快挙! 石塚が27分台!

陸上競技
 4月22と23日に、神奈川・日体大健志台キャンパスで日体大記録会、第1回 NITTAIDAI Challenge Gamesが行われた。実業団選手をはじめとする多くの有力選手の中、石塚陽士(教3=東京・早実)や出場。その中から、学生ランナートップレベルの証である27分台を記録した石塚のコメントをお届けする。

4月2日の六大学対校で5000メートルを走る石塚。この日の優勝が、今回の布石となった

コメント

石塚陽士(教3=東京・早実)

――コンディションはいかがでしたか

 六大学(東京六大学対校)からさらに調子が上がり、ここ1年では最もコンディションが良かったと思います。

――どのような位置付けでしたか

 現状の力を出し切るレースであり、27分台を狙えればと思って出場しました。

――レースプランはどのように考えていましたか

 外国人選手が多い組だったので、オーバーペースには気をつけつつも、彼らの力を使って 前半5000メートルを13分50〜55秒あたりで楽に通過できればと考えていました。また後半に関しては、前半に貯金したタイムで粘り切れれば、ある程度のタイムは出るだろうと考えていました。

――レース展開を振り返っていかがですか

 1周ごとのペース変動が大きく、判断が難しいレースでした。外国人選手に付くか自分で引っ張るかという判断を、何度もしなければなりませんでしたが、概ね良い判断ができたと思います。自分で引っ張る時間が長かったこともありますが、ラストで駒沢の選手に負けてしまったのは反省点です。

――初の27分台となりましたが、タイムについてはいかがですか

 練習の成果を出し切れたのではないかと思います。集団に付いただけではなく、適宜自分でも前に出て出したタイムなので、それなりの価値はあるのではと思います。感覚的には、今年中に40秒台までは見えたかなと感じます。

――27分台が出る自信はどれくらいありましたか

 70%くらいでした。

――花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)からは、レース前、レース後に何か声はかけられましたか

 レース前には、「記録が出るから、通過タイムにとらわれずに、自分の感覚で走って練習の成果を出し切ろう」という話を頂きました。レース後は「なんとかいったねぇ」みたいな感じで、かなりあっさりしていました(笑)。

――今回の走りの収穫を教えてください

 集団のペース変動を感知して、集団から出て引っ張るという判断や行動ができるようになったのが大きな収穫でした。

――次戦に向けた意気込みをお願いします

 来週のGGN(ゴールデンゲームズinのべおか)5000メートルになりますが、今の調子を継続して、13分30秒台を出せればと思います。

(取材 加藤志保)

結果

▽★NCG5000メートル

山﨑一吹(スポ1=福島・学法石川)  13分50秒40(13着) 自己新

間瀬田純平(スポ2=佐賀・鳥栖工)  13分55秒83(18着) 自己新

栁本匡哉(スポ4=愛知・豊川)  14分14秒18(24着)

▽★男子10000メートル9組

工藤慎作(スポ1=千葉・八千代松陰)  28分31秒87(12着)自己新

▽★NCG男子10000メートル

石塚陽士(教3=東京・早実)  27分58秒21(6着) 自己新

菅野雄太(教2=埼玉・西武文理)  29分25秒21(19着) 自己新

長屋匡起(スポ1=長野・佐久長聖)  29分42秒54(20着) 自己新

辻文哉(政経4=東京・早実)  29分54秒73(21着)