これまで4年間で、多くの苦難を乗り越え大きく成長を遂げた3人の4年生MF。MF田中太郎(商4=静岡・藤枝東)、MF大丸瞬(教4=東京・早実)、MF堀田稜(商4=浦和レッズユース)に、関東大学リーグ戦の振り返りと、最後となる早慶サッカー定期戦(早慶サッカー)へ向けて、意気込みを語っていただいた。
※この取材は6月22日に行われたものです。
「 苦しい時期があったからこそチームとして一つになれた」(堀田)
リーグ戦前期の戦いぶりを振り返る堀田
――まず、ア式蹴球部(ア式)に入部することになった経緯をお伺いします
大丸 高校が早実ということもあり、ア式に入ることは中学の時から考えていました。大学を見据えて早実に入ったということもあり、中学、高校の頃から大学でサッカーをやりたいという気持ちがありました。
田中 自分は高校で1度も全国へ出ることが無く、このままでは終われないという気持ちが強かったので大学でもサッカーをしようと決めていました。運良くワセダに来る機会を与えてもらい、レベルの高い環境でサッカーをできるチャンスがあったので入部しました。
堀田 僕はずっと浦和レッズユースでプロを目指してやってきたのですが、その一方でプロになれなかった時のことを考えて中学から高校に進学する際に、附属校である早大学院を選びました。レッズのトップに上がれないと分かった時に、そのまま進学して大学サッカーを続けようということでア式蹴球部に入部しました。
――堀田選手、田中選手はケガで長期離脱を経験されていますが、その時を振り返って
田中 3年生の時に入院だったり手術を経験しましたが、自分のサッカー人生では初めての経験だったのでサッカーができないという環境に置かれた時に自分はどういった存在なのかと考えました。このチームにいる以上、チームの勝利に貢献しなければいけないというのを一人一人が目標として掲げている中で、自分はサッカー以外で何ができるのかを考えさせられた期間でもありました。考えてから行動に移せたかは分かりませんが、その考えた時間というのはとても大切だったと思いますし、それが今の貢献度であったり行動に移せているのかなと思います。
――1年生からベンチ入りをされていたのもあり、心残りに思うこともありましたか
田中 自分が1、2年生から機会を与えてもらい、2年3年となっていく中で同期も試合に出るようになっていました。自分の中でも焦りというのはありましたし、素直に羨ましいなという感情もありました。
堀田 僕も1年生の時になかなか試合に絡むことはできませんでしたが、ちょうどBチームからAチームに変わった時にケガをしてしまいました。僕もいままでのサッカー人生の中で長期離脱をしたことが無く、結構恵まれていると思うのですが、過去のサッカー人生の中でも1年目からメンバーに入れてもらったりと、試合に出られないという状況を経験したことがありませんでした。だからこそプレーというかたちでチームに貢献できなくなったときに、自分がここにいる意味を悲観的に考えてしまいました。太郎(田中)と同じように、サッカーができない中でどうやってチームに貢献するのかを長く考えるキッカケになりました。自分がサッカーをできずにいる間にインカレ(全日本大学選手権)で優勝したり、歓喜の瞬間を迎えた中で自分は直接的に関われないもどかしさというのをものすごく感じました。その一方でチームの一員としてその歓喜の瞬間を迎えられたことであったり、ピッチの外からチームに対して何か貢献しようと思えた姿勢というのは、いまも間違えなく自分の考え方に生きていると思います。当時はとても悲観的に見ていましたが、いまとなっては自分の考え方にも良い影響を与えてくれました。メンタル的なところが強くなったという自負があるのでそういった意味でプラスに働いたのではないかなと思います。
――リーグ戦前期を振り返って
堀田 最下位に低迷する時期もあり、自分たちの知る限り前代未聞の位置に1度は落ちてしまいました。その中でワセダとしてあるべき姿、自分たちがそういう場所にいてはいけない組織だということを強く感じることができました。そういった経験があったからこそ、絶対に負けられないというような感情的な意味でチームに変化がありました。それがあったからこそ、最後4連勝で前期リーグを終えることができたのかなと感じています。苦しい時期があったからこそチームとして一つになれたというか、良い雰囲気を作り出すことができたと思います。
大丸 堀田も言っていましたが、自分たちは最下位まで低迷した時期もあってリーグ戦の最初はなかなか勝てない状態が続きました。勝てない時期はプレーに悩みや不安が現れていた気がして、思い切りというのが無いなと感じていました。勝ち続けていく中で自分たちが大切にしている球際であったり、攻守の切り替えというのを一人一人が徹底できたからこそ4連勝できたと思っています。いまの順位が優勝争いに食い込んでいける最低のラインだと思っているので、ここからが勝負だと思っています。
――いまの順位をみて率直な意見をお願いします
田中 4位は順位としては良くないと思っています。いままでの先輩たちの順位を見れば前期で1、2位という位置にいるのが当たり前で自分もそう思っていたので、いままでは上に乗っかっていたなと思います。上に乗っかっていたから上の順位にいたのだと、自分たちが主体となってやっていく中で勝つことの難しさを知りました。自分たちの取り組みが4位という順位に現れてしまったのかなと感じています。
――田中選手はアンケートの方で前期自身のプレーに得点をつけるならという質問でゼロ点でしたが
田中 そうでしたっけ(笑)?あまり高くつけるとこいつ何もしていないのになんでこんな点数付けているんだと思われるのでそうしたのだと思います(笑)。個人的には何も結果を残せていないですし、試合にチームの代表として立たせてもらっている中で直接的に貢献できないもどかしさもあります。そういったところを後期やっていかないといけないかなと思うので、自分への伸び代も含めてゼロ点にしました。
――勝てない時期が続く中で周りからのプレッシャーなどはありましたか
堀田 僕はグラウンドマネージャーという立場だったので、ことしは守備はもちろんですが、攻撃のバリエーションを増やそうということ、いままで向き合えていなかったことに向き合おう、ということを監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)や周りの人たちと話しながら始めていました。その中で得点力もなかなか上がらずに、一方で自分たちの強みであった守備力の部分がおろそかになり、失点を重ねてしまい責任を感じました。これからどうやってチームを上に持っていけばいいのかな、というところでとてもプレッシャーを感じました。周りからのプレッシャーという意味では、自分たちが思っている以上に周囲の方は温かい言葉を掛けてくださいました。自分たちが悪い流れの中で下を向いている時もそういう言葉があったので、下を向いていてはいけないと思えました。
田中 プレッシャーというのは自分の中では感じないようにしていたというのが正しい表現で、周りから期待されているのは分かっていましたし、きょねんの順位と常に比較されているのは分かっていました。そういった面で、はたから見たらとてもプレッシャーを感じる状況であったと思いますが、自分の中では結果が出ていない時は良い意味で割り切って自分たちはきょねんとは違うし、ことしはこういうチームでこれから勝っていけばいいんだという気持ちでいました。そんなにプレッシャーを背負いすぎてどうにかなるという状態でもなかったですし、信じるものというのは外ではなく自分たちの中にあると思っています。そういった面では軸をぶらさずにやれていたと思います。
――大丸選手は外から見ていることが多くあったと思いますが、ピッチの中の雰囲気を見ていていかがでしたか
大丸 勝てない試合のときは先制してから点を取られるとか、失点した瞬間にやばいなという気持ちがベンチから見ていても感じましたし、もしかしたらもう1点取られてしまうかもしれないという気持ちがありました。その中でも外から鼓舞することは忘れずにという気持ちではいたのですが、悪循環でチームがなんとなく不安気な様子というのは目に映っていました。
――負けが続いた試合の中で、特に印象的だった試合は
田中 負けた試合って流通経大戦(●0-1)と法大戦(●0-2)と中大戦(●1-4)かな。
大丸 あっ、中大だ。中大はショックだったよね。
田中 4失点はワセダに入ってから公式戦ではほぼ無いことだったので。俺らやばいんじゃないかなって。
――その後のミーティングでは何か話されたりしたのですか
堀田 やられ方が同じでクロスから、セットプレーからという感じで。そういった意味では修正すべき部分や課題の部分というのは割とシンプルなことでした。精神的に悪い方向に持っていかないようにしていたところはありますね。
田中 連戦ということもあって、悪くなった瞬間がたがたと崩れてしまうので。
大丸 あの時は連戦だったんだよね。神大とかだっけ?あの連戦は勝てなかったんだよね。
――大丸選手は途中出場が多いと思いますが、その中での自分の役割は
大丸 もう、クローザーですね。やることはただ守備を頑張ってゼロに抑えると、以上です。
一同 (笑)
――お互いのプレーの分析をして下さい。では、まず堀田選手から見た大丸選手の印象はいかがです
堀田 自分が瞬(大丸)を見ていて思うのは、クローザーとは言っていましたがボランチで相手の起点となる選手を潰す能力はチームで1番だと思います。その一方で攻撃においても、長身でありながらしっかりとボールを運べるところやキックの精度というのは本当に彼の強みだなと思っています。そういった意味ではワセダらしい選手、ワセダのサッカーをするために必要な能力というのを持ち合わせている選手だなと思います。あまり戦術について語ることは少ないですが、自分のクローザーである役割や求められているものを理解して出場してくれるので心強いです。
大丸 ありがとうございます(笑)。
――大丸選手から田中選手はいかがですか
大丸 太郎を入学して初めて見た時といいますか、彼は最初の頃からAチームにいて早関戦とかに出ていた時にすごいなと思いました。ドリブルも重心がとても低いですし、体を当てられてもボールを失わないです。なんといってもクロスがとてもうまくて、典型的なサイドアタッカーだと思います。4年生になってからは責任感というのがピッチにもあらわれていますね。守備の部分やチームの雰囲気が悪くなっている時に声をかけて持ち上げているをみると責任感が出てきたのだと感じます。1年生の時から見ていて本当に1番すごい選手だなと思っていました。
――では最後、田中選手から堀田選手を見ていかがですか
田中 この流れめっちゃやりにくいなぁ(笑)。堀田に関しては入学当初に、ものすごい選手がいるなと思いました。ドリブルがうまいですし、シュートまでも速く、走りも速いですし、熱くてすぐ怒ってくるし。
堀田 大分丸くなったよね(笑)
田中 すごく熱くて良い選手がいるなと思っていました。それはいまでも変わっていなくて、実際に公式戦に出た時も熱く戦ってくれます。試合中は遠いですが、堀田がボールを持った時はチャンスだと思って近くに行くようにもしていますし、堀田がドリブルをしたときでも自分が点を決めるチャンスだと思い信じて走りこむことができます。まぁ、信じています!
プライベートに迫る
この素敵な笑顔でも観客を魅了する3人
――プライベートの話に移っていきたいと思います。みなさんは普段から遊びに行ったりしますか
大丸 プライベートではないですね。寮生は遊んだりしないの?
堀田 寮生同士でもたまにしか遊びに行かないからね。寮生と寮外生でいま別れているので、あまり遊んだりはしないんですよ。
――きょねんのアンケートのア式あるあるという項目で、奥山選手(DF奥山政幸副将、スポ4=名古屋グランパスU-18)が「寮生と寮外生の見えない壁」と挙げられていたのですが
一同 (笑)
大丸 まぁ、接する時間の長さという意味では確かにあるよね。
田中 寮生は一緒に住んでいるので、それは心近づくよね。
堀田 多分、寮生が近すぎてというところがあると思います。
――みなさんは本キャン生ということで一緒に授業を受けたりはしますか
堀田 太郎とは同じ学部なので、ありましたね。
田中 1、2年生の時はよく一緒に受けていましたが、いまはもう学校に行っていないですね。それは語弊が生まれてしまいますが(笑)。
大丸 別に授業に出なくて良いくらい単位を取り終えてるってことでね。
田中 そうそう。計画的に、ワセダ生らしく勉強に励んでいるので(笑)。
一同 (笑)。
――本キャン生と所キャン生との壁はありますか
一同 ののしり合いはあるよね(笑)。
田中 キャンプやったり、ゼミでフリスビーやって単位がもらえるのは理解はできないですよね(笑)
大丸 だって、出席の「席」が書けない人がいるんですよ!佐藤飛天(スポ3=清水エスパルスユース)です。それが書けないのはもうアウトでしょ(笑)。
田中 そういったところで一線は引いています(笑)。
――みなさんはアンケートで彼氏にしたい人ランキングの上位でした。そのことについては
大丸 え、俺も入ってるの?まじか!
田中 いやぁ、まあ妥当かなと思います。
一同 (笑)。
――それぞれアピールポイントをお願いします
大丸 アピールポイント…いや、ちょっと前にイケメン対談というのをやって反響が凄かったのでもう言いたくないです(笑)。
堀田 あ!きょねんそういうのあったよね(笑)。
――では、堀田さんがイケメンを代表してお願いします
堀田 やめて下さいよ(笑)。アピールポイントですか…なんでしょう。
大丸 優しいんだよね。
田中 誰に対しても分け隔てなく優しいので、1人の子を特別にするとかがないんですよ。だから色んな子が勘違いしたりしちゃうんですよ(笑)。
「みんなが達成感を感じて盛り上がる時が幸せな時間」(田中)
意外にも緊張しいだと話す田中
――早慶サッカーの方に話を移していきたいと思います。堀田選手は、早慶サッカーは初出場ということですが
堀田 率直に、最初で最後の早慶戦ということでそこに対する思いというのは人一倍重いと思っています。1、2年生の時はチーム付きというベンチで水を汲んだり、ロッカールームをきれいにするといった仕事をさせてもらっていました。とても近いところで早慶戦を見るとことができました。3年生もケガをしてグッズ販売をしていたのですがそこからもピッチは見えていましたし、近いようで遠いピッチだなと思っていました。そういった意味で早慶戦への思いというのは強く持ってきました。
――リーグ戦での早慶戦と早慶サッカーでは雰囲気が変わると思いますが、位置付けといった面ではいかがですか
大丸 大分違うよね。
田中 リーグ戦では優勝するための一戦ですが、定期戦は完全にその一試合に特別な想いがこもった戦いですね。いつもはリーグ戦優勝を目指すという目標を持っていますが、定期戦に関してはその一試合を勝つという目標になります。
――田中選手は2年生の時に出場されたということですが
田中 最後の国立競技場(国立)だったので、自分は国立に立つことが夢でしたし、入場してスタンドにあいさつをするときの様子はいまでも忘れないです。そういった人たちの前でサッカーができたのは自分の人生の中でとても幸せな瞬間だったと思います。
――先輩方の試合を見ていた過去の早慶サッカーと、ことし迎える早慶サッカーの違いはありますか
大丸 学年が上がるごとに早慶サッカーへの思いというのは強くなったと感じています。1、2年の時は仕事をしていて、1年生の時の4年生はそれまで3連敗していた中で勝つことができまし、その歓喜の瞬間を見ていて嬉しそうでしたし、観客も一体となって応援している姿やそこでプレーできる喜びというのを外で感じてすごい舞台だと感じていました。
――ワセダのサッカーと慶大のサッカーの違いは
田中 慶大は毎年違うので、読めないですね。慶大はスカウティングを徹底しているので毎試合スタメンが変わっていたり、相手に合わせて色々変えてきます。そういった部分でのやりにくさというのは感じます。
堀田 とにかく慶大は読めないですね。
――みなさんアンケートの予想得点者にFW宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏)選手を挙げられていましたが
田中 期待ですね。やっぱり自分たちの学年でもあり、4年生に決めてもらいたいという気持ちがありますね。彼ならきっとなんとかやってくれると思っているので、その意味も込めてですね。
大丸 前期の中盤は不調でしたが、最近はとても調子が良く点を取っているのでそういった意味も含めてですね。
田中 多分、最近は機嫌も良いんですよ。プレーを見ていると守備もやってくれますし、攻撃でも献身的に走ってゴールを目指す姿はとても頼もしいです(笑)。
――堀田選手はリーグ戦の慶大戦(〇1-0)で得点を決められましたが、今回も期待されると思われますが
堀田 誰もがそうだと思いますが、自分で決めてやりたいという思いは強く持っています。リーグ戦の慶大戦もそれまでなかなかチームに貢献できなかった中で迎えた試合だったので意地でも自分が決めてやろうという気持ちを持って臨みました。今回も決められるだろうという思いは持っていませんが、自分が決めてやろうという思いは常に持っています。
――大勢の観客を目の前にして、緊張されますか
田中 多分、自分はめちゃめちゃ緊張すると思います。とても緊張しいなので(笑)。プレーに影響はないですが、試合前や前日は「うわぁ、明日か」と思って眠れない日もあったりなかったり(笑)。特に2年生の時はそのくらい緊張しましたし、ことしのリーグ戦開幕前もそのくらい緊張したので早慶戦も緊張するんじゃないかな。
大丸自分は緊張といいますか、楽しみな気持ちの方が定期戦では強いような気がします。
堀田 僕もそうですね、試合の前日とかまでは緊張しますが案外その日になってみると割と大丈夫ですね(笑)
田中 まじか。俺だけか、緊張するのは。
――何かゲン担ぎされますか
堀田 試合前日は東伏見の線路横の『三晃庵』で決まったメニューを食べます。
――なんのメニューですか
堀田 力うどんの大盛りにミニかつ丼の大盛り。
大丸 え、それは決まってるの?
堀田 決めてる。きょねんからずっと。
大丸 僕は特にないですね。試合前は部屋の掃除をします。
堀田・田中 そうなの?初めて聞いた(笑)。
大丸 すっきりした気持ちになりたいんだよ。部屋をすっきりさせて、自分もすっきりして出ていく感じですね。
田中 僕はしないですね。結構自然体で入りたいというのがあるので。緊張しいなので、色々と決まったことをやってしまうと始まると思ってどきどきしてしまうので。そんな意識しない状態で試合に臨めるようにしています。
――では最後に、早慶サッカー当日応援に来てくださる方に向けて一言意気込みをお願いします
堀田 僕はとにかく最初で最後の早慶サッカーになるので、うまくやろうとかいうのではなく、勝利のためにひたすら走ることや泥臭いプレーを見てもらいたいです。そういったプレーで応援してくださる方々に喜びを一緒に分かち合いたいなと思います。死ぬ気で、全身全霊で勝利のために走ります。応援よろしくお願いします!
大丸 自分にとっても最後の早慶サッカーですし、友人であったり関係者など色んな人が観に来てくれるので、どんな状況でもワセダらしい感動を与えられるようなプレーができるように4連勝をしてこの早慶戦を終えたいと思います。
田中 やっぱり早慶サッカーというのは、それぞれ特別な思いがあると思いますし見ている人たちにとっても思い入れのある試合だと思うので、そういった人たちと勝利の喜びを分かち合いたいと思っています。そういった瞬間がサッカーをやっていて好きなところでもありますし、一番みんなが達成感を感じて盛り上がる時が幸せな時間でもあります。そういった時間を1万人以上の方と共有できるようにグラウンドでは死ぬ気で戦います!
――ありがとうございました!
(取材・編集 中澤奈々)
ラストイヤーの早慶サッカーに懸ける思いを色紙に書いていただきました!
◆田中太郎(たなか・たろう)(※写真左)
1993(平5)年8月28日生まれ。171センチ、68キロ。静岡・藤枝東高出身。商学部4年。田中選手いわく、勉学への姿勢はまさに早大生だとか。早大生といえば出席という大一番は逃さず、周りとの連携で単位を取得。早慶サッカーではそのワセダらしさを出し、チーム1つとなってチャンスをつかむことでしょう!
◆大丸瞬(だいまる・しゅん)(※写真中央)
1993年(平5)12月20日生まれ。181センチ、73キロ。東京・早実高出身。教育学部4年。自身の役割をクローザーと語る大丸選手。起点となる相手選手を潰す能力には堀田選手から部で一番と折り紙付き。早慶サッカーを締めくくるべく、ピッチの上に現るイケメン。とくとご覧あれ!
◆堀田稜(ほりた・りょう)(※写真右)
1994年(平6)2月8日生まれ。174センチ、65キロ。東京・早大学院高出身。前所属・浦和レッズユース。商学部4年。笑顔の貴公子、堀田選手。その素敵な笑顔の一方で熱い心を持ち合わせる。最初で最後の早慶サッカーへの思いも人一倍熱いに違いない。そんな堀田選手のゴールを期待しています!