【連載】箱根事前特集『起死回生』第2回 駒野亮太長距離コーチ

駅伝

 現在B、Cチームの指導に当たる駒野亮太長距離コーチ(平20教卒=東京・早実)。そのBチームに今勢いがある。上尾シティマラソンではBチームの選手が自己記録を大きく更新した。この他の種目でもタイムを縮める選手がAチーム以外の選手に相次いだ。今回はトラックシーズンやこれまでの駅伝を振り返りつつ、来たる東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に向けて挑むチームの展望について伺った。

※この取材は11月25日に行われたものです。

「しっかりと練習を消化できた」

しっかりとした口調で話す駒野長距離コーチ

――二次合宿の途中では、西田稜選手(政経4=東京・早大学院)、伊澤優人選手(社3=千葉・東海大浦安)、山口賢助選手(文1=鹿児島・鶴丸)の三人がAチームに上がったということでしたが、その後の練習はいかがでしたか

 二次合宿の時はその三人をAチームに上げて、西田がそのあと故障をして離脱しました。伊澤と山口はそのまま三次合宿もAチームの練習に行きました。三次合宿からAチームに上げたのが他にも小澤(直人、スポ4=滋賀・草津東)とか、車田(颯、スポ4=福島・学法石川)が行きましたね。

――小澤選手や車田選手がAチームに上がった理由というのは

 二次合宿のBチームの練習を完璧に出来ていたので、上げても問題ないだろうと監督(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)と相談して判断をしました。

――日本学生対校選手権(全カレ)では、1万メートルには出場者がいませんでした。その他の種目を含めて振り返るといかがでしたか

 1万メートルに出る予定だった太田智樹(スポ3=静岡・浜松日体)が脚の負傷もあって出なかったので、出ていれば入賞争いを十分できたと思ういます。大事をとって欠場にしました。5000メートルに関しては、中谷(雄飛、スポ1=長野・佐久長聖)が思った通りのレースができなかったのがありますけど、千明(龍之佑、スポ1=群馬・東農大二)はその分頑張ってくれましたし、3000メートル障害も吉田(匠、スポ2=京都・洛南)が積極的なレースをしてくれました。夏合宿の合間で出たレースですし、万全の状態で出たわけではなかったので、その中では決して悪い結果ばかりではなかったと思います。ただもう少し全カレに絡むような選手が複数人出てきてくれると。対校戦に固定メンバーしか出られないことには物足りなさを感じるところです。

――駒野コーチが期待していたメンバーとは

 本来であれば永山(博基、スポ4=鹿児島実)は実力からすれば出場はあってしかるべきだと思いますし、清水(歓太駅伝主将、スポ4=群馬・中央中教校)も標準は切っていませんがキャプテンですし、そこに行くくらいの力を持ってくれないと。あとは新迫(志希、スポ3=広島・世羅)など、タイムは持っていますがなかなか出られるだけのピーキングができていないところですね。そういうメンバーがフルで出てくるようになると違ったのかなというふうに思います。

――全カレ後のBチーム以下のメンバーの練習はいかがですか

 Bチームも三次合宿に行けないメンバーは所沢でやっていましたがその練習もしっかり消化できていたと思います。特に向井(悠介、スポ1=香川・小豆島中央)とか室伏(祐吾、商1=東京・早実)とか、そのあたりの若い選手たちを中心にしっかりやっていましたね。

夏合宿中に調子を上げた小澤

上尾ハーフの真柄と伊澤の好走は狙い通り

――駅伝についてお伺いします。初戦の出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)では前半の出遅れがありましたが、結果についてはどのように受け止めていますか

 全員調子が良かったので、1週間前の世田谷競技会で自己ベストをみんな出しました。たらればは駄目ですけど、1区の出遅れがなければ、十分に上位で勝負できたなと思うので、そこはちょっとしたボタンの掛け違いだったなと思います。ただ3区の中谷で一度流れを取り戻しかけたけれどまたそこで手放してしまったということで、複数人のゲームチェンジャーがいないとやはり駄目だなと痛感しました。だから太田智や永山というゲームチェンジャーになれるような選手が不在だったというのは大きかったと思います。

――その後の全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では15位に沈んでしまいました。この要因は

 例年と調整の仕方を若干変えて、2週間前に記録会形式の1万メートルのビルドアップという、半分試合半分練習のようなものを入れて。思いの外そこで追い込みすぎてしまったというか。やはりみんな記録会とかタイムが公式に残るものなので、監督や我々が思っていた以上に出し切ってしまった選手が多くて、それを引きずったという感じですかね。だから決して力及ばなかったというよりもピーキングのズレというものがあったと思います。ただ、やはり中谷などはそういうことをやっても試合に合わせてきますから言い訳に過ぎないのですが、要因と言われると15位になった伏線はあったのかもしれません。

――出場した選手に疲労が見られたということでしょうか

 意外と1万メートルの後の練習で状態が上がってこなかったりとか、疲労が残っているがために1週間前の練習が思ったよりもうまくいかなったりということがあったので、2週間前の1万メートルで出し切ってしまった選手が何人か出て、その疲労を抜ききれないままレースを迎えたかたちになってしまいました。

――その中で夏合宿中はBチームだった宍倉健浩選手(スポ2=東京・早実)が2区に抜てきされましたが、その理由は

 宍倉はBチームの練習をしている時から、8月の走り込みができていなかったので、全日本に向けて走り込みをしっかりするということで三次合宿では所沢に残ってしっかりやっていました。時間がかかるかなとは思っていたんですけど、思いの外調子が早く上がってきて、2週間前の1万メートルもしっかり走れていたので、2区が距離変更になってフラットで走りやすいコースになったので、そういう意味でも2区だったら彼に任せても大丈夫だということで起用しました。

――また出雲、全日本では長い間Bチームで練習していた小澤選手が出走しました。これまでの練習やレースの走りをどう評価しますか

 練習に関しては、4年間彼を見ていますが、間違いなく量も質も継続性も段違いにできています。ようやく眠れる獅子が目を覚ましてくれたなというのはスタッフとして感じているんですけど、一方で3年間、日の目を浴びてこなかったので彼の中で自信がまだないのですね。だから練習も走れているのに試合でイマイチ踏み出せないというか、一歩踏み込めない自信というのがないので、出雲より全日本の方が良かったですし、全日本よりも上尾ハーフ(上尾シティマラソン)の方が良かったので、次の箱根はそういう自信がさらに付いている状態だと思います。もっと自信を持っていけばいいのになと、歯がゆい思いで見ていました。

――練習と期待していたものにズレがあったということでしょうか

 三次合宿では核となる練習がいくつかあるのですがその中でも前の方で走っているのでBチームにいたことがマイナスではなくて、むしろ体も丈夫になりました。ちょっとした練習では壊れなくなったので、プラスに働いている面が大きいかなと思うんですけど、どうしてもまだBチーム根性が抜けきれていなくて、自信を持って自分が戦えているのがイメージできていないような感じが見受けられますね。

――Bチーム上がりの車田颯選手(スポ4=福島・学法石川)、山口選手も全日本のメンバーに入りました

 車田に関しては2週間前のレースでもほぼ先頭を引っ張っていたので駅伝に向けてしっかり上がってきた印象はあったんですけど、やはり車田も1万メートルで吐き出してしまった選手の一人で、それが終わった後に疲労が来て調子を崩したので、そこのリカバリーがうまくいかなくて最後区間変更をした経緯があります。小澤よりもさらにこの1年2年は練習を積めていなかったですし、そういう反動ですかね。夏合宿からしっかりできていた分、全日本の時はうまく状態が上がらなかったという感じですね。山口は練習は継続できるんですけど、まだ上のレベルで戦えるかというとまだそこには至っていないですね。13人の13番目でしたし、脚にも不安が多少あったので、今年はいろんなことを見てもらうための経験を積んでもらう、いろんなことを見聞きするための全日本だったかなと思います。裏方の仕事をすることで全日本の雰囲気を知るという感じですね。

――出雲、全日本と1年生が主要区間に入りました。その起用した理由とレースを振り返ると

 三次合宿での駅伝に向けた実践的な練習でも1年生が上位を占めていたところがあったので、さすが1年生は力があるなと思いました。そのような力があるので主要区間に入るのはある意味でセオリー通りなんですけど、やはり駅伝はセオリー通りいかないもの。彼らも全国高校駅伝とか都道府県対抗駅伝とかの全国規模の駅伝は経験していますけど、高校時代はトップクラスの選手なので気持ちの余裕があったと思うんですけど大学生になるとトップのトップではなくて、同じ区間にもっと強い選手がいたりします。そういう経験の差など、大学駅伝の洗礼を浴びてしまったかなという部分がありました。一方で中谷みたいにそういうことを度外視して走れる選手と2パターンいるということがわかりました。

――全日本後にはBチームのメンバー中心の記録会もありました。その目的や結果はいかがでしたか

 全日本の後の記録会の五千メートルについては学連記録会に向けた練習の一環の位置付けでやりました。そこに山上りの準備をしていた大木(皓太、スポ3=千葉・成田)や尼子(風斗、スポ3=神奈川・鎌倉学園)も加わって、思っていたよりもタイムが出たので、練習の一環で出した割にはしっかり走ったなという印象でした。

――Bチームのメンバーが出場した学連記録会では自己記録を更新した選手が多数出ました

 向井(悠介、スポ1=香川・小豆島中央)に関しては春先は環境に馴染みきれない部分とか、本人も歯がゆいレースが続いていて。15分を切れるか切れないかくらいのレースしかできていなかった時からすれば、きのう(11月24日)のレースは29分30秒くらいで走れているし、しっかり1年生は自分もいるぞというアピールができてという点では良かったと思います。ただ他大の1年生に目を転じてみると28分台で走っている選手が1年生でもいますから、決して満足してほしくないなと思います。それでも春先の状況からすれば、よくここまで力を付けてくれたなと思います。あとは室伏もですね。同じようにコツコツ練習して力を付けてきているので、彼はもう少し自信を付けてくれれば向井と同じくらいかもう少しあと10秒から20秒上乗せできると思います。

――上尾ハーフでは真柄光佑選手(スポ3=埼玉・西武学園文理)、伊澤選手といった、Bチームの出身者がチームの上位に入りました

 これは狙っていました。彼らには箱根に直結する距離で、しっかり戦えないとBチームとしての強みを発揮できないという話をしていたので、もちろんAチームのメンバーとは上尾ハーフに向けた持って行き方は違いましたけれど、ただ彼らには狙ったレースでしっかり結果を出すことにまずは注力させました。伊澤、真柄、あとは三上(多聞、商3=東京・早実)の三人を僕は『Bチーム三銃士』と呼んでいるのですけど、この三銃士がしっかりと力を出してくれました。ただ三上はあと少しだったので3打数2安打1犠打くらいの感じです。チームに対して何かメッセージというか、Aチームの地位が安泰ではないんだぞということを地位を示してくれたのと同時に、BチームのメンバーにもコツコツやっていればこういうAチームのメンバーと戦うことができることを示してくれたのでそこは良かったと思います。狙い通りで良かったと思います。

――上尾ハーフ後にBチームのメンバーに何か変化はありましたか

 向井や室伏は夏合宿を含めてずっと一緒に練習してきた先輩なので、彼らがそのタイムで走ったということは自分たちも行けるはずだというように思っているはずですし、そのように思ってくれないと困るので、目に見えて変わったというのはないですが、きっと彼らの中で「次は自分が」というふうに思っていると信じています。

上尾ハーフで好走した伊澤

「伸びしろが十分にある」

――現在の練習の様子は

 きょう(11月25日)から集中練習が始まったので、いよいよ箱根に向けてやっていこうという雰囲気に徐々に研ぎ澄まされていくんだろうなと思っています。例年よりも集中練習に入れるメンバーが多いと思うので、そこで競争をしっかり激化させていきたいなと思いますし、振り返れば奴がいるというか、決してチーム内の争いも油断できないことを感じて欲しいと思います。

――昨年の駅伝シーズンの練習では、Bチームは『20キロ専用機』ということで箱根に集中した練習を積んでいたということですが、今年も同じような方針でしょうか

 そうですね。あまり変えているつもりはないので『20キロ専用機』として考えています。伊澤はその最たる例だと思うんですけど、伊澤に関しては年が明けたらマラソンに向けた練習をしていきたいと本人から申し出があったので、今も箱根に向けて頑張らせていますけど、箱根で終わりというよりもその先の30キロだったり、場合によってはマラソンのレースに向けた準備もさせています。なので20キロはお茶の子さいさいで走れる状況になっているのかなと思います。

――以前の対談で『第二の谷口(耕一郎氏、平30スポ卒)』と仰っていましたがその意識は今もありますか

 そうですね。昨年、谷口が上尾ハーフでAチームに食い込んだというのが箱根にもつながったので、それは伊澤などのメンバーがそれになりかけているのかなと思います。ただ昨年とはチームの事情も違いますし、「昨年の谷口さんくらいでいいや」という思いではそうなれないので、5番手6番手や、もっと言えばエース区間を自分が走っても大丈夫というような力やマインドは身につけて欲しいなと思います。

――昨年と比べて、上尾ハーフでの好走など中間層が力を付けたように感じますが、うまくいっているという認識でよろしいでしょうか

 そうですね。もちろん全員が全員ではないんですけど、Bチームのメンバーから箱根の16人にしっかり絡めていけているので、少しずつではありますが実を結んできているのかなと思います。

――では箱根の話に移ります。昨年までと大きく違うのは山上りの経験者がいないことだと思いますが、新しい山上りの選手については

 今何人か候補がいるので、今年はそのメンバーを直前まで競わせて調子などを見極めていくと思います。その候補は誰を走らせてもある程度で行けるだろうという自信はあるので、そこに関しては過度に心配はしていないです。

――コーチとして、どの程度と見込んでいますか

 本当だったら昨年までの安井(雄一、平30スポ卒=現トヨタ自動車)の穴を埋めて欲しいですけど、安井も3回上っていますし、あのコースは経験がモノを言うので誰が走っても初めてと言うことで。そこに関してはハードルを上げすぎるのも良くないと思っていて、74分前後で上ってくれるのではという見通しはあります。

――選ばれなかった選手に関しても平地で走れる能力はあるのでしょうか

 もちろんです。なので上りだけでなく他の平地の区間との兼ね合いも含めて5区はこれから考えていくことになると思います。監督もまだ2、3人候補者がいるとおっしゃると思います。

――下りでは昨年経験した渕田拓臣選手(スポ2=京都・桂)がいます

 ここも渕田一本で決めているわけではないので、今渕田が下りに向けて準備はしていますけれど、彼にも油断して欲しくないですし、彼が崩れてしまった時のために準備していかなければいけないですね。だから渕田を軸に考えてはいますが、そこも何人か行けるだろうというような選手はいると思います。

――出雲、全日本の負けを踏まえて今のチームに足りないものはありますか

 自信ですかね。決して彼らは練習が全然できていないわけではないし、昨年、一昨年と比べて特別力が劣るようなこともありません。一つあるとすれば経験の差だとか場数を踏んでいるか踏んでいないかという部分が大きいと思います。最後は根拠のない自信でもいいので、とにかくやれると自分に言い聞かせるくらいの図太さとかいい意味で周りのことを気にせず周りのことに集中できる力というか、そういうものがあと1カ月で作り上げられればいいと思っています。

――逆に強みはどの点でしょうか

 伸びしろです。さっきの話ともリンクしていますが彼らの力は駅伝に出ている部分だけではなくて、大化けする可能性を十分に秘めていますし、彼らが伝統的な集中練習という一つの仕組みに入った時にどうなっていくのかは楽しみです。天井が見えないという点では経験がないからこそ伸びしろや余白の部分が十分にあるというのは期待したいと思います。

――以前から出雲、全日本では1年生が中心に、箱根では上級生が中心となると仰っていますがその考えは今年も変わっていませんか

 変わっていませんね。今年は若いチームなので1年生が元気ですけど、やはり箱根の距離に対応できるのは上尾ハーフの結果を見てもわかるとおり、上級生や積み上げのある選手が強いので、そこは5000メートル、1万メートルのタイムだけではなくて、そこで測れない部分を箱根で出してくれると思います。

――特に注目している選手はいますか

 4年生は頑張るでしょうし、エース格の選手はみなさん注目されるので、あえてそこに挙がらなさそうなメンバーを挙げると宍倉、吉田、渕田の2年生トリオですね。そこが今年、どういう仕事をするかが今年の結果にも直結しますし、来年以降のチームビルディングやチームの構築にもすごく重要になってきますので、彼らが今年の箱根をどういう立ち位置で1月2、3日を迎えているかというのは個人的に注目しています。

――現在3人が活躍する予感はありますか

 ありますね。昨年の1年生だった頃よりも精神的にも肉体的にもたくましくなっています。前回吉田は最後決め手に欠くということで8区を取られてしまいましたけれど、決め手を欠くことは今年はないですし、勝負強さに関してはビックレースでも結果を残していますから、世界を経験している点が箱根にもいきてくると思います。宍倉や渕田に関しても夏場は出遅れていましたが、ここに向けて調子を上げてきているので、あとはこのまま昨年みたいにならないように。宍倉に関してはこの後にケガをして離脱してしまったので、そうならないように気をつけるとか。渕田もいかに昨年の自分を超えていくか、もっと言えば他大の6区のエース選手たちと渡り合えるかというのが具体的にイメージできていると思いますし、スペシャリストになるというのはそういうことだと思っているのでそこをしっかりやってほしいと思います。

――集中練習が始まったということで、コーチとして箱根へどのように指導される予定でしょうか

 これは普段から言っているんですけど、集中練習で与えられたポイント練習だけではなくて、そこをつなぐ練習に関してもしっかり丁寧に、ただ練習の間の疲労抜きの練習ではなくて、さらに上乗せできるような取り組みをしっかりやっていってほしいと思います。そこはただ集中練習をやっていればいいというものを自分の経験や昨年の先輩たちの例を踏まえてやっていこうと思います。

――コーチとして箱根への意気込みをお願いします

 昨年、「ワセダは大丈夫か」と全日本が終わって言われていて3番で、今年はさらに輪をかけて大丈夫かという状態で。なかなか僕らが発する言葉に「何をいっているんだ」と言われるかもしれませんが、やはり学生が掲げている3位以内を取るというのは僕はぶれていないですし、そこに対しては根拠のない自信ではないですけど、僕らが自信を持って練習メニューを提供できないと、彼らも自信を持ってスタートラインに立てないと思います。そこは空元気というか、ここまでの駅伝の結果はいい意味で度外視してやっていかないとなと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 岡部稜)