筑波大を退け連勝伸ばす

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 12
筑波大
▽得点者
深田4、深川4、戸張3、池水

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)3連勝と上々のスタートを切っているワセダは、筑波大との試合に挑んだ。序盤は競った試合になったが、第2ピリオド以降は得点を重ね筑波大を突き放していく。最後に粘りを見せられるも、逃げ切り勝利。無傷のリーグ戦4連勝となった。

深川はチーム最多タイの得点を奪った

 筑波大は3月の東日本リーグ戦では一度敗れた相手だけに、負けるわけにはいかないリベンジマッチとなった一戦。ワセダは次々とシュートを放つも相手GKに阻まれゴールを決めることができずにいると先制点を奪われてしまう。さらにペナルティースローを与えてしまうが、GK高島丈司(社2=東京・明大中野)がファインセーブ。嫌な雰囲気を払拭(ふっしょく)するとすぐさまカウンターから深川幹徳(スポ2=福岡工)が初得点を挙げるなど一歩も引かず、2-3で第1ピリオドを終えた。続く第2ピリオドでは相手を無得点に抑えると、前半終了間際に戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)がシュートを叩き込みガッツポーズをつくる。観客を沸かせ、良い流れで前半を折り返した。

 後半に入っても試合はワセダペースで試合は進む。深田隼輔(スポ3=鳥取中央育英)が速攻からシュートを決めると、最終ピリオドでは武田望(スポ4=富山北部)のパスを戸張主将が押し込み試合を決定づける。最後に筑波大に追い上げられる場面も見られたものの、集中を切らさずに戦い抜きトータルスコアは12-8。今季好調だった筑波大を逆転勝利で退けた。

好アシストを見せた武田

 先週よりも着実に試合内容は向上しており、中嶋孝行監督(平13年教卒=福岡工)も「良い状態でやれている」と語るようにチームとしても手応えを感じる試合となった。次週は専大、そして覇者・日体大との決戦が待つ。この一週間でさらに状態を上げて、大一番での白星を目指す。

(記事、写真 角田望)

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コメント

中嶋孝行監督(平13年教卒=福岡工)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

試合トータルで見ると相手のミスがすごく多くて、そこの差かなというのはありますね。こっちは最後までちゃんと集中してできていたので。あと、きょうは退水が少し少なかったのでそこも良かったかなと。ファウルが多い試合になると選手層を考えると厳しかったかもしれないなというのはあります。ファウルが少ない分ラリーが続いて、それが良かったですね。流れはずっとあったと思います。

――この試合に向けてどのような対策をしてきたのですか

対策というよりは、ワセダができていないことで筑波大にできていることをちゃんと見直して、極力減らそうとしていましたのでそこかな、と思います。

――先週に比べてチーム状態は上がっているように感じますが

そうですね。ケガ人も復帰しました。これから日体大だったり上のチームと当たっていくので、緊張という意味では良い状態でやれていると思います。

――これからに向けての修正点を挙げるならどこですか

やっぱり追い上げられた4つ目のピリオドですね。普段出てないような選手が出てもチームとして同じプレーが出来るかという部分で、安定的にゲーム運びがまだできていないので。一人ひとりの意識の問題もあると思うんですけど、そういうところでもっとハングリーさを出してほしいと思います。