大会最終日は多くの選手が決勝へ

競泳

 大会最終日を迎えたジャパンオープン2016(50メートル)。この日も渡部香生子(スポ2=東京・武蔵野)と渡辺一平(スポ2=大分・佐伯鶴城)が優勝するなど、リオ五輪代表組が盤石の泳ぎを見せた。また、多くの早大勢が決勝レースに出場し活躍。しかし、上野聖人主将(社4=神奈川・法政二)は「まだまだ全日本学生選手権(インカレ)を考えると、(早稲田)基準を切れていない選手もまだいるので、もう少し鍛錬していかないと夏は戦えない」と今大会を振り返った。集大成となる9月のインカレに向け、それぞれが勝負の夏を迎える。

★200メートル平泳ぎは男女共に好レース

ワンツーフィニッシュを飾った瀬戸(左)と渡辺(中央)

 大会最終日の最後を飾ったのは200メートル平泳ぎ決勝。女子は渡部が出場し、2分23秒71というタイムで2位という結果に。世界選手権で優勝したこの種目で、なんとか良いタイムを出したいところだったため、「もう少しだけタイムが欲しかった」と少し悔しい表情を見せた。しかし、日本選手権のときよりも「泳ぎの感覚が良かった」と語り、リオ五輪に向け調子を上げてきていることを感じさせた。一方、男子200メートル平泳ぎには瀬戸大也(スポ4=埼玉栄)と渡辺が登場した。渡辺は序盤から好レースを展開。渡辺、瀬戸はそれぞれ2位、5位という順位のまま150メートルを折り返す。勝負の行方は最後の50メートルまでもつれこんだ。2人は脅威のラストスパートを見せ、見事ワンツーフィニッシュ。会場内にどよめきが起こった。

(記事 網代祐希、写真 大森葵)

★渡部優勝、瀬戸は2位。五輪を見据えたレースに

観客の声援に応える渡部

 女子200メートル個人メドレー決勝には、渡部が出場。最初のバタフライではわずかに先頭を譲ったものの、背泳ぎで1位に躍り出る。力強い泳ぎを見せ、得意の平泳ぎで後続との差を広げると、勢いそのままにトップでフィニッシュした。「自分の持ち味を生かせた」(渡部)と笑顔で語るように、力を十分に発揮できたレースとなった。一方、男子200メートル個人メドレー決勝には瀬戸が出場。ライバルの萩野公介(東洋大)と隣のレーンでの対決となった。序盤から積極的な泳ぎで萩野に肩を並べ、最初の50メートルを2位で折り返す。何とか萩野に食らいつきたいところだったが、その差は最後まで詰められず。体一つ分の差をつけられ2位という結果でレースを終えた。

(記事 網代祐希、写真 大森葵)

★安田、ベスト更新も表彰台にあと一歩届かず

レース後、タイムを確認する安田

 女子50メートル背泳ぎでは山口真旺(スポ3=兵庫・須磨学園)が決勝進出を果たした。「状態は最悪」と話していた山口だったが、決勝では予選よりもタイムを上げ、オープン参加の外国人選手を除き7位入賞。「スピードはついてきたかなと思う」(山口)。夏に向けて手応えをつかむレースとなった。また男子50メートル背泳ぎでは安田純輝(スポ4=千葉商大付)が予選で自己ベストタイをマークし、決勝へと駒を進めた。迎えた決勝では、25秒66と自己新記録を更新。しかし結果は、3位と0秒07差の4位で表彰台を逃し、少し悔しさが残るレースとなった。また同種目予選では大沼健(スポ4=宮城・東北)が競技人生最後のレースに挑んだ。「人生最後のレースはすごく楽しめた」と振り返った大沼。今後はマネージャーとしてチームに貢献していく。

(記事 杉野利恵、写真 大森葵)

★田村女子主将は7位。坂井は惜しくも表彰台を逃す

レース前、集中力を高める田村女子主将

 女子100メートルバタフライでは田村美紅女子主将(スポ4=埼玉栄)が4位で予選を通過。決勝では9位で前半の50メートルを折り返したものの、そこから順位を上げ7位でゴールした。「後半につめて自分らしいレースをする方が、タイムが出ると気づいた」という田村。目標の59秒台はもう出せるところに来ている。また男子100メートルバタフライでは坂井聖人(スポ3=福岡・柳川)が決勝に進出。スピードを出すために、100メートルでは呼吸を2ストロークに1回にするなどフォームの改善に努めている。決勝では52秒台にまとめたものの、3位と0.01秒差の4位に。「前半あまり突っ込めずそのままずるずるといってしまった」(坂井)。リオ五輪に向け、課題が見つかるレースとなったようだ。

(記事 杉野利恵、写真 大森葵)

★スイムオフはまさかの早大対決に

スイムオフ後、タイムを確認する荒木

 男子50メートル自由形には早大から3人の選手が出場した。予選では、荒木優介副将(人4=三重・暁)と古川慎一郎(スポ2=長野・佐久長聖)が同タイムで23位タイという結果に。その後、外国人選手の棄権などによって共に順位が繰り上がり、B決勝進出のためのスイムオフが実施された。異例の早大対決となったレースは、序盤から荒木が先行する展開に。「後輩には負けてられないという気持ちだった」(荒木)。先輩としての意地を見せ、そのまま逃げ切りフィニッシュした。一方、スイムオフが人生初だったという古川。「こういったタイムを出し続けて、どんどん速くなっていきたい」と、負けはしたものの収穫を得たようだ。B決勝では、疲労の影響もありタイムを落とした荒木。「インカレは4年生で責任も重くなってくると思うので、全力で頑張りたい」。チームの副将として、夏に向け見つかった課題を克服していく。

(記事 大森葵、写真 網代祐希)

結果

◇決勝

男子200メートル個人メドレー

瀬戸 1分58秒35【2位】

女子200メートル個人メドレー

渡部 2分10秒53【1位】

男子50メートル背泳ぎ

安田 25秒66【4位】

女子50メートル背泳ぎ

山口 29秒03【7位】

男子100メートルバタフライ

坂井 52秒85【4位】

女子100メートルバタフライ

田村 1分0秒29【7位】

女子200メートル平泳ぎ

渡部 2分23秒71【2位】

男子200メートル平泳ぎ

渡辺 2分9秒22【1位】

瀬戸 2分10秒05【2位】

◇B決勝

男子50メートル自由形

荒木 23秒09【4位】

◇スイムオフ

男子50メートル自由形

荒木 22秒95【1位】

古川 23秒37【2位】

◇予選

男子200メートル個人メドレー

瀬戸 2分1秒73【3位】

野田飛雄馬(スポ2=茨城・古河一) 2分7秒48【55位】

女子200メートル個人メドレー

渡部 2分13秒05【1位】

男子50メートル背泳ぎ

安田 25秒81【6位】

大沼 26秒91【32位】

女子50メートル背泳ぎ

山口 29秒22【8位】

赤木彩乃(スポ4=岡山・勝山) 30秒45【46位】

男子50メートル自由形

荒木 23秒32【23位】

古川 23秒32【23位】

高木遼司(スポ3=大阪・生田) 23秒42【27位】

男子200メートル平泳ぎ

瀬戸 2分11秒31【3位】

渡辺 2分11秒35【4位】

坂田匠(スポ3=新潟一) 2分16秒00【39位】

上野 2分16秒32【45位】

女子200メートル平泳ぎ

渡部 2分26秒54【2位】

田村 2分32秒09【28位】

男子100メートルバタフライ

坂井 53秒27【5位】

池江毅隼(スポ1=東京・日大豊山) 55秒32【50位】

女子100メートルバタフライ

田村 1分0秒39【4位】

志賀珠理奈(スポ2=埼玉・武南) 1分1秒32【24位】

コメント
決勝進出者

田村美紅女子主将(スポ4=埼玉栄)

――きょう3本目のレースとなりました。そのなかで予選よりもタイムを上げられました。その点についてはいかがですか

59秒台を狙っていたので、もう少し欲しかったなというのがあります。

――決勝では隣のレーンに池江璃花子選手(JAPAN)が泳がれていましたが、どうでしたか

両隣の選手が前半から速いと分かっていたので、できるかぎりついていって、後半は焦らずに自分の泳ぎをしようと思っていました。

――後半に順位を上げられましたが、いかがでしたか

最近の試合を通じて、自分は前半型より後半つめて自分らしいレースをする方が、タイムが出ると気づいたので、今後にインカレがあるのですがもっと粘って、前にいる人全員を抜かせるようなスピード持久力をつけていきたいなと思います。

――夏に向けての意気込みをお願いします

団体としては、まず早慶戦で女子としては多くの早稲田記録保持者を出すことを目標としています。個人としては59秒台を速く出したいなというのと、リレーを組むので慶大に勝って勝利を収めたいなと思います。全日本学生選手権に関してはシード権を守るということが個人でも団体でも目標なので、それをやれるように頑張りたいと思います。

安田純輝(スポ4=千葉商大附)

――25秒66はベストタイムですか

はい、ベストタイムです。

――試合を振り返っていかがですか

予選よりもタイムは上げることができたのでタイム的な結果としては良かったのですが、やはり4番なので3番には行きたかったですね。

――きのうは同期の上野聖人主将(スポ4=神奈川・法政二)が優勝されていましたが、刺激にはなりましたか

僕ちょうど教育実習中にその伝達が来てすごいなと思ったのですが、やはりそれに感化されてどんどん結果を出していって、4年生としてしっかり背中を見せられるようにしっかり泳げたらなと思います。

――夏に向けての意気込みをお願いします

ラストイヤーなので本当にすべての大会で最後のという言葉がつくと思いますが、やはり最後だからこそ有終の美を飾ると言いますか、良い結果ですべて終わらせたいと思います。

坂井聖人(スポ3=福岡・柳川)※囲み取材より抜粋

――レースを振りかえって

ちょっと怖くて前半あまり突っ込めなかったですね。もうそのままズルズルいったという感じです。

――結果に満足していますか、それとも物足りない感じですか

2秒8くらいは最低でも出るかなと思っていました。欲を言えばもうちょっとベストに近い2秒5で泳ぎたかったですが、そんなに甘くはなかったです。

――200メートルバタフライはもう課題がわかっていてそこをクリアしていけばいいのか、それともちょっとまだモヤモヤしているのかどうか

あくまで200メートルバタフライがあっての100メートルバタフライなのでちょっとモヤモヤした部分はありますね。2秒5くらい出たかなと思ったら2秒8だったので、少し誤差がありますね。

――五輪に向けて

合宿はメキシコの高地合宿しか残っていないのでしっかりと最終強化をして、五輪の舞台で戦いたいと思います。

山口真旺(スポ3=兵庫・須磨学園)

――きのう取材で「最悪な状態」と答えられていましたが、そのなかでの50メートル背泳ぎはいかがでしたか

調子悪いなかでも、けっこう良いタイムで泳げていたので、スピードはついているのだなと思いました。

――予選と比べて決勝ではタイムを上げられていましたが、その点についてはいかがですか

予選よりは落ちなかったので、落ちないように泳ぐことを目標としていたので良かったかなと思います。

――夏に向けての意気込みをお願いします

早慶戦で女子100メートル背泳ぎはひとまず戻せるように調整して、全日本学生選手権ではベストを出せるように整えていきたいです。

渡部香生子(スポ2=東京・武蔵野) ※囲み取材より抜粋

――2種目振りかえっていかがでしたか

個人メドレーの方は優勝したいと思っていたのでその目標を達成できて、タイムも少しだけ上げることができて良かったと思います。平泳ぎではもうちょっとだけタイムは欲しかったのですが、日本選手権のときよりは内容はすごく良かったと思います。

――渡部選手にとってどんな3日間でしたか

久しぶりのレースで楽しくて、濃い3日間だったと思います。

――日本選手権のときと比べて笑顔が増えたかなと思ったのですが

はい、これからも笑顔でやりたいと思います。

――納得するレースは多かったですか

そうですね。しかし、結局は日本選手権のときのタイムと全部の種目で変わらなかったですが、今こういう状況の中でのこのタイムというのは前向きに捉えていいのではないかなと思います。

――(五輪までの)2か月半どのように過ごしたいですか

トレーニングを頑張るしかないと思っています。

――五輪での目標などあったら教えてください

しっかり笑顔で終われるように頑張ります。

――平泳ぎの方で日本選手権より内容が良かったとおっしゃっていましたが具体的にどのようなことですか

泳ぎの感覚が良い、気持ち良く泳げているというのと、大きな泳ぎができているのでそのテンポをあげてしっかり維持できればいいかなと思います。

B決勝進出者

荒木優介副将(人4=三重・暁)

――B決勝を振り返っていかがですか

(タイムが)もう少し欲しいですが、課題はいっぱいあると思います。

――その課題を具体的に教えてください

1日3本泳いで、3本目で2本目よりもタイムを落としているので体力的な課題と、泳ぎはビデオを見てみないと分かりませんが、タイムがベストに至っていないので悪い部分があると思うので探したいです。

――ジャパンオープンを総括していかがですか

男子100メートル自由形は全然良くないのですが、男子50メートル自由形はどちらかというと目標に近かったので悪いことばかりではなかったなと思います。

――夏に向けての意気込みをお願いします

全日本学生選手権は4年生ということで、責任も重くなってくると思うので全力で頑張ります。

スイムオフ後

荒木優介副将(人4=三重・暁)

――スイムオフを振り返って

予選からやっとけよって話ですよね(笑)。

――早大対決となりました

B決勝に出たいというよりは、後輩には負けてられないなという思いしかなかったです。

――タイム的には予選よりも上がりましたがいかがでしょうか

予選からきちんと出したかったですね。

――B決勝は疲労もあると思いますがどのようなタイムを狙いますか

スイムオフのタイムはベストに近いので、せっかくなのでベストが出たらいいなと思っています。がんばります。

古川慎一郎(スポ2=長野・佐久長聖)

――スイムオフは人生初でしたか

初めてです。

――荒木優介選手(人4=三重・暁)との一騎討ちとも相まって、緊張感はやはり違いましたか

すごく緊張しました。

――泳ぎで固くなった部分などはありますか

予選の時と比べて、後半は体力がないなと思いましたね。

――23秒37というタイムについてはいかがですか

こういう結果で安定してくると、また次にいけるきっかけにもなると思います。こういうのを続けて、どんどん速くなっていきたいです。

予選後

上野聖人主将(社4=神奈川・法政二)

――レースを振り返ってみていかがですか

特に後半がきつすぎて、自分がどんどん遅くなっていくのがわかったので焦ってしまったかなと思います。悔しいですね。

――前半からいこうと思っていたのでしょうか

そうですね。僕は後半だけ上げるというレースプランができないタイプなので、前半からいくしかないと思って泳ぎました。

――タイムとしてはいかがですか

一応ベストなのですが、目標としていたタイムと2秒くらい離れているので、満足はいっていないです。

――大会3日目ですが疲労などはありましたか

少しは溜まっているとは思いますが、そこまで気にならなかったので、もう少し良いタイムが出るかなと思っていたので残念ですね。

――ここまでの早大の活躍を主将としてどのように見ていますか

もちろん代表組はすごく活躍してくれていると思います。ですが、まだまだインカレを考えると(早稲田)基準を切れていない選手もまだいるので、もう少し鍛錬していかないと夏は戦えないかなという感じですね。

――上野選手にとって今大会はどのような大会となりましたか

きのうは優勝して良い結果だったのですが、大学の中で一番大きな試合であるインカレには50メートルはないので、100メートルと200メートルの活躍が重要になってくると思います。ですが、100メートルもベストから離れていて、200メートルはまだレギュラーを獲得できていない状況なので、課題だらけですね。克服していかないと戦っていけないので、克服していきたいです。

――次の早慶戦やインカレに向けてどのようにチームを仕上げていきたいですか

インカレに出場して戦うことを考えた時に、早慶戦がチームとして戦う最後の試合となると思います。なので、そこはしっかりとみんなで鼓舞をして、普段の練習から意識して、チーム全員が良い結果を出して一人でも多くのレギュラーを出してインカレにつなげたいです。

田村美紅女子主将(スポ4=埼玉栄)

――女子200メートル平泳ぎのレースを振り返っていかがですか

この種目に関してはベストがなくて、全日本学生対校選手権に向けて今回はバタフライ以外にも1日に何種目も出る体力をつけようと思って出る種目でした。タイムはさておき、これから次の女子100メートルバタフライでタイムをあげられるかが勝負だと思っています。

――女子100メートルバタフライで予選を泳いでみた感覚はいかがでしたか

きのう女子50メートルバタフライで、30分くらい競技時間が早いのですが、体が動きませんでした。きょうはその反省をいかして朝から強めのアップをして、まあまあのタイムが出たかなという感じがします。体がきつかったので、一度ケアをしてからもう一度臨みたいと思います。

――上野聖人主将(社4=神奈川・法政二)がきのう男子50メートル平泳ぎで優勝されましたが、刺激にはなっていますか

上野は同期としてすごくうれしかったですし、種目は違いますが負けてられないなという刺激にはなりました。

――最後に女子100メートルバタフライの決勝に向けて意気込みをお願いします

最近は予選よりも決勝でタイムを落としてしまうというレースが多かったので、今回は必ず予選よりもタイムを上げていこうと思います。

瀬戸大也(スポ4=埼玉栄) ※囲み取材より抜粋

――予選を泳いでみて

すごく重かったです。きのうの疲れとかもあるので。次は平泳ぎもあるので、しっかり決勝に進めて個人メドレーを頑張りたいと思います。

――決勝に向けて

個人メドレーではしっかりと前半から積極的にいきたいです。

安田純輝(スポ4=千葉商大付)

――レースを振り返って

きのう、おとといと別件で試合に出ることができなかったので、コンディショニングが少し難しいところでした。ですが、なんとかそれでもやれることを積み重ねていって、ベストにつなげることができたので、非常に良い結果だったと思います。

――どのような意気込みで臨んでいますか

前回大会は足首の故障で出られなかったので、その悔しさも含めて、あとはこの50メートルは僕にとって1年ぶりのレースだったので、そこの点はやはり楽しんでいこうと思って、あまり気負わずに思い切りいこうと思いました。

――リラックスして臨めたのですね

はい。

――午後に向けて

これ以上の結果を出せるように調整して、最後頑張りたいと思います。

大沼健(スポ4=宮城・東北)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

本当は4月で引退の予定でしたが、監督や同期などのご厚意で今回出場させてもらったので、頑張るというよりは人生ラストのレースなので楽しむことを意識して出場しました。

――今後については

今後はマネージャーという形でチームに貢献していく形になります。選手としてのレースはきょうが最後になります。

――楽しんでレースはできましたか

タイムも思ったより速いタイムでくることができたので、人生最後のレースはすごく楽しめたかなと思っています。

坂井聖人(スポ3=福岡・柳川)※囲み取材より抜粋

――試合を振り返っていかがですか

予選は53秒1で、前半からあまりスピードが出ていなかった気がします。あまり体が動かなかったので、53秒はかかるかなと思っていて53秒1だったので良くはなかったですが、決勝ではまだ(タイムを)上げられるのではないかなと思います。

――決勝ではどのような泳ぎをしたいですか

僕の1番の課題は100メートルのスピードです。ベストが52秒5なので、最低でもそれを上回っていきたいと思っています。

――何かフォームで変えられている部分はありますか

100メートルバタフライでも1回1回の呼吸でやっていたのですが、今は(呼吸を)2回に1回と泳ぎを変えています。200メートルバタフライもそれで最初は入ろうと考えています。泳ぎの部分では100メートルバタフライでは2回に1回の呼吸で意識しています。

高木遼司(スポ3=大阪・生田)

――レースを振り返っていかがですか

呼吸の場所を決めているのですが、少しずれてしまって最後の5メートルがかなり失速してしまいました。

――タイムはいかがでしょうか

目標としていたタイムが23秒3を切ることだったので、目標に少し届かなかったので悔しいです。

――きのうはスピードが足りなかったとのことでした。今回はどれくらい修正できましたか

前半のスピードは結構良かったのですが、やはり後半がダメでした。

――早慶戦に向けて

早慶戦は楽しみたいですね。

――インカレに向けてはいかがですか

インカレはきょねんは個人で出ていないので、ことしは個人で出て、点数を取れるように頑張りたいと思います。

坂田匠(スポ3=新潟一)

――レースを振り返ってみて

後半は結構伸びたのですが、前半が遅かったかなと思います。

――レースプラン的には前半を抑えて後半に上げるという感じだったのです

最初は楽に速くということが理想だったのですが、楽にいって遅かったかなと思います。

――タイム的にはいかがでしょうか

大学に入って初めてベストが出たのですが、まだインカレのレギュラーになるための早稲田基準が切れていないので、まだまだですね。

――上野主将が200メートルではインカレに向けて坂田選手と頑張っていきたいとおっしゃっていました。この言葉を受けていかがですか

オープンの基準も冬六で一緒に切ったので、早稲田基準も一緒に切りたいなと思います。

――次の早慶戦や夏に向けて

テンポを上げれば少しはスピードがでるのですが、遅くしたときに全然出ていないので、テンポを遅くしても速く泳げるようにしたいです。

渡辺一平(スポ2=大分・佐伯鶴城)※囲み取材より抜粋

――予選での意気込みは

男子100メートル平泳ぎでタイムが出たので、男子200メートル平泳ぎでもタイムを狙って決勝に残れるように、大也さんも出ていたので少し不安でしたが、確実に決勝に残ろうという気持ちで挑みました。

――決勝はどんなレースにしたいですか

ジャパンオープンでタイムを出したいところではありますが、どちらかというとオリンピックを目指しているので、僕は150メートルのターンで世界においてかれてしまっていると思います。思い切ったレースをして、ラストではバテるかもしれませんが、課題を見つけられるレースにしたいと思います。

渡部香生子(スポ2=東京・武蔵野) ※囲み取材より抜粋

――予選を2本泳いでの感触は

個人メドレーの方は余力を残しました。体もかなり良く動いていたので、決勝では10秒を切れるようにしていきたいと思います。平泳ぎの方では少し前半が重くて、もう少し早く入りたかったのですが、しっかりと平泳ぎの方でも決勝ではタイムを出したいと思います。

――五輪前最後の国内での大会ですが意識はしますか

これからも海外の方でレースがあるのでそんなに意識はしていませんが、環境が良い中での試合はこれが最後なので、しっかりとできることをすべてやって、五輪に向けての課題を見つけたいと思います。

野田飛雄馬(スポ2=茨城・古河一)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

調子は良かったのですが、レースになるとやはりうまく泳げなくて、良くなかったですね。

――春六でジャパンオープンの標準記録を切られてからの出場となりましたが、その点についてはいかがですか

それからいい練習ができていたので、この調子でいければなと思っていたのですが、うまくタイムを出せなかったので悔しいです。

――夏に向けてどのように頑張っていきたいですか

まずはレギュラーを決めて、去年のインカレでもあまりいいタイムが出なかったので、ことしこそは得点を取りたいです。

古川慎一郎(スポ2=長野・佐久長聖)

――ベストタイムより0.01秒遅いタイムでしたが、試合を振り返っていかがですか

タイム見たらベストプラス0.01秒ということで納得のいくタイムではありませんが、調子はだんだん上がってきているなと思います。泳いでいるときは隣など気にせず自分の泳ぎができたと思うので、B決勝などに残ったらこれよりさらに記録を伸ばしていきたいと思います。

――夏に向けての意気込みをお願いします

22秒台というのが必要になると思うので、それを目指して日々練習していきたいと思います。

志賀珠理奈(スポ2=埼玉・武南)

――試合を振り返っていかがですか

きょうの女子100メートルバタフライでは予選落ちという結果になってしまったので、不完全燃焼みたいな感じです。

――女子200メートルバタフライからの修正や心がけられた部分はありますか

100メートルバタフライはテンポを上げて前半の50メートルからスピードを上げて泳いでいこうと思っていました。

――最後に追い上げを見せられましたが、前半から乗り切れなかった部分はあるのでしょうか

後半もベストタイムのときとかと比べるとあまりタイムも上げられていないと思います。前半もタイムがあまり良くないので、トータルタイムはベストタイムに遠くなってしまったと思います。