社会人相手に力の差を見せつけられ完敗／東芝戦

　東京六大学秋季リーグ戦初戦を連勝で飾り、次戦へと勢いを付けたい早大は、都市対抗野球優勝7回の名門・東芝と対戦した。

　先発の加藤孝太郎（人3=茨城・下妻一）は、初回にいきなり連打を浴びてピンチを招くと、そこから三連打を食らい、3失点。2、3回も失点を重ねてしまう。続いてマウンドに上がった清水大成（スポ3=大阪・履正社）、鹿田泰生（商2=東京・早実）も、社会人野球の打者にいとも簡単に跳ね返され、失点。伊藤樹（スポ1=宮城・仙台育英）も、一矢報いたい所だったが、珍しく制球を乱すシーンも見受けられ、嫌な流れを断ち切ることができなかった。打者陣は、初回に熊田任洋（スポ3=愛知・東邦）、中川卓也（スポ4=大阪桐蔭）が作った一死二、三塁での蛭間拓哉（スポ4=埼玉・浦和学院）の内野ゴロの間の一点しか奪うことが出来ず、相手の投手陣に散発6安打に抑えられてしまった。投打ともに、社会人野球のレベルの高さを思い知らされることとなった。

苦しんだ加藤

救援した清水大

複数安打を放った熊田

伊藤樹も課題が見えた

（記事　スタンリー翔唯、写真　藤田珠江）

コメント

中川卓也主将（スポ４＝大阪桐蔭）

――試合を振り返っていかがですか

　レベルの高さを感じましたし、自分達のレベルの低さも感じられたので、この負けを来週に生かさないといけないなと思いました。来週これで良い試合ができたら、今日の反省を活かせたとなりますし、活かせなかったらここでできてなかったなと言われるので、何事も結果が大事なので、来週に向けてしっかりもう一回足下から見つめ直してやりたいなと思います。

――仮想明大としては申し分ない相手でしたが

　強い相手とやらせてもらえて、こういう負け方をしましたが、本番は来週の明治なので、そこに向けてやっていきたいです。

――強力打線を相手にして得られたものはありますか

　高めに打ったら打たれるというそれだけの話だったり、無駄なフォアボールを上げたりしたら失点に繋がるということだったり、もっと丁寧に上げていったら大丈夫だと思います。

――優勝に向けて絶対に負けられないカードとなりますが、次戦への意気込みをお願いします

　連勝で勝って勢いに乗って、優勝に向けてやっていきたいです。