ア式の女性スタッフ陣への直撃取材後編ルフ! 3人の女性スタッフ陣のチームへの思いから、ア式の魅力までいろいろ聞いてきたルフよ〜!
「一番(大切にしていること)はコミュニケーション」(渡邉)
選手と打ち解けることこそが大切なことなんだルフな〜
――菊地さんへの質問に移るルフよ!昨年バズったルフが、反響を聞かせて欲しいルフね
菊地 長いな、というのが正直な意見で(笑)。実をいうと心境に変化があって、あのブログのままの自分じゃないというのが今一番大きくて。あのブログを今の自分として捉えてほしくないけど、あのブログが長引くから、どこで今の本当の考えを出そうかというのは悩んでいます。来年の部員ブログなのか、それとももう少し早く出すべきなのか、直接話す機会がある人には言えるのですが、不特定多数に向けられた形だと、全員に伝えるのは難しいのかなと思います。バズった時はいろいろな反響をいただいて、うれしさ半面不安半面という感じだったのですが、今は不安が8割みたいな。自分で蒔いた種をどう回収すればいいのかなと悩んでます。
――バズろうと思ったわけではなくて自分の心の中を書いたってことルフよね
菊地 外池さんに、出す1週間前くらいに「なに書いたらいいですかね」と相談した時に、「そのままを書けばいいんだよ」と言われてそのまま書こうと思って、1カ月くらい前から書いていたのを見直して出しました。それこそ歩希さんや身近な先輩に自分がこういう人なんだなって知っていただく機会でもありましたし、家族にも自分がどういう思いでこう生きてきたのかを伝える機会が無かったので、そういう本当に身近な人に見てもらえる機会になればいいなと思ったら、いろいろな人に広がっちゃったみたいな(笑)。
――渡邉さんはトレーナーとしてア式に入部したルフ。トレーナーとしての活動で大事にしていることは何かあるルフか?
渡邉 それは一番はコミュニケーションですね。知識とか技術的なところは社会人トレーナーさんがいますし、もちろん先輩方もできるのですが、そこで自分に何ができるかなと考えた時に、選手からしたら自分が一番とっつきやすいところがあるかなと思って。それこそ幹さん(浦田幹、スポ4=兵庫・夢野台)は新人監督という役職に就いていますし、江田さん(江田祐基、人3=東京・日大鶴ヶ丘)は先輩って感じなので、先輩に声かけるというよりかは、私の方が学年的にも下なので話しやすい部分があるかなと思っています。ワンタップの話もありましたけど、練習後とかだとみんなゆるい感じなので、そこでコミュニケーションを取りに行くのは意識しています。「どこどこが痛い」というのも選手的にはあまり言いたくないっていう方もいるので、そういう時にちょっと話すとあまり身構えずに話してくれたりとか、もし痛みが強くなっているようであれば先輩や社会人のトレーナーさんに相談してみたりですとか、そういう感じですね。
――ア式蹴球部での皆さんのやりがいを教えて欲しいルフな
菊地 同期を特別扱いしていると言ったらあれですけど、やっぱり同期は特別なものなので、同期が試合で活躍したり、Jクラブに練習参加したりするのを見て、自分も頑張ろうと思えるなというのは最近感じています。人が夢を叶える姿を目にすることってあまりないと思うのですが、それを絶対に目の当たりにできる環境が特別だなと思いますし、それを身近に感じて自分も頑張ろうと思えますね。西堂(久俊、スポ3=千葉・市立船橋)がデンソーカップでAチームにいて、私はマネジャーとしてBチームにいて対戦したのですが、ベンチの目の前で私に向かって「バモー!」ってやってきて(笑)、そこに関してはちょっとあれでしたけど、他の人の得点で負けるよりは久の得点で負けた方が、まあまあまあまだ…みたいな(笑)。
――そういうところがうざいルフね(笑)
菊地 そうなんですよ本当に(笑)。伝わってよかったです(笑)。
――お二人はいかがルフか?
高原 彩花が言ったように、スタッフは一番近くで見ているのですが、みんないろいろな思いでプレーをしていることが日々分かるんですよ。それがプレーに現れた瞬間は「良かったね」とか、AチームとBチームの狭間にいてAチームに行けた時とか、その後コンスタントにAチームにいられて試合に始めて出られた時とかは、今まで頑張ってきた過程を近くで見ていたからこそ、他の人とは違ったうれしさがスタッフにはあると思います。また、マネジャー個人個人やってることは違うのですが、自分のやってるものが形になった時とか、それが観客数に現れた時とか、大きな舞台を作り上げられた時はやりがいを感じます。
――選手に思い入れがあるからこそ、ルフね
高原 そうですね。彩花も言ってましたけど、同期ってずっと同じ時を過ごしてきたわけで、1年生の時は怒られたなとか、1年生の時は「あと3年もあるのか」と感じてしまう時もあったのですが、気づけばもう4年生で、それまで本当に楽しいこともつらいことも悔しいこともいろんなことを経験してきて、それがあってこその今なので、良かったことも悪かったことも、リーグ優勝とかそういう目標に向けての軸になっているのかなと思います。
渡邉 選手がいろいろな思いを抱えてやっていて、その選手が自分の思うプレーとか、それこそ得点を決めたりとか、そういう時は純粋に嬉しいですし、あとはけがしている選手が復帰してピッチで楽しそうにプレーしてたりとか、試合で活躍してたりすると、そこにやりがいは感じます。
「新しくいろいろなことにチャレンジできる環境」(高原)
お色直しをしてくれたルフよ〜
――今シーズン、チームは様々な目標があると思うルフが、どのように関わっていくルフか?
高原 リーグ優勝という大きな目標を掲げていると、入ってきたばかりの1、2年生だとか、レギュラーではない選手がモチベーションを保つのが難しいと思いますし、私は誰かを引っ張るようなタイプでもないので、話を聞いてあげてその人に寄り添うだとか、前に出て何かをするというよりは誰かの支えになれればいいなという気持ちでやっていきます。
菊地 ある意味自分は特異な存在というか、あまりこういう人っていないと思うんですよ(笑)。自分と似ている人に出会ったことがなくて、自分が意見を言うことで、選手ではないしプレーに関しては何も言えないけど、チーム作りを来年行っていくにあたって、貴重な意見を提供できる存在にこの1年で慣れたらいいかなと思います。人と話すのは好きなので、下級生とも積極的にコミュニケーションをとって、違う視点を持てるマネジャー、「彩花のおかげでチームが成り立っている」とみんなが言ってくれるような存在に来年なれるように、基礎を積み重ねていけたらいいなと思います。
渡邉 私としてはけが人を出さないようにというのが結構大事なので、アップとかリカバリーとかにおいて、科学的根拠に基づいた知識を選手にフィードバックしながら、けがしている選手には長期的な離脱が必要な選手もいるので、そういった選手の気持ち的なケアといいますか、そういう支えにもなれたらいいなと思います。
――スタッフの方々から見たア式の魅力はどんなところルフか?
菊地 選手たちはバカだけど楽しいです(笑)。一部うざいけど(笑)、楽しいと思います。ちゃんと入って、1年間いろいろ経験積んだ後はかなりいい経験できますし、楽しいし、絶対将来に役立つなという部分もあるので、ぜひ!女子マネ大歓迎です!(笑)
高原 彩花も言っていたように楽しいですし、あとは早慶戦は早稲田と慶應のマネジャーしかできないことなので、それは一つ早稲田のマネジャーになるという点で魅力的なのかなと思います。0から100まで学生で作り上げるというのは早稲田でも他の部活ではなかなかできないことで、一昨年の早慶戦は1万5千人を集客しましたし、そういうのはこれから先いろいろなことをやるにあたっても自信になりますし、早慶戦ではなくとも、ア式は何かをやる時に寛容なんじゃないかなと思っていて、新しくいろいろなことにチャレンジできる環境とか、大学や社会に対して何かやりたい思いがある子はア式がすごく向いているんじゃないかなと思います。
――一昨年の早慶戦は忘れられないルフな〜
菊地 ああいうのがあるからいいですよね(笑)。
――渡邉さんはいかがルフか?
渡邉 スポ推だけではなくていろいろな方式で入部来ている人がいて、いろいろなバックグラウンドを持っていて、いろいろな価値観に触れられるというか、それこそ人によって考え方が本当に違うので、そこはとても面白いなと思います。あとは自主的に考える人が多いなと思っていて、「そんなに考えているんだ」と気づかされたりとか、そういう気づきをもらえるというのが大きいです。
――ところで…僕のことはどう思っているルフか?かっこいいルフよね?
一同 可愛い(笑)。
高原 かっこいい0、可愛い100(笑)。
――かっこいいとは言ってもらえなかったけど、褒められたからよかったルフ!ありがとうございましたルフ!
(取材、編集 アルフ 編集補佐 長村光 写真 早稲田大学ア式蹴球部提供)
僕も一緒に、可愛さでも日本をリードしていくルフよ!
◆高原歩希(たかはら・ほまれ)(※写真左)
埼玉・早大本庄出身。文化構想学部4年。
◆菊地彩花(きくち・あやか)(※写真中央右)
千葉・渋谷教育学園幕張出身。政治経済学部3年。
◆渡邉栞里(わたなべ・しおり)(※写真右)
京都女出身。スポーツ科学部2年。
◆アルフ(あるふ)(※写真中央左)
7月1日生まれ。都の西北の森出身。黄色いものが苦手なアルフ。バナナやレモンは食べられないそうです。黄色いチームに負けないように、少しずつ挑戦しようね!アルフ!