速攻を生かし大量得点、次週に弾みをつける

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 19
明大
▽得点者
山田8、深川6、池水2、吉村、中安、眞板
   

 手痛い黒星を喫した前日の慶大戦から気持ちを切り替えて臨んだ関東学生リーグ戦(リーグ戦)の4戦目。この日は明大との試合を行った。序盤でしっかりと試合の流れをつかむと、前半から大量リードを奪う。後半にはディフェンスが乱れ、失点が目立つ場面もあったが、19-6で試合を終え来週からも続くリーグ戦に弾みをつける一勝となった。

 開始早々、深川幹徳主将(スポ4=福岡工)が放ったシュートで先制点を得ると、その後もディフェンスからのカウンターで何度もシュートチャンスを作り、試合の主導権を握る。「外周のプレスができていたので、良いボールが入ってこなかった」と守備の要を務める岩井雄太郎(文構4=東京・城北)が振り返るように、明大の攻撃を抑えて順調に試合を進めた。ディフェンスの隙を突きシュートを狙う明大も、高島丈司(社4=東京・明大中野)の堅い守りを崩すには至らず、9-1で前半は終了。大きくリードして試合を折り返した。

ペナルティースローを決めた深川主将

 メンバーを代えて挑んだ後半も、寶田皓貴(人2=東京・城北)のアシストから山田太一(スポ2=埼玉・秀明英光)がワンタッチでボールをネットに沈めるなど安定した得点力を見せる。しかし、ディフェンスが少し崩れ、前半に比べて失点が目立った。第4ピリオドでは明大に連続で3得点を決められる厳しい時間帯もあり、試合結果は19-6と大差での勝利となったがディフェンス面の強化が望まれる試合となった。

ゴール前で相手を抑える岩井

 リーグ戦4試合を2勝2敗で終えたワセダ。来週には日体大との一戦も控えており、ここから勢いに乗っていきたいところだ。「自分たちのできることをしっかりとやって、今までやってきたことを確認してそれを全部出せるようにしたい」(岩井)。一戦一戦を糧に、これからもワセダは勝利へと突き進んでいく。

(記事、写真 井嶋梨砂子)

コメント

  

岩井雄太郎(文構4=東京・城北)

――前半の失点を1点に抑えましたが、上手くいったところはありますか

外周のプレスができていたので、最終的に攻めてくるポイントを僕が守っていたんですが良いボールが入ってこなかったので失点が無かったのかなと思います。

――形を作って攻撃していく場面もありましたが、チームのオフェンス面はいかがですか

きのう慶應を相手に下がられてなかなか上手くいかなかったので、きょうは形とかは決めていないんですが、しっかりと上のオフェンスの人が狙ってフローターを使えるときは使ってというオーソドックスな形でいつも通りにやっていきました。

――後半、失点が目立ちましたが、その要因はどこにあると思いますか

控え選手、普段あんまり出ていない選手が出てくるとちょっとディフェンスが乱れてしまうところがあります。退水が多くなってしまいました。

――下級生の動きは岩井さんから見ていかがですか

普段試合に出ている子はすごく頼りになるので、試合に出ていない子たちにも頑張ってほしいですね。

――来週には日体大との試合も控えていますが、これから1週間練習で力を入れていきたいところはありますか

日体に泳力やフィジカルで勝とうと今からやっても追いつけないので、自分たちのできることをしっかりとやって、今までやってきたことを確認してそれを全部出せるようにしたいです。