新体制発表! 新主将には相良が就任

ラグビー男子

 東京・上井草グラウンドから場所を移し、早大戸山キャンパスで予餞会が行われた。この予餞会では2022年度の新体制が発表され、主将にはフランカー相良昌彦(社新4=東京・早実)、副将にはロック鏡鈴之介(法新4=東京・早大学院)、SO吉村紘(スポ新4=東福岡)の2名が就任。主務には川下凜太郎(法新4=東京・早大学院)、寮長にはSH小西泰聖(スポ新4=神奈川・桐蔭学園)などそれぞれの役職が決定し、重ねて大田尾竜彦監督(平16人卒=佐賀工)の続投が発表された。

相良新主将による決意表明

 新体制発表のあと、卒部生一人一人の挨拶が行われた。この日をもって引退していく4年生が監督・コーチや同期へ感謝の気持ちを述べ、後輩を激励。最後は相良新主将の発声に続き第一部歌『北風』を斉唱し、予餞会は終了した。

新役員の集合写真

 昨季は関東大学対抗戦では2位、全国大学選手権では4年ぶりに年越しを逃すなど、悔しい結果に終わった早大。今季こそは『荒ぶる』を果たすべく、相良組の挑戦が幕を開けた。

(記事 森田健介、写真 谷口花)

スタッフ紹介

監督 大田尾 竜彦(平16人卒=佐賀工)

主将 相良 昌彦(社新4=東京・早実)

主務 川下 凜太郎(法新4=東京・早大学院)

副将 

鏡 鈴之介(法新4=東京・早大学院)

吉村 紘(スポ新4=東福岡)

副務

木下 美花子(国教新4=東京・成蹊)

鈴木 大世(基理新3=東京・玉川学園)

茂木 陸生(社新3=埼玉・早大本庄)

寮長 小西 泰聖(スポ新4=神奈川・桐蔭学園)

委員

植野 智也(法新4=東京・早実)

平田 楓太(スポ新4=福岡・東筑)

伊藤 大祐(スポ新3=神奈川・桐蔭学園)

岡﨑 颯馬(スポ新3=長崎北陽台)

川﨑 太雅(スポ新3=東福岡)

コメント

相良昌彦主将(社新4=東京・早実)

――役職が決まった経緯を教えてください

 4年生の投票と同期の投票によって決まりました。 

――主将に任命されたときの思いを教えてください

 ずっと前から主将になると思っていたので、特別な感情はありませんでした。

――今年度はどのようなチームにしていきたいですか

 昨季のチームはセットプレー以外の完成度は高く、ディフェンスやアタックも良かったと思います。しかし練習の時点からミスが多く、この部分がプレッシャーのかかる試合に出てしまったので、今年は練習中からミスに厳しくやっていき、ミスの少ないチームにしていきたいです。

――今後どのようなキャプテンを目指していきますか

 話すことが得意ではないので、プレーでチームを引っ張っていける存在になりたいです。

――今年の目標を教えてください

 『荒ぶる』です。

――今シーズンの意気込みをお願いします

 今年はラインアウトやスクラムの精度がかなり落ちている状態からスタートすると思うので、この2月からベースを鍛えていき、どのチームにもまずセットプレーでは負けないチームを作りたいです。そのうえで練習中から互いに要求しあうチームを作り、昨年を超えるチームを作っていきたいです。

吉村紘副将(スポ新4=東福岡)

――副将に任命されたときの心境をお聞かせください

  ある程度は予測していたので、任命されたときは今年1年副将の仕事を全うしようという気持ちがありました。

――予餞会を終えた今の心境をお聞かせください

 いよいよ新しい年代、そして新チームが始まるなという思いと同時に4年生がいなくなる寂しさも感じています。

――副将としてどのようなことを心掛けていきたいですか

 やはり日本一になるということが一つの目標なので、そこに1番コミットして、勝ちにこだわる姿勢というのをグラウンド内外で示し続けられたら良いなと思います。まずは、自分が行動で示して周りのチームメイトに良い影響を与えていきたいなと思います。

――日本一になるためにどのようなチームを目指していきたいですか

  どのカテゴリーにいる選手も常に日本一になるということ、そして赤黒を着て決勝の舞台に立つということ、全員が同じ目標を持って日々の練習に取り組むことができるそういう組織作りをしていきたいです。

――これからに向けて一言お願いします

  昨シーズンは、個人としてもチームとしても悔しい思いで終わってしまったので、その悔しさを晴らすために誰よりもハードワークして日本一を達成したいと思います。

鏡鈴之介副将(法新4=東京・早大学院)

――副将に任命されたときのお気持ちをお聞かせください

 副将にはならないだろうと思っていたので、びっくりしました。

――予餞会を終えた今の心境をお聞かせください

 早大の副将として昨年の先輩たちが残してくれたことを確実にやりながら、『荒ぶる』に向けて全員で一丸となっていかなければならないと実感しました。

――副将としてどのようなことを心掛けていきたいですか

 僕は昌彦(相良昌)や紘(吉村)と違って1年生のときは一番下のチームからスタートしています。Aチームから一番下のチームまで経験しているので、そのような経験をしている自分だからこそ一人ひとりに目を向けてチームの一体感に尽力できたらなと思います。

――『荒ぶる』にむけてはどのようなことが重要だと思われますか

 一つのミスに対する厳しさやお互いに言い合う厳しさ、自分に対しても厳しく、他人に対しても厳しく言い合える環境や競争が大事だと思います。

――新4年生はどのような代にしていきたいと思いますか

 主張が少ない学年なので、もっとみんなで言い合って4年生から引っ張って行けるようにしたいです。

――個人としてのこれからの抱負を教えてください

 昨季はけがに苦しんだので、今季こそは人一倍努力して、誰よりも体を当てて泥臭くチームに貢献できたらなと思います。