遠い1点。新戦力起用も明大に屈す

ア式蹴球男子

 またしても苦境から抜け出すことはできなかった。前節慶大に敗れ(●1-2)、ここ5試合勝ちのない早大の今節の相手は関東大学リーグ戦(リーグ戦)屈指の強豪・明大。両者譲らず、スコアレスのまま迎えた73分、早大は痛恨の先制点を許してしまう。そして最後まで相手の牙城を崩すことができないまま試合は終了のホイッスル。上位の背中が遠ざかる泥沼の3連敗となった。

 永遠の宿敵に敗れた前節から一週間。負の連鎖を断ち切りたい早大はFW武颯(スポ3=横浜F・マリノスユース)とMF鈴木裕也(スポ3=埼玉・武南)を先発起用する。そしてリーグ戦初出場となるGK小島亨介(スポ2=名古屋グランパスU18)を抜てきするなど、大幅なメンバーチェンジを敢行。「流れを変えてやろう」(武)。新たな血をチームに注ぎ、首位を快走する明大との一戦に臨んだ。前半は共に慎重な立ち上がり。14分、PA内で相手にシュートを許すものの右ポストに救われこの窮地を逃れる。早大の最初のビッグチャンスが訪れたのは40分。左サイドを突破した鈴木裕のクロスにFW中山雄希(スポ4=大宮アルディージャユース)が反応。こぼれ球をさらに右足で詰めるが、今度は相手ポストに阻まれネットを揺らすことができない。両者譲らぬ展開となった前半はスコアレスのまま終了した。

先発の座をつかみ取った武

 後半は勝利のために得点を奪いたい早大が立て続けに敵陣へ攻め込んでいく。54分、MF秋山陽介(スポ3=千葉・流通経大柏)が得意のドリブルで相手DF二枚を切り刻むとPA内の中山にラストパス。しかし背番号9はシュートを枠の上へふかしてしまい、絶好のチャンスを生かし切ることができない。その後も再三の好機を逃し、自ら流れを手放してしまう早大。その隙を明大は見逃さなかった――。73分、ショートカウンターから右サイドを崩すとボールはエース・木戸皓貴の下へ。対峙(たいじ)したのはDF新井純平主将(スポ4=浦和レッズユース)。木戸は巧みなボールタッチでわずかなシュートコースをつくりだすと、迷うことなく右足を振り抜く。懸命に足を出す新井主将。だが、あと一歩が届かなかった。狙い澄まされたシュートは無情にもネットの中へ。あまりにも痛い失点。早大は最後までスコアをひっくり返すことができず無念のタイムアップ。たった1点が明暗を分けることとなってしまった。

初出場ながら安定したプレーを見せた小島

 一瞬の隙を逃さない明大が試合巧者だったと言うこともできるだろう。だが、それ以上に、決定機を逃し続けた早大が自ら勝ち星を手放してしまった。前期リーグ戦も次節・筑波大戦で終幕となる。「勝つことプラスアルファの何かを見せなければ自分たちの存在価値はない」(MF平澤俊輔、スポ4=JFAアカデミー福島)。エンジイレブンはいま、選手全員に強い覚悟が求められている。勝つために、ただそれだけだ。この苦境を抜け出すためには己の力ではい上がるしかない。

(記事 桝田大暉 写真 田中佑茉、大森葵、梶井夏葉)

スターティングイレブン

関東大学リーグ戦第10節
早大 0-0
0-1
明大
【得点者】(明)73木戸
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 21 小島亨介 スポ2 名古屋グランパスU18
DF ◎新井純平 スポ4 浦和レッズユース
DF 熊本雄太 スポ3 東福岡
DF 鈴木準弥 スポ3 清水エスパルスユース
DF 12 木下諒 社3 JFAアカデミー福島
MF 平澤俊輔 スポ4 JFAアカデミー福島
→83min. 28 石川大貴 スポ3 名古屋グランパスU18
MF 14 鈴木裕也 スポ3 埼玉・武南
→65min. 11 小林大地 スポ4 千葉・流通経大柏
MF 相馬勇紀 スポ2 三菱養和SCユース
MF 秋山陽介 スポ3 千葉・流通経大柏
FW 中山雄希 スポ4 大宮アルディージャユース
FW 15 武颯 スポ3 横浜F・マリノスユース
→75min. 17 岡田優希 スポ2 川崎フロンターレU18
◎はゲームキャプテン
監督 古賀聡(平4教卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部リーグ順位表
順位 校名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
明大 21 10 20 11 +9
筑波大 18 10 18 +9
法大 17 10 11 +4
順大 16 10 20 16 +4
慶大 16 10 17 18 -1
桐蔭横浜大 15 10 12 11 +1
日体大 14 10 11 13 -2
専大 12 10 15 16 -1
早大 12 10 11 12 -1
10 駒大 11 10 13 14 -1
11 流通経大 11 10 15 -6
12 国士舘大 10 24 -15
※第10節終了時点※下位2チームは2部自動降格
コメント

DF新井純平主将(スポ4=浦和レッズユース)

――いまのお気持ちをお聞かせください

昨年の優勝はメイジに勝てたからで、勝てないシーズンはメイジの下にいるということで、重要な相手という位置付けでこの試合に臨みました。その中でこういった結果に終わってしまったのは非常に悔しいです。

――この試合スターティングメンバーが大幅に変わりました

厳しい試合が想定される中で、本当に戦えるメンバーが出るべきだという方針でこのメンバー構成になりました。心配はなかったです。

――主将として、先発起用となった選手にどのような声を掛けましたか

替わって入るメンバーや、初めて関東の舞台に立つメンバーもいましたが、それぞれに強みがあるわけで、それを出すことを意識して臨んでほしいと伝えました。

――圧倒的な攻撃力を誇る明大が相手でしたが、守備面での感触はいかがでしたか

やっぱり個の力はありました。苦しい状況や押されている状況を想定して覚悟を決めて腹を括った中で試合に入りました。そこに関しては割り切って、90分間やれたのかなと思います。

――失点の場面は相手のシュートに寄せ切ることができませんでした

自分が対峙(たいじ)していた中で、相手のシュートモーションに対して先に足が出てしまい抜かれて失点してしまいました。あと一歩寄せ切れない自分の甘さに尽きると思います。最後に体に当て切れなかったのは自分の責任です。

――6戦勝ちなしという苦しい状況です

この順位をしっかり受け止めないといけないです。この順位に一人一人が向き合って、行動に移していかないといけないと思います。

――前期最終節となる次節、筑波大戦へ向けて一言お願いします

その先を考えている場合じゃなくて、この一戦を勝つことだけに注力していかない限り絶対に勝てないので、最後勝利で終えられる取り組みをいまからしていきたいです。

FW中山雄希(スポ4=大宮アルディージャユース)

――0-1で敗戦となってしまいましたが、本日の結果をどう受け止めていますか

自分が決めるチャンスがあって、決め切ることができなかったので自分の責任だと思っています。

――首位である明大との対戦はどんなお気持ちで臨まれたのでしょうか

チームとしては、明大に負けたら優勝はないと意気込んでいましたし、勝ち点が6も離れていたので、この試合に負けたら勝ち点が9離れてしまうという厳しい状況になる中で臨みました。ですがこういった結果になってしまって本当に悔しい思いしかないですね。

――試合内容を全体的に振り返っていかがですか

チームとして前から良い時間もあったのですが、自分が点を決めなければいけないところで勝てなかったというのは、やはりきょうの敗因の一つなのかなと思っています。

――本日のFWの相方が武選手だったということで、連携面で意識されたことはありますか

得点できる良い選手ですし、去年一緒に組んでいたFWだったので、特に意識することはありませんでした。自分自身が、もっともっと颯(武)との連携も高めないといけなかったかなと思います。颯がもっといいプレーができるように4年としてもやらなければいけなかったですね。

――ここまで6戦勝ちなしということですが、試合後のミーティングではどんなことを話し合っていたのでしょうか

結局良い試合をしても勝ち切れなかったら本当に意味がないし、まだ前期1試合ある中でそこに向かってトレーニングをして勝ちにいかなければいけないので、支えてくださる方のためにも勝たないといけないと思っています。

――最後に次節に向けて意気込みをお願いします

6戦勝ちなしということで、勝ちしか許されない状況だと思っています。この後から良い準備をして、筑波大に勝つための取り組みをしていきたいと思います。

MF平澤俊輔(スポ4=JFAアカデミー福島)

――0-1での敗戦となりましたがいまの率直なお気持ちは

結果的に勝ち点9の差ができてしまったということで非常に痛い敗戦だったなと感じています。

――きょうの試合はメンバーが大きく入れ替わりましたね

日頃からアピールをしている選手が試合に出ることはサッカーでは当たり前のことですし、その部分で代わって出た選手が勇気を持ってプレーをしてくれたと思うので、そういった部分は良かった点だったと思います。

――中盤の鈴木裕也選手との連携はいかがでしたか

裕也は攻撃面でアクセントになれる選手で頼もしいですし、守備面でもハードワークをしてくれる選手です。お互い運動量を持ち味としていると思うので、立ち上がりからいこうという話をしていました。

――明大は攻撃面に強みのあるチームだと思いますがどのようなことを意識していましたか

常に相手のボール保持者に対してファーストプレッシャーをかけることを意識してやっていました。前半はそういったかたちが現れつつありましたけど、それを得点に結びつけることができなかったので、そこは課題だと思います。

――6戦連続で勝ち星がない状況となっていますが、試合後のミーティングではどのようなお話があったのでしょうか

こういった状況ですけど、自分たちの目標というのはぶらさずに、自分たちの立ち位置を踏まえて努力をしていかなければいけないですし、まだまだできる部分もあるからもう一度見つめ直していこうという話でしたね。

――最終節に向けての意気込みをお願いします

勝ちしかないと思っていますし、見に来て下さる方々に勝つことプラスアルファの何かを見せなければ自分たちの存在価値はないと思うので、そういったものを出せるように、トレーニングやレギュラー争いをしっかりやっていきたいと思います。

MF秋山陽介(スポ3=千葉・流通経大柏)

――きょうの試合を振り返って

ずっと勝ちが続いていない中だったので、きょうは絶対に勝たなきゃいけないっていう意識で、みんなで前半から仕掛けていこうということで入っていったんですけど、前半のうちに点が取れなかったのは痛かったです。

――ご自身、ドリブルなど積極的な攻撃参加が見られましたが

自分自身、仕掛けるところは意識してやりましたけど、得点に繋がらなかったので、もっと精度を上げていかなきゃいけないと思います。

――全体を通してチャンスは多々ありましたが、チームとして決め切れなかったことについてどのようにお考えですか

そこが本当にいまの自分たちの勝負弱さといったところです。ああいったチャンスでしっかり決め切る力をもっとつけていかないと、この先勝てないと思うので、そこはもう1回全員で振り返ってこれからやっていきたいと思います。

――チームの現状はどのように受け止めていますか

現状は良くはないですけど、もともとことしは自分たちの力がそんなにないっていう中で入ったシーズンだったので、ある程度予想していた部分はありました。ここから巻き返せるように、一人一人が個の力を高めて、次の試合からは勝てるようにやっていきたいと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

次の試合は、後期につながる試合っていう意味でも絶対に勝たないといけないので、絶対に勝って、前期から後期に向かっていけるようにしたいです。

DF木下諒(社3=JFAアカデミー福島)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

最近勝ちがないってところと、明大との試合の結果がリーグ戦の順位に直結するってことをチームで話し合って、自分たちの危機感であったりを見直して臨んだ結果、敗戦となってしまったので悔しいです。けれどこれをしっかり受け止めて、自分たちの取り組みがどうだったのか、もっとできることはないかとかもう一度見直して来週の筑波大戦に臨みたいなと思います。

――明大は得点力のあるチームですが

個々の能力も高いですし、質の高い攻撃でくるので、一人一人が集中力を切らさないようにするってことと、ディフェンスラインのことで言えば、縦の関係だけではなく、横のスライドの関係もしっかりやっていこうっていうことを1週間取り組んできていました。あとは、自分たちの強みでもある前からボールを奪うっていうところをもう一度意識していこうっていうことを取り組んでました。

――守備陣の連携についてはいかがでしたか

誰が出ても、全員が能力が高いですし、変わって入った選手も自分たちがやるべきことはわかっているので、誰が出てもできるっていうのをきょう内容の部分では証明してくれたと思っています。勝利という結果には結びつきませんでしたが、そこはまだまだ改善の余地があると思うので、見つめ直していけたらなと思います。

――次戦は前期最終戦となります。意気込みをお願いします

本当に勝つしかないと思っています、というか勝ちたいです。ここ最近勝ちがないので。この勝ちたいという自分たちの飢えを1週間惜しむことなく表現して、その高めた結果、来週の筑波大戦で勝利できるように自分たちの足元を見つめ直していきたいと思います。

FW武颯(スポ3=横浜F・マリノスユース)

――本日は先発での出場となりました

チームも最初は良い状況だったんですけど、駒沢戦や早慶戦とかで負け続けて良い状況じゃなかったので、ケガから復帰して、とりあえず練習のところから先発を狙えるように一生懸命努力しました。先発奪えたことは良かったです。きょうは流れを変えてやろうって気持ちで臨んだんですけど、こういう結果になってしまいました。

――武選手だけでなく、他のメンバーも大きく変わりましたね

これまではシーズン始まったらスタメンは変わらないっていう状況が続いていましたが、1週間のトレーニングの中で一番成長した選手が出るべきですし、1週間高められた人が週末の試合で結果を残せると思うので、そういった意味では良かったかなと思います。

――実際にプレーしてみて、感触はいかがでしたか

思っていた以上にメイジが強くなかったというか。いつももっと回されてもっとチャンスがないというか、1試合で1、2回あったら良いかなっていうぐらいだったと思います。きょうは自分たちの良さを出せたっていうのもあると思うんですけど、多少そういうのは(感じます)。自分たちの良さが出た試合だったかなって思います。

――押し込む時間帯もあり、チャンスもあったと思うのですが、そういった状況の中でも仕留めきれませんでした

自分たちのサッカー、良いサッカーはできたと思うんですけど、結果を出さないとチームは上にいかないですし、どんな状況だろうと内容が悪かろうと結果が上回れば勝ち点3奪えるわけで、そういう意味では内容は実際どうでも良くて、いまはチームとしては結果が問われる状況かなと思います。

――中山選手との連携はいかがでしたか

雄希くんとは去年のジュニアリーグだったりとかでずっと一緒にプレーしていますし、きょうの先発メンバーもほぼきょねんジュニアのメンバーなので、連携の部分では心配せず、リラックスして、団結力を高めてできたかなと思います。

――先ほどチームとしての強みを出せたと言っていましたが、武選手自身の強みは何だと考えていますか

自分はこれまで多く得点王だとかを取ってきたので、やはり得点感覚というか、ゴールを奪うっていう面に関しては誰よりも自信があります。シュートのかたちやパターンを練習して、自分の中では自信を持っているので、そこは負けたくないって思います。

――なかなか勝てない状況が続いていますが、チームの雰囲気はいかがですか

もう下を向いている暇はないので、カラ元気でも良いので前を向いてやっていくしかないです。次の試合に向けてきょうから良い準備をして臨めるようにしたいと思います。

――次は前期最終節、筑波大との試合になります。意気込みのほどは

こういった状況なので、内容どうこうよりも勝ち点3を奪えるような試合ができるように、この後の時間からしっかり有効活用して、やっていきたいと思います。

FW岡田優希(スポ2=川崎フロンターレU18)

――どんな心境でこの試合に臨みましたか

心境というと難しいのですが…。自分が(先発から)外れて納得できなかったり悔しい部分もあったりしたのですが、それを抑えて、まずはチームのために何ができるかを考えた上で自分にも必ずチャンスがくると思ったのでそこで得たチャンスを生かせるように準備しました。

――前半ベンチから試合を見てどんな印象でしたか

前半のほうが多分チャンスはあったと思うしもっともっとゴールに向かったプレーを、また相手を見ながら効果的にできれば点を取るチャンスはあったと思うので、そういったところで相手が見えていないというか相手の弱点を突くことができていないと思いました。自分が出ていればこうやってできたというイメージがあったので、自分が出たときにはやれるようにしたいと思います。

――後半入るとき、どんな指示を受け、またどのような思いで挑んだか

失点した直後だったのでとにかく撃ってこいというのと、中盤の選手が結構疲れていたのでそこのサポートもできればと思いました。ですが思った以上に相手が押し込んできたので、あまりそこまで下がりすぎると今度は前にかかれなくなってボールをおさえられなくなるので、下がるのを我慢しつつ前でボールを捉えるようにしました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

きょうは何もできなかったですしもっともっとやらなければならないことが見えたので、そういう反省点というか次にこうしなければいけないという課題が多くみられたプレーでした。

――きょうの結果をどのように受け止めますか

正直いまのチームのこの現状だとこうなるのは仕方ない部分もあると思うし、明らかに勝つチームの戦い方とか選手ではないと思うので、そういったところをどう変えていくかというので、自分なりに考えているのですがそれを表現するというのをやっていかなければいけないなと思います。自分がボールを触ればチャンスになるというのを考えているのでそういう部分を表現できるようにしていきたいです。

――次節に向けて意気込みをお願いします

おそらくこれで前期優勝はなくなってしまったので、前期最終節ですけど次から後期に向けた新たなスタートだと思って、最終節を勝つか負けるかによって終わり方と後期への入り方が変わってくると思うので、勝つことはもちろんですがそのためにはどうしたらいいかというところを徹底的に詰めていかなければいけないなと思います。そういった部分で自分が貢献できるのはボールを触るということで、そういったところを見つめなおす1週間にして必ずやっていきたいです。

GK小島亨介(スポ2=名古屋グランパスU18)

――リーグ戦初出場、初先発となったきょうはどのように試合に臨まれましたか

自分自身ちょっと緊張はしてたんですけど、チームもいまの流れ的にも自分が試合に出て勝利に貢献したいという気持ちが強かったです。

――先発起用に当たって、GK後藤雅明(スポ4=東京・国学院久我山)などから何か言葉はありましたか

特にこれといったものはないですけど、いつも通りやれば、自分の良さは出るかなと、自分の中では決めていました。

――守備陣の中ではどのような意識できょうの明大戦に臨まれていましたか

やっぱりボールをしっかり回してくるんで、決定機を数多く作られるというのは想定してたので、最後のところでしっかり体を張るということだったり、味方と連携して守るっていうところは意識していました。

――リーグ戦のレベルは実際に試合をしてみてどう感じましたか

やっぱり個人のレベルはとても高いですし、あの中でやはり自分の強みというものを出していかないと、チームにも貢献できないと思いますし、また勝利にも導けないし、優勝に近づいていけないと感じました。レベルは高いなと感じました。

――具体的に出していきたい自分の強みとは

自分の強みは、シュートストップであったり、クロスの対応ってとこなんですけど、きょうはあまりクロスっていうのは出なかったので、なんとも言えないんですけど、シュートストップの面では、最後に決められてしまったので、あそこを止めればチームが負けることはないんで、ああいうところをしっかり突き詰めていきたいと思います。

――失点シーンを振り返っていかがですか

なかなか自分達のチャンスがあった中で、決めきれないというところがあって、その後に結構ピンチを食らってしまうというのはあったので、そこで一瞬の隙を相手にやられてしまった感じだったので、少し悔いが残ります。

――厳しい戦いの中で得た課題点などはありましたか

もう少し90分間通して、DFとの連携面で課題があるなと思ったので、そこを突き詰めていくのと、やっぱり失点しなければチームは負けないので、そこも意識して臨んでいきたいと思います。

――最後に、今後の試合や早慶戦に向けて一言お願いします

伝統のある一戦ですし、先週のリーグ戦で慶応に負けてしまったというのが屈辱的だったので、次絶対負けられないのでしっかり全員で戦って勝ちに行きたいと思います。