DF鈴木俊也の大宮アルディージャへの2023シーズン加入が内定!

ア式蹴球男子

 4日、DF鈴木俊也(商2=東京・早実)が2023シーズンよりJ2・大宮アルディージャに加入することが発表された。昨年度、清水エスパルスへの2022シーズン加入が発表されたFW加藤拓己(スポ3=山梨学院)と共に、下級生ながらプロ内定選手として関東大学リーグでプレーをすることとなる。

対角線にロングフィードを送る鈴木

 左サイドバックや左センターバックを本職とする鈴木。正確な左足のキックと恵まれた体格が武器で、高さと強さを兼ね備えながら攻撃の組み立てにも貢献が出来る現代的なプレイヤーだ。昨シーズンは怪我の影響に加え、2021シーズンよりザスパクサツ群馬に加入するDF阿部隼人(社4=横浜F・マリノスユース)の存在感が光り、リーグ戦では6試合の出場にとどまった。しかし、限られた出場時間ながらアシストを記録するなど、その実力は折り紙付きだ。

杉山耕二主将(スポ4=三菱養和SCユース)とセットプレーの確認をする鈴木

 大宮アルディージャは1999年よりJリーグに加入。2015年にはJ2での優勝を経験するなど、長年J1を戦ってきた強豪である。2018年よりJ2に降格すると、昨年度は過密日程の影響から多くの負傷離脱選手を出し15位でシーズンを終えたが、今季より岩瀬健氏が監督に就任。心新たにJ1昇格を目指すシーズンとなる。

 今シーズンの大宮アルディージャは河面旺成、高山和真といった左利きのセンターバックが所属しているが、両選手ともに負傷離脱中。開幕スタメンには左利きのプレイヤーの名前が無かった。鈴木は内定発表と共に特別指定選手認定の発表がなされており、チーム状況によっては今シーズンのJリーグでのプレーが見られる可能性もある。

 左サイドを上下動することにとどまらず、ピッチ中央にポジションを取り、ゴールへ迫るプレーも得意とし、セットプレーのキッカーも務めることができる鈴木。『オレンジ軍団』の一員として、NACK5スタジアムのファンを魅了してくれることだろう。

(記事、写真 橋口遼太郎)

◆鈴木俊也(商2=東京・早実)

2000(平12)年11月24日生まれ。178センチ、73キロ。東京・早実出身。商学部2年。