コールドゲームで快勝!いざリベンジの筑波大戦へ

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 17
国際武道大
▽得点者
戸張8、瀧川4、武田2、深田2、深川

※リーグ規定により、第2ピリオド終了時点で15点差がついたためコールドゲーム

 まさに、『格の違い』を見せつけた。関東学生リーグ戦(リーグ戦)昨季2位のワセダは、同8位の国際武道大と対戦。試合開始から相手に流れを渡すことなく、第2ピリオド終了時に15点差をつけコールドゲーム、開幕3連勝とした。

 ワセダのゴールラッシュを生んだのは、堅いプレスディフェンスだ。オールコートでの徹底的なプレッシャーは国際武道大のミスを誘発。ほとんどまともなオフェンスを許さず、ターンオーバーから得意の速攻へとつなげる理想的な展開とする。カウンターから戸張真寿主将(スポ4=埼玉・秀明英光)が2連続でゴールネットを揺らしたのを皮切りに、第1ピリオド8-1、第2ピリオド9-1と突き放した。

復調の兆しを見せた戸張主将

 一番の収穫は、戸張の復調であろう。「シュートの調子が悪いのですが、そろそろ上げていかないといけない」と語った先週から一変、この日は第2ピリオドまでのコールドゲームながらも8得点。昨季得点王に輝いたエースにも、ようやくエンジンがかかってきたようだ。チーム全体としても、「どんどん良くなってきている」(池水勇太、スポ1=鹿児島南)と確かな手応えを感じている。あしたは、筑波大戦。今季東日本リーグ戦で敗れているが、「筑波大のことは分析している。頭では分かっているので、体がついていってうまくはまれば余裕で勝てると思います」(武田望、スポ4=富山北部)と自信は十分だ。リベンジを懸け、リーグ戦一つ目のヤマ場に向かう。

(記事 森健悟、写真 角田望)

★ルーキー池水、デビュー!

 この試合では、1年生・池水が初出場を果たした。先発出場するとインターセプトを見せるなどディフェンスを中心に活躍。「まだまだ未熟だと思いました」(池水)と謙虚だが、上級生からは「普通にプレーできていたのであしたもこの調子で頑張ってほしいです」(武田)と合格点の評価。持ち味は泳ぎを生かしたカウンターで、「苦しい状況でも流れを変えられるような選手になれたら」(池水)。ただ一人の1年生、期待を背負う金の卵が、ワセダでの第一歩を踏み出した。

公式戦デビューの池水

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コメント

武田望(スポ4=富山北部)

――きょうの試合を振り返って

良かったんですけど、この試合展開で失点してはいけないですね。

――チームに合流したのはいつ頃ですか

きょうです。きのうの夜行バスで帰ってきてきょうの朝に合流しました。

――自身の出来はどうでしたか

可もなく不可もなくなんですけど、あしたもこの調子ではいけないですね。もう少しエンジンかけて、スタートの笛から全力でいけるようにしたいです。

――ルーキーの池水勇太選手(スポ1=鹿児島南)の動きはどうでしたか

池水君の良さがもっと出る試合になればよかったんですけど(笑)。でも普通にプレーできていたのであしたもこの調子で頑張ってほしいです。

――あしたの筑波大戦に向けて

こっちも筑波大のことは分析してるので。頭では分かっているので、体がついていけるようにうまくはまれば余裕で勝てると思います。

池水勇太(スポ1=鹿児島南)
――今季初出場となりました。いかがでしたか
まだまだ未熟だと思いました。
――具体的にはどのようなところでしょうか
全てですね。
――チームとしては快勝でした。チーム全体を振り返っていかがでしたか
どんどん良くなってきていると思います。あした筑波大戦なので、あした勝てれば良いと思います。
――先週は格下相手に失点が多すぎたということでしたが、改善があったのではないでしょうか
まだ(失点を)減らせるとところはあると思いますが、良くなってきていると思います。
――ご自身のプレーの持ち味は何ですか
カウンターで点を取ることです。
――泳ぎに自信を持っているということでしょうか
はい。
――ワセダのチームの中でどのような役割を果たしていきたいですか
苦しい状況でも流れを変えられるような選手になれたらいいと思います。
――4年間でどのような選手になりたいですか
下がついてきてくれるようなプレーヤーになりたいです。
――鹿児島南高出身でワセダというと、江崎大地選手(平25スポ卒=現ブルボン柏崎)がおられます。入学してから江崎選手とお話されましたか
この間、寮に大地さんが来られました。上手いですし、目標の選手です。
――大学の水球への対応という点ではいかがでしょうか
やっぱり大学生のほうが上手いです。自分たちで考えてやっているので、違いますね。
――あしたの筑波大戦に向けて、一言お願いします
勝利に貢献できるように頑張ります。