関東大学リーグ戦(リーグ戦)前期も残すところ2節となり、いままで以上に勝ちへの執念を燃やすエンジイレブン。ここまで2連勝中と、いま波に乗るワセダの勢いは止まることは無かった。この日、対戦相手に迎えたのは駒大。前半からゴールへの積極的な姿勢を見せ幾度とシュートチャンスをつくると、10分にFW宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏)がこの決定機を逃さず決めて先制点を挙げた。しかし後半は、球際で競り勝てず、相手に攻め込まれるシーンが続く。クロスを多用する攻撃に苦戦を強いられるも、粘りのあるディフェンスで再三のピンチをしのぎなんとか逃げ切ることに成功。結果は1-0で、見事3連勝を収めた。
「ここ(駒沢陸上競技場)には運命を感じる」(宮本)との言葉通り、この男が魅せた。前半10分、相手のこぼれ球を拾ったMF平澤俊輔(スポ3=JFAアカデミー福島)がFW山内寛史(商3=東京・国学院久我山)へつなげると、裏へ抜け出した宮本を見逃さずそこへスルーパス。これが通り相手GKとの1対1を迎えたが、この勝負は宮本に軍配が上がり、初戦(〇1-0)以来の今季2点目を挙げた。24分にはカウンターでMF堀田稜(商4=浦和レッズユース)が独走。自らペナルティエリアまで持ち込みシュートを放つも、枠を捉え切れなかった。その後もゴールを目前にして決定力を欠き、追加点を奪えないまま1-0で前半を折り返した。
今季2得点目を挙げ喜ぶ宮本
1点のリードを守り抜くためにも正念場となる後半だったが、打って変わって流れは相手に傾いた。空中戦で競り勝てない時間が続くと、ワセダの攻撃回数が格段に減り始める。駒大に自陣への侵入を許し、サイドを使った攻撃に苦しめられた。またセカンドボールを拾われ主導権を握られ始めると、カウンターからピンチを招く場面も増え、息をのむ展開が続いた。しかし「1点を取って、無失点で守りきることを徹底した」とMF小林大地(スポ3=千葉・流通経大柏)が言うように最終ラインでの踏ん張りを見せ、無失点で試合終了。猛攻をかわし切った、ワセダの勝負強さが発揮された結果となった。
中盤でタフに戦った平澤
リーグ戦終盤にして3連勝を飾り、5位に浮上。「これでやっとスタートラインに立てた」(DF金澤拓真主将、スポ4=横浜F・マリノスユース)と、優勝を掲げるワセダにとって、この順位に立つまでに時間を要したことは大きな痛手だろう。次戦の最終節でさらに連勝数を伸ばし、一つでも順位を上げて前期を終えられるかが重要となる。そして、決定機を演出しながらも追加点を奪えなかった今節。これまで以上に、決め切る力が問われるだろう。リーグ戦優勝へ向けてようやく歩みを進めたワセダ――。あとは駆け上がるだけだ。
(記事 中澤奈々、写真 松本理沙、渡部歩美)
スターティングメンバー
関東大学リーグ戦第10節 | ||||
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早大 | 1 | 1-0 0-0 |
0 | 駒大 |
【得点者】(早)10宮本 |
早大メンバー | ||||
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ポジション | 背番号 | 名前 | 学部学年 | 前所属 |
GK | 1 | 後藤雅明 | スポ3 | 東京・国学院久我山 |
DF | 2 | 新井純平 | スポ3 | 浦和レッズユース |
DF | 3 | 奥山政幸 | スポ4 | 名古屋グランパスU-18 |
DF | ◎4 | 金澤拓真 | スポ4 | 横浜F・マリノスユース |
DF | 12 | 八角大智 | 社4 | 千葉・流通経大柏 |
MF | 6 | 平澤俊輔 | スポ3 | JFAアカデミー福島 |
MF | →68分 | 大丸瞬 | 教4 | 東京・早実 |
MF | 14 | 小林大地 | スポ3 | 千葉・流通経大柏 | MF | 7 | 田中太郎 | 商4 | 静岡・藤枝東 |
MF | 8 | 堀田稜 | 商4 | 浦和レッズユース |
FW | 9 | 宮本拓弥 | スポ4 | 千葉・流通経大柏 |
FW | 10 | 山内寛史 | 商3 | 東京・国学院久我山 |
FW | →81分 | 中山雄希 | スポ3 | 大宮アルディージャユース |
◎はゲームキャプテン 監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実) |
関東大学リーグ戦1部リーグ順位表 | |||||||||
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順位 | 校名 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 |
1 | 流通経大 | 19 | 10 | 5 | 4 | 1 | 15 | 7 | 8 |
2 | 国士舘大 | 16 | 9 | 5 | 1 | 3 | 18 | 9 | 9 |
3 | 慶大 | 16 | 10 | 4 | 4 | 2 | 13 | 10 | 3 |
4 | 法大 | 15 | 10 | 5 | 0 | 5 | 15 | 15 | 0 |
5 | 早大 | 15 | 10 | 4 | 3 | 3 | 8 | 10 | -2 |
6 | 順大 | 14 | 9 | 4 | 2 | 3 | 11 | 10 | 1 |
7 | 専大 | 13 | 10 | 3 | 4 | 3 | 10 | 7 | 3 |
8 | 明大 | 12 | 9 | 3 | 3 | 3 | 15 | 15 | 0 |
9 | 駒大 | 11 | 10 | 3 | 2 | 5 | 13 | 16 | -3 |
10 | 中大 | 11 | 13 | 3 | 2 | 5 | 15 | 20 | -5 |
11 | 神大 | 8 | 9 | 1 | 5 | 3 | 6 | 9 | -3 |
12 | 桐蔭横浜大 | 8 | 10 | 2 | 2 | 6 | 9 | 20 | -11 | ※第10節終了時点 ※下位2校は関東大学リーグ戦2部リーグに自動降格 |
DF金澤拓真主将(スポ4=横浜F・マリノスユース)
――見事3連勝を飾ることができました
チームにとっては大きな3連勝ですが、これでやっとスタートラインに立てたんだ、と試合後に話をしました。そういった意味では、優勝を掲げている中でまだ負債を返しただけかなと思います。いまリーグ戦(関東大学リーグ戦)も中盤になりますが、これからの戦いが優勝に向けての本当の戦いになると思うので、気を引き締めてまたやっていきたいなと思います。
――最後まで良く粘り切れたという印象ですが
チーム全体が集中力を切らさずにできたかなと。押し込まれる時間も長かったんですけど、カバーリングだったり最後ゴール前で体投げ出すことだったりそういった一人一人の勝ちへの執着や、集中力を切らさなかったことがこの結果につながったんだと思います。
――先制点は、高い位置から前向きに奪って早く縦へつなげるという、ワセダらしい得点だったのではないでしょうか
前向きのサポートで先手を取って、そこからゴールへ早く強く向かった結果なのかなと。そういった予測の早さや関わりの早さっていうのは自分たちが目指している攻撃のかたちの一つですし、そういうのが出た結果だと思います。
――ただ、前半はチャンスも多かったですが追加点を奪うことができませんでした。それについては
そうですね、追加点が一つ課題だと思っています。前半も後半もいくつか決められるシーンはありましたし、そういったところで決め切る力が無いのがいまの自分たちの大きな課題です。実質失点を0で抑えられているからいいですけど、ピンチの数を数えれば失点してもおかしくなかったので、この先得失点差が順位を決定してくる中、2点目以降を取る力を付けなくてはいけないと思います。
――相手もクロスを多用して攻めてくる中、空中戦や競り合いというのはキーになっていたのではないでしょうか
スカウティングの部分で、クロスからのヘディングっていうのを強みにやっていたので、自分たちも準備をしてきました。1週間クロスへの対応っていうのを意識してやってきたので、それが成果として出たからこそ0失点に抑えられたのかなと思います。
――後半は押し込まれる時間が続きましたが
セカンドボールが全てかなと。前半はセカンドボールの攻防で優位に立てていたんですけど、後半は振り返ればセカンドボールを拾い切れず、相手に押し込まれる時間も長くなりました。ファーストの競り合いはもちろん、セカンドの予測や距離感といったところを突き詰めない限り自分たちの強みにはならないので、その基準をもっと高める必要があると思います。
――後半はカウンターでピンチを迎える場面も多かったですが
いま点を取られるならああいったシーンかなと思っています。ある程度整っていれば、慶大戦(○1-0)からの3試合やられるシーンは無かったですし、逆にああいった人数少ない中でのカウンターであったり早さを出されたりする時っていうのは、一つ自分たちがピンチを迎える場面という認識はありますが、後半息が上がってきて体がきつくなった時にまだまだ切り替えの意識やリスクマネジメントの面で頭が休んでしまっている部分があると思います。そういった危機意識は後ろの選手はもちろん、中盤より前の選手も持たないといけませんし、それが勝敗を分けるポイントにもなると思うので、そこの意識は高めないといけないと思います。
――リーグ戦最終節の前に、アミノバイタルカップ2015(アミノ杯)があるということで、昨年のリベンジを果たすということもあると思いますが
初代はチャンピオンを取れた中で、7位7位と続いて昨年に至っては総理大臣杯への出場権すら獲得することができませんでした。大阪で支援してくださる方もいて、そういった方たちは大阪での自分たちの活躍を楽しみにしてくれていると思うので、自分たちの戦いぶりを見てもらうためにもまずは総理大臣杯出場権を獲得することが自分たちのノルマだと思っています。
――最終節へ意気込みをお願いします
まだまだ首位には立てていないですし、首位に立つためには4連勝目指してやらないといけないと思います。また間が開きますけど、その期間にどれだけ成長できるかだと思うので、アミノ杯も含めて自分たちが成長するための歩みっていうのを続けていきたいなと思います。
DF奥山政幸副将(スポ4=名古屋グランパスU-18)
――順調に3連勝ということで、きょうの勝利の1番の要因は
大柄な相手に対して、競り負けないことや競り負けたとしてもそのカバーで相手に優位を持たせなかったことが一つの大きな要因だと思います。
――前半はシュートチャンスも多く、FW陣の裏へ抜けるプレーが多くありましたが
スカウティングの段階でそういう情報も入っていて、狙えると思っていました。自分のところからも何本か通ったと思うのですが、チームとしても共通の意識を持っていたので効率の良い攻撃ができたと思います。
――相手の攻撃はサイドからが多かったと思いますが、そこのディフェンスについて
大柄な選手が多かったので、まずはクロスを上げされないことというのを全体で意識していました。上げられたとしても、中の準備というのも試合に臨むに当たって高め続けていたところだったので、ある程度対応できたと思います。
――カウンター攻撃に対する準備不足の印象を受けましたが
相手が攻守分離していて、前線に人数が残ってくることが多くてそこに対して自分たちの準備が不足していたことがあったと思います。そういうところをもっと詰めていかなければ上に行くことはできないと思うので、そこはしっかりと反省したいと思います。
――後半は押し込まれていましたが
より球際に対してのエネルギー、激しさというのが増していたと思います。そこに対して自分たちが打ち勝てなくなってきたところが相手に流れが傾いた原因かなと思います。
――シューターへのカバー、攻守が切り替わったあとの攻撃の枚数について
攻めるということを意識していましたが、1人に任せてしまったというところがあると思います。だからこそボールを奪われたあと切り替えでロングボールを打たせないということにつながらなかったと思います。厳しい時間はあったと思いますが、そういうところをもっと前に関わっていける人数を増やしていかなければならないと思います。
――FW宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏)選手が誕生日を迎え、22歳初ゴールを決められていましたがチームでお祝いはされましたか
いつも誕生日の選手には練習が終わった後に水をかけてビシャビシャにしているのですが、宮本はそれをびびって練習後すぐに上がってしまいました。チャンスを逃しちゃったので、今夜あたり寮で何かしらシュークリームぶつけるなりしたいですね(笑)。
――最終節を迎える前にアミノ杯があります。意気込みをお願いします
きょねんは7位というかたちで総理大臣杯に進出することができませんでした。そういう先輩たちの悔しい姿を見て、同じ過ちを繰り返してはいけないと思います。ワセダでプレーしている以上、どういう大会であっても優勝を目指すことが全てだと思うので全部勝って優勝するくらいの気持ちで臨んでいきたいと思います。
DF八角大智(社4=千葉・流通経大柏)
――3連勝おめでとうございます。いまの率直なお気持ちをお願いします
現状として、自分たちが思い描いていた順位よりは低いですが、チームとしては3連勝という結果を残せているのでポジティブに捉えているので、きょうの勝利というのは3連勝できたことをすごく評価したいと思っています。
――チームの雰囲気もいいですか
やっぱりベンチであったりBチームであったり、選手スタメン以外のトレーニングの姿勢とかエネルギーというのはトレーニングの中でもすごく感じられて、チーム内でいい競争ができているというのがあるので、そこはやっぱり結果にもつながっているかなと思います。
――きょうのゲームプランは
駒大は、ロングボールを対応してFWに当てて、そこから行くというのを分かっていたのでそれに対する対応というのは全員が共有しました。特にFW陣の競ったあとのこぼれ球というのも全員で拾いに行くというイメージをしました。対策としてはしっかり共有して試合に入れて、それができたからこそ無失点に抑えられたと思います。
――八角選手自身も惜しいシュートが見られましたが振り返って
自分の背後に動き出せばチャンスは来る、と思いながらプレーしていたので自分自身詰めて狙って行って、シュートまで行けましたが決め切れなかったことは課題でもあるので、そこはしっかり向き合っていきたいです。
――後半はCKなど、セットプレーを取られるシーンが多く見られましたが
そうですね。後半は前半と違って、一つの競り合いでファウルになってしまうシーンが後半にすごく多かったのでそういうところで押し込まれてしまって。相手にとってセットプレーは強みで、自分たちはDFラインに背が高い選手がいるというわけではないので本当にできる限りそういうチャンスを与えないようにはしていましたが、CKになったからにはみんなで声を掛け合って守れたのはすごいことかなと思います。
――リーグ戦の上位争いに加わってきましたが
本来であれば高い順位でやっていなくてはならないという自分たちの前提があるので、現状には満足できないことに変わりはないです。
――リーグ戦の最終節の前にはアミノ杯が始まりますが、そちらへの意識は
リーグ戦とは違った雰囲気や戦い方になるということはある程度予想できますが、トーナメントで一発勝負なので勝ちにこだわるということに関してはリーグ戦ここ3試合で自分たちの中で見つけることができたので、自分たちのサッカーをしてトーナメントはトーナメントで切り替えてやっていきたいです。
FW宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏高)
――3連勝おめでとうございます。初戦の国士舘大戦(〇1-0)以来のゴールとなりましたね
開幕戦以来のゴールということで、会場も駒沢だったのでここには運命を感じるというかそういう部分はあります。こういった得点をコンスタントに取っていかないと僕自身の評価も上がりませんし、チームとしても勝てないと思うので、そこは反省してこれからの課題にしていきたいと思います。
――前節の明大戦(〇2-1)では、2トップの山内選手が2ゴールを決めましたが、刺激を受けましたか
もちろんチームとして山内の二得点で勝てたことは本当によかったと思いますが、個人としてはやはりFWなので、彼が二点決めたことに僕自身が刺激されることはあったと思います。少なからず、きょうは本当にゴールを狙っていこうという気持ちで臨みました。
――先制してからの試合への臨み方はどうでしたか
先制した後も前半のうちに何度かチャンスがありましたが、そこで追加点を決められないというのがいまのチームの状況だと思うので、今後勝っていく上で追加点を取っていかないといけないと思います。きょうは守備が粘って無失点に抑えてくれましたが、点を入れられたりしたらそこから立て直す力というのはまだ僕たちにはないと思うので、追加点を決められるときに決めるぐらいの力をこれからつけていきたいと思います。
――今節、リスタートの速さや裏への抜け出しというのが目立ったと思いますが、そこはチームとしての共通意識があったんでしょうか
そうですね。相手の守備が前には強いけど後ろには弱いというスカウティングがあったので僕たちも、裏へ裏へという動きがありました。そこに相手があまり察知していなかったので、裏への動きでチャンスをつくれたんじゃないかなというのは思います。
――そして、お誕生日おめでとうございます!先日の21日が誕生日ということで、22歳になって最初のゴールとなりました。チームメイトからお祝いされましたか
ありがとうございます。色々なものを数多くもらいましたけど僕は寮なので、同部屋の2年生の子とか結構来てくれてそこは素直に嬉しかったです(笑)。
――なにかプレゼントなどはありましたか
ケーキもそうですし、僕が普段飲んでいるR1っていう飲み物があるんですけど、それを何本もくれたり僕の健康を気遣ってくれました(笑)。食べ物系が多かったですね(笑)。
――次節の順大戦まで時間がありますが、そこに向けての準備というのは
いまは3連勝しているので次は4連勝目、まずは勝利で前期を締めくくるというのを目指していきたいと思います。その前にアミノ杯というのもあって、そこは負ければ終わりなのでまずはそこで勝っていい結果で終えて、次節に臨みたいなと思います。
MF小林大地(スポ3=流通経大柏)
――3連勝となりましたが、いまのお気持ちは
自分たちの目標はリーグ戦優勝なので、そこに向けてやっとスタートに立てたかなという感じです。
――開幕戦以来2度目の駒沢陸上競技場での試合ということで、相性的には良い印象があったと思いますが
試合自体は勝てて良かったのですが、少しボールがくっつき過ぎてしまって足に収まらないシーンが自分の中で多かったかなと感じました。
――個人としてはどのような意識で挑みましたか
きょうは空中戦が多くなることが分かっていたので、競り合いの部分や球際の部分で負けないことを意識してやりました。
――駒大が空中戦に強いからということですか
そうですね。そこで負けてしまったら絶対押し込まれてしまうので、相手の強みを自分が消そうというふうにやっていました。
――早大が先制しましたが、その場面を振り返ってどのような部分が良かったと感じていますか
早さを出してゴールに向かったことで、相手のディフェンスが整わないうちにシュートまで行けたのでそれが良かったと思います。
――後半は駒大がボールを支配する時間が多かったですが
自分たちのチームは3点、4点も取れるチームではないですし、1点取って0で守り切ることを徹底してやっていました。なので、攻め込まれることは分かっていましたし、そこで0で抑えられたことが良かったです。
――前節の明大戦(○2ー1)では終盤に押し込まれて失点してしまいましたが、きょうは0で抑えることができましたね
前節は明大の選手が自分たちのディフェンスの動きだったり、ポジショニングを見てやってきた中で、きょうの駒大は多少ノージャッジでロングボールを放り込んできたのでそこの競り合いで負けなければチャンスをつくられることはないかなと思っていました。なので、そこの競り合いで勝てたことが良かったのかなと感じています。
――リーグ戦当初は単純すぎる攻撃が課題とされていましたが、最近は攻撃のバリエーションが増えてきたように感じます。何か意識していることはありますか
自分たちがリーグの最下位にいたときは攻撃がダメということは明らかでした。だから、そこに対してみんなでミーティングをして、しっかりと相手を見てボールをつないでやろうということを話し合って、それをしっかり練習から意識してゲームにつなげていけたのが良かったのかなと思います。
――この3連勝は自信にもなると思いますが、いかがですか
そうですね。しかも上位の相手に対して3連勝できたということは自分たちの自信にもなります。でも現在、自分たちの目標の1位になっているわけではないので次の順天戦にも絶対勝てるようにやっていきたいと思います。
――前期の最終節順天大戦の前にアミノ杯が始まりますが、そこへの意気込みは
きょねんは総理大臣杯への出場権を逃して悔しい思いをしたので、ことしは必ずその出場権を獲得してなおかつアミノ杯で優勝できるように頑張りたいです。