【連載】インカレ直前特集『DARE』第11回 高野大祐×田丸敬也×長牛太佑

競泳

 今回は高野大祐(教4=東京・立教池袋)、田丸敬也(スポ2=大阪・太成学院)、長牛太佑(スポ1=京都外大西)の三選手にインタビューを行った。ラストイヤーにしてインカレ初出場を遂げた高野。そこに若きスイマー田丸、長牛が続く。個人メドレーを専門とする三選手はインカレに向けてどのような思いを抱いているのか。

※この取材は9月21日に行われたものです。

「かっこいい先輩やコーチに恩返しできたら」(長牛)

――最初に他己紹介をお願いします。まず高野選手について紹介をお願いします

高野 なんか恥ずかしい(笑)。

田丸 高野選手とは最近はあまり一緒に練習できていませんが、少し前は一緒に練習させてもらっていました。その頃から同じ種目ということもあって隣で泳ぐ機会も多く、参考にさせてもらう部分もたくさんあり、真摯に向き合っている姿がとても尊敬できる先輩です。最近では、4年生の意地というかラストシーズンに懸ける思いが強いのかベストを連発していて、すごい目標にできる選手でもあります。

――具体的に参考にされた点はありますか

田丸 自分の考えをしっかり持っているところです。人に流されずに自分の考えをしっかり持っていて、自分のやり方でちゃんとベストを出しているところがすごいと思います。

――長牛選手はいかがですか

長牛 僕も最近は高野さんと一緒に練習する機会が少なくなっていますが、一緒に行く試合でベストを連発されている高野さんを見て同じ種目の選手としてとても刺激をもらっています。同じ専門種目のこの3人でインカレをいい形で終えられたらなと思っています。

――次に田丸選手についてお願いします

高野 たぶん僕のことを結構尊敬しているとか持ち上げる感じで言っていたんですけど(笑)、僕の方も後輩だけど自分の考えをちゃんと持っていて、水泳に取り組む姿勢や練習のストイックさにすごく刺激をもらっています。僕は4年生になってから練習グループが変わったのであんまり一緒に練習する機会がないですが、昨年ぐらいまでは先輩の個メ(個人メドレー)の選手と昨年1年生だった田丸と一緒にすごくレベルの高いところで練習させてもらって、いろいろ学ぶところが多かったかなと思います。水泳以外ではラーメンがめちゃめちゃ好きだとか。あとかっこいいです。イケメンです(笑)。

――田丸選手はラーメンがお好きなのですか

田丸 はい。すごく大好きです。狭山ヶ丘の駅の近くにある「(自家製手もみ麺)鈴の木」っていうお店がすごくおいしくてずっと通っています。最近は緊急事態宣言で休業されているんですけど、また早く行きたいです。

――長牛選手はいかがですか

長牛 田丸選手とよく一緒に練習させてもらっていて、同じ種目なので隣で泳ぐ機会が多く僕に足りないものを持っているというか、僕が苦手な種目が得意な選手なのでそういう面では泳ぎとかで参考にさせていただくところが多いです。あんまり上級生には話せないような話も1,2年生という関係もあっていろんな話ができたりしています。

――苦手や足りないと思う点はどこですか。

長牛 僕は平泳ぎが少し苦手で。高野さんも田丸さんも平泳ぎが早い選手なので、僕に足りてないところを持っているかなと。

――長牛選手の紹介をしていただいてもいいですか

高野 長牛選手はそれこそ僕は背泳ぎが苦手なのですが、背泳がめちゃめちゃ速いです。あと1年生ながら練習がすごく強く、若さなのかそれとも体力がメチャメチャあるのかわかんないですけど、練習ではもう絶対勝てないなって思いました(笑)。

――田丸選手はいかがですか

田丸 長牛選手とは高校生からの知り合いだったんですが、大学生になって初めて一緒に練習して最初に思ったのがこんなに練習に強い人っているんだなと思っていました。失礼かもしれないですけど、なんで試合はもっとタイムが出ないんだろうって思うことが多いです。今後の期待というかやってくれるだろうっていうのは、僕はずっと思っているので僕も負けないようにしっかり頑張っていきたいと思います

インカレ初出場となるルーキー長牛

――練習についての話がありましたが、長牛選手は入学されてから練習に慣れてきましたか

長牛 そうですね。最初の頃はやっぱり環境が変わったっていうこともあって、いろいろ練習以外の場面でも気を使ったりしていました。最近は水泳部の方ともしっかりなじめてきていい練習ができていると思います。

――最近ハマっていることはありますか

長牛 最近、自粛生活が多いのでメダカを寮の部屋で飼い始めました。先日、卵を産み付けて今楽しいです。あと同期とホラー映画を見ることにハマっています。『コンジアム』っていうホラー映画を先輩に勧められて、それは怖かったですね。

田丸 僕も自粛生活であんまりいいとは思わないんですがゲームにハマっちゃっています。Nintendo Switchの『大乱闘スマッシュブラザーズ』っていうゲームにすごくハマっちゃって、ずっとやっていました。最近は若干飽きてきましたが、夏休み期間中は基本ずっとやっていました。同期やオンラインで世界中の人とずっと戦っていました。

高野 最近は見ていないんですけど夏休み中に韓国ドラマをめっちゃ観ていました。韓国ドラマは話数が多いけど2、3日ぐらいで見終わるみたいな(笑)。一番ハマるきっかけになったのが『梨泰院クラス』です。そこから『梨泰院クラス』に出ている俳優のパク・ソジュンさんが出ている韓国ドラマをたくさん見ました。

――夏休みに入りグループに分かれて練習をしていると伺いました。皆さんはどのように練習をされていますか

長牛 専門種目ごとに練習するチームと指導者が分かれていて、僕と田丸さんは同じチームで練習をしています。時間は分かれていて僕らが先に練習する前半組で、高野さんは後半組で練習されています。

――田丸選手と長牛選手は同じ動きで練習されているのですね

長牛 はい。

――高野選手はいかがですか

高野 僕のチームのメンバーは中距離ぐらいの200メートルほどまでの距離の選手と一緒に泳いでいます。田丸と長牛のチームは結構レベルがハイレベルなんです。僕らのチームもハイレベルなんですが、その中で少人数ですね。今、僕らは4人ぐらいでやっています。田丸と長牛のチームは10人ぐらいかな。

田丸 7、8人だと思います。

高野 (そのかたちで)やっていますね。具体的にどういう分け方しているのか僕らもわかんなくて。指導者の方が決めているんです。僕らは朝練がちょっと遅くて夜練が結構遅い時間帯にやっています。

「何事にもチャレンジしていきたい」(田丸)

――夏休み中、特に力を入れて取り組んだ練習や修正した課題は何ですか

長牛 先ほど平泳ぎが苦手と言ったんですけど、バタフライも課題の一つだと僕は考えています。バタフライのタイムを上げる練習をしていました。コーチの方からバタフライのキャッチの部分でアドバイスをいただき、それを実行したらタイムが少し上がっていたので、良かったかなと思います。

田丸 僕は4種目の基本泳力もですが、個人メドレーということもあって各種目のつなぎの部分でいかにうまくいくかを意識してずっとやっていました。指導者の方からは、種目変わる際に前の種目で最後にスピード落ち過ぎないようにすることが大事で、長水路で後半しんどくなってきてスピードが落ちたまま種目が切り替わってしまうとそのまま良くない流れになってしまうので、そこに気をつけてと言われました。

高野 二点ほどあります。一点目は前半のバタフライと背泳ぎの部分でいかに楽に速く入るかっていうところを意識してやっていました。僕は結構前半遅いのですが、力を使ってあげるのではなく、同じ力のまま同じペース配分やタイムをどうやって伸ばすかってところを改善点として取り組んでいましたね。二点目は前半が結果的に速くなったんですが、最後の自由形が少しバテるということがあったので、そこの部分で体力面でも少し強化するっていうところは課題としてやっていましたね。

――どなたかにアドバイスを貰うことはありましたか。

高野 コーチの方と一緒に相談しつつ、僕自身もともと課題として意識があり、こうしたいという考えがありました。それをどう上げていくかってところをコーチと相談しながら練習の中で取り組んでいました。

――夏休みだけではなくご自身が長い間意識されていた部分だったのですね

高野 そうですね。

笑顔の田丸

――ここまでのシーズンを振り返っていかがですか

長牛 個人メドレーを専門種目とさせてもらっていますが、指導者の方から自由形もレースに出てみたらどうかということで個人メドレー以外でも自由形のレースにも出場させてもらっています。いいタイムも今シーズン出せているので、リレーのメンバーとかにも出させていただいています。

――ジャパンオープンとか日本選手権っていうところでいうとタイムの方を振り返っていかがですか。

長牛 なかなか大きい大会で思うような結果が出せないことが多いです。そういうところでの勝負強さはインカレでは必要になってくると思うので、インカレでは見せられるようにしたいです。

――田丸選手はいかがですか

田丸 今シーズンは、6月のジャパンオープンで全年齢を含めた全国大会で、初めて400メートルの個人メドレーで決勝に残ることができてすごく自信につながりました。7月の試合でもベストに近いタイムで泳ぐことができているので、インカレはベストを更新してしっかり結果を残したいです。

――ではかなりジャパンオープンから調子は上げられてきていますか

田丸 ボチボチ上がってきていると実感しています。

――高野選手お願いします

高野 僕は日本選手権の長水路のタイムが切れていなかったので、出場はできませんでした。あとはジャパンオープンには400メートル個人メドレーだけ出場しました。今シーズンを振り返ると前半は就職活動とかぶっていてあんまり練習の方も身が入りませんでした。ジャパンオープンは6月3日で、最終面接が翌日というスケジュールの中での試合であんまり思うようなタイムが出ませんでした。7月に入っていろいろ落ち着いて、7月8月と連続でベストを更新できているのでこの流れでインカレまで突き進みたいなという感じですかね。

――夏休みに入ってから徐々に上向きになっている状況ですか

高野 そうですね。

――インカレについて、出場種目とその目標を教えてください

長牛 僕は個人種目で200メートル個人メドレーと400メートル自由形に出場させていただくんですけど、400メートル自由形は初日の方にレースがあるので僕の結果でチームの雰囲気も変わってくると思います。少なくとも泳ぐ以上は得点を取って少しでもチームに貢献できるようにするのが目標です。あとはリレーにも出させていただけるので早稲田の一人として自覚を持ってベストのレースができるようにしたいと思っています。

田丸 僕は400メートル個人メドレーと200メートル個人メドレーに出場させてもらいます。目標はまず3日目、4日目にレースがあって3日目に200メートルなんですけど、200メートルではエントリー時点では13番ぐらいだと思いますがやっぱり自己ベストを更新して決勝を見据えて泳げたらなっていう感じです。400メートルはランキング8番になっているので順当にいけば決勝は見えてくると思います。やっぱり自分の泳ぎをちゃんとして決勝に残ってそこでさらにタイムを上げてっていうのを目標にしていきたいと思っています。

高野 僕も200メートル個人メドレーと400メートル個人メドレーに出場するんですけれども何と言っても僕は恥ずかしながら三年生までレギュラーをとれずに初インカレなのでまずはそのインカレという舞台を思いっきり楽しみます。あとは最後のインカレでもあり、人生最後のレースにもなるので今までの人生の中で一番のレースをすればおのずと嬉しい結果やタイムもついてくると思うのでそういったレースを両方の種目でしたいです。

――大学対抗で戦う特別な大会だと思いますが、皆さんにとってインカレとはどのような大会ですか

長牛 まだ僕もインカレ自体はテレビや先輩方のお話を聞いてしか知っている情報がないんですけど、大学生にとって一番大事な大会になってくるのかなって思っています。そこでの結果っていうのがやっぱり一番大事になってくると思うので自己ベストを更新して順位が少しでも上に行けるようにしていきたいと思っています。

田丸 去年も行っていたんですが、思うような結果が残せなかったです。緊張感がまず違うなと感じていて、今でも自分自身の考えとしては自分のためによりもチームのためにと思える試合の一つです。やっぱりタイムを出したい思いもありますが、一つでも得点や順位を上げたいっていうのが一番強く感じられる試合です。チームのひとつになって戦える試合なので僕自身はとても緊張するし怖いんですけど大好きな試合の一つです。

――昨年はやはり初出場というのもあって、かなり緊張されていてなかなか思うようにいかなかった面がありましたか。

田丸 はい。すごく悔しい思いをしたときも自分が悔しいだけではなく、申し訳ないなっていう気持ちの方が大きくなってしまいました。そういう試合なので私は絶対活躍してチームに貢献したいです。

「自分のペースでレースに臨みたい」(高野)

――高野選手は今回初出場となりますが、3年間見てきた大会に対してどのように感じますか。

高野 1年生の頃に初めてインカレをサポートするという立場で参加させてもらっていて、インカレの舞台で僕はずっと泳ぎたいと思っていました。田丸も言ったようにチーム一丸となれる試合がインカレだと思っていて、この舞台で泳ぎたいっていう思いがすごく強かった試合です。それなので3年生も出られなかったのは本当に悔しかったです。僕の大学生での水泳を頑張るきっかけになる試合かなと思います。

――最後の大会ということでやはり特別な思いっていうのがありますか

高野 それはもちろんあります。早稲田にはすごい先輩方が多いので、今まではそういった先輩の背中を見ながら泳いでいました。僕が最上級生となってそういった先輩に近づけているかどうかわかんないんですけど、最後にそういった姿を後輩にも見せられたらなとは思ってます。

――現時点でインカレに向けての課題だと感じている点を教えてください

長牛 課題としては先ほども言ったとおり苦手種目の克服で、いかに練習してきたことを出せるかだと思っています。レースで緊張すると思うんですけどそういう場面でしっかり自分の泳ぎができるようにするのが課題だと思ってます。

――インカレに向けて現在の調子はどのように捉えられていますか

長牛 しばらく泳げなかった時期があったんですが、そこからだいぶ体力とか感覚も回復してきて今はいい調子で泳げてると思います。このままさらに調子を上げて本番に臨めるようにしたいです。

――田丸選手お願いします

田丸 もうインカレまで残り20日切っているぐらいなので、できることってたぶん限られてくると思っています。練習もここから手を抜くことが多分ないのであとは気持ちの部分だけです。変に緊張しすぎるところがあるので僕はリラックスの部分であったりその試合に対する集中力だったりを高めて最後研ぎ澄まさればいいかなと思っています。

4年目にしてインカレ初出場となる高野

――現在の調子はどのように捉えられていますか

田丸 調子は結構いい方なのでこれを維持というより最大に。まだまだ上げていける部分もあると思うのでこのまま継続して頑張っていければなと思います。

――高野選手はいかがですか

高野 課題の前半部分はだいぶ克服できているのでラストの自由形でいかに最後を上げられるかっていうのが課題かなと思います。気持ちの部分や今までの練習の成果もあります。最後のインカレに臨む上では緊張すると思いますが、それで力を発揮できなかったら多分後悔しか残らないと思います。ストレスだからといっていつもと違うことはせずに自分のペースで自分らしくレースに向かえたらなと思います。

――現在の調子はどのように捉えられていますか

高野 調子は大学に入って一番いいんじゃないかなと思っています。それなのでまあ自信を持って臨めるんじゃないかなと思います。

――早大チーム内で注目選手はいらっしゃいますか

長牛 早稲田の中ではそんなに目立った成績を収めている方の選手ではないですが、同期の村上賢之慎選手(スポ1=熊本西)です。同じチームで練習しているんですけど、努力家で練習に対する姿勢も結構ストイックな方で見習う部分も多いです。練習の調子やタイムからしたら試合で大ベストを出せるんじゃないかなっていうぐらいの泳ぎをしているので、同期として活躍できたらと思っています。

――同期同士ということでかなり刺激を受けあったりしていますか

長牛 そうですね。同じ練習チームで唯一の同期なのでお互いにライバル視しながら頑張っています。

――田丸選手教えてください

田丸 僕も同じチームで練習している先輩です。種目は違いますが4年生の大﨑威久馬選手(スポ4=神奈川・桐光学園)です。僕の練習しているチームでは4年生は男子1人で、チームの雰囲気を上げてすごく盛り上げてくれます。今年ラストシーズンということもあって最近すごいタイムや集中力が見えることが多く、いいタイムを出してくれるんだろうなっていう期待を持ってしまう選手です。

――以前の大﨑選手との対談の際に、盛り上げるために色々工夫しているとお聞きしましたが、チーム内でも盛り上がりの点で中心になっていますか

田丸 はい。中心というかもうほとんど大﨑さんっていうくらいの盛り上げをしてくれているので。そうです(笑)。

――高野選手お願いします

高野 僕は2年生の短距離自由形の須田悠介選手(スポ2=神奈川・湘工大附)に期待をしています。彼も昨年レギュラーに入れなくて悔しい思いをして、今年ベストタイムを大幅に更新しているので練習で彼なりの課題への取り組み方がすごいと思っていました。今年はリレーもたぶん全日程でるのですごく体力的にきつい試合になると思いますが期待したい選手です。

――ご自身の泳ぎで見てほしいポイントはありますか

長牛 さっきから苦手種目の話ばっかりしているんですけど、やっぱり得意な種目を注目して見てもらいたくて。僕はどちらかというと個人メドレーでは前半が得意な方なので、前半の入りでみんなを驚かせるようなタイムを出してトータルでもその前半を活かしたベストタイムが出せるようなレースがしたいと思っています。

田丸 僕の個人メドレーでの武器は平泳ぎの部分だと思っていて。前半では少し後れを取る部分もあるんですけど後半でしっかり上がってきて上位の争いに食い込むっていうのがいつものレース展開です。しっかり自分のレースをして前半前に出られても焦らずに泳いで後半で抜くっていう展開に持っていければベストタイムもてくると思うので、それを目標にしたいです。

高野 僕もどちらかというと後半型のタイプなんですけど前半もある程度のタイムでいかないとある程度の順位はつけないと思うので、前半も進化した高野大佑。後半も粘っている高野大佑を注目してほしいと思います(笑)。

――もし色紙があるとしたら、どんな言葉を書きますか

田丸 いたってシンプルなんですけど『挑戦』って言葉です。まだ下級生なので何事にもチャレンジっていうか挑戦していければと思っています。3、4年生になってくると自分自身はたぶん魅せたいって思う性格だと思うので、1、2年生のうちはチャレンジしていていけたらなって思っています。

長牛 僕は『恩返し』という言葉です。まだ早稲田に入って1年目なんですが、もう本当にいろんな人に支えられて助けられているなって感じます。暖かい人達がいる部活なので、かっこいい先輩たちやコーチの方々に結果で恩返しできたらなと思っています。

高野 『マイペース』にします。最後だからといって変なことはせずに。あとは僕自身結構自分のペースを貫きたい人間で、あまり人前に出て目立ったり人に流されたりしたくない人間かなというふうに思うので、最後までそれを貫いて自分のペースでレースに臨みたいです。今一番考えていることですかね。

――最後に、改めてインカレに向けて意気込みをお願いします

長牛 やっぱり特別な試合になってきて、4年生のレースを見られる最後の大会でもあります。自分の結果も気にしつつ先輩の最後の勇姿をしっかりと見たいです。さらにここから水泳部の一員としてその勇姿を見て、次へつなげられるようないい刺激をもらえるような大会にしたいと思います。

田丸 意気込みとしては絶対に1点でも多く取るっていうことを一番に考えて行動していきたいと思っています。あとは長牛からもあったように4年生との最後のレースを目に焼き付けるっていうのもあります。その2つを意識して頑張っていきたいと思います。

高野 意気込みとしては人生ラストレースを絶対にベストレースをするってことですね。で、その結果得点がもし1点でも多く取れたら取れたりしたらチームのためにもなりますし自分の泳ぎでもチームに勢い付けられたらというふうに思うのでそのベストレースをする。それに尽きます。

――ありがとうございました!

(取材 小山亜美、編集 河原琴未)