スケート部ホッケー部門が公式グッズホームページを開設した。早大体育各部はそれぞれにオリジナルグッズを販売している場合があるが、長期的なオンラインでのグッズの販売は珍しい。これまでは早慶定期戦や公式戦で販売してきたが、オンラインでの販売が可能になれば、競技の特性上、遠方に住んでいることの多い選手関係者やファンなど、客層を広げられる可能性がある。
販売はホームページとは別の販売ページで行っている。ロゴや部章をあしらったTシャツやクリアファイルのほか、寒いリンクならではの、ニット帽やマフラー、ブランケットなどもそろえている。新たに販売を開始した、キャップとキーホルダーも並んでいる。決済は振込または現地での支払いから選ぶことができ、短期間で発送される。
買い物は投票だ。販売ページの作製に携わったMG杉林歩紀(国教3=埼玉・早大本庄)は「『あたたかみ』を感じることができるページかどうか」にこだわったと話す。部にとって、グッズ販売は単なる商品のとお金の行き来ではない。応援の気持ちと感謝を伝える交流の1つの方法だ。グッズの購入という応援の気持ちを示す1つの選択肢を通じて、早大の応援の輪を広げられるか。
(取材 田島璃子 写真 早大スケート部ホッケー部門)
パーカーを着こなすDF沼田恵祐(左、文2=青森・八戸)FW平林慶太(中央、スポ2=北海道・釧路江南)DF棚橋俊太(スポ2=愛知・東海)
コメント
MG杉林歩紀(国教3=埼玉・早大本庄)
――オンラインで販売しようと思った理由は
新型コロナウイルスにより、弊部のグッズをお客様に直接販売することが難しくなってしまったこと、そして早慶戦や試合に足を運ぶことができないお客様の手元にもグッズをお届けしたいという思いから、オンライン販売に踏み切りました。
――これまでの主な客層は
これまでは早慶戦や試合に足を運び、応援してくださる保護者、OB・OG、そしてファンの皆さまを中心にグッズをご購入いただいておりました。年代は小さなお子様からご高齢の方まで幅広く、皆さんグッズを身につけてチームを応援してくださっています。
――新たに獲得したい客層は
新型コロナウイルスの流行により、弊部に興味、関心を持っていただいた方々の中にはグッズ販売を行っていることを知らない方も未だ多くいらっしゃると思います。そこで、オンライン販売ページを通してより多くの方々に、弊部の活動を知っていただきたく存じます。なお、遠方の方にも弊部のグッズをお届けすることができるようになりますので、より多くの方と一緒にチームを活気付けていくことができればと思います。ご不明な点等ございましたら、お問合せ欄よりどうぞお気軽にお問合せください。
――おすすめアイテムは
新グッズのキャップとキーホルダーです。キャップにはリニューアルされた熊のロゴ、キーホルダーには馴染みのある早稲田ロゴがあしらわれており、どちらも比較的お求めやすい価格となっております。
――今後の展望を教えてください
今後はオンラインショップと試合会場での直接的な販売の両方を行ってまいります。直接販売の利点は、お互いの顔が見えた状態で応援してくださる皆さまへ感謝の気持ちを伝えることができるということです。そこでオンラインページ作成にあたり、対面でなくてもチームの雰囲気を知ってもらい、感謝を伝えるため「見やすさ」だけでなく、「あたたかみ」を感じることができるページかどうかということにこだわりました。その思いが1人でも多くの方に届くことを願い、皆さんとチーム一丸になって優勝を目指して参ります。