インカレに向けて最終強化合宿を実施

競泳
※この取材は8月9日に行ったものです

 今季の最大目標である日本学生選手権(インカレ)まで1カ月を切った。現在、早大水泳部競泳部門はインカレに向けて強化合宿を行っている。今回は合宿前半の最終日に取材を敢行。翌日にオフ日を控え、追い込み練習がメインとなった。普段は屋内プールでの練習となるが、合宿先として選ばれたのは静岡県立島田工業高校の屋外プール。いつもと違った環境での練習を「強くなるためにきた!というスイッチを入れるため」と奥野景介監督(昭63教卒=広島・瀬戸内)は語った。

パドルをつけての練習

 朝8時、準備体操を終えた選手たちはそれぞれのレーンに移動し、アップを始める。出場種目によってブレスト、スプリント、ミドル、ストロークの4つのチームに分かれ、練習メニューもチームで大きく変わってくる。ブレストチームは古賀哲哉コーチの熱心な指導のもとでドリル練習、ダイブ、ゴムチューブを腰に付けて負荷をかけて泳ぐというメニューをこなし、午後のメイン練習に向けて入念な準備をしていく。またスプリント、ストロークチームではビデオ撮影を利用した細かい指導も行われた。午前11時頃になると、台風接近による悪天候の心配をよそに強い日差しがプールに照り付けた。午前中からの激しい練習と高い気温、厳しい直射日光で体力を奪われた選手たちを待っていたのは、午前最後の練習となる陸上トレーニング。プールサイドにひいたマットに横になり、ボールを両足に挟むなど、体幹を鍛えるためのトレーニングを実施。選手たちは時折、悲鳴を上げながらも真剣な表情で取り組んだ。

陸上トレーニングでも奥野監督が直接指導

 午後3時過ぎ、昼休みを終えた選手たちは再びプールサイドに集まり、午前練習の最後を締めた陸上トレーニングから午後の練習が始まった。このトレーニングも選手によってメニューが異なっており、監督もまた選手の様子を見てひとりひとりにコメントする姿が見受けられた。陸上トレーニングが終わると、選手たちは円陣を組み、インカレへの闘志を燃やして声を出す。ことしのチームスローガン『結束』を確かに感じ取ることができる一幕だ。その後、チームごとに監督やコーチからの指示を受け、それぞれの練習が行われる。奥野監督が「インカレを考えて最後の一本まで全力で泳げるように」と選手たちに声をかけたように、水中での午後練習は午前練習よりもさらに追い込んだものとなった。十分なアップを行った後に、プルやキックなどの集中練習に加え、タイム計測をしながらのダイブ。体力的にも厳しくなる練習終盤にはレーススピードを想定したダッシュ練習も行われた。メイン練習の前に筋温を高める目的で壁に手をついて一斉にキック練習に取り組んだり、各々の専門種目だけでなく、4泳法とも取り入れた練習メニューをバランスよくこなす姿も見られた。午後6時頃になると天候は次第に悪化したが、決められていた練習メニューはきちんと終えることができ、合宿前半の日程は無事終了した。

メイン練習で追い込み

 普段学外での練習をメインとしている選手も合流している今回の合宿は「良い意味で雰囲気が違って、みんなで楽しくやっている」(杉山沙侑南、スポ4=静岡・日大三島)。また、男子部をけん引する林和希主将(スポ4=愛知・豊川)も自身のキックの強化を実感しており「インカレが楽しみ」と語っている。インカレ最終強化合宿として位置づけられている今回の合宿。監督、選手共に成長を実感できるものになっているに違いない。厳しい鍛錬の先に見えるものとは――。あとはもう、己を信じて突き進むのみだ。

(記事 吉田麻柚、写真 難波亮誠、森健悟)

★レギュラーメンバーを皆でサポート

メニューを選手に見せるサポートメンバー

 今合宿ではインカレに出場しない選手は、マネージャー陣とともにサポートメンバーとしてタイム計測などの補助を行っている。通常練習を行う所沢キャンパスアクアアリーナとは異なる屋外プールでの練習では、水温、気温、風、日差し、雨といった様々な環境要因に対応していくことも求められ、吉野悠太マネージャー(スポ3=和歌山北)は声の響きにくさから「(選手の)近くに行ってタイムを言ってあげる」といった気配りもしているそう。「サポートが大きい声を出してくれて、選手もそれに続いている」(林)と、チーム一丸となったバックアップ体制が何よりの雰囲気づくりとなっているようだ。

★OB・OGも多数訪問

OB選手からアドバイスを受ける場面も

 この合宿期間には、多くのOBやOGが激励に訪れている。この日は5名もの卒業生が練習先を訪問。昨年度の男女主将である伊藤慶太(平26スポ卒=東京・本郷)と須藤智恵(平26人卒=埼玉栄)らも現役部員と笑顔で談笑する姿が見られ、現在も競技を続けている朝日翔(平22スポ卒=現東京消防庁)らは練習にも参加。現役部員は大きな刺激を受けている様子だった。偉大な先輩たちの応援を力に変えて、より一層トレーニングに励む。

関連記事

競泳練習に密着!/練習取材(5/29)

コメント

奥野景介監督(昭63教卒=広島・瀬戸内)

――合宿も前半が終了しました。ここまで振り返っていかがでしょうか

環境の変化にようやく対応ができてきて、狙いを定めたトレーニングの強度や泳ぎができるようになったんじゃないかと思うので、前半戦は非常に良いかたちで終われたと思います。

――今合宿のテーマや目標は

今合宿のテーマはインカレ(日本学生選手権)最終強化合宿なので、ハードな練習をするということが第一です。トレーニングの強度もインカレに向けて一番高める期間として定めているので、それを環境の変化に対応しつつ達成するということが今回の目標になります。前半戦も良いかたちで終われたし、あしたオフを挟んで後半ももうワンプッシュいけるんじゃないかと思っています。

――合宿3日目の本日の練習メニューはどういった意図で組まれたのですか

僕の方でトレーニングを計画しているグループは(いつもの練習場所から)環境が変わったので、水温などいろいろな状況に対応するような持久系の練習を少し入れて、少しずつ強度を高めていって前半戦最も強度が高くなるという日にして終わるという流れでした。後半戦はコンスタントに高い強度を頑張っていくという予定です。良い感じではいっていますね。

――きょうは競技面以外のあいさつなどについても選手の皆さんにお話しされていましたが

僕がそういうことを言わなければいけない状況自体があまりよろしくなくて、本当は上級生とかがそういうことを率先してやって、もっとチームをけん引しなければいけないとは思います。僕が言うのは簡単なんですけど、学生が主体的に動いて、そういうことに気づいたり、チームの規律なり、大学卒業後に社会性が問われる場面でワセダの学生として意識してほしいなと思います。OBの人たちがわざわざ合宿に来るというのはどういう価値があるのかということは分かってほしいし、少なくともお礼を言ったり、大きな声で挨拶するということなどはわかりやすいことだと思うので徹底したいなと思います。

――4チームそれぞれの状態は

ブレストチームは古賀哲哉コーチに本当に献身的にみていただいていて、学生もよく信頼してハードなトレーニングを頑張っていると思います。スプリントチームは中村(克、スポ3=東京・武蔵野)がパンパシ(パンパシフィック選手権)に行ったので、雨谷(拓矢、スポ3=神奈川・桐蔭学園)がこの合宿からリーダーとしてグループをけん引するという立場で本当に頑張ってくれています。ミドルグループは4年生が多いので、下級生に負けないようにもうひと踏ん張りという気持ちで取り組んでいる印象です。ストロークチームはいつもは学内で練習していない選手が入って人数が多くて、急造グループみたいな感じではあるんですが、きょうとかはすごく良かったですね。ちょっと時間がかかってようやくという感じですね。各グループともきょう見るかぎりでは望ましい感じで、達成すべき強度やトレーニングを取り組む状態ができていますね。

――特に注目している選手はいらっしゃいますか

やっぱり4年生ですね。キャプテンの林(和希、スポ4=愛知・豊川)、柴田(慎一郎、スポ4=愛知・豊川)、森川(愛理、スポ4=東京・淑徳巣鴨)、多田(邦徳、スポ4=埼玉・春日部共栄)。こういったあたりが中心になって引っ張っていってほしいし、4年生の粘りをいうのをちょっと期待したいなと思います。きょうは前の主将の伊藤(慶太、平26スポ卒=東京・本郷)と須藤(智恵、平26人卒=埼玉栄)が来ていたから、彼らが最後のインカレで見せたような姿勢を脈々と受け継いで、バージョンアップするというくらいまでやってもらいたいですね。

――合宿後半戦の具体的な予定は

今週は疲労している中でも高い強度でいくことを続ける耐乳酸系のトレーニングを主にやってきたんですけど、ミドルグループはそれをまた継続で耐乳酸系です。ストロークグループは休憩を長く取ってもっと高い強度でいくトレーニングになります。グループによって少し傾向が変わっていく感じですね。スプリントグループはさらにスピードを高める予定で、疲労を取りつつも泳ぐスピードはより速いスピードに上げていってと思っています。

――合宿後はインカレに向けてどのように仕上げていきたいですか

合宿が終わるとまた環境が変わります。体調を崩しやすくなるのでそこを注意することが一つ。あと、いまは水温が高くないので、わりと頑張れるんですよね。アクアアリーナに帰ると水温が高いのでへばっちゃうかもしれないから、その環境の変化にうまく対応させつつ調子を上げるということをやりたいですね。合宿が終わったら疲れをとって自分のレースのペースの練習なども入れながら、レースのリハーサルをして、ペースの確認をしていきたいです。

――奥野監督ご自身としてはどんな意識でインカレに臨みたいですか

目標が(男子部は総合)3位なので、目標を達成するというのを絶対にやりたいなと思うし、そのために何をすべきかということを選手も具体的にイメージする頃だとは思うんですが、逆に不安感が出てくると思うので、そのあたりをうまく取り除きつつやりたいですし、なによりチームで頑張っているという状態が、インカレまでもっとヒートアップして全員で戦っているんだという意識で臨みたいなと思います。

林和希主将(スポ4=愛知・豊川)

――ここまでの合宿の雰囲気はいかがですか

かなりいいです。特にマネージャーとかサポートが大きい声を出してくれて、選手もそれに続いていて。合宿で場所変えて気持ち入れ替える時もありますけど、それ以上にその他の応援の方がかなりいいと思うので雰囲気はとてもいいです。

――フォームの修正中だと思いますが、どこに重点を置いているか、その達成度もお聞かせください

JO(ジャパンオープン2014)が終わって、伸びるっていうのと足ひっかけるっていうのと、最終的に肩甲骨を動かすっていう3つに重点を置いていました。動き自体はだんだん良くなっているんですけど、合宿で鍛練中なので、まだスピードが生きてこないんですけど、ここから1か月弱スピードを上げていき、このフォームが持続できればインカレでは大爆発できると思います。

――ブレストチームの古賀哲哉コーチからはどんなアドバイスがありましたか

古賀先生からは重点の3つ、肩甲骨、伸びること、キックについて指導していただいています。特にキックでは劇的に変わっています。まだレースでそのキックを使用できていないのでインカレでどう出るかわからないんですけど、古賀先生自身もかなりキック変わってきたとおっしゃっているのでインカレが楽しみです。

――個人として、それからチームとして合宿の目標を教えてください

個人としては、タイムはこの環境の悪い中で泳いでいるのでさほど良くはないんですけど、完全に試合のための練習になってくるので試合形式の練習が増えてきて、環境が悪い中でも質を高く、レースの強度であったり、レースを想定したテンポで泳げるように練習していきたいです。ワセダに帰れば環境が良くなるので、ぐっとスピードを出して、好タイムを記録してインカレにつなげたいと思います。チームとしては今回の合宿は女子は学校内で練習していない人も参加しているのでかなり人数も増えてますし、OBの方の応援もあるので士気が高まりやすくなっています。これでかなりいいチームワーク、組織に対しての考え方を気づけるきっかけになると思います。インカレに近づくにつれてさらにチーム愛が増し、いい行動が増えていったらいいと思います。

――4年生として最後の全体合宿ですが特別な思いはありますか

やっぱり夏合宿で皆ぐっとくるイメージがあるので、今回もすごく楽しみでしたけど、最後の合宿なのでしっかり皆を引率して悔いのない合宿にしたいです。

杉山沙侑南女子部主将(スポ4=静岡・日大三島)

――今回の合宿が最後の合宿となりますが、お気持ちいかがですか

普段学内で練習している女子選手が2人しかいないんですけど、今回の合宿では学外から参加してくれている人がいたりして、いままで以上にコミュニケーションをとる機会が増えて、よりチーム一丸となってまとまっていけたらいいなと思います。あと、競技力を向上させたいなという、2つの思いがあります。

――競技力についてですが、夏のご自身の強化ポイントは

強化できる部分は欲張って全部強化していきたいなって思っているんですけど、私自身の持ち味はスピードなので、まずスピードを向上させたいです。そしてそのスピードをできるだけ長く持続させることに重点を置いてやりたいなと思っています。

――合宿も前半を終えましたが、達成度はいかがでしょうか

私は外プールが苦手なので、苦手意識だったり不安な部分があったりしたんですけど、そういう中では、自分が思っているほどタイムは悪くないのであともう一段階、上のレベルで練習できたらいいなと思っています。

――屋外プールが苦手な理由は

例えば暑くて日が照っている状態とか、きょうみたいな雨が降って寒い状態とか、風が吹いて波が打っているとか、あと眩しかったり。色んな要因があります(笑)。

――夏の練習できついものはありますか

ポイントを絞って練習をしていて、その練習でクリアできるというのを目標としてやっているので、距離が長くて辛いとかの練習は乗り越えていってます。あとはスピードの磨きをかけたり、意識しなくても苦手な部分ができるようにしています。

――今回の合宿は普段学外で練習している選手が多いということでしたが、雰囲気はいかがでしょうか

良い意味で雰囲気が違って、みんなで楽しくやっているので、これを継続してやっていけたらなと思っています。

吉野悠太マネージャー(スポ3=和歌山北)
――ここまでの合宿の経過はいかがでしょうか
世界大会などでいないメンバーもいますが、授業も終わって全員集まってより一層雰囲気が良くなったかなと思いますね。
――いつもと違う屋外での練習です
普段はアクアアリーナという最高の環境で練習しているので、そうではない環境の中で泳ぐことでいつもの環境のありがたみを感じられています。練習の技術向上よりも、感謝の気持ちを持って取り組めるんじゃないかというのはあります。
――選手の状態はいかがでしょうか
仕上がってきていると思います。タイムは環境が良くないこともあって出ていないんですけど、声とか顔を見ていると、有意義にできているのではないかなと。
――3日目で疲れも溜まってくる時期だと思います
3日目なんですけど、中日の休みに向けて頑張っていて、そのご褒美があるので頑張れているというのが感じられますね。
――マネージャーとして、今回の合宿で特に気を配っていることはありますか
いつもは室内で声が響きやすいので、今回は近くに行ってタイムを言ってあげるとかですね。
――この合宿で個人的に目標にしていることはありますか
インカレ(日本学生選手権)も近いので、選手が悔いの残らないような練習をして試合に臨めるようにサポートしていきたいです。
――インカレに向けて一言お願いします
僕はこのチームを信じるだけなので。悔いは残さないで欲しいです。

和田真(スポ2=東京・早実)
――合宿2日目が終わりました。ここまで手応えはありますか
いつもとは違う環境で適応していくのも大変なんですけど、やっぱりこうやって合宿をやるのはチーム全体で盛り上がってやれる良い機会だと思います。そう考えると良い感じで練習が仕上がっているんじゃないかと思います。
――普段とは異なる外プールの環境から何かつかんだものはありますか
水の冷たさもあるんですけど、普段泳ぎ慣れている環境とは違うのでなかなかタイムが出づらいと思うこともありました。ですがどんなときでもタフなレースをするためにはどういったところでも泳げないといけないので、良い練習かなと思います。
――この合宿でのご自身の強化ポイントは
僕だけじゃなくてみんなそうだと思うんですけど、インカレ(日本学生選手権)まで30日を切って、最後の1、2週間は調整の時期になってしまうのでここでどれだけ追い込めるか、というのが個人的にもチームとしてもポイントなんじゃないかと思います。
――スプリントチームのメニューとしては何か特別なことをされていますか
特にそこまで変わってはいないのですが、やっぱり瞬発力とか、基本的に50メートルと100メートルが専門なので、高い強度の中でどれだけハイペースでいけるかというところに焦点を当てています。
――キックの練習を入念に行っていました。今回のポイントなのでしょうか
そうですね。100メートルもそうなんですけど、キックをちゃんとうてないと最後へばってしまうので、最後までキックを強く打つというのは重要なポイントです。
――今季は早慶戦で自己ベストを更新しワセダ基準を突破、初めてインカレに出場。飛躍の要因は何なのでしょうか
僕自身、一個上の中村さん(克、スポ3=東京・武蔵野)とか雨谷さん(拓矢、スポ3=神奈川・桐蔭学園)とかフリーで優秀な先輩がいるので、そういう人たちから色んなアドバイスをもらって自分の中で吸収できるものはできるかぎり吸収していったということ。あとは僕は大学に入ってから体づくりのほうを真剣にやるようにして、チューブや普段のドライやウエイトもそうなんですけど、そういったところをしっかり一つ一つやっていったのが結果につながっているんじゃないかと思います。
――この合宿後半、またインカレに向けて一言お願いします
インカレで大爆発できるように一生懸命頑張っていきたいと思います。

阿久津直希(スポ1=埼玉栄)

――大学に入学して4カ月ほど経ちましたがどのようにお過ごしですか

最初の方は毎日合宿のようで、ある意味充実していて、いまはそれに慣れてきたかなという感じです。いい環境だと思います。

――1年生としての仕事にも慣れてきましたか

はい。最初は忙しい時が多かったんですけど、最近は慣れてきました。

――今回初めての夏合宿となりますがいかがですか

高校の時の合宿だと量をたくさん泳いでいたんですけど、大学では量よりも質が高くなったなと思います。あと質が高いので、追い込めていると思います。

――夏合宿での強化ポイントは

特にキックが弱くて、400メートル(自由形)とかのレースで最初から最後まで(キックを)打つのが厳しいので、少しでもキックが打てるように強化しています。あとは後半、体力がないので、その体力づくりも強化のポイントにしています。

――インカレでは400メートルで先輩方と共に出場されますが、意識している点はありますか

(自分は)1年生なんですけど、特に先輩とか気にしないで自分のレースができればいいかなと思っています。最低ベスト(タイム)を更新したいです。400メートルはおそらく1日目なので、チームの勢いをつけるようにしていきたいです。

――インカレでの目標をお願いします

最低限ベスト更新で、望むのであればB決勝に残っていきたいと思います。

寺崎拓海(スポ1=茨城・並木中教校)

――早大に入って初めての合宿、どのように感じていますか

外プールということもあって、最初はいつもと2秒くらい差があったのですが、やっと慣れてきたので充実した練習ができればいいなと思います。

――普段練習している室内プールに比べて屋外だと大きく違いがあるのですか

もともと、高校の時の関東も外だったんですけど大幅にタイムを落としたりしていて得意ではなかったので。水が少し重く感じますし、結構違います。

――長距離は普段どんな練習をしていますか

今までは1日2万(メートル)くらい高校時代泳いでいて、ただ今回はそこまでは泳いでないです。

――この合宿でどのように成長したいと考えていますか

長距離なので、泳ぎこみがメインになると思います。持久力がメインになると思うんですけど、最後の100(メートル)とかでスピードがあげられる練習がしたいです

――インカレに向けての意気込みを聞かせてください

去年はJOなどで悔しい思いをして、その時からインカレのA決勝に残ろうと決めていたので、まだタイムは出せていないんですけど頑張っていきたいと思います。