日本ラグビーフットボール協会は12日、2014年春シーズンの日本代表メンバーを発表した。2年連続で選ばれていたFB藤田慶和(スポ2=東福岡)は、今季も継続して桜のジャージーを着て戦うことになった。また、プロップ垣永真之介前主将(スポ4=東福岡)が育成選手として召集された。
藤田
藤田は現在セブンズシニアアカデミーに参加中で、3月中は7人制の日本代表として戦うことが確実視されている。そこで足の速さやステップなどを強化して15人制のラグビーでも活躍したい。「日本を強くできる選手になる」ことを夢の一つに掲げている藤田が、今季も世界を舞台に戦うことになった。
垣永
代表入りを目指していく育成選手としての選出となった垣永は、学生髄一の強さを誇った昨年のチームのスクラムで中核を担った選手。また、プロップらしからぬ豊富な運動量を持っており、どんな守備網でも豪快に突き抜けていくアタックが魅力だ。「大きな目標の一つ」と語る日本代表に帯同することで、さらなる進歩を遂げていきたい。
チームは4月7日から長野県の菅平で合宿を始め、1カ月間に渡って開催されるアジア五カ国対抗2014に臨む。この大会はイングランドで開催される2015年ワールドカップの出場権を争うものでもある。優勝チームにのみその権利が与えられるため、一つの取りこぼしも許されない。2人がそのチームの中でどれほど貢献できるかに期待が懸かる。
(記事 御船祥平、写真 大口穂菜美)