宮浦、中村、上條、平田の4人がU20強化合宿に参加!

男子バレーボール

 5月2日から6日にかけ、7月にバーレーンで開催される予定のアジアジュニア選手権に向けた合宿が味の素ナショナルトレーニングセンターにて行われた。早大からは宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)、中村駿介(スポ2=大阪・大塚)、上條レイモンド(千葉・習志野)、平田康隆(スポ1=宮崎・日南振徳)の4人が選出。大学や高校の選抜メンバーと共に技術を磨いた。

 今年は、全日本シニア、ジュニア、ユースに一貫した練習として、身長でのディスアドバンテージを少しでも補うために「テンポの速い攻撃」を取り入れている。これは早大でも実践していることで、武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)や村山豪(スポ2=東京・東亜学園)、上條らセンター陣は身長や跳躍力を生かした速いスパイクで春季関東大学リーグ戦、黒鷲旗全日本男女選抜で得点を量産してきた。

黒鷲旗で高さを生かしたトスを上げる中村

 今回の合宿を終えた選手たちは、アジアジュニア選手権に向け6月に再度集まる予定になっている。ユースでの経験も厚い中村、宮浦、上條に加えて、身長が高く打点の高いスパイクが期待される平田が初選出、早大から計4人が参加したことは、今後の早大バレー部にとっても非常に頼もしい。海外の高さのあるチーム相手にどれだけ立ち向かえるか、そして早大バレー部としてどのような活躍を見せるか、今後の4人の選手への注目度はより一層高まる。

(記事 松谷果林、写真 松本一葉)

コメント

※この取材は5月12、13日に行われたものです。

宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)

――まずはU20の合宿に参加されていかがでしたか

黒鷲旗(黒鷲旗全日本男女選抜)から続けて合宿で疲労もありましたが、その中で自分をしっかりケアしながらやれました。高いレベルの中でやることができて、レベルアップできたかなと思います。

――早大から4人の選手が選抜されました

4人いるので、合宿でもワセダがリーダーシップとってやっていこうという話をしました。合宿でまだ選考段階なので、ひとりひとりが競争心、ライバル心を持ちつつ、という感じで。

――中村選手(駿介、スポ2=大阪・大塚)のトスはいかがでしたか

ユースのときからずっと駿介のトスを上げてきました。そこはいつも通り呼吸が合って良かったと思います。

――アジア選手権に向けて

世界の高さは日本にはないものがあります。そこで自分がどれだけ通用するのかを確かめられるよう頑張りたいです。

中村駿介(スポ2=大阪・大塚)

――今回の合宿はいかがでしたか

ユースの時からやっていたメンバーがかなり選ばれていたので、久しぶりに顔を合わせてバレーをやれて結構楽しめた部分が大きいです。

――早大の選手へのトスと、選抜選手へのトスは何か違いましたか

先輩にトスを上げるときは気を遣って、というか良いトス上げなきゃいけないと思ってしまうことが多いですが、U20のほうはユースからずっとやってきたメンバーなので比較的思い切り挙げられたかなと思います。

――今回の4日間で得たものは

普段は考えないような海外の選手相手のことを考えなければいけないということで、トスの速さやレシーブのしつこさなどを考えながらバレーをしたのでそれがいい経験になりました。

――今後に向けて

まだ選ばれるかどうか分かりませんが、選ばれたら1つでも多く勝って、全日本代表として誇りをもって戦っていきたいです。

上條レイモンド(スポ1=千葉・習志野)

――選抜の合宿はいかがでしたか

ユースから違ったような練習体系やシステムが多くて、トレーニングも本格的に始まってきました。代表選考合宿でユースとは違った、自分にとっても実りある合宿になりました。

――早大の選手が4人参加されました

やっぱり1個上の先輩、中村さん(駿介、スポ2=大阪・大塚)と宮浦さん(健人、スポ2=熊本・鎮西)がいてくれて、特に中村さんはセッターなので練習の序盤からとても合わせやすくて。そういう面で心強かったです。

――ユースでの優勝の経験もありますが、今回に向けての意気込みは

アジアユースの代表としては優勝しているので、アジアジュニアでもしっかり結果を残していきたいです。

平田康隆(スポ1=宮崎・日南振徳)

――合宿に参加されていかがでしたか

とてもいい経験ができました。

――どのような練習をされましたか

総合練習が多かったです。

――4人の早大の選手と一緒に参加することになりました

自分はこのような合宿に呼ばれるのが初めてで、先輩方がいてくださったことでとても緊張が和らぎました。

――今回の練習で成長できた点は

大学で学べないような、基礎基本以外の応用のようなところを学べました。それを大学でも生かせたら、と思います。

――アジアジュニア選手権に向けて

地道に謙虚にやっていけたらと思っています。