勝てば優勝の可能性残る一戦も…。退場者を出す波乱の展開で悔しいV逸

ア式蹴球男子
JR東日本カップ2020 第94回関東大学リーグ戦 第22節
早大 0-1
0-1
法大
【得点】
(法大)24’飯島 陸、78’服部 剛大

 試合終了のホイッスルが響き、ピッチに崩れ落ちた早大イレブン。目標としていた優勝の2文字が、またしても破れ去った瞬間であった。今節開始時点で首位明大との勝ち点差は3。優勝のためには絶対に勝ち点3が必要な早大は、関東大学リーグ戦(リーグ戦)最終節に法大を迎えた。試合は技術の高い選手を揃える法大に序盤からペースを握られ、24分に先制点を献上。さらに前半終了間際には退場者を出すと、後半にも追加点を許し完敗。アミノバイタルカップに続き、目前まで迫った優勝をまたしても逃す結果となってしまった。

切れ味鋭いドリブルでチャンスを演出した西堂

 「(法大は)かなり勢いがあるなと思っていた」と外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)。前線からのプレッシングを敢行し、攻撃陣へのボール供給を防ぐことでリズムを掴むことをゲームプランに掲げ試合に臨んだ。序盤は高い位置でのボール奪取をもくろむ早大と、逆手に取り早大守備陣の裏のスペースを積極的に狙う法大の様相となる。7分にMF田中雄大(スポ3=神奈川・桐光学園)の厳しいチェックでボールを奪いゴール前へと迫るシーンを見せれば、DF杉山耕二主将(スポ4=三菱養和SCユース)を中心とした最終ラインがロングボールを跳ね返し続け、一進一退の攻防が続いた。しかし、時計の針が進むにつれ徐々にゲームは法大ペースに。MF平山駿(法大)のポストプレーに加え、中盤の出足でわずかに法大の後手を踏み、自陣に押し込まれる時間が長くなっていく。

 迎えた24分、攻勢に転じた中でルーズボールを法大に奪われると、インターセプトを試みた杉山の触れたボールが法大の足元に溢れる不運も重なり、ロングカウンターから失点。その後も前線からのプレッシングを、丁寧なパス回しと局面での個の能力で打開される場面が散見され、思うようなサッカーを繰り広げることができない。多くの時間で法大にボールを保持される展開に陥った中で45分、プレーが切れている際に早大選手が乱暴な行為を行ったとして1発レッドカード。退場の処分を受け、ビハインドにありながら数的不利を背負う厳しい状況となる。

長期離脱からの復帰戦ながら存在感を示した梁賢柱(スポ4=東京朝鮮高)

 優勝のためには勝利が絶対条件となる早大。1人少ないながらも果敢に得点への意欲を見せる。49分にMF西堂久俊(スポ2=千葉・市立船橋)、田中とつないで最後はFW加藤拓己(スポ3=山梨学院)がシュートを放つも、惜しくもポストに嫌われる。さらにはMF倉持快(人3=神奈川・桐光学園)、DF大西翔也(スポ3=浦和レッズユース)と交代選手を次々に投入。体を張った守備で決定機をなんとかしのぎ同点ゴールを祈るが、数的不利の状況下でなかなかゴール前までボールを運べない。すると78分、法大に試合を決める2点目を許し万事休す。健闘及ばず、リーグ戦を黒星で終えるとともに、翌日の首位明大の試合結果を待たずしてリーグ戦2位が確定した。

 「率直に悔しくて情けない気持ちでいっぱい」(MF鍬先祐弥、スポ4=東福岡)。『取れるタイトルは全部取る』(杉山)として走り続けたア式蹴球部の2020年だが、2つの第2位をつかむにとどまった。苦しんだ昨シーズンと比較をすれば、大きく躍進をしたといえる。しかし、この成績で満足する者は誰1人としていないだろう。『日本をリードする存在』、『WASEDA the 1st』、『明日への活力になる』というア式蹴球部の成すべき姿は、未だ完全に達成されたとはいい難い。最後に残された舞台こそ、1月に開催される全国大会だ。2度、僅かに届かなかった頂をつかむため、臙脂の戦士たちはもう一度立ち上がる。

(記事 橋口遼太郎、写真 新井万里奈、山崎航平)

★最後の伝統の一戦、『4年早慶戦』に勝利!

4年早慶戦を勝利で飾った選手たち

 リーグ最終節を終えた翌日、東伏見グラウンドで『4年生早慶戦』(45分×2本)が行われた。伝統の早慶定期戦で引き分け、9連覇を阻まれた早大は、何としても借りを返したい一戦である。そして、4年生にとっては泣いても笑っても最後の早慶戦だ。

 1本目はキャプテンマークを巻いたDF西前一輝主務(スポ4=FC町田ゼルビアユース)を中心に、熱い闘いを展開した早大。しかし17分、慶大に先制弾を許す。負けられない早大は30分、FW鈴木郁也(スポ4=FC東京U18)がGKとの1対1を落ち着いて決めきり、試合を振り出しに戻した。その後もMF小野寺拓海(政経4=岩手・専大北上)らがチャンスを創出し、勝利にこだわる姿勢を見せつける。しかし、そのまま1-1で試合を終えた。

 2本目も両校の意地と意地がぶつかり合い、強度の高いプレーが見られた。なかなかスコアが動かない試合を決めたのはこの男だった。51分、先日Jリーガーになるという夢を叶えたばかりのMF鍬先祐弥(スポ4=東福岡)が、こぼれ球に反応し右足を一閃。ボールがゴール左隅に突き刺さった瞬間、応援席にいた3年生以下の後輩とベンチにいた4年生を含め、全部員がピッチ上に飛び出した。4年生が、総力戦でつかみ取った勝利。死闘を繰り広げた男たちの顔には、最高のパフォーマンスができたという達成感が浮かんでいた。

 笑顔を見せる男たち全員が公式戦の出場機会に恵まれた訳ではない。ピッチ上で華々しく活躍する者の陰には、涙を飲んだ者が何人もいたことだろう。それでも今試合では、無邪気にボールを追い、仲間と共に駆ける歓びで誰もが輝いていた。サッカーの本質を体現した4年生を中心に、早大はインカレ代替大会でも勝利を追い求める。

(記事 手代木慶、写真 足立優大)

早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 山田 晃士 社4 浦和レッズユース
DF 柴田 徹 スポ2 湘南ベルマーレU18
→️62分 大西 翔也 スポ3 浦和レッズユース
DF ◎5 杉山 耕二 スポ4 三菱養和S Cユース
DF 22 監物 拓歩 スポ2 清水エスパルスユース
DF 阿部 隼人 社4 横浜F・マリノスユース
MF 28 丹羽 匠 スポ2 ガンバ大阪ユース
MF 田中 雄大 スポ3 神奈川・桐光学園
→77分 山下 雄大 スポ2 柏レイソルU18
MF 鍬先 祐弥 スポ4 東福岡
MF 13 杉田 将宏 スポ3 名古屋グランパスU18
→62分 19 倉持 快 人3 神奈川・桐光学園
MF 38 西堂 久俊 スポ2 千葉・市立船橋
→️79分 梁 賢柱 スポ4 東京朝鮮高
FW 10 加藤 拓己 スポ3 山梨学院
→️79分 50 奥田 陽琉 スポ1 柏レイソルU18
◎=キャプテン
監督:外池大亮(平9社卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部 順位表
順位 大学名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
明大 48 22 15 47 20 27
早大 44 22 14 48 21 27
順大 38 22 12 38 34
桐蔭横浜大 37 22 11 39 31
法大 30 18 32 24
駒大 29 19 38 37
立正大 27 21 10 33 36 −3
国士舘大 26 20 10 29 32 −3
慶大 26 22 10 23 29 -6
10 筑波大 22 20 10 25 38 -13
11 専大 20 20 12 31 54 −23
12 中大 22 17 27 54 −27
第22節終了時点
コメント

外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)

――優勝の可能性が残る中での試合でしたが、この結果に対しては

改めてですけど、7月5日から始まったシーズンを最終節まで優勝を争う、明治に追いつけ追い越せでやってきた中で、最後までそういう状況を作り出してこの試合に臨めたというところに関しては、胸を張りたいですし、それはただ勝ち点を積み上げたというところだけではなくて、22試合という試合をしてこられたというところ、試合の前にも選手に話しましたが、自分たちだけじゃなくて相手や大会を運営してもらって初めて生み出された成果であるし、成長もあったと思うので、そこに関してはとても学びの多いシーズンだったと思います。

――成果があったとは思いますが、一方で明治戦での2敗であったりポイントとなる試合で落としたなという印象があります

まさにここで勝ちたい、勝たなきゃいけないというところでそこの壁を乗り越えられなかったというのは現実としてありましたし、いい意味でこの2020年、この4年生のチームはとても熱量があって、それを自分たちで作り出せるチームだったので、そこが結構大事な場面で熱くなりすぎて、逆に平常心を失うようなことがあったので、ただそういう経験を積み重ねながら、この間の筑波大戦とか、負けた後の中央大戦では修正したり自分たちを省みるというところを繰り返してリーグをやってこれたことはあるので、まあ正直成長はしてきたけれども力的に一歩及ばずだったのかなというところは感じます。

――リーグはこれで終わりましたけれども、全国大会は残っています

今日法政さんとやらせてもらって、開幕戦で対戦した相手でしたがあの時は本当にどのチームも開幕を迎えるにあたって不安があった中で、勝たせてもらってそれによってすごく我々は勢いがつきましたし、法政さんもとても力があるし能力が高い選手が多くいる中で、そこから苦しんだり、活動ができない時間を過ごす中で、どのチームも苦しく、どうサッカーと向き合うかというところにおいて、今日の法政さんは非常に逞しさというか、強さは凄く感じていたので、全国大会もチームとしてどういう状態であるのかということが問われる中で、我々は2位という関東の中でも上位で出場することにはなりますが、本当に厳しい全国大会が待っているのだろうなというのを改めて感じました。

――今日のゲームプランとして、最初2トップでスタートしました

できるだけ我々として、法政さんも連戦しているのでその中で勝ちながらやってきているのでかなり勢いはあるなと思っていたので、特にセンターバックのところからボールを供給させないように、早目にそこにチェックしていって、多少ラインが高いことでリスクもありましたが、序盤リズムつくりたいというところでそういうかたちにしました。

――退場者が出るというトラブルもありました

ゲームの状況的にはそんなに悪くなかったなと思いますが、点の取られ方とかもルーズボールを奪いきれなかったところだったり、入れ替わりのタイミングとかで飯島くん(陸、4年)の裏の抜け出しには注意をしていましたが、そういうちょっとしたところだったりとか、自分たちで試合をコントロールする力というのがそういう一瞬のスキのところ、厳しいタフな戦いの中で保てなかったというか、そこから少し失点や退場という決壊する状況を作ってしまったというのは、まだまだ足りないということを感じざるを得ないと思います。

――後半、1人少ない状況の中で西堂を右サイドに配置した意図は

我々としてどう前に推進力を出すか、もっと前の3人が前に運ぶ、我々の姿勢である『DRIVE』の部分をもっともっと出す、そしてそれを出せる選手をもう一回ハーフタイムに気持ちを入れなおして、というところです。それぞれの特徴は出せるというか、1人少ないことの難しさよりも、これを打開していった先に見えるものへの挑戦というところへのマインドセットは生み出せたかなと思ってみていましたが、そこで加藤のシュートがポストに当たったりだとか、それが点に結びつかなかったというのは残念ではありました。

――途中出場した梁、山下への評価は

2人はけがで2、3か月離脱した選手ですが、なんとかリーグ戦に戻すようにという努力やリハビリはみんな見ていたので、トレーニングマッチの機会はありませんでしたが、十分やれるに値する表現をトレーニング内でできていたので、彼らがまたこの後全国大会を戦う上では大きなパワーになってくると思いますし、個人のエネルギーをチームのエネルギーに変えて循環していくということをやらないと全国大会は乗り越えられないと思うので、そういう意味でも彼らが戻ってきたことは好材料かなと思います。

――勝てば早大の歴代最多勝ち点46を上回るという試合でもありました

2年前に優勝した時の勝ち点が46だったので勝てば超えられるというのはモチベーションだったと思いますが、歴史や伝統の壁というのはあると思いますし、そこを乗り越えるにはちょっとしたことだったり隙を作らないマネジメントというところを、当然難しい環境ではありますが、だからこそより選手という立場を担うことの自覚だったり責任、関東大学リーグというレベルが高くて権威がある大会の中でそれをしっかり表現する、そして相手とともに勝ち点を争うという場だと思うので、そこに関して今年は44というのが1つ評価にはなると思います。ただ全国大会という特別な大会がありますので、そこに向けてチームをつくりなおすというか、時間はないですけどリスタートするくらいの気持ちで、フラットなところからもう一回チームを作っていきたいかなと思います。

杉山耕二主将(スポ4=三菱養和S Cユース)

――今日の試合を振り返って

今日勝てば優勝の可能性がある中でプレッシャーがかかる状況だったなと思います。今年プレッシャーのかかる絶対に負けてはいけない重要な1戦で勝てなかったという所があって、前回の筑波戦から10日間そういう部分を踏まえた上で準備をしていました。ただ、あのような絶対にやってはいけない形で退場者が出たこともあり自分たちで試合を難しくしてしまったという印象があります

――勝たなければならない試合で先制点を与え、さらに退場者を出してメンタル的に焦りは生じたか

そうですね、焦りがなかったといえば嘘になりますけど、ただやることがある意味はっきりしたなとはピッチ内でも感じていて、出ていた10人はそこに本当に向き合ってくれたと思いますし、10人になってからのプレーであったり姿勢というのは素晴らしかったのかなと思います。とはいえ勝利までには至らなかったところはやはりまだまだ足りないのかなと感じました

――外池監督は1年を通して成長したが結果としては足りなかった故の2位という話をしていましたが

僕自身もそう思います。1日1日を積み上げるという話をずっとしていましたが、終わって振り返ってみれば大事な1戦で勝てなくて勝ち点44の2位という結果で終わって、その至らなかった部分は今日の退場のシーンが象徴していました。僕たちが掲げるミッションである明日への活力となるということを体現しきれなかったのが僕たちにとっては残念というか、まだまだ積み上げが浅かったということを認めざるを得ないと思います

――今日の試合への準備とは具体的には

勝利がかかった試合である意味勝利主義というか、もちろん競技スポーツで勝利を求めるのは当たり前ですが、自分たちが積み上げてきた日本をリードする存在になるというビジョンのもと究極の当事者意識を持って誰かの活力となるようなプレーや振る舞いをピッチ内でするという原点に立ち帰り準備をしてきました。ただそこの部分の表現も至らなかったと思っています

――戦術の修正は

前半は4―4―2で相手に前から圧力をかけるという話があったのですが、相手のクオリティもあってうまくかからなかったのでそこから4―1―4―1に変えたのですがそこのところで全体的に疲弊していたというかなかなか上手くいかずにフラストレーションがたまってというのも確実にあったと思います。戦術もそうですが1人1人のクオリティの部分で上回りきれなかったというのが印象としてあります

――人数が減った時に具体的に意識したことは

4ー4ー1になって退場者が1人出たので単純にいつもの1.2倍走らなければならない状況が生まれ、1人1人が走って戦うという部分は徹底できたと思いますし、戦い方で言えばサイドをうまく使うこと、セットプレイ、クロス攻撃を意識しました

――西堂久俊(スポ2=千葉・市立船橋)選手のポジションは誰が決めているのか

千田(奎斗、スポ4= 横浜Fマリノスユース)や外池監督が話し合って決めていると思います。

――先制点を献上した場面を振り返ると

まず2列目で際のところで入れ替わって、自分自身もチャレンジしたところで入れ替わってと2つ際のところで負けてしまうと、法政さんも力があるのでそこを確実に決め切るというところもそうですし、そこは自分が絶対に止めなくてはいけなかったと思っています

――年明けの全国大会はご自身として最後の大会となるが、どうチームを引っ張っていきたいか

まずは今日ピッチ内で起きたことにチーム全員が向き合う必要があると思います。それを受け入れて向き合った上でそれでも前を向いて進んで行かなくてはならないと思うので、年明け1月6日からありますけどそこに向けて全員で前を向いて1つ1つの瞬間を積み上げていきたいなと思っています

――リーグ優勝出来なかったことは全国大会へのモチベーションにどのように影響しますか

今年の目標としてリーグ制覇と日本一を掲げていた中で1つ目標がついえたのは非常に悔しいですが、これでシーズンが終わるわけではないのでその悔しさをぶつけなくてはいけないというか、その悔しさを持って全国大会に臨み、最後に結果を残したいと思います

――今日は勝たなくてはいけないプレッシャーは大きかったのか

これまでのプレッシャーがかかる4戦と比べればそこまで感じてはなかったと思います。単純に力で圧倒された、上回りきれなかったという印象があります

鍬先祐弥(スポ4=東福岡)

――今日の試合を振り返って

今日の試合勝たないと優勝への望みがつながらない中で、前節から十日間試合が空いたんですけど、明治の事は考えずにこの試合に勝つことだけ準備してきました。自分たちも戦い方であったり戦術はしっかり組んだ中で試合臨んだのですが、相手にプレッシャーを与えることができずに、相手にボールを持たれて相手のペースで試合が進んだ中で、攻守の切り替わりの所で失点して、その後も退場者を出して、すごく難しい試合だったと思います。優勝の望みがかかった大事な試合で、こういった試合をしてしまったのは率直に悔しくて情けない気持ちでいっぱいです

――10人になってからなかなか前に行けませんでした

やっぱり1人少なくなって、相手にボールを持たれる時間も長かったですし、我慢して我慢してカウンターで一発という感じでしか正直チャンスはなかったかなと感じるんですけど、そこは法政さんもなかなか出させてくれないというかだいぶ走らせられたしそういった面も含めてうちより法政が上だった感じがします

――ポイントとなる試合で勝てていないということに関しては

やっぱり最後は相手が強ければ強いほど僕は個の能力だと思っていますし、そこでやっぱり相手を上回る個人としてボールを決める、守りきる個の能力がまだ足りないと思いますし、そこは自分たち4年の力不足だと思いますし、それは自分が部員ブログを通して後輩に伝えたし、今年後輩たちがたくさん出ている中、来年は強いと見られると思うんですけど、自分たちが今年優勝がかかる中で勝てなかったという教訓を生かすためにも3年生以下には個の能力を伸ばしていって欲しいなとは思います

――全国大会に向けた修正は

全国大会までには時間がない中でもう一度チームとして掲げてきた日本一という目標を全員でもう1回再認識して、やっぱり自分たちの立ち位置として日本一にふさわしいチームではないということは確かなのでそこは認識しつつ、もう1回サッカーのコアの部分である球際とか、相手より走るとか、ゴール前の質の部分を練習の中で要求し合って高めでいきたいと思います

――プロ内定後初の公式戦でしたが持ち味である強度の高いプレー出せたか

そこも個人としてこのような試合で見られ方というのもあるし、目に見える結果、チームを勝たせられる働きをしなくてはいけなかったのですがやっぱり出来なかったというのは悔しいですし、これから先プロという世界はより結果が求められると思うので、この悔しい気持ちを持って、自分も個人の能力をもっと伸ばしてチームを勝たせられる選手になっていきたいと思います