宮浦、中村、上條がU20アジアジュニア選手権へ!

男子バレーボール

 7月21日からバーレーンで行われるU20アジアジュニア選手権の代表12人に、早大から宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)、中村駿介(スポ2=大阪・大塚)、上條レイモンド(スポ1=千葉・習志野)が選出された。U18などで既に多く活躍を見せている、まさに東京五輪世代の3人だ。アジア24カ国の中で頂点を目指すべく、21日の初戦ではタイと対戦する。本大会で上位2チームに入った場合、来年開催予定のU21世界ジュニア選手権への出場が内定するということもあり、負けられない戦いが続く。

 宮浦は1年の後半戦からスタメンを勝ち取り、同学年の村山豪(スポ2=東京・駿台学園)とともに、力強いスパイクで得点を量産し続けてきた。今年の前半戦を通じて、力強いスパイクだけではなく、コースを狙ったスパイクや軟打も取り入れ、堂々としたプレーで春季関東大学リーグ戦、そして東日本大学選手権の優勝に大きく貢献した。今大会では背番号1、キャプテンマークの入ったユニホームでアジアに挑む。

打点の高いスパイクを決める宮浦

 中村は公式戦でのスタメン出場こそ少ないものの、コートに立つ時はしっかりと活躍を見せている。高身長を生かしたトスワークで相手ブロッカーを翻弄(ほんろう)し、国際大会でベストセッター賞を受賞するなど、その実力は折り紙付きだ。今大会では背番号2をつけ、宮浦とともに積極的にチームを引っ張っていく。また、上條も徐々に大学公式戦での出場機会を増やし、スパイクやブロックだけでなく195センチという高身長を生かしたサーブでもチームに貢献している。黒鷲旗全日本男女選抜(黒鷲旗)では警視庁フォートファイターズ相手にサービスエースを何度も放ち、会場を沸かせた。中村との息の合ったクイックに期待が高まる。

堂々とトスを上げる中村

 今年はバレーイヤーだといっても過言ではない。先月まで熱戦を繰り広げていたネーションズリーグを皮切りに、先日見事優勝したU18アジアユース選手権、今回のU20ジュニア選手権、船橋アリーナで開催される韓国との国際親善試合、来月はU23アジアカップとアジア競技大会など、最も大きな大会である世界選手権まで数多くの大会が控えている。世界の強豪国と比べ身長という点で不利な分、技巧的なスパイクや組織的なブロックでカバーしていかなければならない。前回4位で終えたこの大会で、ひとつでも上の順位を狙いたい。

(記事、写真 松谷果林)