リーグ戦初戦は中大に快勝!

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 18
中大
▽得点者
山田7、深川2、池水2、中安2、眞板2、岩井、桜井、寶田
   

 6月中旬まで5週にわたって開催される関東学生リーグ戦がついに開幕した。日本学生選手権(インカレ)優勝という悲願を達成するためにも実り多いものにしたい今リーグ。初戦となるこの日は中大との一戦に臨んだ。序盤からカウンターを意識したプレーで積極的にシュートを打ち、前半で大きくリードを奪うと、後半も勢いそのままに得点を重ね、18-9で快勝。その一方で、後半には続けざまに失点を喫す場面もあり、課題も見つかる試合となった。

 試合開始早々からゴールに迫ると、深川幹徳主将(スポ4=福岡工)がふわりとループシュートを決め先制点を奪う。その後もディフェンスからのカウンターでシュートチャンスを何度も作り、桜井祐太(人4=東京・城北)、眞板晃生(スポ1=東京・明大中野)が追加点を挙げた。試合の主導権を握ったワセダは、第2ピリオドでも積極的に攻撃を仕掛け、8-2と大きくリードして試合を折り返す。

この試合、7得点を挙げた山田

 続く第3ピリオドは3年生以下の選手で試合を運んだ。4年生からも指示が出る中、この試合、際立った得点力を見せた山田太一(スポ2=埼玉・秀明英光)を中心に第3ピリオドだけで7得点を挙げる。また吉村崇(スポ2=大分商)によるゴール前でのディフェンスも光り、点差を10点に広げてこのピリオドを終えた。最終ピリオドでもワセダは攻撃の姿勢を貫くが、その一方で失点も目立った。試合は18-9で終了を迎えたが、「1対1で前に行かせないということ」を今後の課題として高島丈司(社4=東京・明大中野)が指摘するように、攻撃のきっかけとなるディフェンスの技術向上も求められる結果となった。

ゴールを守る吉村(左)と海田(右)

 盛んに選手交代を行い、多くの選手の活躍が見られたこの試合。課題とするチーム層の薄さを克服するためにも、スターティングメンバー以外の力の強化は不可欠だ。王者・日体大との対戦も控えるこのリーグもまだ始まったばかり。各々の成長で勝利を引き寄せてほしい。

(記事、写真 井嶋梨砂子)

コメント

  

高島丈司(社4=東京・明大中野)

――チームにとってのこの大会の位置づけと目標をお願いします

目標は優勝することです。インカレに向けてのステップとして、ここでの順位がインカレの順位にもつながってくると思っています。

――今回、3年生以下の選手のみが出場する場面も見られましたが、きょうの試合を振り返っていかがですか

良い面と悪い面があったと思うんですけど、良い面としてはプレスのディフェンスが前よりは出来たかなと思います。相手が筑波大ほど強くないチームなのでまた別かもしれませんが、ディフェンスからのカウンターという意識がチーム内で統一できていたと思います。悪い点として1対1で競り合えずに、ボールを回し込まれてしまうというのがあるので、プレスができたら次の課題になると思います。

――前半で大量リードを奪えた要因はどこにありますか

やはりプレスで失点を無くした上でカウンターというパターンがちゃんとできたからだと思います。

――優勝を目指すにあたって今後チームに必要となるのはどのような点でしょうか

1対1で前に行かせないということと、セットのオフェンスになったときにプレスに負けてしまうというのがチームに見られるので、それを変えるのが当面の課題かなと思います。それをクリアすることで、次の課題が見えてきて、ひとつずつクリアすることがインカレ優勝につながってくると思います。

――最後に意気込みをお願いします

頑張ります!