接点で高麗大を圧倒。上々の開幕

ラグビー男子

 今シーズン本格的な15人制の初戦の相手は高麗大。早大の姉妹校で、今回で12回目の対戦となった。新ジャージーに身を包み、山下大悟監督(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)率いるチームのテーマは『BE THE CHAIN』。環境も大きく変わり、心機一転した早大は、課題であった接点を強化し、スムーズにアタックを展開する。その甲斐もあり、何度もWTB本田宗詩副将(スポ4=福岡・福岡)に良い状態でボールが渡る。後半中盤には、見事に本田が機動力を生かし切って、一気に4トライ。セットプレーが安定せず17点を許すも、36‐17で勝利した。

 試合は早大ボールでキックオフ。その直後、フランカー堤悠(政経4=東京・攻玉社)とNO・8宮里侑樹(スポ2=沖縄・名護商工)の見事なダブルタックルでボールを奪う。すると、9分には相手ボールラインアウトのこぼれ球を捕球した宮里がパスダミーで相手を惑わせ、そのまま独走トライ。その後も多くの場面でダブルタックルを重ね、ターンオーバーを連発。アタックでも安定したラックを形成し球出しも落ち着いていた。すると19分には堅実なプレーから生み出された好機をつかみ、フッカー峨家直也(商2=兵庫・報徳学園)がトライを挙げる。しかし、25分に自陣22メートルライン付近からモールを組まれる。敵の反則で早大スクラムになるも、ターンオーバーされ得点を許してしまった。実戦で組むのは初めてだというプロップ鶴川達彦(文構3=神奈川・桐蔭学園中教校)を置くスクラムは、少しほころびを見せる。

攻守ともに躍動した宮里

 前半に多く消費したスタミナが残るかやや危惧して迎えた後半。しかし、そのような不安とは裏腹に、鎖のような組織的ディフェンスを続ける。後半15分、SO広瀬泰斗からのループで本田にパス。ここから本田は相手選手を引きずりながら、一度倒されるもみずからボールを拾い直し、インゴールまで持ち込んだ。26分には、ターンオーバーすると本田がすぐさま裏のスペースへキック。自分で捕球し独走トライを挙げる。結局本田はこの約15分間で計4回トライをした。試合終了間際には自陣22メートル内側で高麗大の最後のあがきを見せられたが、磨き上げたディフェンスでその攻防を守り切りノーサイドとなった。

本田はこの日4トライをマークした

 昨シーズン、早大のディフェンスはまとまりがなく、課題が多く見受けられた。その状況を打開すべく、多くを変革。「練習のほとんどの時間をダブルタックルに費やしていた」と鶴川も語るように、きょうの試合ではダブルタックルをはじめとした多くの好プレーが見られた。選手たちは満足していないにしても、組織的にディフェンスをすることで好機が生まれ、そこから上手く得点に結び付けている。セットプレーからの失点など課題が残る部分もあるが、滑り出しは好調だ。今シーズンは幕を開けたばかり。この調子で、さらなる飛躍を期待したい。

(記事 矢野聖太郎、写真 寺脇知佳、杉野利恵)

☆PICK UP PLAYER

タックルで存在感を示した堤。このままAチーム定着なるか

 激しいダブルタックル、接点でのファイトが目を引いたこの試合。その中でも、4年生になってついにAチームでのスタメン入りを果たしたフランカー堤悠(政経4=東京・攻玉社)が確かな存在感を示した。キックオフ直後の場面で相手を仰向けに倒す好タックルを決め、そのままターンオーバーまでもっていくなど、ディフェンスを中心に活躍。アタックでも確実なボールキャリーが目立った。今季に入って5キロ増量したという堤。大きくなった体を生かし、今後さらにアピールしていきたいところだ。昨シーズン同様、激しいポジション争いが予想されるフランカー陣。ラストイヤーを迎えたこの男が、スタメン争いに名乗りを上げる。

定期戦
早大 スコア 高麗大
前半 後半 得点 前半 後半
10 26 10
36 合計 17
【得点】▽トライ 峨家、宮里、本田4 ▽ゴール 広瀬(3G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
鶴川 達彦 文構3 神奈川・桐蔭学園中教校
  後半21分交代→17井上    
峨家 直也 商2 兵庫・報徳学園
  前半19分交代→16鷲野    
千葉 太一 教4 東京・早実
  後半24分交代→18柴田    
小須田 隼人 基理2 東京・早実
  後半4分交代→19山口    
◎桑野 詠真 スポ4 福岡・筑紫
堤 悠 政経4 東京・攻玉社
  後半10分交代→20江副    
西田 強平 スポ2 神奈川・桐蔭学園
宮里 侑樹 スポ2 沖縄・名護商工
杉本 峻 商4 東京・早実
  後半32分交代→21緒形    
10 広瀬 泰斗 政経4 東京・早大学院
  後半32分交代→22辺津    
11 フリン 勝音 スポ2 福岡・筑紫丘
12 桐ケ谷 稜介 スポ2 群馬・太田
  後半32分交代→23高橋吾    
13 千野 健斗 人2 東京・成蹊
14 本田 宗詩 スポ4 福岡
15 伊藤 大貴 スポ2 愛知・春日丘
リザーブ
16 鷲野 孝成 基理2 神奈川・桐蔭学園
17 井上 大二郎 スポ2 愛知・千種
18 柴田 雄基 文2 愛知・千種
19 山口 和慶 スポ4 福岡
20 江副 希典 スポ4 佐賀工
21 緒形 岳 スポ2 新潟・新発田
22 辺津 勘太 法2 東京・早実
23 高橋 吾郎 スポ3 福岡・修猷館
※◎は主将、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)
コメント

ロック桑野詠真主将(スポ4=福岡・筑紫)

――春シーズンの初戦を勝利で飾りました。試合全体を振り返っていかがでしたか

春シーズンの初戦だったので、勝てて良かったなというのはありますね。でも、これまで2カ月やってきたことを出せた部分と出せなかった部分がありました。これからその出せなかった部分をまだまだ突き詰めていかなければいけないという風にも感じています。

――練習の成果を出せた部分、出せなかった部分をそれぞれ具体的に教えてください

まず、ディフェンスのシステムというか、最初の出方やタックルの仕方を昨シーズンから変えて、いろいろな部分で試しながらやっていて。今年度のワセダのオリジナリティーをつくってきたので、その練習してきたことを出せた部分と、それができなかった部分ですね。こっちがキツくなってきて、相手が(流れに)乗ってくるとこちらも受けてしまっていて。そういう場面でやってきたことを出せていなかったと思います。

――山下大悟監督(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)は、今季はダブルタックルにこだわっていきたいということですが、その面に関してはいかがでしたか

そこもできた場面とできなかった場面があったかなと思います。余裕があればできていたんですけど。

――ディフェンスの部分に関して、この試合での手応えは感じましたか

まだ全然ですね。

――スクラムで押し込まれる場面が目立っていました

そうですね。スクラムに関しては全然だめでした。FW8人全員が責任を果たせていなくて、ああいう結果になってしまったと思います。

――ラインアウトも乱れる場面が多かった印象です

そうですね。自分がもっと余裕を持ってやれれば良かったかなと思います。ちょっと慌て過ぎて、落ち着いていない状態でラインアウトに入ってしまいました。

――チームの雰囲気はいかがですか

みんなハードワークしていますね。ハードワークして結果を出さないと帝京大には追い付かないし、勝てないというのはみんなわかっているので。まだまだこのハードワークを続けていって、夏合宿、秋のシーズンにつなげていけるような春シーズンにしていきたいですね。

――主将として臨む初めての試合でしたが、気負いなどはありませんでしたか

そういうものは全くなかったですね。でも、今季から(サポート企業が)アシックスさんに変わって、新ジャージーもお披露目ということだったので、ジャージーの価値を高めるのは自分たちだという話を監督からもされていましたし、そういう部分で責任は感じていました。

――この試合での収穫はありましたか

練習でやっていることは少しずつではありますけどできているのかなと思いますね。相手がどうこうというよりも、自分たちのスタイルを信じて遂行する、試合でそれができるような能力を身に付けていく、ということだけだと思います。来週の青学大との試合に向けても、相手どうこうではなくて、そういった部分をやり切っていきたいと思います。

WTB本田宗詩副将(スポ4=福岡)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

最初、僅差の試合になってしまったというのは、ことしチームディフェンスに力を入れているんですがそこが上手くいかなかったというところがあります。後半など、フィットネスがなくなってきてみんなの意識ができていなかったので、きつい状況でも自分たちのやることを徹底するということと、もっともっとリーダーや僕なりが、若いチームですし声掛けをしていけていればなと思います。

――4トライを挙げられましたが、個人としての評価はどうでしょうか

やはりちょっと気持ちが前に出てしまって、最初は本当にミスが多くて、ゴール前とか肝心なところでミスをしてFWに迷惑をかけたので、4トライとったんですけど、運が絡んでのトライだったと思うので自分的にはそんなに良くなかったなと思います。

――副将に就任し、初めての試合となりましたがなにか心持ちに変化はありましたか

僕自身、口で引っ張るタイプではなくて結果で示してついていきたいと思えるような選手になりたいので、そういう点では4トライという結果が出たのは良かったと思います。

――ケガの調子はいかがですか

ケガは癒えて、良い調子でやれています。

――次戦、青学大戦への意気込みをお願いします

一歩一歩、ちょっとずつ強い相手と当たっていくと思うのでしっかり青学大戦に向けて準備するということと、青学大といい試合をしているようでは、ターゲットにしている明大、帝京大、東海大には歯が立たないと思うので、0封でいきたいと思います。

プロップ鶴川達彦(文構3=神奈川・桐蔭学園中教校)

――今シーズン初めての本格的な試合ですが、どのような意気込みで試合に臨んだのですか。

ジャージーも新しく変わってそのジャージーの価値を高めるために、絶対勝つという気持ちでやっていました。

――以前はCTBやNO・8をやっていましたが、今回プロップとして出場されるにあたってどのような準備をしてきたのですか

体重を増やすのが大変でした。あと、練習も慣れていないときついなっていうのはあります。

――実際に試合で初めてスクラムを組んでどうでしたか

初めて実戦でやって、練習で組んでいるのとまたちょっと違う感じでした。

――スクラムは良い時と悪い時がありましたがそれに関して思うところはありますか

スクラムの良い時と悪い時の差がまだ自分でよく分からないので、そこをコーチと相談したりビデオ見たりして勉強していきたいなと思います。

――接点が全体的に強化されていた印象でしたが、それについてどうお考えですか

練習のほとんどの時間をダブルタックルに費やしていたのでそれが多少出たっていうのはあると思いますけど、その回数や割合も今後増やしていきたいと思っています。

――きょうのモールディフェンスについてどうお考えですか

勢いよく入らないと今後強いチームとあたった時に止められないのかなと思います。

――ラインアウトが不安定なところがありましたがいかがでしたか

相手とか審判とのコミュニケーションというところで、もっと上手にできたと思うのでそこが課題だと思います。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

新しいポジションでまだ勉強することが多いなと感じた試合だったので今後練習していきたいと思います。

フランカー堤悠(政経4=東京・攻玉社)

――きょうの試合はいかがでしたか

きょねんよりは高麗大のチームの仕上がりがうまくいっていない印象を受けました。高麗大のミスで助けられた場面があったので、早大がより精度を上げる必要があると感じます。

――スクラムは苦戦していた印象です

最初、高麗大のスクラムの組み方に対応できなくて、受けてしまったのですが、後半で一度立て直してスクラムを組むことができたのでそこは良かったと思います。

――きょうのラインアウトはいかがでしたか

ラインアウトは早大のペースで優位に進められたと感じました。

――高麗大にモールで押される場面がありました

高麗大のモールが強いというよりも、早大のモールへの対応が完璧でなかったことが原因だと思います。

――タックルに関して、手応えを感じていますか

チームで3月から重点的に練習してきたのがタックルとディフェンスでした。まだ機能しない部分もありますが、良いタックルを何回かすることができました。

――ダブルタックルに入ることも多かったと思います。チームでも意識してやっていましたか

いままでひとりでタックルに入り、相手を止められないことが多かったので、ダブルタックルに入ることを意識して練習をしました。きょねんよりはダブルタックルに入る回数が増えたと思います。

――きょうの試合で見えたチームの課題はありますか

ディフェンスの部分でまだ飛びこむようなタックルをすることがあったので修正する必要があると思います。また、スクラムを強みにするためにもっと安定して組めるようにしたいです。

――きょうの試合で達成できたことはありますか

個人的には試合の初めに入ったタックルでターンオーバーを成功させたことです。チームとしても去年に比べるとダブルタックルに入ってターンオーバーする場面が多かったですし、目標を達成できたのではないかと思います。

――体重を増量している話を聞きました。どれくらい増えましたか

5キロ増やしました。維持できるように努力しています。

――次の試合に向けて意気込みをお願いします

今シーズンはチームディフェンスとスクラム、ブレイクダウンの3つの目標を掲げています。きょうの課題として、この3つの目標のうち、チームディフェンスとスクラムが挙げられるので、次回までに修正していきたいです。

フランカー西田強平(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

――きょうはどのような意気込みで試合に臨まれましたか

自分にとって初めての赤黒を着て出る試合だったので、とにかく落ち着いて練習でやってきたことを出そうと思いました。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

要所要所で良いプレーができましたが、自分のミスも多くてチームに迷惑をかける部分もあったので、それは今後の課題かなと思います。

――初めてAチームで出る試合となりましたが、緊張されましたか

Aチームとして出る初めての試合だったので、この一週間緊張しました。試合の日には先輩方に優しく声を掛けていただき、そのぶん落ち着いてプレーができました。

――タックルの調子はいかがでしたか

良いところも悪いところもあり、すべてが良かったわけではないのでそこは反省したいと思います。

――ダブルタックルについてはどのように思われますか

チームでダブルタックルを行う練習をしてきたので、それが出せて良かったです。

――きょうの試合で見つかった収穫点はありますか

練習でやっていることは間違ってなくて、それを詰めていけば点数をあまり入れられなくて済んだと思いますし、もっと強いチームにも対抗できると思います。

――次戦への意気込みをお願いします

次の試合ではきょうの試合で見つかったミスを修正して、もっともっとチームに貢献できるように頑張りたいと思います。

NO・8宮里侑樹(スポ2=沖縄・名護商工)

――今試合の位置付けはどんなものだったのでしょうか

今回はずっとディフェンスに力を入れてやってきました。それをしっかり自分たちがどれだけできるかというのを試せたらなと。オフェンスは好きにやっていいと言われていたのでとにかくディフェンスですね。

――具体的にディフェンスの強化した点はどんなところですか

飛び込まないタックルで相手を待つことです。特に自分はダブルタックルに入ることを意識していました。自分は今までずっとディフェンスが課題でタックルにあまり入れなかったんです。今回は意識していたことがちゃんとできたので良かったなと思う部分もあります。

――春シーズン初の試合ということに関して何か意識していましたか

最近自分はケガをしていて、復帰ということもあり不安もありました。みんながやっていることに早く追いつきたいという気持ちと、ワセダの初戦ということもあり少し緊張しました。けど、やること絞ってとにかくディフェンスに集中してできたことが良かったかなと思います。

――現在のケガの調子はいかがでしょうか

いや、それは全然大丈夫です。きょうもいい調子でした。

――先制トライも決められました

あれはこぼれ球だったのでラッキーという感じですね(笑)。でも、自分が先制点を決められたことに関してはうれしいです。

――試合全体を振り返っていかがでしたか

チームの雰囲気も良かったです。しっかりFWで声だそうという風に言っていて、声掛けもしっかりできましたし、プレーもやりたいことがやれているなと。でも自分で走れなかったのが少し悔しいですね。

――今後の課題は見つかりましたか

(タックルの際に)踏み込めなかったり、ダブルタックルができなかった場面もあったので、しっかり練習をさらに積んで調整していきたいです。

――青学大戦への意気込みを最後にお願いします

けっこう疲労がたまっているので、来週までにしっかりとリカバリーして、ビデオもくまなく見て自分たちの課題を明確にして穴を埋めて臨みたいです。

SO広瀬泰斗(政経4=東京・早大学院)

――この試合を振り返っていかがでしたか

新チームが始動して始めての15人制の試合だったので、まずは全員で勝利にこだわっていきたいということと、試合でそれまで練習してきたチームディフェンスをしっかりやろうと思っていました。チームディフェンスに関してはところどころできていたので、良かったと思います。あと、新チーム最初の試合で勝てたことも良かったと思います。

――試合でのキックの感触はいかがでしたか

キックに関してはボロボロでした。ペナルティーをもらってからミスキックもありましたし、相手の裏に転がすキックもしっかり足にヒットしていなかったので、これはSOとしてはマストなスキルですし、しっかりと修正しないといけないですね。仲間にも良いSOがいっぱいいるので、基本精度、もっとSOとしての役割がしっかりできるよう反省して修正していきたいと思います。

――2年生の多いBK陣をまとめる上で何か心がけたことはありますか

BKは僕を含めた3人以外は全員2年生で、3年生とかならまた違うのですが、2学年ちがうと気を使うと思いますし、気を使わなくても良いように意識していました。練習中から2年生のほうからなにか言いたいことがあるのかなと察せるときには4年生のほうから聞きにいったりなど、2年生の思ってることを上手く引き出せるようにと心がけていました。

――当初のゲームプランはどのようなものでしたか

自陣では手数少なくキックを使って敵陣にいき、中盤であれば何回かアタックして裏の空いたスペースに転がすといったことです。相手にボールをあげても良いから、敵陣にどんどん攻めていくようにして、チームディフェンスで相手からボールを取り返すというプランでした。でも、前半に少し無理に攻めてしまって、こっちが苦しくなってしまった場面があり、ゲームプランを前半の最初からしっかり遂行できなかったのはSOである自分の責任でもあると思ってます。

――チーム全体としての修正点などがありましたら、お聞かせください

練習でもディフェンスに割く時間が多くて、アタックに関しては特に時間を割いていなかったので、正直、こんなものかなと思ってます。精度が低くてFW陣には迷惑をかけたのですが、練習で時間をかけていない中でもBKの役割としてしっかりボールを繋ぐことが大切なので、BKとしてはまずはアタックでミスせずボールをキープして継続することができたかなと思います。ディフェンスは何回かダブルタックルが出来て、相手にプレッシャーをかけることができていたのですが、そこの精度をもっと上げることと、一つ一つのタックルでしっかり二人で相手を前に倒しきるようにしたいです。何本か良いのがあるというのではなく、毎回それができるように練習中から意識してやって頑張っていきたいと思います。

――次戦への意気込みをお聞かせください

ここからずっと毎週末連戦が続くので、まずこれからも良いリカバリーをして、全員でビデオとか見てフィードバックしてという感じですね。これまでと比べてもスター選手と言われる選手がいないので、チームとして組織として戦って夏以降に向けて良いリズムをここから繋げていきたいと思います。

WTBフリン勝音(スポ2=福岡・筑紫丘)

――今シーズンの初めての本格的な試合でしたがどのような気持ちで臨まれましたか

僕は今までセンターをやっていたのですけど、きょうは初めてウイングとして出たので楽しもうと思いました。

――慣れないWTBでの出場でしたが何を意識しましたか

先輩とかコーチの話を聞きながらとりあえず声を出すことを意識したり、そうやって選手に状況を伝えたりしようと意識しました。

――試合を振り返っていかがでしたか

試合は勝って楽しめたのですけど、もう少し自分がアタックの時にボールをもらいにいければ良かったと思いました。

CTB桐ケ谷稜介(スポ2=群馬・太田)

――15人制のAチーム初スタメンですが、どのような意気込みで試合に臨んだのですか

なかなか出れるチャンスは少ないと思うので、今後に繋がるチャンスだと捉えて、1週間準備をしてきました。

――どのような準備をしてきたのですか

ことしはチームの規律を重要視しているので、練習のビデオを見て自分の中で復習したり、規律を守ることを意識した準備をしてきました。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

アタックは何度かゲインできたので、まあまあだったと思います。ディフェンスではゲインされてしまうことがけっこう多かったので、もっと周りとのコミュニケーションを図って、頑張っていきたいです。

――コミュニケーションに関しては満足していないということですか

そうですね。きょうもディフェンス面であまり横とのコミュニケーションが取れていなかったので、練習からコミュニケーションを謀って、試合でも良いコミュニケーションを取れるようにしたいです。

――きょうの試合の収穫はありますか

やはり勝つということが一番の収穫だと思います。去年は練習試合でもずっと勝てなかったので、勝つということは良い収穫だと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

次の試合に出るチャンスをもらったら、次はトライしたいです。