょうか

自分をどれだけ追い込めるかにもっとフォーカスしないといけないです。1本目のメンバーは細かいプレーができていて、気持ちの差もまだあるので、そこをどれだけ埋めるかがカギになってくると思います。

――メンタル面の成長といったところでしょうか

そうですね、メンタル面は本当に基礎の部分なので、それがないと技術があってもだめだと思います。メンタル面で1本目のメンバーに負けているようではだめですね。

――次戦に向けて抱負をお願いします

次戦の専大は今季昇格してきて、早大に対して何してくるかわからないですが、もう一回原点に立ち直ってボールギャザーとパシュートの部分、ディフェンスとしては気持ちの部分を意識してシャットアウトしたいです。

RB片岡遼也(法1=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

OLがきちんととれていたので、一番後ろのFSとの一対一に勝って、独走TDに持っていくことを目標にしていたのですが、最終的にやっぱりどうしても絡まれてしまって、長い距離を走ってのTDがなかったのがすごく悔やまれます。

――初スターターとしての出場についてはいかがでしたか

スターターとして使ってもらったにも関わらず、それに応えるプレーができなかったので、次このような機会を与えられたときには、きょうよりも全然いいプレーをしたいと思っています。

――相手DLの印象についてはいかがですか

DLは、OLがきちんととりにいったので、あまり気にならなかったんですけど、LBが少し気になってしまって、そこで足が止まったりしたときもあったんですけど、思い切りいったときは相手LBに勝つことができたので、その点については良かったと思っています。

――RBのスターター争いについてはどうお考えですか

RBはビッグベアーズの中でも一番競争率の高いポジションで、練習の一個一個のプレーが本当にレギュラー争いで、一瞬も気を抜けない感じなんですけど、そこで勝ってスターターを勝ち取ってこそ、日本一に近づけると思うので、まずそのスターター争いに勝って、強い日大、法大との試合までも、先輩達と切磋琢磨(せっさたくま)して、頑張っていきたいと思っています。

――次節への意気込みを一言お願いします

RBとして、全体で独走のTDがなかったので、次はそこをこだわって、バックスで勝利をつかみ取れるような試合にしたいと思っています。

OL秋山真太(先理1=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

初めて先発したのですが、緊張をしてしまい、思うようなプレーが全然できず、試合の結果以前に自分の結果に少し満足がいきませんでした。

――自分のプレーに課題が残るということですか

緊張やプレッシャーに押しつぶされたのか、練習でできたことが試合で出来なかったので、こういう舞台で戦うには自分は未熟な選手だなと思いました。

――試合を通して、オフェンスがうまくいった印象でした。先輩たちとの意思疎通などはありましたか

自分のために、中でコミュニケーションをとってくれたり、チアアップしてくれたり、本当に勇気づけられて、後は思いきりやるだけでした。

――秋山選手は1年生であり、これから戦っていくことが増えると思います。その上で、自身のアピールポイントはありますか

スピードという自分らしさですね。自分はまだサイズがないので、サイズがある選手と戦うときにスピードを生かして、相手より先回りするプレーをしていきたいです。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

まず練習時から自分のアピールをして、先輩に自分ができる選手なんだということを見せ、信頼してもらえる選手になり、またフィールドに立ちと思います