5月11〜14日に神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われた第102回関東学生対校選手権(関カレ)。ここでは、出場した主な男子長距離ブロックの選手たちの声をお届けする。
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コメント
栁本匡哉(スポ4=愛知・豊川) 男子1500メートル第7位
――予選のレース展開と着順についていかがでしたか
想定していた通りでした。
――決勝に向けて、間瀬田選手や宮本選手から何かお言葉を頂きましたか
頑張ってください!という言葉を貰いました。
――決勝レースの調子や疲労はいかがでしたか
疲労は考えないようにしていました。
――レースプランは決めていましたか
何プランかイメージしていましたが、レースの流れを見ながら、という感じです。
――スローな入りでしたがそこについてはいかがですか
ある程度予想していました。
――結果についての率直な気持ちを教えてください
課題もありますが自分の走りは良かったと思います。ただそれ以上に相手が良かったと思います。
――これからの意気込みをお願いします
ラストイヤーやり切ります!
山口智規(スポ2=福島・学法石川) 男子5000メートル第3位
――まず今大会の調子はいかがでしたか
故障から急ピッチで戻したので調子は良くなかったです。
――レースプランはどのようなものを考えてましたか
チャンスがあったら思い切って先頭を狙って行こうと思っていました。
――実際のレースを振り返って
故障で直前まで練習が積めていなかったので不安だった部分が案の定キツく、我慢できずに離れてしまいました。
――結果については
総合優勝を狙っていたので、8点を持って帰りたかったです。
――最後のスパートが炸裂しました。スパートする位置は決めていたのですか
三浦さん(龍司、順大)にどう勝つかと考えた時、ロングスパートしかなかったがその余裕がなく、結局ラスト一周頼りのレースになってしまいました。
――今大会の収穫と課題を教えてください
シーズンを通して、花田さん(花田勝彦駅伝監督、平6人卒=滋賀・彦根東)の仰っている『1=1』を体現できるようになってきたのは収穫です。あとは学生には勝って当たり前、シニアでどれだけ勝負できるかというところを目指していきたいです。
――最後に今後の意気込みをお願いします
日本選手権がどうなるかわかりませんが、出場できたら入賞を目指し、無理だったらホクレンあたりで5000(メートル)の学生記録近くのタイムを出し、駅伝に向けていい弾みにしたいです。
伊藤大志(スポ3=長野・佐久長聖) 男子5000メートル第5位
――調子はいかがでしたか
調子はかなり上がっていて、直前の練習の動きも良かったです。
――レースプランはどのように考えていましたか
自分で動かすことは考えておらず、前半から飛び出すであろう山学のムトゥク、東海大の石原さんの後ろについて仕掛け所を狙い、スローペースだった場合も1000メートルを切るまでは集団内で様子を見てラスト600メートルを切ったあたりで周りを見て仕掛けるイメージでした。
――実際のレース展開を振り返っていかがですか
想定通りムトゥクが先頭に立ったので後ろについていつでも逃げられる体制をつくっていましたが、思った以上にペースが上がらなかったのでラストの賭けに向けて足を溜(た)められるように準備をしていました。ラスト600メートルから想定通り出ましたが、スピードを上げきれず、他の選手の有利になる展開にしてしまいました。ラスト200メートルまではごくわずかではあるものの余裕を残していましたが、やはりラストスパートで競り負けてしまいました。
――結果についてはいかがですか
最低限の結果しか出すことができませんでした。チームに得点を持っていくことはできましたが、調子は上がっていただけに表彰台には登りたかったです。自分ができる勝ち筋の展開からほぼ100%のレースを進めることができても勝てなかったのは力不足の証拠だと思います。かなり悔しいです。
――今大会の収穫と課題を教えてください
レース展開の幅を広げることができたのは収穫だと考えています。今シーズンは勝ちきれないレースがほとんどですが、その中で少しずつ自分の勝ちパターンに近づいていると感じています。課題は、やはりラストの局面でのスピードが根本的に足りないことです。5000メートルという短い距離で戦うにはハイペースを維持しながらも絶対的なスプリントが必須だと感じました。
――昨年の大会から成長を感じる点はありますか
学生トップクラスとして優勝争いに絡むことができたのは成長だと感じていますが、この感覚をベースとして確実に勝ちを狙えるようにしたいです。
――今後の目標をお願いします
トラックシーズン後半は記録を狙うレースが主になってくると思うので、今回の収穫点と改善点をつなげて13分30秒切りを目指したいです。
石塚陽士(教3=東京・早実) 男子10000メートル第3位
――率直に、結果についてはどう捉えていますか
本当は1位を取らないといけないところだったので、そこに関してはイマイチという感じなのですが、後ろの3位集団の中では勝ちきれたことはホッとしています。
――調子は良くなかったとか
日体のときがピークで、そこから落ちていく一方というか、GGN(ゴールデンゲームズin延岡)もそんなに良くない状態でした。今回も、その延長で上がり切らない状態での出場でした。その中で、前で勝負するということはできなかったのですが、考えて後ろで点を取り切るということに集中して走ることはできました。
――レースプランはありましたか
順位、関カレ(関東学生対校選手権)は点を取るのが全てなので、前を出るとかではなくて、順位、誰かについていって最後あげてというのを考えていました。
――実際のレースを振り返って
留学生とその他で3000(メートル)くらいで分かれたタイミングがあったと思うのですが、そこでつけなかったのが調子悪いときの特徴なのかなというのがあります。そこはもう、反省というか半分仕方がないというのはあるのですが、そこからは切り替えて順位にこだわって後ろで引っ張ってもらいました。本当は自分が引っ張っていかないといけない立場なので、言い方を変えれば少しずるい3位なのかなと思うところもあるのですが、まあ大会の性質上仕方ないのかなと(笑)
――27分台、日本人選手では持ちタイムトップで挑む大会でした。プレッシャーはありましたか
点を取らなければいけない立場で、関カレではいつも負けていたので、そこに関してはプレッシャーはありました。でも、やるしかなかったので走る時は忘れて走っていました。
――早大ダブル入賞に関しては
工藤が頑張ってくれて、ベストに近いタイムで走ったので強いなと思いました。彼はマイペースに走れるので、そういう走りができるのは早稲田では僕と工藤くらいなので、そういう強みを発揮してくれたのかなと思います。
工藤慎作(スポ1=千葉・八千代松陰) 男子10000メートル第6位
――本日の調子はいかがでしたか
悪くはないですけど、調子が最高潮というわけでもなかったです。
――レースの目標、プランは何だったのでしょうか
目標は入賞、プランとしては後半のところで勝負に参加するというものでした。
――序盤からハイペースについていくような展開になりましたが、それについては
自分としてはある程度ハイペースで流れてくれた方がうれしかったので、良い展開だったと思います。
――後半は一度集団から離れながらもまた集団に追いつく走りを見せましたが、どういったことを考えていましたか
集団で力を使うのではなく、集団から落ちてきた選手を拾おうと思って走っていたので、後半集団に追いついたりできて良い感じでした。
――今回の6位入賞という結果はどう捉えていますか
目標である入賞を達成できて良かったのと、やはり上級生は強いですが、1年目とか関係なく勝っていかなくてはいけないと思うので、ここからまた勝負に挑んでいけたらと思います。
――今後への目標をお願いします
冬は(1万メートルで)27分台だったり、もしくは(27分台を)出そうと思えは出せる状態にできればと思います。
菖蒲敦司駅伝主将(スポ4=山口・西京) 男子3000メートル障害優勝、3連覇
――3連覇の率直な感想をお願いします
かなりプレッシャーがかかっていましたが、3連覇ができてホッとしています。
――調子はいかがでしたか
普通でした。ある程度練習は出来てました。
――決勝のレースプランはどのように考えていましたか
とにかく前について自分のいけると思ったところで仕掛けようと思っていました。
――決勝のレースを振り返っていかがですか
思ったよりペースが上がらずラスト勝負になるなと考えてました。いけると思ったところでスパートをかけましたが、ついてこられたのでもう一段階ラスト上げて突き放すことができました。イメージしていた通りの勝ち方ができて良かったです。
――今後の意気込みをお願いします
セイコーグランプリや日本選手権とシニアレベルの試合が続いてくるので今までの殻を破る走りをしていきたいと思います。
諸冨湧(文3=京都・洛南) 男子3000メートル障害第6位
――率直に結果について
悔しいの一言です。
――調子はいかがでしたか
調子はかなりよかったです。
――決勝のレースプランはどのようなものを考えていましたか
集団前方でレースを進めて、ラスト勝負に出遅れないようにしたいと考えていました。
――決勝のレースを振り返っていかがですか
先ほどのレースプラン通りいっていたのですが、ラスト2周の手前で一度集団後方に下がってしまったこととあと最後競り負けて順位を1つ下げていることの、この2点がよくなかったと感じています。
――最後に、今後の意気込みをお願いします
少し休んで、秋の駅伝に向けて練習していきたいと思います。