それぞれの故郷を背負う国体 早大同士の戦いは栃木県に軍配/国体1回戦

アイスホッケー

 大学アイスホッケーのシーズンは終了したが、4年生を含め、特別国民体育大会冬季大会(国体)に多くの現役部員が参加している。初日の今日はシードのない都道府県の対戦が行われ、早大からは長野県代表にDF務台慎太郎(スポ4=北海道・駒大苫小牧)FW大塚鵬蓉(スポ3=埼玉栄)FW共田野安(国教1=カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール)、愛知県代表にDF棚橋俊太(スポ2=愛知・東海)、栃木県代表にFW金井真(スポ3=北海道・苫小牧東)FW清水朝陽(社1=北海道・武修館)、神奈川県代表にFW林風汰(教4=東京・早実)FW林幹汰(文2=東京・早実)が出場した。

★長野県代表(DF務台、FW大塚、FW共田) 対和歌山県代表

 青木優之介(平29スポ卒)青木孝史朗(令2スポ卒)もいる早稲田色の強い長野県。序盤は2度のキルプレーから始まり、思うように噛み合わない。しかし第1ピリオド終了間際に先制すると、第2ピリオドは終始長野のペース。一気に9点を取ると、和歌山県のフラストレーションもたまり、第3ピリオドも得点を重ねる。点差をつけたまま勝ちきった。DF務台、FW大塚は1得点1アシスト、FW共田は2アシストでチームに貢献。2回戦は新潟県と対戦する。

結果
和歌山県 ピリオド 長野県
0(6) 1st 1(19)
1(6) 2nd 9(32)
1(10) 3rd 4(16)
2(22) 14(67)
※( )内はシュート数

 

シュートを放つDF務台

ゴールをねらうFW共田

★栃木県代表(FW金井真、FW清水) 対神奈川県代表(FW林幹汰、FW林風汰)

 現役同士、さらに普段から仲の良い4人がぶつかった、一番の注目カードが栃木県対神奈川県だ。12月9日~11日にかけて行われた特別国民体育大会冬季大会関東ブロック大会では、栃木県が神奈川県に2ー1で勝利ていた。
 両チームともにベンチからよく声が出る元気な雰囲気で試合は始まった。先制点は神奈川県が獲得した。負けじと栃木県もFW金井真のスクリーンが功を奏し1点目。第2ピリオドでは、栃木県が先に2点目を獲得する。第2ピリオド残り時間12分、神奈川県がパワープレーで追いつくと、選手と会場は大盛りあがり。終了間際、残り1秒の場面では神奈川県GKとDFが好セーブを見せ、試合はサドンデス方式の延長線にもつれ込んだ。交互に責める展開の中、先に得点を決めたのは栃木県だった。勝利した栃木県は安心したような笑顔を浮かべ、神奈川県は倒れ込み悔しさをあらわにしていた。FW清水は1アシストを記録。栃木県は2回戦を埼玉県と対戦する。

結果
栃木 ピリオド 神奈川
1(16) 1st 1(12)
0(12) 2nd 0(4)
1(8) 3rd 1(12)
1(2) OVT 0(1)
3(38) 2(29)
※( )内はシュート数

スケートするFW林風汰(手前)とFW林幹汰

あいさつをするFW金井真(手前)とFW清水

★愛知県代表(DF棚橋) 対熊本県代表

 愛知愛の強いDF棚橋は愛知県代表として出場。DF棚橋は2アシスト。2回戦は福島県と対戦する。

結果
熊本 ピリオド 愛知
0(4) 1st 6(22)
0(6) 2nd 6(32)
1(4) 3rd 5(25)
1(14) 2(79)
※( )内はシュート数
 

愛知県代表のユニホームを身にまとうDF棚橋

(記事 田島璃子 写真 田島璃子、Breakaway提供

 

現役部員の所属
所属 選手
長野県 DF務台慎太郎(スポ4=北海道・駒大苫小牧)
FW大塚鵬蓉(スポ3=埼玉栄)
FW共田野安(国教1=カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール)
東京都 FW木綿宏太(スポ4=北海道・駒大苫小牧)
FW鎌田悠希(スポ3=北海道・駒大苫小牧)
神奈川県 FW林風汰(教4=東京・早実)
FW林幹汰(文2=東京・早実)
栃木県 FW金井真(スポ3=北海道・苫小牧東)
FW清水朝陽(社1=北海道・武修館)
愛知県 DF棚橋俊太(スポ2=愛知・東海)