『学生三大駅伝全てで3位以内。そのうち一つは優勝』。今季早大長距離ブロックが掲げた駅伝の目標だ。初戦の出雲全日本大学選抜駅伝こそ8位と惨敗を喫したが、続く全日本大学駅伝対校選手権では2位でゴール。3位以内のノルマを達成し、チームの力を見せつけたかに思われた。しかしフィニッシュ後、選手にも指揮官にも笑顔はなかった。そこにあったのはわずかに優勝に及ばなかった悔しさのみ。このままでは終われない。最終節となる東京箱根間往復大学駅伝では必ずや『頂』へ――。エンジのプライドを懸けた戦いが今、始まろうとしている
『頂』