| TEAM | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 |
| ＪＦＥ東日本 | ０ | １ | ３ | ０ | ４ | ０ | ０ | ０ | ０ | ８ |
| 早 大 | ８ | ０ | １ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | Ｘ | ９ |
東京六大学春季リーグ戦を４位で終えた早大は、ＪＦＥ東日本との夏季オープン戦初戦に臨んだ。
早大の先発マウンドに上がった越井颯一郎（スポ１＝千葉・木更津総合）は、初回に迎えた二死満塁のピンチを見逃し三振で切り抜けたが、２・３回に本塁打を浴びるなど、３回を投げて被安打３四死球６で４失点と本来の投球を見せられず。しかし打線は１回裏、尾瀬雄大（スポ２＝東京・帝京）の内野安打を皮切りに、小澤周平（スポ２＝群馬・高崎健康福祉大高崎）の適時二塁打などを重ねて９安打８得点の猛攻を見せる。更に３回には相手のミスを逃さず１点を追加。序盤に大差をつけることに成功した。
しかし５回表、本塁打や不運な当たりが重なり、一挙４失点、１点差に詰め寄られる。それでも６回に登板した前田浩太郎（スポ４＝福岡工）が、三者連続空振り三振と圧巻の投球。相手に傾きかけた流れを完全に断ち切ると、６回以降を３投手のリレーで零封。最後は回またぎの齋藤正貴（商４＝千葉・佐倉）が三者凡退で試合を締めて、社会人のＪＦＥ東日本を相手に夏季オープン戦初戦を勝利で飾った。
６回を３者連続三振で抑えた前田浩
先制の適時二塁打を放つ小澤
２本の二塁打を放った吉納
試合を締めた齋藤正
（記事 林田怜空、写真 近藤翔太）
コメント
前田浩太郎（スポ４＝福岡工）
――今日の試合を振り返っていかがですか。
チームとしては後半から試合の展開が変わったんですけど、ちゃんと守れたので良かったと思います。
――今日の投手陣については振り返っていかがですか。
前半結構荒れていたんですけど、ただ４年生だったのでしっかりと試合を締めることができたかなと思います。
――今日の投球は悪い流れを断つ投球だったと思いますが、ご自身の投球振り返っていかがですか
良かったです。
――何か意識していたことは
練習はしてきたので、社会人の結構強い相手だったから自信のあるボールをちゃんとストライクゾーンに投げてどうなるのかっていうのを試した結果、最高の結果になりました。
――夏のオープン戦これからの試合に向けてどのような意識をしていますか
自分が投げるとしたら多分短いイニングなので、まず１イニングを完璧に抑えるっていうところです。その延長で複数イニングいけたらいいんですけど、基本的には、１イニングを完璧に抑えるっていうところです。そこを頑張ります。
――次戦への意気込みをお願いします
次も三振取れるように頑張ります。
吉納翼（スポ３＝愛知・東邦）
――今日の試合を振り返っていかがですか
初回にいい攻撃ができたのはチームとしては自信になることでした。その後の中押し、ダメ押しと点を取ることができなかったので、これからの夏、試合が後半になる中での集中力や気温が熱い中での体力面という部分で、いい意味で反省点が出たのかなと思います。
――二塁打を２本打ちましたが、現在の打撃の調子はいかがですか
構えの重心を低くするというのを意識してから、ここ２、３日で打球も変わってきました。ちょっとしたことでバッティングは良くも悪くもなるので、これを継続していくためにも今日のいい感覚を忘れないようにしていきたいなと思います。
――春季リーグ戦を終え、夏の打撃の課題を教えてください
コンスタントに長打を打てるというのが自分の持ち味であるにも関わらず、春は打率が２割ちょっとでした。この夏の課題は長打を打つことももちろんですが、やはりコンスタントに塁に出て、チャンスメイクしていくことが大事だなと思います。
――チームとしての夏の課題は何だと思いますか
春４位という結果をしっかり受け止めつつも、下を向いていても仕方がないので、過信しすぎずにしっかりと自分たちならできる、秋は絶対に優勝するということを一人一人が思い続けることが大事だと思います。技術面でいろいろあるとは思いますが、気持ちの面をしっかりとして練習に取り組む姿勢などが大事になってくると思います。
――次戦は春に日本一の青学大ですが、意気込みをお願いします
（青学大は）日本一になっているチームなので強いチームだと思います。だからこそ個人としてもチームとしてもいいものを吸収出来ればと思います。自分たちも秋は明治を倒して日本一になるために、何か一つでもいいものを全員が吸収できればと思います。