山崎が世界選手権に出場!

男子バレーボール

 5月に開催された第2回アジアU23男子選手権大会(アジア選手権)で2位となり世界大会への切符をつかんだ日本。8月にカイロで行われた第3回世界U23男子選手権大会に、早大からは山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)が出場した。

 この大会では新しい試合方式と競技規則のテスト運用が行われた。男子の場合、通常は5セットマッチ(1セットは25点先取)で先に3セット奪ったチームが勝利となる。しかし、今大会は7セットマッチ(1セットは15点先取)で先に4セット取ったチームが勝利という試合方式に。また競技規則では新たにサーブ時において着地の際にもエンドラインに触れてはいけないなどの規則が採用された。1セットの点数が少ない分一気に勝負が決まりやすいという特徴があると言える。

集合写真で笑顔を見せる選手たち

 日本は一次リーグ戦を4位で折り返し順位決定戦へ臨んだ。前回のアジア選手権の決勝で敗れたイランとの対戦ではフルセットの激戦を制し前回の雪辱を晴らした。続くエジプト戦は、ホームという環境を味方につけたエジプトの勢いを前にストレートで敗戦。最終結果6位で今大会を締めくくった。

 アジア選手権では全試合にスタメン出場したが、今大会は戦術上の都合から流れを変えたい場面での途中出場となった山﨑。それでも、イラン戦では交代直後に得点するなど存在感も見せた。息をつく間もなく、秋季関東大学リーグ戦はすでに開幕迎えている。山﨑にとってもリーグ戦を戦うのはこれが最後だ。「まだ一度もリーグ戦で優勝したことがないので、ここで一度優勝したい」。これまであと一歩のところで逃してきた優勝の2文字。世界を相手に得た経験を糧に、最初で最後の機会をつかみとるべくまい進する。

(記事 杉山睦美、写真 本人提供)

コメント

※この取材は9月11日に行われたものです。

山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)

――新しいルールが施行された大会となりましたが、影響はありましたか

そんなに、影響は感じませんでした。それでも点数が少ないので勝てるときは一気に勝てるけど、負けるときは一気に負けてしまうなという感じがしました。サーブのラインに関しては、日本にとっては結構有利だったのではないのかなと思います。サーブがやはり弱くなるので、その分日本にとってはやりやすかったと思います。

――あまり戸惑うこともなかったということですか

自分はそんなにサーブを打つ場面は無かったのですが、周りを見てもそんなに戸惑っている感じはしませんでした。

――途中出場の多い大会となりましたが振り返って

スタートは左利きの東海大の3年生でいって、自分の右利きに代えてということで、向こうにデータを取らせないために途中出場が多くなりました。(相手にとって)どうだったのかは分かりませんが、はまっていたと思います。

――イラン戦は前回の雪辱を晴らすことができました

予選で負けていたというプレッシャーもあったとは思いますが、予選はイランのホームでやっていて、今回はどちらにとってもアウェーだったので、その点勝ちやすかったのではないかと思います。

――この大会で得た収穫や課題があればお願いします

自分か通用するレベルではないということをもう一度再確認できたので、もう一回自分のレベルを確認してまずは早大で勝つということを目標に頑張りたいと思います。

――早大の夏合宿などにはあまり参加できない中、チームに戻ってきてご自身の状態などはいかがですか

調子が悪いということはないのですが、ゲームに出ていなかったということもあって、ゲーム勘が無い部分があります。それが理由で1年の村山(豪=スポ1=東京・駿台学園)でスタートということになっているので、早くゲーム勘を戻してスタメンに戻れるように頑張りたいと思います。

――最後のリーグ戦が始まっていますが、どのような意気込みがありますか

まだ一度もリーグ戦で優勝したことが無いので、ここで一度優勝してそれを弾みに全日本インカレも優勝できるように頑張りたいです。

最終結果

6位