2日、J2のFC町田ゼルビアが早大で主将を務めるFW岡田優希(スポ4=川崎フロンターレU18)の来季の加入内定を発表した。早大からの来季のJクラブ加入内定は、今夏特別指定選手として一足早くJデビューを果たしたMF相馬勇紀(スポ4=三菱養和SCユース)とDF冨田康平(スポ4=埼玉・市浦和)に続き3人目となる。
「直感を大事にして、常にゴールから逆算してプレーしている」という岡田は、主にスーパーサブとして短い時間の起用の中でも結果を残し続けてきた。主将に就任した今季は、勝負強さもいっそう増し、勝利をもたらす得点を何度も決めてきた。関東大学リーグ戦では前期を終えて8得点をマーク。法大のU21日本代表FW上田綺世(2年)と並び、得点ランクトップにつけている。また、中盤にポジションを移せば、冷静な判断力をもとに、パスでの展開やドリブル突破を使い分けて好機につなげる万能型のアタッカーだ。
名実ともに今季好調のワセダの『顔』だ
町田は、早大出身の相馬直樹監督(平6人卒=静岡・清水東)が率いており、DF奥山政幸(平28スポ卒=名古屋グランパスU18)も在籍。近年着実に力をつけてきている気鋭のクラブで、現在はJ2で首位につけている。組織力を武器に堅実な戦いを志向するチームにとって、周囲の選手を使い、使われることのできる岡田がもたらせるものは少なくないだろう。「スタート地点に立って、期待されるものや見られるものは多くなると思う。わくわくしている」。まずは早大で結果を残し続け、覚悟や実力をいま一度証明する。
(記事、写真 守屋郁宏)
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◆岡田優希(おかだ・ゆうき)
1996(平8)年5月13日生まれ。172センチ、70キロ。神奈川・新城高出身。前所属・川崎フロンターレU18。スポーツ科学部4年。関東大学リーグ戦で、1部通算22試合出場9得点3アシスト(2018年度前期終了時点)。2部通算15試合出場10得点1アシスト。