東京六大学春季リーグ戦 5月19日 神宮球場
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雨がちらつく神宮球場。曇り空を払い飛ばすような『Blue Sky』コールで終始流れを早大に引き寄せる。法大に流れを渡すことなく勝利を後押しし、優勝への流れも引き寄せた。
『紺碧の空』を振る星野聖敬代表委員主将(政経4=東京・早大学院)
この日は早大応援席は三塁側。早慶戦では全試合一塁側で応援するため勝利し、勝ち点を挙げることができれば、今シーズン最後の三塁側である。「次に三塁側に戻るとしたら全日本選手権である。」と郷田悠生代表委員主務(文4=岐阜・麗澤瑞浪)がリーグ戦を優勝して再び戻ってくることを約束する学生注目(学注)を見せる。『紺碧の空』で後押しすると、早速尾瀬雄大(スポ3=東京・帝京)が安打で出塁。チャンスを作り、早大が先制する再び『紺碧の空』が応援席に鳴り響く。
流れをこのまま持っていきたい早大。2回には地本大晴リーダー練習責任者(社4=愛知・東海)が「(試合の)流れが来ている。優勝の流れも来ている。」と優勝を意識させる学注を見せる。5季ぶりの優勝が現実味を帯びてきたことを感じさせる応援に応援席も一層盛り上がりを見せた。
流れを意識した学注を見せる地本
4回、指揮台に上がったのは吉田成ノ真旗手(法4=埼玉・早大本庄)この日先発をした宮城誇南(スポ2=埼玉・浦和学院)の名前、そしてテンポのいいピッチングと現在上演されている映画「名探偵コナン」をかけた学注で応援席を盛り上げる。先発している宮城にもより注目が集まる学注となった。この試合特徴的だったのが、5回指揮台に上がった横田圭祐新人監督 兼 稲穂祭実行委員長(人4=東京・成蹊)。6回に再び指揮台に上がった郷田も時事ネタを用いたタイムリーな学注をみせたことだ。応援席にいる観客にも伝わりやすい学注で応援席に一体感が生まれる。
6回に学注を見せる郷田
『GUTS!』を披露するチアリーダーズ
8回、1点差で迎える展開でチャンスが生まれる。待っていたとばかりにリーダー5名が指揮台に上り、『コンバットマーチ』を一斉に突く。声援が後押ししたかのように印出太一主将(スポ4=愛知・中京大中京)に適時内野安打が生まれ、応援席では歓喜の声が上がる。この日久しぶりの『紺碧の空』でさらなる盛り上がりを見せた。
戦況を見つめるリーダー
最終回。マウンドに上がっている安田虎汰郎(スポ1=東京・日大三)を後押しするべく守備回も立ち上がって応援。法大のチャンステーマ『チャンス法政』をかき消すような声援を応援席から一体となって送る。
ロースコアの緊迫する試合であったが、状況に合わせた応援を応援席からグラウンドに送った応援部。勝ち点を獲得し、優勝が目前に迫る早大。残すは早慶戦のみだ。宿敵・慶大を倒し、優勝を祝福する応援席が見られることを祈るのみだ。
(記事、写真 橋本聖)
郷田悠生代表委員主務(文4=岐阜・麗澤瑞浪)
ーー本日の試合を振り返っていかがですか
初回に先制点をとれたことはよかったかなと思います。お客さんが序盤から多く訪れる中でいい応援ができたと思います。中盤からゼロ行進で、緊張する展開ではあったのですが踏ん張り勝ち切ることができたのは野球部の皆さんの力はもちろん、応援席の観客の皆様の力を感じました。
ーー初回の応援で意識したことは
昨日の勝ち方が劇的だったので、昨日の流れを初回につなげられたらいいなと思っていたので意識した通り先制することができてよかったです。
ーー時事ネタが学注で多く使用されていましたが意識はされていましたか
特にすり合わせとかはしてないですけど、今日は被りましたね(笑)。
ーーサイン出しで意識した点は
走者があまり出ないので、走者が出た時に盛り上がるような応援を意識してサイン出しはしていました。
ーー早慶戦に向けて意気込みをお願いします
打倒慶應で絶対に優勝します!