西久保が2年連続表彰台!女子400メートル障害では銀、銅メダルを獲得

陸上競技

 第103回日本選手権が福岡県の博多の森陸上競技場で開催された。九州地方の梅雨入りが発表されて間もなく、降雨に加え高温多湿という悪コンディションに見舞われたが、大会新記録や日本タイ記録が生まれ、多くの観客が選手のパフォーマンスに酔いしれた。早大からは7種目に計9人が出場。中でも西久保達也主将(スポ4=埼玉・聖望学園)は800メートルで3位に入賞し、2年連続の表彰台を達成。また女子400メートル障害では小山佳奈(スポ3=神奈川・橘)と関本萌香(スポ2=秋田・大館鳳鳴)が2位、3位を占め、ダブル表彰台の偉業を遂げてみせた。9人中5人が入賞を果たした早大。レース内容や結果に悔しさを見せる選手もいたが、随所で『エンジにW』のユニホームを輝かせた四日間となった。

(記事 岡部稜)

★狙っていた表彰台に届かず、6位に終わる(男子400メートル)

6位でゴールした伊東。世界選手権の4×400メートルリレーの日本代表候補に選出された

 男子400メートルには、昨年の日本選手権で初出場ながら3位入賞を果たした伊東利来也(スポ3=千葉・成田)が出場。予選では意識する200メートルから300メートルの部分でスピードをうまく生かすことができ、3着でゴール。タイムで拾われるかたちとはなったが、決勝に進出した。

 決勝は隣の4レーンに昨年度の同種目優勝者であるウォルシュ・ジュリアン(富士通)を迎えてのレースに。「出足が早い選手なので、そこを使わない手はない」との言葉通りに、伊東は前半から快調に飛ばす積極的なレースを披露した。しかし200メートル以降は前を走るウォルシュに徐々に離され、6位でゴール。「200メートルから300メートルまでの走りの部分で自分の中に迷いがあった」と、レース前半のスピードをうまく後半につなげることができなかった。

 世界選手権の出場権獲得を目指して臨んだ今大会。最低でも表彰台を狙っていきたかった中でのレースで、昨年よりも順位を3つ下げる結果に終わってしまった。またベースの部分でのスピード不足を予選、決勝の両レースで痛感した。次戦の日本学生対校選手権は、今大会で決勝に残った学生の選手も多く出走することになるだろう。昨年成し遂げることができなかった優勝を目指し、課題を克服する夏にしていくことができるか。

(記事 大島悠希、写真 岡部稜)

★2年連続の表彰台も、「うれしさ半分、悔しさ半分」(男子800メートル)

川元、クレイの後ろでレースを進めた西久保(中央)

 男子800メートル決勝の残り100メートル、クレイ・アーロン竜波(相洋高)と川元奨(スズキ浜松AC)の二人が徐々に西久保達也主将(スポ4=埼玉・聖望学園)から離れていく。西久保も負けじと渾身のスパートを見せるも一歩及ばず、3位でフィニッシュした。

 決勝では1着でゴールした予選と同様、前を走る選手を利用してラストにペースを上げるレースプランを実行。川元とクレイの後ろにぴったりと付いた西久保はそのポジションを維持し続け、400メートルを53秒で通過。その後も二人の背中を見つめたまま3番手を走り続けた。そして迎えた終盤、先頭を走っていた川元がペースを上げるとクレイ、そして西久保もこれに対応する。しかしホームストレートに差し掛かったところで川元とクレイがさらにスピードを上げると、この争いには付いていくことができなかった。レース後には「最後まで余力を残せていたんですけど、やっぱり速かったですね」と、参ったと言わんばかりの口調で話した西久保。相手の力が一枚上手だった。

 「ベストを狙って、その結果順位が付いてくればいいなと思った」。結果は1分48秒32で3位。昨年の2位に続く2年連続の表彰台を達成したが、自己記録には0秒19届かず、1分47秒台をマークすることはかなわなかった。記録を出しての勝利を目指していただけに、「うれしさ半分、悔しさ半分」と西久保は振り返る。

 先月の関東学生対校選手権後に右かかとを痛めながらも日本選手権に向けて状態を合わせ、今年も表彰台に登ってみせた西久保。上位でレースを進め、日本のトップクラスにふさわしい堂々とした走りだった。それでもラストの切れ味や勝負強さに関して課題を感じている。これらの課題を消化し、新たな力を備えたその先には、前を行くクレイと川元の背中がさらに近づいているはずだ。

(記事、写真 岡部稜)

★厳しい結果に直面。秋での巻き返しを誓う(男子1500メートル)

先頭集団から遅れる苦しい走りになった飯島。秋シーズンには本来の輝きを取り戻せるか

 男子1500メートルには飯島陸斗(スポ4=茨城・緑岡)がこの種目に1年時以来3年ぶりに出場。3分42秒87の好記録を持ち、昨年の日本選手権800メートル銅メダル獲得の実力を発揮したかったが、予選落ちに終わってしまった。

 スタートから10人が縦長の集団を形成しながら展開した予選の第2組。飯島は集団の中程でレースを進めるが、2分00秒のラップの刻んだ800メートル以降は徐々に集団から離れる苦しいレースに。「最初から結構きつくて、後半に耐えることができませんでした」。残り200メートルからは懸命の表情でスピードを上げるも8着にとどまり、悔しさばかりが募る一戦となった。

 今季は4月の東京六大学対校大会1500メートルで連覇を果たした飯島だが、その後は厳しい結果が続いている。ユニバーシアード競技大会を狙った兵庫リレーカーニバルでは8位に終わり、5月の関東学生対校選手権では昨年2種目入賞を遂げた800メートル、1500メートル共に決勝に残れず、対校得点の獲得に貢献できなかった。中距離ブロック長として結果を残せていないことにふがいなさも感じている。

 「すべてが足りていないので総合的にスピード持久力、筋持久力を伸ばしていきたい」。悔しい思いはもういらない。その気持ちを胸に、飯島は秋シーズンでの巻き返しを誓った。

(記事 岡部稜、写真 大島悠希)

★予選で自己ベスト更新も、決勝では連戦の疲労を隠せず(男子3000メートル障害)

水濠を越える吉田。予選では8分41秒77の自己記録をマークした

 男子3000メートル障害には、日本選手権初出場となる吉田匠(スポ3=京都・洛南)が出走した。大会初日に行われた予選のタイムで、最後の枠に滑り込むかたちで迎えた決勝。連戦の疲れから走りは精彩を欠き、10位に終わった。

 予選は決勝に残ることだけを考え、5位以内を視界に捉えてのレースとなった。序盤から4番手付近で走り、先頭集団に食らい付いてレースを進める。しかし5周目に先頭集団が5人になると、吉田は付いていくことができず。だがその後は5番目を走っていた三浦龍司(洛南高)の背中が見える位置で踏ん張り、結果的には4月の東京六大学対校大会で記録した自己ベストを更新し、6着でゴール。6着以下のタイム上位2人に入り、初出場ながら見事に決勝進出を果たした。しかし決勝では2周目から集団の最後尾を走る展開に。「12番手で予選を通ったので、捨てるものはない」という気持ちでレースには臨んだが、徐々に後ろに下がることを止める体力は吉田に残っていなかった。

 「疲労を完全にレースに出してしまった」と振り返った決勝のレース。実力不足や「タフさ」が足りていなかったことが敗因の一つと分析している。今大会は全日本大学駅伝対校選手権(全日本)の選考会から日にちがたたない中での試合となったが、東京箱根間往復大学駅伝の予選会と全日本本戦も1週間の中で行われるレースとなる。これから先は連戦でも力を出し切れる強さがさらに必要になってくる。一皮むけた姿を駅伝シーズンでは披露することができるだろうか。

(記事 大島悠希、写真 岡部稜)

★中村、2度目の日本選手権で7位入賞!(男子走幅跳)

悪条件をものともせず、目標の8位入賞を達成させた中村

 「もう最高。めちゃくちゃうれしいです」。男子走幅跳試合終了後、中村健士(スポ4=東京・調布北)は声を弾ませた。大会前に掲げた8位入賞の目標を見事に達成。7位入賞を果たしてみせた。

 1回目に7メートル61(-0.1)を跳び4位に付けたが、2回目の試技終了時点には8位に。試技順が24人中5番目の中村の後ろにはランキング上位の選手たちが名を連ねており、少しでも記録を伸ばし順位を上げる必要があった。そして「故意に自分を焦らせて絶対に記録を残すんだ」と自らにプレッシャーをかけて臨んだ3回目には1回目よりもさらに大きなジャンプ。7メートル68(+1.4)をマークし、7位に上昇した。トップ8に残るために、あとは他の選手の跳躍を待つのみとなったが、雨といった悪条件の影響もあり実力者が記録を伸ばせず。こうして中村の日本選手権初入賞が確定した。

 来たる後半戦は4、5回目が平凡な跳躍にとどまり、迎えた最終跳躍。「もっと順位が欲しい」と気持ちをもう一度入れ直した中村は、今シーズンの試合ではうまくいかなかったという、思い切って助走して踏み切る跳躍に成功。順位こそ変動しなかったが7メートル72(+0.6)までに記録を伸ばし、自己記録にあと3センチまで迫るジャンプを見せて試技を終えた。

 悪条件への強さが功を奏した。1回目から雨がぱらつき、4回目以降にはかなり雨脚が強くなるコンディションにも、「雨に強いのは自負していた」とむしろ自信に変えた。また、練習の一環として出場した日本学生個人選手権から今大会までの2週間は万全ではない脚の状態を考慮して跳躍よりも助走の練習に重点を置き、同好会に所属していたときに行っていたというファールしないための意識づくりも取り入れた。実際に今大会での無効試技はゼロ。こうしてうまく大会に調整し、雨への対応力を見せたことが7位入賞に大きくつながった。

 次戦は日本学生対校選手権(全カレ)を予定している中村。「今日のことはもう過去だから」と気持ちを切り替えた。昨年は5位だった全カレで狙うは表彰台。目線は定まった。

(記事 岡部稜、写真 大島悠希)

★ダブル表彰台にもレース内容に悔しさを募らせる(女子400メートル障害)

ゴール後にお互いの健闘をたたえ合った小山(左)と関本

 関東学生対校選手権(関カレ)での表彰台独占など、今や早大のお家芸となっている女子400メートル障害で今年もエンジのユニホームが躍動。関カレ1位、2位の小山佳奈(スポ3=神奈川・橘)と関本萌香(スポ2=秋田・大館鳳鳴)が2位、3位に入賞し、ダブル表彰台を成し遂げた。

 決勝は伊藤明子(筑波大)と宇都宮絵莉(長谷川体育施設)がリードする展開となる。関本は積極的な走りで前を追い、小山も4番手付近でレースを進めた。その後宇都宮が8台目のハードルを倒してしまい戦線から脱落すると、優勝の座は伊藤、関本、小山の争いに。ホームストレートで先頭を走る伊藤を関本と小山が追い上げるが首位交代には至らず、軍配は伊藤に上がった。早大同士の2位争いは、10台目のハードルを越えてから小山が先輩の意地の追い上げを見せ、フィニッシュラインの直前で関本を交わして決着。ゴール後に電光掲示板で順位を確認すると、二人はお互いの健闘をたたえ合った。

 しかし、ダブル表彰台という偉業にも二人は顔を曇らせた。小山は、「悔しいです。自分のレースをすれば勝てたと思う」と唇をかんだ。逆足への切り替えやコーナー部分においての走り、そして気持ちの面での課題が浮き彫りになったという。関本も「自己ベストと決勝で戦う」という目標を設定し、予選、決勝での自己新、そして3位という堂々の走りを見せたが、ラスト40メートルで小山の逆転を許し力不足を実感。決勝のレース前に立てた『二人でワンツーフィニッシュ』をかなえることができず悔しさをにじませたが、「二人で表彰台に登れたのは、素直に喜んでもいいところかなと思います」と小山は前向きに捉えた。

 切磋琢磨(せっさたくま)して強くなってきた。小山と関本、そして今大会は予選敗退に終わってしまったが、関カレ3位で58秒台の好記録を持つ村上夏美(スポ2=千葉・成田)らがともに早大のグラウンドで練習を行っている。「一緒に競い合える仲間がいるのは自分が上に行くためにも力になる」(小山)。お互いを高め合いながら、今後の試合でさらにパワーアップした姿が見られることを期待したい。

(記事 岡部稜、写真 大島悠希)

★大会前のけがが響く結果に(女子走幅跳)

けがの影響もあり、記録を伸ばせなかった吉田

 大雨が降りしきる中で競技が開始された女子走幅跳。早大からは吉田梨緒(スポ1=北海道・立命館慶祥)が出場した。「皆が同じ条件だと思っていたので、雨にも負けないで頑張ろう」と臨んだ1本目の跳躍。悪コンディションの影響を受け、5メートル43(-0.2)と記録を伸ばせなかった。雨が止んだ中で迎えた、2本目以降の跳躍。2本目は踏み切りにタイミングをうまく合わせることができずにファール。3本目もベスト8に残るためにその時点で必要な5メートル91以上の記録を残すことはできず、4回目以降の試技に進むことはかなわなかった。

 自己ベスト更新を狙い臨んだ今大会。大会前にけがをするなど自己管理不足が露呈してしまい、悔しさが残る結果になってしまった。今回のミスを教訓にして、これからの大会では自己記録更新を狙っていく。「今の自分よりも強くなって、自信を持って大会に臨める」ように、ここから研さんを積んでいきたいところだ。

(記事 大島悠希、写真 岡部稜)

結果

男子

▽400メートル

予選(3組2着+2)(27日)

伊東利来也(スポ3=千葉・成田)46秒43(3組3着)決勝進出

決勝(28日)

伊東              46秒78(6位)

▽800メートル

予選(3組2着+2)(27日)

西久保達也主将(スポ4=埼玉・聖望学園)1分49秒17(1組1着)決勝進出

決勝(28日)

西久保 1分48秒32(3位)

▽1500メートル

予選(2組5着+2)(29日)

飯島陸斗(スポ4=茨城・緑岡)3分50秒28(2組8着)

▽3000メートル障害

予選(2組5着+2)(27日)

吉田匠(スポ3=京都・洛南)8分41秒77(1組6着)自己新記録、決勝進出

決勝(29日)

吉田 8分58秒50(10位)

▽走幅跳

決勝(30日)

中村健士(スポ4=東京・調布北)7メートル72(+0.6)(7位)

女子

▽400メートル障害

予選 (3組2着+2)(29日)

関本萌香(スポ2=秋田・大館鳳鳴)58秒02(1組2着)自己新記録、決勝進出

小山佳奈(スポ3=神奈川・橘)  58秒22(2組1着)決勝進出

村上夏美(スポ2=千葉・成田)  59秒74(3組5着)

決勝(30日)

小山 57秒61(2位)

関本 57秒73(3位)自己新記録

▽走幅跳

決勝(28日)

吉田梨緒(スポ1=北海道・立命館慶祥)5メートル52(+1.3)(16位)

コメント

西久保達也主将(スポ4=埼玉・聖望学園)

――レースを終えて今どんなお気持ちですか

途中、600メートルまではすごく冷静にレースを見ることができて、最後まで余力を残せていたんですけど、やっぱり速かったですね。

――レースプランは決勝ではどのように考えていましたか

川元さん(奨、スズキ浜松AC)とクレイアーロン君(竜波、相洋高)がレースをつくっていくと感じていたのでそれにうまく乗せてベストを狙って、その結果順位が付いてくればいいなと思ったんですけど、ベストもなかなか出ないですね。

――調子はいかがでしたか

関カレ(関東学生対校選手権)が終わってから少し右のかかとに痛みはあったんですけど、でもここにしっかりと合わせてこれました。きのうもきょうもすごく良い調子の中でできていたので、今持っている力は出し切れたという感じはします。

――それでも二人には追いつけませんでした

そうですね。いつもよりラストに余裕が持てていたんですけど、なかなか追いつくこともできず、タイムは(1分4)7秒を出せなかったのでそこがすごく痛いですね。

――予選を受けて決勝ではどのようなレースを考えていましたか

予選では600メートルまでは楽にしようと思っていて、それどおり人を使いながら走ることができたので、すごく楽に予選は行けたと思っています。決勝もその感じで二人に合わせていいタイムを出す心持ちだったんですけど……。なかなか自分の壁が破れていないです。

――タイムを出せば順位がついてくると仰っていましたが、その中で3位という順位に関しては

表彰台は狙っていたので、そこはまあまあ。順位の面では及第点なんですけど……。ただやはりタイムをできればともなっての勝ちというところを今回目指していたので。うれしさ半分、悔しさ半分といったところですね。

――関カレが3位に終わって、そこからけがもありながら今大会にむけてどこを強化してきましたか

関カレでもそうなんですけど、今年のレースでは前半に突っ込んでいってどこまで粘れるかというものばかりで、それでは松本君(純弥、法大)のように一気にまくってくる選手に使われて終わってしまうなという印象があったので、練習ではできるだけ600メートルをイーブンイーブンで(同じペースで)行って、ラスト上げられるようなレースができるように心がけて練習したり、短距離の400メートルをやっている速い選手たちと一緒にスピードを強化して、ラストきつい中でも(脚を)動かせる練習をしてきました。

――きょうのレースでその成果を発揮することはできましたか

そうですね。引っ張ってもらったのもありますが600メートルまでの余裕度は前までよりもあったかなと思います。練習では余裕を持って行うことも心がけていたので、余裕は前よりもあって、その分ラストも自分としては上げているつもりだったんですけど、追い切れないところはまだまだ二人には届いていないという印象ですね。

――今課題はどの部分に感じていますか

やはりラストのキレですね。まだまだイーブンで行くのが自分の中で完璧になっているわけではなくて、まだまだ余裕を持たせられる部分があると思っています。あとはラスト勝負になっても競り勝てる勝負強さやスピード練習がもっともっと必要になってくると思います。なので400メートルの選手たちとそういったところを磨いていければと思います。

――次に予定しているレースは

7月のトワイライト・ゲームスですね。

――そこに向けてスピードを上げていく感じでしょうか

そうですね。あと基礎も少し見直しながらやっていこうと思います。

飯島陸斗(スポ4=茨城・緑岡)

――レースを終えた今のお気持ちは

悔しいです。

――序盤は集団に付いていきましたが余裕はありましたか

最初から結構きつくて、後半に耐えることができなかったです。

――調子はいかがでしたか

2週間前に脚を痛めてしまって、練習を積めていない部分がレースに出たと思います。

――関東学生対校選手権(関カレ)以降はあまり練習を積めずに大会を迎えてしまったということですか

そうですね。関カレ以降は、1週間くらいは良い練習ができていたんですけど、その代償として……。少しオーバートレーニング気味でやってしまったのもあると思っていて、そこでけがをしてしまいました。きょうも痛み止めを飲みながらのレースだったのですが、全然戦えなくてただ悔しいです。

――今季のトラックレースを振り返るといかがでしょうか

本当にふがいない結果になってしまっています。中距離ブロック長としてもっと結果を残していかないといけなかったんですけど、どのレースでも勝つことができなくて。最後の年なので秋シーズン巻き返せるように、もっと真摯(しんし)に陸上に向き合っていこうと思います。

――どこをさらに強化していきたいと考えていますか

すべての要因が足りていないので、総合的にスピード持久力、筋持久力を伸ばしていけるようにやっていきたいと思います。

中村健士(スポ4=東京・調布北)

――7位という結果に関してはいかがですか

もう最高です。

――調子はいかがでしたか

調子はすごく良くて。ただめちゃくちゃ緊張しちゃって、ピットに入った瞬間に目の前がぼやけるみたいな感じになりました。緊張しすぎて助走がうまくいかないかなと思っていたんですけど、きょうは本気で踏み切ってもファールしませんでした。1、2本目でファールしないなと思って、そこからは本気で助走して踏み切れたのが一番よかったと思います。

――視界がぼやけるというのは、これまで経験したことないことでしたか

大きな大会だと1本目だとあるんですよ。去年の日本選手権も関カレも、日本インカレも1本目はしましたが、毎回で。最後の雨が土砂降りのときだけはしませんでしたね。

――3回目は8位で迎えましたが、どのように跳躍に臨みましたか

8番でいても、自分は試技順が5番目で、後ろに8メートルの自己ベストを持つ選手がいたし、自分のランキングが21位で、跳ぶ人がたくさんいたので、この記録だと落ちるなと。そこで安心してはいけないと、故意に自分を焦らせて絶対に記録を残すんだという気持ちで臨みました。ただ、(7メートル)61は超えられないかなという気持ちもあって、それでも思い切って踏み切ったらちょっとだけ伸びて、なんとか記録を残せて安心しました。

――終わったあとにはガッツポーズも見せていました

あれは(7メートル)75くらい行ったと思っていて、余裕で残った!みたいな。そしたら68で全然安心できなかったです(笑)。7位で落ちるかなと思ったんですけど、なんとか残ってよかったです。

――4回目以降の跳躍はどのようにして臨みましたか

6本目はもっと順位が欲しいと思って。雨でしたが、雨は嫌いではないんですよ。同好会の時も雨の試合で良い記録を出したり、雨に結構強いのは自負していたので、そこで狙いに行って、本気で気持ちを入れて臨みました。

――6回目の7メートル72(+0.6)の跳躍はご自身振り返っていかがですか

最近うまくいっていなかったことがあって、それが思い切り助走して思い切り踏み切ることができた試合が今年はない状態だったことです。8人に残ったことでファールしても最悪いいし、とにかく全力でやればという気持ちで臨んで、出るべくして出たのかな、実力が少し付いてきたのかなと思います。コーチや先生のアドバイスもたくさんいただいたので、うまく合わせられたのだと思います。

――日本学生個人選手権から2週間ですが、足のけがに関しては大丈夫でしたか

やはり練習すれば悪化するというのがあったので徐々に痛くはなっていたんですけど、ただできるだけ練習では跳ばないようにして、助走の練習をうまくやってきました。あとは踏み切りでファールをしないための、同好会時代にやっていたちょっとした意識づくりをやってきたおかげでファールもせずに、2週間で合わせてこれたと思います。

――次の出場する予定の試合は決まっていますか

全カレ(日本学生対校選手権)になると思います。

――全カレに向けてまた強化していきたいところはありますか

そうですね、もう少し助走のスピードがほしいところと、本気で強く踏み切るというのを1本目から出していきたいです。そうすれば必ず決勝に行けるような記録が出せると思うので、1本目から記録を残せるようにやっていきたいです。

伊東利来也(スポ3=千葉・成田)

――今大会への意気込みを教えてください

やはり今大会は世界陸上(世界選手権)の出場権が懸かった試合だったので、昨年よりも順位を、表彰台で3位以内に入るというのを目標にして臨みました。

――今大会に臨むにあたり、ご自身の調子はどうでしたか

自分自身の中ではいい感じに仕上がってきたかなと思います。

――予選はタイムで決勝に拾われるかたちとなりましたが、その走りを振り返ってもらってもよろしいですか

レース内容では技術的にうまく流れていて良かったとは思うのですが、絶対的なスピードというものが他の選手に比べて足りていないと感じました。レースの流れとしては良かったのですが、スピードというベースの部分では良くなかったかなと思います。

――レース内容ですが、意識されている200メートルから300メートルにかけての伸びの部分ですか

そうですね。

――決勝はウォルシュ・ジュリアン(富士通)選手が隣の4レーンで走るレースとなりましたが

ウォルシュ選手は出足が早い選手なので、そこを使わない手はないということで、うまく前半付いていくという意識で、乗せていこうかなという意識で臨みました。実際200メートル地点までの入りは、自分的には悪くない走りなのかなと思います。

――200メートル以降は徐々に離される展開となりましたが

200メートルから300メートルまでの走りの部分で自分の中に迷いがあったのか、その部分で前半のスピードを活かせず殺してしまったというのは、走っている中でも感じました。

――今後に向けての課題は

やはり先ほども言ったようなベースの部分でのスピードというのが足りていないと感じました。そこがやはり課題だなと感じます。

――次の試合はどちらでしょうか

次の試合は恐らく、全カレ(日本学生対校選手権)になると思います。

――全カレに向けての意義込みをお願いします

400メートル決勝に残ったメンバーは全カレでは走ると思いますし、他にも速いメンバーは大勢いるので。レベルが拮抗(きっこう)していく中で勝負強さというのが勝つためには重要だと思うので、そういった意識の中で優勝を取れるように頑張りたいと思います。

小山佳奈(スポ3=神奈川・橘)囲み取材より抜粋、編集

――レースを振り返って

一言で表すと悔しいです。自分のレースができれば勝てたというのがゴールした後すぐにわかって、非常にもったいなかったレースだったと感じています。

――どのあたりでそう感じましたか

1台目はすごく良く入れたんですけど、逆足の4台目の切り替えからうまく行かなくなってしまいました。後ろから(伊藤明子・筑波大が)来ても焦ってはいなかったんですけど、4、5、6台目がうまくいかなかったというのが印象的なので、そこが一番悪かった点かなと思います。

――関東学生対校選手権(関カレ)後から調整はうまくいった感触はありましたか

関カレが終わって少しだけ休んだんですけど、その後も結構追い込んだ練習をしてきました。自分の中では疲労が抜けたかなと思っていたんですけど、このように試合を重ねていくとどこかが痛かったりとか、けがに対しての敏感さが出たりとか、うまく調整ができなかったと思ってしまう部分もあって、それはもう一回考えてみないとわからないので、宿題として残しておこうとこのレースを通じて思いました。

――そのけがの影響は

それはもうなかったです。ただただ自分の実力不足というか、自分の力が発揮できなかったレースだったと感じます。

――今後のレースは

再来週からヨーロッパを転戦する予定で、ヨーロッパで試合をいくつか予定しています。まだ出れるかはわからなくて、本当はここで優勝してポイントの上位30位以内で世界陸上(世界選手権)を狙っていたんですけど……。でもまだまだ諦めなければ夢の方ではないと思っているので、しっかりこの1、2週間でもう一度体と相談しながら練習をして、それでヨーロッパ転戦に向かっていければと思っています。

――今大会を踏まえて、何かテーマはありますか

いつもいつもレース後の取材で言っているんですけど、やはり切り替えの部分と、今回の試合でわかったようにコーナーの5~8台目のあたりを集中的に練習で行っていかなければ今後のレースでもまた同じように答えてしまうので、その部分を改善できればと思っています。

――終盤は思ったように伸びなかったように感じました

きのうの予選もそうだったんですけど、いつも後半に上がるのですが、今回の試合を振り返るとなかなか後半に上がらないのが印象的でした。自分でもそれがなぜかわからないんですけど、いつも生かせるところが生かせなかったレースだったかなとは思います。

――きのうの予選もそのようにおっしゃっていましたが、決勝までにどう修正してきましたか

すごく動画も見ました。なぜ予選であれほど体が動かなかったのかというのを考えたんですけどまだわからなくて。このレースに対してもいつもなら多少は楽しみだったりとか、自信があったりするんですけど、なかなかポジティブに考えることができなくて、気持ちの部分でもうそこで負けてしまったのかなと思っています。あと10台目を越えてからは、監督のレースの前に「最後は勝て」と言われていたので、もう腕と脚のタイミングを合わせながらとりあえず前にいる人を抜かす気持ちで、10台目の前からはそう考えながら走っていました。ちょっと意地が出てしまいました。

――関本萌香選手(スポ2=秋田・大館鳳鳴)との2位、3位入賞に関してはいかがですか

表彰台に二人で乗ることが決勝前の目標で、監督ともそうやって話していました。本当はどっちかが優勝して二人でワンツーしたかったんですけど、実際できたレースだったので非常に悔しい思いでいっぱいです。でもやはり二人で表彰台に登れたのは、そこは素直に喜んでもいいところかなと思います。

――関本選手が特に今伸びていますが、先輩としてどのように感じていますか

(関本とは)いつも練習してきて、グラウンドに戻れば短長メンバーもたくさんいますし、切磋琢磨(せっさたくま)して走っているので、仲間の大切さを感じています。こうやってすぐ近くで後輩が上がってきているので、私も逃げなければいけない気持ちもありますが、一緒に強くなりたいという気持ちもあります。400メートルハードルは個人の種目なので、そこは勝負として勝ち負けがあるのは仕方ないですが一緒に競い合える仲間がいるのは自分が上に行くためにも力になるので、これからもどんどん日本のトップを争えるようなメンバーを早稲田でつくりあげていきたいと思っています。

吉田匠(スポ3=京都・洛南)

――全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会(全日本予選)から日にちの経たない中での予選、決勝となりましたが

決勝に関しては完全に走力が足りなかったというか、力が足りずに連戦の疲れをあらわにしてしまったレースとなってしまいました。今シーズンは割といいレースができてた中での今回のレースは、すごく反省するところが多いのかなと思います。

――1万メートルから3000メートル障害への調整はどうされましたか

3000メートル障害の調整は何もしない流れでやっていくかたちとなりました。ハードル練習を一回も入れてない中での3000メートル障害となったので、最初は障害に足が合わないなど戸惑う部分もあったのですが、それは予選でしっかりと合わせることができました。きょうの決勝はそういうズレがない中でのレースとなったのですが、このような結果になったので自分の力が足りなかったのかなと感じます。

――予選はどのようなレースプランで臨みましたか

予選は決勝に残ることしか考えていなかったので、5着をしっかりと捉えて。そこを絶対に離さないようにして、5着で着順を取りに行くというレースになったのですが、実際の結果から見れば5着から離れての6着のゴールになってしまい、自分の力不足を予選でも痛感しました。ただ予選ではベストで走れて、いい走りができたと思います。予選に関しては、(力を)出し切った中での結果だと思うので、予選に関しての悪い部分はあまりなくて、どちらかといったら評価できる部分の方が多かったかなと思います。

――最初の一周で後方から前方に上がったのも、5着以上を狙っていたからですか

最初に前の方に出て、変な力を使わないようにするために最初は落ち着いて入って。1000メートルを過ぎてから自分の力を出せるようにと考えていたので、最初は後方スタートというかたちにしました。

――5着と離れた際に、どのように前を追っていきましたか

ここで離されてはいけないというラインで離されてしまいました。本当にそこは前を追わないといけないと思った中で、それでも追えなかった部分があったので、レース中ではあったのですが、本当に自分の力が足りていないのを痛感しながら耐えるレースとなってしまいました。

――自己記録を更新しての決勝進出となりましたが

それはレース展開が良くて、周りが強かったので。僕自身もベストが出ると思っていなくて、ゴールしてからそんなに速いタイムで走っていたことを知るレースになったので、そこは自分の力というよりも周りに引っ張ってもらった結果なのかなと思います。

――きょうの決勝ではどのようなレースプランを考えていましたか

きょうは疲労が溜まっていてきつい部分もあったので、自分の出せる精一杯で。12番手で予選を通ったので、捨てるものはないという気持ちで、しっかりと前に食らい付いていこうという決勝のレースになりました。

――ご自身の決勝のレースを総括すると

決勝のレースとしては積極的にいこうと思って最初は前に付きました。位置取りも悪くなかった中でのレースとなったのですが、ずるずると後ろに下がってしまいました。そこでも付こうとは思いながらも全然後ろに付けず、体も止まってしまいました。疲労を完全にレースに出してしまったと思うので、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)の予選会と全日本(全日本大学駅伝対校選手権)の本戦も一週間でやらないといけないレースになってくるので、そういう意味ではタフさというのが今後必要になってくると思います。そういう部分は身に付けていきたいと思います。今回の決勝に関しては自分の実力というか、タフさがなかったというのが原因ではないかと思います。

――次のレースはどこになるのでしょうか

ホクレン(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)の網走ですかね。そこで5000メートルを走ります。

――そこに向けての意気込みは

5000メートルで自己ベストを狙っていきます。連戦の疲労はあるのですが、そこは一週間でしっかりと切り替えて(疲れを)抜いて、次のホクレンであったり、夏合宿に向けて切り替えていきたいと思います。

関本萌香(スポ2=秋田・大館鳳鳴)

――今大会の目標は

自己ベストと決勝で戦うというのが一番の目標でやってきて、まず予選で自己ベスト出すことは最低限必要だと思っていました。そうでないと決勝では戦えないので、しっかりと予選からベストを出せて良かったと思います。

――予選から自己ベストを出せた要因は

後半の6台目以降でリズムを崩すことが多くて苦手と感じる部分を関カレ(関東学生対校選手権)から1カ月の期間で練習してきました。まだ完璧ではなく、予選も決勝も駄目なところはあったのですが、それでも今までよりは修正できたので良かったと思います。

――決勝ではどのようなレースをしようと考えてましたか

決勝は予選で少し入れてしまったところがあったので、前半から走りをして。後半になるとタッチダウンタイムが落ちてくるので、前後半のタッチダウンタイムの差をなくすという意識を常に持ちながらレースに臨みました。逆足への切り替えの部分も予選はロスが大きかったので、そこもしっかりと気をつけて意識できました。走りながらいつもより速い展開できていると分かっていたので、あとは(レース)後半に向けてという感じでした。ただやはりラストの40メートルで走れなくなってしまったので、まだまだその部分が……。最後まで走れる力がないと優勝はできないですし、今回のレースのように越されてしまうので、まだまだ力不足ということを実感しました。

――決勝のレース展開を振り返って

まず前半は落ち着きながらも、予選とは違ったふうに攻める走りをして、第3コーナーは流れを途切らせないようにするところを意識しました。あと後半のきつくなる部分で、しっかりと歩数の判断をして走れるかというところが重要だったので、そこは意識しました。でもやはり、少し駄目でした。

――今季はベスト更新が続いてますが、要因はどこですか

まず最大の要因は、ハードルが10台あるのですが、1周を通して考えながら走るようになったというのが大きいと思っています。以前までは前半に(スピードを)かなり出して、どこまで(体力が)持つかという行き当たりばったり感がありました。今は前半走りながらも、風や自分の走りの様子を考えながら後半に向けて走れるようになったところが、去年よりもおととしよりも、さらに後半に(体力が)持つようになった要因だと思っています。後半持つようになったので、タイムがずっと上がってきているという感じがあります。

――小山佳奈選手(スポ3=神奈川・橘)が「一番練習できている」と仰っていました

少しけがしたりとかはあるのですが大きく休むほどのけがではなく、走れる程度の痛みだったので、ずっと継続して走ることができています。練習の中でも今年いいな、上がってきているなというのが分かる感じはあります。関カレもそうなのですが、今大会も自信を持って臨めたところが大きかったと思います。

――今後強化していきたい部分はありますか

やはり8台目以降の勝負というところで、まだトップレベルの選手と比べると、うまくレース展開を運べていないところがあるので、さらに後半の8台目以降で勝負できるように走力アップや持久力系も頑張っていきたいです。

村上夏美(スポ2=千葉・成田)

――レースを終えて

すごく悔しいです。3組だったので前のレースを見れて、それで自分のレースをしようと思いました。前半は結構うまくいったなと思うんですけど、後半で脚が合わなくなってリズムがつくれなかったので、それがまだ課題だなと思います。

――関東学生対校選手権(関カレ)と比べて調子はいかがでしたか

調子は上げられたと思います。途中までは関カレよりもよかったかなと思いますが、最後の2台がどうしても合わなかったので、そこがまだ関カレ同様に改善点だと思います。

――練習ではやはりラスト2台に重点を置いてきたのでしょうか

はい、そういう感じです。脚がちょこちょこと合わなくなってしまうので、そこをうまく変えようと思っていたんですけど、今のレースでも逆足が出せなかったので悔しいです。

――坐骨神経痛はもう大丈夫ですか

はい。もう治ってきたなと思います。

――昨年決勝に進んで、今年は厳しい結果になってしまいました

そうですね。悔しいです。途中まで着順で入りたいと思っていたんですけど、焦る気持ちもあったかなと思います。

――今後の試合までに強化していきたい点は

走力も必要だと思いますし、基本的な400メートルのスピードも付けていかなければと思います。

吉田梨緒(スポ1=北海道・立命館慶祥)

――本日の調子はどうでしたか

1カ月前に関カレ(関東学生対校選手権)が終わってから、体をつくり直そうと思って張り切りすぎて2週間後にけがをしてしまい。そこから何も練習をしない期間が一週間余り続いてしまい、ほとんど調整をしないでこの大会に臨みました。その部分は今大会における自分自身のミスであり、課題でした。

――昨年に続いての日本選手権の舞台でしたが、どうでしたか

舞台慣れではないですが、去年よりはこの雰囲気を楽しめたかなというのはありました。

――まず一本目は大雨での跳躍となりましたが、振り返ってもらってもいいですか

皆が同じ条件だと思っていたので、雨にも負けないで頑張ろうと思い、臨みました。

――ご自身は悪コンディションを得意とされていますか

現段階では、メンタル面で雨に負けてしまう部分がまだあるので、そこの部分は強くならないといけないと、今回改めて思いました。

――2本目の踏み切りはファールとなりましたが

今、助走の流れを変えていて、新しい感覚で、最初の3歩をリズム良く入れた分、最後は詰まってしまいました。踏み切り前で慌ただしい感じになってしまったのが課題かなと思いました。

――3本目は、その時点で8番以内の記録を残さないと決勝に進めない中での跳躍となりましたが

最後の跳躍は何も考えずに跳んだのですが、(直前に)練習ができてない中での結果だと思うので、これから次の試合に向けて調整していけたらと思います。

――日本選手権では目標とする自己ベスト更新を目指したいと臨んだ中で今回の結果となりましたが

本当に悔しいです。自分でメニューを作る部分に慣れていなくて、今回もその部分で調整ミスをしてしまい、日本選手権という大会に合わせれず、目標を達成できなかったことが不甲斐ない気持ちです。本当に悔しいので、トワイライト・ゲームスや全カレ(日本学生対校選手権)と大会が続くので、そこではまた記録更新を狙いたいです。

――次の大会はトワイライト・ゲームスですか

そうですね、1カ月後のトワイライト・ゲームスになります。

――今後の大会に向けての意気込みをお願いします

今回のことは一つの経験として。ここからはトワイライト・ゲームスと全カレと大会が続くので、そこではしっかりと今の自分よりも強くなって、自信を持って大会に臨めるようにしたいと思います。