筑波大に敗北するも、粘りを見せた

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
筑波大 12
早大
▽得点者
眞板2、田中2、中安、土橋、樋爪
 

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)の第3試合は筑波大との対戦であった。序盤からじりじりと点を取られ、中盤で点差を縮めるも覆すことができず、最終ピリオドで再び突き放され敗北を喫した。

 第1ピリオドでは筑波大に2点を先制されるも、試合開始5分22秒、田中要(スポ2=埼玉・秀明英光)からのパスを受け取った樋爪吾朗(スポ1=埼玉栄)が待望の1点目を決める。その後1点を入れられるも、眞板晃生(スポ3=東京・明大中野)が1点を返す。しかしその後、土橋玄(教2=埼玉・秀明英光)が退水(※)を取られ、さらに残り7秒となったところで再び得点を許してしまう。早大ボールから始まった第2ピリオドでは開始1分15秒、1点リードを広げられたが、その後相手が退水を取られる。この隙に得点したい早大だったが思うようにシュートが決まらなかった。中盤に田中が1点を決めるも吉村崇(スポ4=大分商)が退水となったり、田中がペナルティを取られるなど苦しい展開が続く。そこで残り19秒でタイムアウトを取った早大は、残り5秒で土橋が執念の1点を決め、4-7で前半を終えた。

巧みにパスを回す土橋

 続く第3ピリオドも早大ボールから始まり、その流れで試合開始27秒、中安正己(スポ4=静岡・磐田南)がシュートを決める。さらにその後は粘り強いディフェンスを見せ、失点を1点に抑えるなど挽回の兆しを見せた。第4ピリオド開始36秒、田中がこの試合2度目の得点を入れ、1点差まで縮まる。このまま形勢逆転を狙いたい早大だったが、筑波大が怒涛(どとう)の勢いでシュートを量産し、7-12で試合終了となった。

果敢に攻める田中

 リーグ戦開幕からの3試合で、一度も白星をつかめていない早大。選手層が厚くない中での厳しい戦いだが、粘り強く勝ち抜く姿を見たい。

(記事 池田春花、写真 佐鳥萌美)

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

コメント

  

眞板晃生(スポ3=東京・明大中野)

――今日の試合を振り返っていかがですか

やっぱり4ピリオド目にいつも点差を結構離されて終わっちゃうので、この間の日大のときもそうだったんですけど、最後のピリオドでどれくらい粘れるかが課題ですね。

――7−12という結果を受けてはどうですか

3ピリオド目までは競っていたので、結果的には残念です。ただでも、メンバーもいない中で、よく粘ったほうだと思います。これで全員揃ったときにどのくらい行けるのかなっていうのはあります。練習もあんまりできていないので、まだまだ夏に向けて詰めていきたいと思います。

――全員揃っていないというのは

正規キーパーが教育実習行ってて、普段の練習も出てなくて今日も教育実習で休んだりしてます。あと4年生も就活あるので、結構練習休みがちです。練習をたまに4人とか3人とかでやってたりして、厳しい状況が続いています。

――中盤にじりじりと追い上げてる印象を受けたのですが

失点をいつもより少なく抑えられたので、そこが良かったかなと思います。僕たちは得点を量産できるチームではないので、守ってなんぼかなって思います。失点を2点以内に毎ピリオド抑えて、戦えたら勝機はあると思います。

――明日の日体大戦に向けて意気込みをお願いします

めちゃくちゃ強いんですけど、コールドにならないように頑張ります。