東洋大に敗北 公式戦に向け調整へ

アイスホッケー

 今回の練習試合は東洋大との対戦。昨季のタイトルを全て獲得している東洋大は、4月から開幕する関東大学選手権(春大会)も優勝の大本命だ。第1ピリオド、第2Pは相手のペナルティを生かせず無得点。第3Pで2点を返したが、試合は途中で終了となった。

 第1Pはチャンスをものにできない20分だった。開始3分、東洋大のペナルティによるキルプレーはなかなかパックをキープできず得点にはつながらない。さらに8分、東洋大がペナルティを重ね、早大が2人多いチャンスが訪れる。先制点を挙げたい早大だったが、東洋大のディフェンスに阻まれた。そんな中、開始15分に東洋大が先制。フェイスオフから一気にゴール前に運ばれ、GKを揺さぶって1点目となった。さらに残り時間1分37秒、早大ディフェンスゾーンのフェイスオフを取った東洋大はそのまま2点目を追加した。

 第2Pは守りの時間が長く続くが、GK千葉琉矢(スポ3=北海道・武修館)のセーブで失点無く10分が過ぎる。互いにペナルティを受け、3人対4人となった場面も切り抜けたが、早大の再度のキルプレー、残り時間2分42秒にさらに1点を追加され、0-3で最終Pを迎えた。

得点を喜ぶFW鎌田悠希(スポ3=北海道・駒大苫小牧)(左)とDF務台慎太郎主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

 最終Pは冒頭からパワープレーの場面が生まれるが、得点とはならず。11分、キルプレーで得点され、スコアは0-4と離されてしまう。得点しておきたい早大。沈黙を破ったのは3年の二人だった。試合時間残り10分、FW大塚鵬蓉(スポ3=埼玉栄)のアシストに鎌田が合わせたパックは、相手の1年生GK・米津碧海の脇をすり抜けゴールへ。さらに、大塚が1点を追加。リンクの使用終了時刻が迫り、試合は5分13秒を残して中断された。スコアは2-4。大塚は先日の法大との練習試合と合わせ、4得点全てに絡む活躍を見せた。

笑顔を見せる大塚(右)とFW木綿宏太(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

 春大会まで約1週間。山場となる2戦目の日大戦に勝利し、決勝リーグに上がるため、「泥臭い戦い」が求められる。新体制のスローガンは『凡事徹底』。あたりまえのことをやり抜き、早大らしいホッケーに期待したい。

(記事・写真 田島璃子)

※練習試合のため、インタビュー等の掲載はございません。