坂井が銀メダル!水の怪物・フェルプスに0.04秒差と迫る

競泳

 競泳陣のメダルラッシュに火をつけたのは坂井聖人(スポ3=福岡・柳川)だった。男子200メートルバタフライには男子400メートル個人メドレーで銅メダルを取った瀬戸大也(スポ4=埼玉栄)と坂井が出場。最後に驚異的な追い上げを見せた坂井が自己ベストを0.81秒更新し2位となった。瀬戸は5位に入り、2つ目のメダル獲得とはならなかった。

ジャパンオープン2016で泳ぐ坂井

 2人の早大生が金メダルを目指して戦いの舞台に挑んだ。大方の予想通りフェルプス(アメリカ)が先行するかたちでレースは始まった。坂井と瀬戸も共に100メートルのターンで自己ベストとほぼ同じのタイムで通過する。150メートルでは瀬戸が3位とメダル圏内にまで浮上。激しいラストスパート合戦が繰り広げられるなか、最後まで泳ぎのリズムを崩さず順位を上げたのは坂井だった。わずかにタッチの差でフェルプスに敗れたものの、初めての五輪の舞台で銀メダルを獲得。その後男子200メートル平泳ぎの準決勝で渡辺一平(スポ2=大分・佐伯鶴城)が五輪新を出すなど、日本代表に勢いを与える泳ぎとなった。表彰式では笑顔を見せ、銀メダルをうれしそうに受け取った坂井。2020年の東京五輪では瀬戸と共に表彰台の頂点を目指す。

(記事 杉野利恵、写真 大森葵)

結果

◇決勝

男子200メートルバタフライ

坂井 1分53秒40【2位】

瀬戸 1分54秒82【5位】

◇準決勝

男子200メートルバタフライ

瀬戸 1分55秒28【5位】

坂井 1分55秒32【6位】

◇予選

男子200メートルバタフライ

瀬戸 1分55秒76【6位】

坂井 1分55秒79【8位】