第１００回関東大学リーグ戦 10月19日 東京・東洋大学総合スポーツセンター
関東大学リーグ戦（リーグ戦）は第17節を迎え、早大は１巡目に惜敗した法大へのリベンジに挑んだ。第１クオーター（Ｑ）は法大のスリーポイントに苦しめられ、わずかにリードされる。しかしＧ堀田尚秀（スポ３＝京都・東山）、Ｇ岩屋頼（スポ３＝京都・洛南）の得点で流れをつかむと第２Ｑ終盤に逆転。後半は早大の堅守速攻がさく裂し、一気に法大を突き放す。最終的には89－49と大差をつけて快勝し、１巡目の雪辱を果たした。
第１Ｑ序盤は早大が続けてスリーポイントを沈めて一歩前に出たものの、後半に法大の４連続スリーポイントを浴び、徐々に失速。２点を追いかける形で第２Ｑへ。点差が６点に開きなかなか調子が上がらない中、中盤の堀田のスリーポイントが流れを呼び込んだ。岩屋の得点で１点差に迫ると、再度堀田の得点で逆転に成功。残り数秒でディープスリーを決められたが、31－30と１点リードで試合を折り返した。
スリーポイントを放つ堀田
後半戦は早大の８－０のランで幕を開けた。法大はたまらずタイムアウトを要求。しかし早大の勢いは止まらず、速攻を中心に得点を重ねていく。また、チームディフェンスが奏功し、第３Ｑの失点はわずか４点。あっという間に法大を突き放し、64－34で第３Ｑを終えた。迎えた最終第４Ｑ、早大は攻撃の手を緩めることなく点差を広げていく。終盤には、控えの１・２年生も出場。最後にＧ遠藤琢磨（商２＝山形南）がブザーとともにスリーポイントを沈め、難敵・法大相手に40点差の快勝を収めた。
スリーポイントを放つ遠藤。少ないチャンスを決め切り、チームメートとハイタッチを交わした
東洋大戦に引き続き、１巡目では接戦となった相手に見事大差での勝利を決めた早大。試合後、アシストや速攻で勝利に貢献したＧ下山瑛司（スポ２＝愛知・中部第一）は「しっかりみんなでディフェンスをして、オフェンスも止まることなくできた結果が後半の良い結果につながった」と試合を振り返った。次戦の相手は現在10位の国士舘大。し烈な首位争いの中にいる早大にとって決して落としてはならない一戦であり、順位が下の相手とはいえ気は抜けない。岩屋は「（相手は）上位を食う勢いで来ると思います。その勢いに負けずに、自分たちのバスケをして絶対に勝ちます」と強く意気込んだ。
（記事 権藤彩乃 写真 三浦佑亮、石澤直幸）
関東大学リーグ戦 10月19日（VS法大）
| １Ｑ | ２Ｑ | ３Ｑ | ４Ｑ | 合計 | |
| 早大 | 16 | 15 | 33 | 25 | 89 |
| 法大 | 18 | 12 | 4 | 15 | 49 |
◇早大スターティングメンバー◇
＃０ Ｇ下山瑛司（スポ２＝愛知・中部第一）
＃３ Ｇ高田和幸（スポ３＝京都・洛南）
＃６ Ｆ三浦健一（スポ２＝京都・洛南）
＃１８ Ｇ岩屋頼（スポ３＝京都・洛南）
＃７７ Ｃ石坂悠月（スポ４＝東京・国学院久我山）
コメント
岩屋頼（スポ３＝京都・洛南）
ーー大差をつけて１巡目のリベンジを果たしました。試合を終えての感想は
ほっとしています。負けたら入れ替え戦も危ういっていう感じで、プレッシャーじゃないけど、絶対勝たないとなっていう試合だったので。
ーーディフェンスが好調でしたが、振り返ってみていかがですか
特に２巡目からディフェンスのシステムとかについてはすごくコミュニケーションを取って改善していっていたので、ディフェンスへの気持ちっていうのは全員あったと思います。それがコートで披露できたので、 すごく自信になったなって感じです。
ーー第２Ｑでは岩屋選手のシュートが追い上げるきっかけとなりました。ご自身のプレーについてはいかがですか
シュートも入って、アシストも少しできて良かったですけど、チームの動きで（展開を）作った中で最後決め切ったみたいな感じやったので、 チームでの点の取り方としてめっちゃ良かったかなと思います。
ーー最後に次の国士舘大戦への意気込みをお願いします
国士舘は下の入れ替え戦が危ないので、切羽詰まっているというか、絶対に負けられない戦いが続いてると思うので、上位を食うっていう勢いで来ると思います。その勢いに負けずに、自分たちのバスケをして絶対に勝ちます。
下山瑛司（スポ２＝愛知・中部第一）
ーー試合を振り返っていかがですか
前半は点差が離れず我慢の展開でしたが、しっかりみんなでディフェンスをしてオフェンスも止まることなくできた結果が後半の良い結果につながったのかと思います。
ーー前回破れた法政相手にどのような対策をしましたか
対策という対策はあった訳ではないのですが、絶対リバウンドで負けないようにボックスアウトの徹底をみんなで意識して、声掛けもできました。
ーー後半リバウンドを改善し、個人としても８リバウンドを獲得しました
周りがボックスアウトしてくれる分、自分が絶対取ろうという気持ちを持っていました。
ーー速攻から多く得点していました
やりたい試合というのはああいう流れですので、今日はしっかりらしいバスケットを出せたのが良かったと思います。
ーー明日の意気込みをお願いします
相手の国士舘大も２巡目調子の良いチームなので、気を抜かないで今日みたいなペースで走るバスケが出来たらいいなと思います。