全早慶明バレーボール定期戦 11月3日
秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ)が終わり、全日本選手権大会(全カレ)まで1カ月を切った今日、現役とOBがともに戦う伝統の全早慶明戦が行われた。今年の全早大は現役選手に加え、本間隆太氏(スポM1=神奈川・弥栄)、福山汰一氏(平28スポ卒=熊本・鎮西)、芳賀雄治氏(令4商卒=山形南)の3人のOBが出場した。開会のあいさつでは前稲門バレーボール倶楽部会長・金川氏が選手に向けて「みなさんがバレー界を盛り上げていく起爆剤になると思う」と激励の言葉を贈ったのち、本間氏が昨年度の優勝杯返還、選手宣誓を行い第75回全早慶明戦が開会した。
優勝杯返還をする本間氏OBを交えた3校が集まることもあり、普段の試合とは異なる雰囲気での2試合となった。第1試合の全早慶戦は、第1セットの序盤は均衡した状態が続いたものの、セッター前田凌吾(スポ3=大阪・清風)のトスワークで多彩な攻撃を仕掛け、セットを先取した。第2セットからは本間が安定したディグ、後半は途中出場の福山氏のクイックポイントとOBの活躍があり全選手の活躍で全早慶戦をストレートで勝利した。
第1セット、先制点は慶應に奪われる。序盤はMB麻野堅斗(スポ2=京都・東山)のクイック攻撃が決まり盛り上がりを見せる場面もあったが、点差を広げられず均衡した状態が続いた。その後は自チームのミスが続き2点ビハインドとなったが、OP畑虎太郎(スポ3=福井工大福井)とOH佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園)のバックアタックが決まり、8―8と同点へ。中盤は、前田の多彩なトスワークでスパイカー陣全員が躍動し、前田とMB菅原啓(教2=山形南)がブロックポイントを決めたところで4点差をつけた。全慶大もクイック攻撃で連続得点と食らいつくも、菅原がクイック、OH徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)がバックアタックと活躍を見せ、危なげなくセットポイントへ。最後も徳留が鋭いスパイクをフロントから決め、25―22で1セット目を取った。
佐藤のスパイク第2セットは、OBの本間がリベロとしてスターティングメンバーで出場。序盤は第1セットから勢いを見せる菅原のクイック攻撃が光った。佐藤、麻野、畑の3枚ブロックポイントもあり順調に見えたが、全慶大も3枚ブロックやサービスエースで逆転するなど全早慶戦らしい盛り上がりある展開に。しかし前田が相手の不意をつくツーアタックを見せるとそこから菅原がスパイクとブロックで連続得点を決めブレイク。中盤は相手のサーブミスもあり、点差を保ったまま終盤を迎える。18―14と4点差の場面でOBの福山がミドルブロッカーとして途中出場。麻野の相手を崩すサーブでチャンスをもたらすと福山がクイックを決め早大に勢いをもたらす。その後も福山と畑のブロックポイント、再びの福山のクイック攻撃と流れ良く23―19へ。最後は相手スパイクがアウトとなり全早慶戦をストレートで勝利した。
福山のクイック(記事 芦刈れい、写真 芦刈れい、末松花菜、町田知穂)
セットカウント | ||||
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早大 | 2 | 25-22 25-20 |
0 | 全慶大 |
スタメン | ||||
アウトサイドヒッター 佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園) アウトサイドヒッター 徳留巧大(スポ1=長野・松本国際) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ2=京都・東山) ミドルブロッカー 菅原啓(教2=山形南) オポジット 畑虎太郎(スポ3=福井工大福井) セッター 前田凌吾(スポ3=大阪・清風) リベロ 布台聖(スポ2=東京・駿台学園) |
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途中出場 | ||||
本間隆太(スポM1=神奈川・弥栄) 福山汰一(平28スポ卒=熊本・鎮西) 芳賀雄治(令4商卒=山形南) 安食浩士(スポ2=宮城・東北) |
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