今年もアイスホッケーの季節がやってきた!9月8日、ついに関東大学リーグ戦(リーグ戦)が開幕する。昨年は8勝6敗と勝ち越し4位に入り、地力を示した早大。しかし、一方でまたしても明大、中大、東洋大の3校に割って入ることは叶わなかった。新体制となって迎えた関東大学選手権(大学選手権)では上位リーグに駒を進めるも上位三校に連敗し4位、春の早慶戦でも完封負けを喫した。このままでは終われない。スケート部ホッケー部門はいま、逆襲の火ぶたを切り落とす。
「このままでは勝てないと分かった」。春の戦いを振り返った鈴木ロイ主将(教4=北海道・苫小牧東)はそう口にした。大学選手権では勝つべきところを落とさず、2年ぶりのベスト4に進出。しかし、優勝を目指す選手たちにとっては到底満足できる結果ではなかった。課題も多くあった。ほとんどの試合でシュート数が相手を上回るものの得点には結びつかず。また、フィールド上での当たりの弱さも感じられた。早慶定期戦では、大学選手権では勝利を収めた慶大相手に0-2で42大会ぶりに敗戦した。「もう失うものはない」(内藤正樹監督、平4二文卒=北海道・釧路湖陵)。
関東大学選手権から得点を量産している鈴木ロイ主将
スケート部ホッケー部門の夏は基礎体力固めから始まった。6月からはパク・グニョンコーチをはじめとするスタッフの指導の下、「例年以上の負荷でできている」(坂本之麿、社4=青森・八戸工大一)というアジリティのトレーニングやウエイトに取り組んでいる。8月から氷上での練習が解禁された後も、多くの時間スケーティングに取り組むなど、徹底的に基礎を固めている。「氷上では根性だけではなく頭を使うメニューに取り組んでいる」と内藤監督もコーチ陣と協力し、練習内容や指導方法に工夫を重ねている。
エースナンバーを背負う矢島雄吾副将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)にも期待がかかる
北海道で行われた大学交流戦苫小牧大会はリーグ戦前の試行の場とらえられる。大学選手権とは大きく変えたセットやGK村上隼斗(スポ1=北海道・駒大苫小牧)の初スタメンなど、多くの試みがみられた。夏を越え、決死の覚悟で鍛え抜いた選手たちは熱い戦いに身を投じる。
※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。
※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ
(記事 佐々木一款、写真 中澤紅里)
関東大学リーグ戦ディビジョンⅠグループA1次・2次リーグ日程 | ||||
日付 | 時間 | 対戦相手 | ||
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9/8(土) | 19:45~ | 慶大 | 9/9(日) | 17:30~ | 法大 | 9/16(日) | 17:30~ | 日体大 |
9/22(土) | 19:45~ | 東海大 | 9/24(月・祝) | 12:30~ | 明大 |
9/29(土) | 19:45~ | 中大 | 9/30(日) | 15:00~ | 東洋大 |
10/14(日) | 17:30~ | 慶大 | 10/20(土) | 19:45~ | 法大 |
10/21(日) | 17:30~ | 日体大 | 10/28(日) | 10:00~ | 東海大 |
11/3(日) | 12:15~ | 明大 | 11/4(木・祝) | 10:00~ | 中大 |
11/11(日) | 15:00~ | 東洋大 | ||
※会場は全て東京・ダイドードリンコアイスアリーナ |