男女共に早慶戦に勝利し、今シーズンを締めくくったハンドボール部。女子部は、目標としていた全員得点は達成できなかったものの、4年生の活躍もあり連勝記録を20に伸ばした。引退試合を終えた4年生に早慶戦を終えての心境や後輩への思いを伺った。
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木村百花主将(スポ4=東京・白梅学園)
ーー引退試合となりましたが、どのような気持ちで臨まれましたか
このチームでできる最後の試合であり、10年続けたハンドボール人生最後の試合だったので、もうとにかく楽しもうという気持ちで臨みました。あと文乃(鶴田、スポ4=山梨・日川)と初めて同じコートに立てる早慶戦なので絶対スカイプレーをかましてやろうと思っていました。
ーーMVPの活躍、ご自身のプレーを振り返っていかがですか
今までやってきたことをほぼ全部出し切れたと思います。サイドもミドルもスカイもカットもできて、自分的には大満足の試合でした。あとは2年間まともにプレー出来ていなかったので、改めて早慶戦のあの雰囲気の中で試合できるのが幸せだなと思いながらプレーしていました。
ーー鶴田さんとコートで息の合ったプレーを見せましたが、決まった時の心境はいかがでしたか
とにかく最高でした。正直一番成功する確率の低いスカイプレーだと思っていたので、成功して自分自身もびっくりしたんですけど、大勢の観客の方々の前であのプレーをみせることができて本当に最高でした。
ーー最後までチームメートに声をかける姿が印象的でした、試合全体を振り返っていかがですか
やっぱりこのチームが大好きだしみんなのことが大好きなので、みんなで最後の1秒まで楽しめればいいなと思って声をかけていました。みんなもこの1年間苦しいこととかたくさんあったと思うんですけど、それでも自分についてきてくれたので、感謝の気持ちを持ちながらプレーしていたつもりです。結果としても自分たちのいいところたくさん出せて勝てて良かったです!
ーー最後に読者に向けて一言お願いします
これまで女子ハンドボール部を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆さんの応援が本当に力になりましたし、歓声の中で試合ができたことで、改めてハンドボールという競技の楽しさに気づくことができました!私自身はこれで引退となりますが、これからも早稲田大学女子ハンドボール部の応援よろしくお願いします!
鶴田文乃副将(スポ4=山梨・日川)
ーー引退試合、どのような気持ちで臨まれましたか
ハンドボール人生最後の試合という事で、緊張も不安もありましたが、何より楽しもうと思って臨みました。
ーー最後まで積極的にシュートを打ち込まれていました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか
最後まで私らしかったなと(笑)。復帰して久しぶりにオフェンス、ディフェンスどちらも出場できて、それだけでもう十分でした。
ーー木村さんとコートで息の合ったプレーを見せましたが、決まった時の心境はいかがでしたか
練習の時はいつも1本目ミスして2本目成功するというパターンが多かったのですが、本番では一発で成功することができほっとしましたし、本当にうれしい瞬間でした。前日には失敗する夢を見て、心臓バクバクしてました(笑)。
ーーけがの期間が長かった中で、対談では「お腹いっぱいでハンドボールを終えたい」とおっしゃられていましたが実現できましたか
完全燃焼、とはいきませんでしたが、私なりに最後まで諦めずにやりきる事はできたかなと思います。4年間ハンドボール漬け、よりもけが漬けの毎日でしたが、家族よりも一緒に過ごしたみんなとの日々がなによりも大切な思い出になりました。辛い思いをした分、良い思いもたくさんしてきたと思います。お腹いっぱい!ごちそうさま!です。
ーー最後にこれからの早大女子ハンドボール部へ期待することを教えてください
今後のチームは私たちよりも経験豊富な選手が多く、必ず勝てるチームになってくれると思います。責任感もあって、真面目な4年生中心に真摯に向き合っていってほしいです。なにより、かわいくて仕方ない後輩たちがけがをせず、これまでにない素晴らしい結果を出してくれることを期待しています。
(編集 大村谷芳 写真 片山和香、三浦佑亮、林朋亜)