【特集】競走部特別インタビュー『華の女子対談』第2回 内之倉由美×仲野春花

陸上競技

 同じ九州地方出身ということもあり、高校時代から切磋琢磨(せっさたくま)し合ってきた内之倉由美(スポ3=鹿児島・甲南)と仲野春花(スポ3=福岡・中村学園女)。お互い強い信頼関係で結ばれ、『一緒にかなえたい夢』に向かって突き進む二人に、競技生活についてなどいろいろとお話しをうかがった。

※この取材は6月14日に行われたものです。

「お互いにビクビクしていました(笑)」(内之倉)

対談は終始和やかなムードで進んだ

――お二人は大学入学以前から仲が良かったのでしょうか

仲野 いつからだっけ?(笑)。

内之倉 高2の時、私の高校の子から春花を紹介されて。

仲野 内之倉の高校の同期の子と私が仲良くて、つながって、高2からですね。

――お2人とも九州の出身ですが、合宿などで同じになる機会はあったのでしょうか

仲野 九州の合宿で同じになって、そこから仲良くなったりもした?ちょっと曖昧です。

内之倉 そこから仲良くなりましたね。

仲野 高3のときは合宿でお互いに進路が一緒ということが分かっていたので、そこで一気に仲良くなりました。

内之倉 仲良くさせられたみたいな(笑)。

仲野 「一緒に頑張ろうね」、みたいな。

内之倉 お互いにビクビクしていた、みたいな(笑)。

仲野 大学で大丈夫かな、みたいな。女子選手が少ないと聞いていたので、「私たちと南野(智美、スポ3=山口・西京)と頑張ろう」って。今は冨田(葉月、人3=山口・徳山)も一緒なんですけど。

――女子の先輩も少ない中、なぜ早大を選んだのでしょうか

内之倉 私は鹿児島合宿に早大が練習に来ている姿を見てすごく良いなと思ったのと、そこで礒先生(繁雄監督、昭58教卒=栃木・大田原)に会ってその考えにひかれて早大に来ました。

――仲野選手はお兄さん(仲野遼、平29創理卒=福岡・京都)も早大出身ですよね。

仲野 兄が早大に行って競走部に入っていたというのはすごく大きいです。兄にも話をたくさん聞いていて、「日本一の環境で練習させていただいていると思っている」という言葉を、高3で進路に悩んでいるときに聞いたのも大きな理由の1つですね。

――最後はお兄さんの一言で決めたのでしょうか

仲野 そうですね。すごく考えたんですけど、そのなかで早大を決めました。

――やはり練習は男性陣と一緒にするのでしょうか

仲野 そうですね。基本短距離に混ざって練習して、種目練習のときに各自の種目練習もしています。

――仲野選手は走高跳の試合にも走幅跳の試合にも出られていますが走高跳の練習がメインだとは思うのですが、どれくらいの割合で練習しているのでしょうか

仲野 練習の比率は9:1ですね。関カレ(関東学生対校選手権)のときに、走高跳に比べて(走幅跳)は出る回数も少ないので練習も少なくなっちゃうところもあります。

――大学に入って高校時代と練習で違いを感じる部分はありますか

仲野 私は高校の時は指導していただいたことをそのままやる、言われたことだけをそのままやっていました。大学に入ったら自分次第で練習をやる力が求められていて、最初はその力がなさすぎて何をしたらいいのか分からないという状況だったんですけど、徐々に慣れてきました。考えるという点が高校の練習とは違って大学生だなと思いました。

内之倉 私も仲野と同じで高校時代は先生に1から10まで教わっていたんですけど、自分が考えるように1つアドバイスをいただくという感じで、1人1人考えて高い志を持ってやっているなというのを感じています。

――よくアドバイスをもらう人とかいますか

仲野 私は内之倉ですね。

内之倉 普段からお互いを見ることが多いので、何か違ったりしたら気づいてくれることが多いですね。

仲野 普段から見ているので、いつもと違うところがあったら調子の良い時、悪いときは分かるようになってきたと思います。

内之倉 試合前もお互いのビデオを見まくってアドバイスしたりしてます。あと私は走幅跳なので同期の根岸(勇太、スポ3=千葉・成田)とかと一緒にアドバイスしあったりしています。

仲野 分かる。試合の時とかも2人は私の言ってほしいことを分かってくれるので、言ってくれるんですよ。だから本当に信用しています。

――跳躍ブロックのみなさんで遊びに行かれたりするのですか

仲野 何度か一緒にご飯に行って、1回ディズニーランドにも行きました。仲はすごく良いと思います。ちょうどいいバランスで。

――その3人の仲だと仲野選手と内之倉選手はどんなキャラなのでしょうか

仲野 内之倉はボケているわけではないんですけど、天然なんですよ。天然でボケちゃっているので、それを根岸がツッコんでいるのを見て、私が笑っていいます。

内之倉 根岸がバカにするというかけなして。3人の中のだれか1人が欠けたら面白くないという。

仲野 何か違いますね。

――仲野選手は日誌で「試合前の雰囲気が好き」と書かれていましたが、どんな雰囲気なのでしょうか

仲野 ピリッとした雰囲気が、全カレ(日本学生対校選手権)とか対校戦前になっていて、そこに向かってみんなあと何日あと何日ってやっていくじゃないですか。その緊張感というか、試合が来るんだという雰囲気がすごく好きで、戦うんだみたいな感じがすごく好きですね。

内之倉 みんなすごく集中しているのが分かります。燃えてる感じですね。

――いざ試合前となるとすごく緊張されるタイプですか

仲野 私はテンションがマックスまで上がります。前日から燃えていて、寝られなくなるぐらい興奮して、試合前にはほとんど寝られなくなってしまいます。本当にテンションが上がって、そのまま試合を迎え、その日も寝られないというのが最近続いています。

――寝不足にはならないのですか

仲野 そういうのは全然なくて、自分の中でずっとテンションが上がる感じがしています。

――内之倉選手はどうですか

内之倉 私は1年生の時は試合が怖くて怖くて仕方がなくて、結果が出なかったらどうしようと思いながら試合に出ていました。でも3年生になってから勝ちたいという思いが出てきたかなと思います。

仲野 この前めっちゃ変わったと思ったんですけど、私の大学に入ったときの(内之倉の)イメージが「勝っていいよ」みたいな感じだったんよ。

内之倉 「私は2番でいいよ」みたいな。

仲野 でも最近は「勝ちたい、勝ちたい」みたいな感じなので、すごく貪欲になってきたように感じます。

内之倉 関カレのときの調子が悪くても、「いい感じだよ」といってくれて(仲野が)安心させてくれて。特にこの前の関カレ。

――最近あった面白いエピソードとかありますか

仲野 内之倉はいつも面白いもん。

内之倉 一緒にいるとなんかいつも笑っているよね。面白いことがありすぎて逆に思い浮かばない。プライベートでは一切会わないんですよ。

仲野 そうそう、練習の時だけ。奇跡が起こらない限り会わない。でもたまに選手でご飯はあるんですけど。でもここ2人で遊びに行くことはない(笑)。

内之倉 それが仲良しの秘訣かもしれない。

『勝負強さ』と『楽しむ』

――仲野選手は去年から『勝負強さ』をテーマとして挙げられています。実際に試合でも『勝負強さ』が現われる場面もありますが、ご自身ではどのように思われていますか

仲野 1年目は全部3位、2位といった感じで勝てなくて。順位って1位じゃないと記憶に残らないじゃないですか。誰が勝ったと聞かれたときに2位3位の人ってみんな覚えていないと思うんですよ。1年生のときに勝てなかったのもあって、順位を取るというのは自分の中での目標みたいなもので、競ったときに勝てるというのは大学に入って先輩であったり先生方やOBさんに話を聞いたりするなかで得たものですね。自分だけでついたものではなくて、大学に入って陸上をやるなかで、気持ちの面で成長したなという風に自分は感じています。正直高校のときもインターハイ(高校総体)で勝っただけで全然他も勝ててないですし、そのまま大学1年でもパッとせずだったので、去年ぐらいからはプレッシャーやメンタルの面では負けていないかなと思います。

――去年の静岡国際で優勝されてから、それが自信になったりしていますか

仲野 試合で勝つと自信になって、その自信がつぎの試合につながってという相乗効果があると思います。でも勝てたら、次負けちゃいけないという風に自分で追い込まないようにはしています。あんまり考えすぎないように気を付けています。

――走高跳では勝ちが決まった後に記録に挑戦しますが、そのときは競っている選手がいたほうが気持ちの面では楽なのでしょうか

仲野 そうですね、いてくれた方が。決まっちゃったら、ほっと安心してしまって、気持ちに余裕ができてしまうのでそこはまだまだ甘いなと思います。

――仲野選手の一番の持ち味はバネかと思うのですが、持ち味を生かすために助走などで工夫していることはありますか

仲野 助走はまだまだ、今も日本選手権に向けて変えなきゃいけないなと思っているところで実行できていないんですけど、まだまだ助走も課題がたくさんありますし、先生にアドバイスをいただいてそのアドバイスを取り入れながらやっています。技術の面で例えば空中動作などが他の選手よりも劣っているので、バネという跳躍力で補って助走練習でもっとして、跳躍につなげられたらなという風には思っています。

――内之倉選手は調子が良い時に助走を合わせるのが難しいと話されているときが多い印象があるのですか、助走を合わせるのは難しい部分はありますか

内之倉 調子が悪いときは助走で走れないので、助走の距離が変わらないんですけど、調子が良い時ほどだんだん走れてきて助走距離が伸びてきて難しいなと思います。でもそこで合わせられないのが自分の弱さかなと思います。

――走りの面ではフォームを改善されたりしているようですが、何か助走に影響を与えたりしていますか

内之倉 大学に入って走るスピードが上がっているのはタイムとして表れているんですけど、踏み切りにつながらなくて踏み切りやすい走りを獲得するためにフォームを改善していて、ことしに入ってから良くなってきたかなと、跳躍につながるようになってきたかなと思います。

――内之倉選手は去年の関カレ前に2年ぶりに6メートルを跳ばれて、そのときにいろいろな人に支えてもらったという話をされていましたが、そういうのを感じる場面はありますか

内之倉 私は大学に入って全然実績を残せていないんですけど、顧問の先生であったり監督であったりコーチであったり、高校時代にちょっとだけお世話になった先生からも連絡をいただいていて、こんな実績が出ない私でも見捨てないでずっと見てくれている人がいるんだなと思うと、諦め切れないですね。

――高校時代から一緒に試合に出てこられた選手とは今も連絡を取られたりしているのでしょうか

仲野 大会で会うとすごくしゃべるし仲もいいんですけど、連絡は今福岡大にいる沖縄出身の徳本鈴菜とは連絡取ったり取らなかったりという感じで。他のみんなは会うと話すんですけど、連絡は取りませんね。

内之倉 確かに。

仲野 でも走高跳の子たちは、走幅跳が悪いとはいわないけど本当に良い子ばかりなんです。本当にみんな性格が良くて、おっとりしている。

内之倉 確かに。みんな良い子。走幅跳の方が負けん気が強い。

仲野  (走高跳は)自分との勝負じゃないですか。でも(走幅跳は)ベスト8に残れないと勝負できないじゃないですか。だから嫌でも人の不幸を喜ばなきゃいけなくなるじゃないですか。自分との勝負なので、なんかごめん。私もたまに走幅跳に出るので、すごく感じます。(走高跳は)おっとりしている人が多い。

内之倉 私も走高跳よりの性格です。

仲野 比較的に内之倉は、好戦的な性格じゃないので。

――内之倉選手は初心に戻って陸上を楽しむ、といことは日誌に書かれていましたが普段から意識されているのでしょうか

内之倉 そうですね、競技を楽しむことで私は1番強くなれると思っています。楽しむことを忘れていたな、って。

仲野 1年のころとかいっぱいいっぱい過ぎて全然楽しめてなかったよね。

内之倉 後輩ができることによって心にゆとりができるし、この子たちを引っ張りたいという思いがでてきました。

仲野 確かに。私たちが理想としていた先輩になれるのかという責任感とかあって。私たちが下級生だったころの先輩って本当にかっこよかったよね。

内之倉 うん。

――理想像となるような先輩とかいますか

内之倉 みんな本当に。中澤さん(希緒、平29政経卒=現埼玉陸協)かな。

仲野 中澤さんはいまもたまに練習に来ていただいているんですけど、かっこいいよね。

内之倉 芯がぶれないよね。

仲野 本当に自分っていう感じで。理想像は本当に中澤さんだね。試合であったり練習であったり本当に的確な指示をしてくださるので。

内之倉 甘すぎないところがいいよね。

仲野 本当に的確に言ってくださるんですよ。

内之倉 でもその甘すぎない中澤さんの隣に長田さん(彩楓、平29スポ卒=早稲田佐賀)というすごく優しい先輩もいて。バランスが取れていました。長田さんが後ろから見守ってくれていて、中澤さんが引っ張るという感じでした。

――今は女子選手の中で3年生が1番上の学年かと思います。

内之倉 短距離の中ではそうですね。それぞれの役割があったりします。仲野は競技で背中を見せる、という感じです。

仲野 内之倉は丁寧に1人1人と向き合ってくれる感じです。みんなとコミュニケーションをしっかりと取ってくれて、ケアしてくれます。大丈夫だよ、みたいな。励ましてくれて、優しいです。

内之倉 南野は女子のキャプテン的な存在です。女子のまとめ役。 冨田は頭が良いから、1歩引いたところで全体を見てくれています。

――3年生は3年生ですごくバランスが取れているんですね

仲野 本当に、4人個性豊かすぎて、合うよね、正直。

内之倉 合う合う。

――競技の話に戻るのですが、お2人ともあまりケガをされていない印象があります。ケガをされない秘訣とかありますか

仲野 私大きなケガをしたことがないんですよ。私は競技の特性上、あまりケガをするような出力を使わないので、短距離選手はスタートで肉離れがあったりとかするんですけど、いきなりバンとかいう動作を大会や練習で使わないので、ケガはしないんですね。

内之倉 私は捻挫は多いんですけど、そんなに大きなケガはなくて。体が柔らかいのでケガをしにくいです。

――お2人は試合前に何かルーティンだとかはありますか

仲野 私は前日に炭水化物を食べて、プリンを食べて、リポビタンフィールをお風呂上りに飲んで寝て、朝はお米を食べてお味噌汁を飲みます。試合前に全身にサロメチールを塗るというのがルーティンで、必ずやります。

内之倉 私は試合前にやっていたことを普段もやるようになった。何時にご飯を食べて、何時に起きてとかを試合の1週間か2週間前から合わせていたりします。

仲野 えー、すごい。

――試合の時間は朝早いのでしょうか

内之倉 朝早くの試合が多いですね。

仲野 私は前日寝られないので、いつも起きれるか起きれるか心配になります。

内之倉 私も不安とかで寝られなくなる。でも最近寝られるようになった。

――睡眠時間とか競技の結果に関係あるのですか

仲野 私寝過ぎるとダメなんですけど、高校の時土曜日午後練習だったので朝ものすごく寝ていて。そのとき練習に行ったら走高跳が全然跳べなかったことがあって、そしたら高校の顧問に「何時まで寝てた」と聞かれて。「寝すぎだから飛べない」と言われて、体が重くなるのかな。それ言われてから長くは寝ないようにしています。

内之倉 私は7時間半って決めています。寝る前の30分前には電気を消して、1時間前には携帯にも触らずに、音楽聞いてマッサージとかしています。明るいと寝る準備を体がしないと聞いたことがあるので。

仲野 私はすぐに寝れるんだけど。どんな状況で寝れるのが特技なんですよ。飛行機であったら離陸前に寝れますし、着陸で起きるという感じなので。明るくてもうるさくても寝れます。

内之倉 私は誰かホテルの外を歩いていても目が覚めちゃうぐらいなので、耳栓とアイマスクをして寝ています。

仲野 そうなんですよ。合宿中もそうでした。

「早大に跳べる女子もいる」(仲野)

力強く競技について語ってくれた仲野

――ことしに入って女子のユニフォームが変わりましたよね

仲野 そうですね。下が白からエンジになって、『W』が大きくなったんですよ。

内之倉 それが女子選手から好評です。

仲野 今までは上に小さく『W』だったんですけど、それより前は『W』も大きかったんだっけ?前の女子選手のユニフォームが大きい『W』だったというのを聞いて、それをかっこいいかっこいいと言っていて。

内之倉 YouTubeとかを見て、強い時の早大の女子選手が大きい『W』のユニフォームを着ていてあこがれていました。

仲野 ことし変えていただいて、うれしいです。

内之倉 うれしいよね。

仲野 男子選手のユニフォーム、かっこいいよね。

――最近女子部員が増えてきていますよね。女子部員が増えると楽しいだとかはありますか

内之倉 うん、楽しいね。

仲野 楽しい。良い意味でも悪い意味でもやりやすい。

――礒監督はどのような存在ですか

内之倉 本当にすごい。

仲野 何でもお見通し。今ハードルを見ていると思ったら、バックストレートで走っている人も見ていて、投げている人も見ていて、跳んでいる人も見ている、みたいな。

内之倉 それで補強している人が気を抜いているところを注意する、みたいな。視野が本当に広いですよね。

――仲野選手も部員日誌を書いている機会が多いと思うのですが、女子選手で一番部員日誌を書いているのは誰なのでしょうか

内之倉、仲野 富田?

仲野 みんなが頼みやすい、気さくな性格なので。

――部員日誌は部員の皆さんも読まれるのですか

内之倉 あれいいよね。そんなこと考えてやっているんだ、って分かって。

――内之倉選手と仲野選手で共にかなえたい夢があると中の選手の日誌に書かれていましたが、そのことについて教えてください

内之倉 対抗戦で2人で優勝して『W』のポーズで写真を撮るというのが夢なんですけど、なかなか。

仲野 女子選手は少人数のチームで走高跳と走幅跳で私たちが勝ったら、すごい印象に残ると思います。早大といえば走るイメージがあると思うんですけど、跳べる女子もいるんだぞと。

内之倉 2人でアピールできればいいなと思います。

仲野 あと3回チャンスがあるので頑張ります。

――仲野選手は日本選手権とアジア選手権に出られますが、そこでの目標を教えてください。

仲野 日本選手権は勝ったことがなくて、日本選手権独特の雰囲気、去年もすごく調子がいいなかでの負けだったのでとても悔しくて。1年間やってきたのでことしこそはという気持ちでやっています。アジア選手権は初めて出させていただくんですけど、前大会の記録で1メートル84で3位入賞だったので、自己ベストと3位入賞を目指してやっていきたいなと考えています。

――内之倉選手にとって次の大きな大会は全カレかと思いますが、そこでの目標を教えてください

内之倉 しばらく自己ベストを出していないので、自己ベストの更新と優勝は最低したいなと思っています。女子総合で8位入賞というのを全カレでは目標にしているので、3年生なので引っ張っていきたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 杉野利恵)

最後は仲のいいお二人で写真を撮っていただきました!

◆内之倉由美(うちのくら・ゆみ)(※写真右)

1996(平8)年10月10日生まれ。158センチ。鹿児島・甲南高校出身。スポーツ科学部3年。オフの日は練習にそなえるために過ごしているとのこと。家でゆっくりと過ごしていても、まったく動かないのはあまり良くないので散歩したり買い物にも出掛けるようです。競技への意識の高さがうかがえる内之倉選手でした。

◆仲野春花(なかの・はるか)(※写真左)

1996(平8)年4月11日生まれ。165センチ。福岡・中村学園女子高校出身。スポーツ科学部3年。内之倉選手の洋画好きにあこがれて、時間があれば洋画を見るようにしているという仲野選手。どこでもすぐに寝られることが特技だとのことで、飛行機は離陸前でも寝られるそうです。