第74回関東大学女子リーグ戦 10月26日 日本体育大学世田谷キャンパス
第74回関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)も残すことあと2試合。入れ替え戦回避のため絶対に負けられない早大は専大と対戦した。序盤からF菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)が3本のスリーポイントを放つなどオフェンス陣が専大を圧倒し、25点差で試合を折り返す。しかし後半では専大の粘り強いディフェンスとオフェンスに苦戦し、じわじわと点差を縮められてしまうが、早大が何とか逃げ切り82-71で勝利した。
ドリブルをする菊地
第1クオーター(Q)、F西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)のジャンプシュートで先制すると早大の攻撃は止まらず10-0のランで相手を圧倒。専大はたまらずタイムアウトを要求するが、その後も早大の流れが続き、27-14で第1Qが終了した。なお菊地はこのQだけでスリーポイント3本を含む14得点を記録した。
第2QでもF江頭璃梨副将(スポ4=宮崎・小林)のアシストからF松本加恋(スポ1=愛知・桜花学園)がレイアップを決めると、西のバスケットカウント、F衣川璃来(スポ2=埼玉栄)のシュートなどで専大を引き離す。相手も反撃を試みるが、江頭がボールをカットする好プレーを見せると菊地がそのまま得点し、攻撃を許さない。その後も早大ペースが続き、50-25で前半が終了した。
スリーポイントを放つ西
その勢いのままいきたい第3Q、専大が先制するとフリースローを確実に沈め、じわじわと点差を縮めていく。早大が攻撃を仕掛けるも相手の粘り強い守備からボールを奪われてしまい、なかなかリズムを作ることができない。その中でも松本がスリーポイントを決めるが直後に速攻を決められてしまい、試合は専大ペースで最終Qへ。
第4Qでも点差こそ大きく縮まらないものの、専大にじわじわと苦しめられる展開が続く。お互いになかなか好機をつかめない中、中盤に専大がタイムアウトを取ると状況が一変する。両軍合わせてスリーポイントが5本と空中戦が展開され、一気に差を詰められる。しかし早大が何とか踏ん張り試合終了。82-71で早大が勝利を収めた。
ドライブを仕掛ける松本
早大は勝利したが、菊地は試合について「序盤では点差を広げたものの、後半では相手にペースに合わせてしまい、点差を広げられなかった」と反省点を振り返った。
最終戦の相手は現在3位タイの日体大。リーグ最終戦を白星で飾り、笑顔で終えたい。
(記事 田中瑠花、写真 植村皓大)
第74回関東大学女子リーグ戦 10月26日(vs専大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 27 | 23 | 14 | 18 | 82 |
専大 | 14 | 11 | 21 | 25 | 71 |
♦早大スターティングメンバー♦
F#1 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
F#7 西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)
G#13 山宮好葉(スポ2=東京成徳大)
F#35 衣川璃来(スポ2=埼玉栄)
C#66 福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)
コメント
F 菊地 実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
ーーまず、今日の試合を全体的に振り返っていかがですか
試合の入りは良かったので、そこで点差つけられたのは良かったです。そこから一気に点差を広げて楽な試合にしたかったですが、相手のペースに合わせてしまい点差を広げられ無かったのは課題です。
ーー1Qではスリーポイント3本を含む14得点と好調でしたが、個人としての感触はいかがでしたか
最初の方のシュートは良かったです。また、周りがドライブで引き寄せたところで外がよく開いたので打てました。最初の1Q攻め方はすごく早稲田らしい、いい攻撃だったと思います。
ーーチームとしてのオフェンス面、ディフェンス面、をそれぞれ振り返っていかがですか
オフェンス面は後半、ゾーンを組まれた時になかなかうまく攻撃が出来ませんでした。自分の1対1よりパスを優先してしまい、少し弱気になっていました。明日は1Qや2Qのように全員がドライブやスリーポイントで積極的に攻められるようなオフェンスを明日は40分間できるようにしたいです。また、後半オフェンスの流れが悪い時にディフェンスで流れを切ることができず、ボックスアートやカッティングをやられてしまっていました。同じことをやられ続けなように、動きながら対応できるようにしたいと思います。
ーー後半相手に追い上げらる場面がありましたが、チーム内でどんなことを話していましたか
ずっとリバウンドとカッティングのところでやられていたのでそこは止めようと言っていました。ただ、その部分が止められずずっと相手の勢いのままプレーさせてしまったので、一度やられたことはみんなで話し合い、それ以上やられないようにしたいと思います。
ーー最後に明日のリーグ戦最終戦への意気込みをお願いします
今日の前半のような素晴らしいプレーで入り、それを40分間続けて、最後いい形で勝ちたいと思います。