アメリカンフットボールをより多くの人に知ってもらいたい――。そんなコンセプトから始まったNPO法人ワセダクラブ主催のフラッグフットボールイベント。ことしで12回目の開催となるこのイベントが1日、早大・東伏見グラウンドで行われた。会場には幼稚園児から大人に至るまで幅広い年代の人が集まり、BIG BEARSの選手たちとアメリカンフットボールを楽しんだ。
子供たちと触れ合う選手たち
かつてイベントに参加して、後にBIG BEARSに入部した選手がいるなど、アメリカンフットボールの魅力を子供たちに伝えていくのにピッタリなこのイベント。参加者がプレーしたのは、タックルの代わりに腰に付けたフラッグを取る、初心者向けの競技であるフラッグフットボールだ。BIG BEARSの選手たちは各年代の参加者に基本的なパスやランなどの他、プレイブックを使用し戦術を教えるなど本格的な要素まで熱心に指導。子供たちの無邪気なプレーに選手たちには時折、笑顔がこぼれていた。イベント終盤にはフラッグフットボールのミニゲームが行われるなど、グラウンドにはプレーを楽しむ子供の声が響き渡った。イベントの最後にはBIG BEARSの選手たちによるアメリカンフットボールのデモンストレーションが行われた。本番さながらの激しいタックルや、洗練されたパスやランなどを披露。会場にいる参加者からは大きな歓声があがった。
デモンストレーションでアメリカンフットボールを披露
あいにくの雨が降りしきる中での開催となったが、数多くの子供が参加したこのイベント。「初めてフラッグフットボールをやってくれる子も多く、興味を持ってくれていたと思うので、ゆくゆくはアメリカンフットボールをやってくれれば」(DL村橋洋祐主将、スポ3=大阪・豊中)と語るように競技の更なる発展を目指すべく、多くの課外活動に勤しむBIG BEARS。アメリカンフットボールの魅力を知る選手たちが、競技の普及の原動力となる。
(記事 東哲也、写真 近藤廉一郎)
コメント
DL村橋洋祐主将(スポ3=大阪・豊中)
――悪天候の中での開催でしたが
雨が降ってしまい残念でしたが、来てくださった方々が楽しんでくれていたので良かったです。
――子供たちとの触れ合いはいかがでしたか
子供たちは本当に無邪気で純粋だったので、僕たちが忘れかけていたものを思い出させてくれたので非常に良かったです。
――このイベントでより多くの人にフットボールの魅力を伝えるきっかけになったのではないでしょうか
初めてフラッグフットボールをやってくれる子も多く、興味を持ってくれていたと思うので、ゆくゆくはアメリカンフットボールをやってくれればと思います。