曇り空の下、第4回早稲田大学競技会が開催された。1500メートル、3000メートル、5000メートルが行われ、早大からは総勢12人が出走した。
まず行われた1500メートルには、日野斗馬(商3=愛媛・松山東)が出場。600メートル過ぎから先頭に立つと、ラストも振り絞り、自己ベストを1秒以上更新する走りを見せた。
レースを走る日野
続いて行われた5000メートルには、1組に10選手が出場。先頭集団には 須山向陽(スポ2=鹿児島城西)が付き、第2集団では、辻文哉(政経4=東京・早実)、小平敦之(政経1=東京・早実)、伊藤幸太郎(スポ2=埼玉・春日部)、濱本寛人(スポ4=熊本・宇土)らが進める。先頭は、1周68秒前後の安定したペースを刻み、3000メートルを8分40秒で通過。後ろの第2集団は、15秒ほど遅れるペースで進む。集団は、西村真周(東洋大)を先頭にラスト1周に入った。須山は、集団からは遅れをとったが、最後まで粘り、早大勢トップとなる14分39秒96でフィニッシュした。
3000メートルでのペースメーカーに続き、5000メートルのレースを走る辻
3組目に登場したのは藤本進次郎(教2=大阪・清風)。スタートから東洋大や創価大の選手とともに、第2集団の後方でレースを進める。4000メートル過ぎからは、前にいた選手を1人ずつ拾っていき、順位を徐々に上げる。最後まで粘り強く走り抜き、14分28秒03のセカンドベストをマークした。
レースを走る藤本
1500メートルに出場した日野は、先月の早大競技会に続き、自己記録を更新。調子の良さをうかがわせた。5000メートルに出場した選手も、大学入学後のベストタイムを記録した藤本をはじめ、それぞれが収穫と次に向けた課題を得られただろう。
(記事 加藤志保、写真 戸祭華子、加藤志保)
結果
▽1500メートル
日野斗馬(商3=愛媛・松山東) 4分00秒01(1着)
▽3000メートル
辻文哉(政経4=東京・早実) 途中棄権
▽5000メートル
須山向陽(スポ2=鹿児島城西) 14分26秒96(1組12着)
藤本進次郎(教2=大阪・清風) 14分28秒03(3組11着)
小平敦之(政経1=東京・早実) 14分47秒75(1組13着)
伊藤幸太郎(スポ2=埼玉・春日部) 14分48秒88(1組14着)
辻 14分50秒25(1組15着)
濱本寛人(スポ4=熊本・宇土) 14分50秒80(1組16着)
門馬海成(政経2=福島・会津) 15分07秒25(1組21着)
高橋優喜(スポ1=静岡・浜松北) 15分19秒45(1組22着)
高尾啓太朗(商1=千葉・佐倉) 15分13秒66(1組23着)
栗原周平(新=栃木・真岡) 15分19秒45(1組24着)
小玉瑞葵(文3=福島・安積) 15分31秒01(1組26着)
増永峰土(商3=神奈川・逗子開成) 15分40秒43(1組29着)
伊藤大河(教2=福島・会津) 棄権
宮本優希(人1=智弁和歌山) 棄権