2年ぶりの頂へ、まず一歩

ア式蹴球男子

 栄冠への旅路がついに始まった。全日本大学選手権(インカレ)で二年ぶりの王者を目指すワセダは2回戦で岩教大と対峙(たいじ)。前半、FW中山雄希(スポ2=大宮アルディージャユース)が先制ゴールをねじ込むとMF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)が続く。その後1点ずつを奪い合うも主導権は渡さず3-1で試合終了。ワセダは優勝に向け大きな一歩を踏み出した。

 2013年12月18日。そこにあったのはピッチに崩れ落ちるエンジイレブンの姿だった。屈辱の敗戦から一年、歩んできた道のりは決して平坦ではない。残された栄冠はこのインカレのみ。初戦となったこの日、すべてのプレーに選手一人一人の気持ちが込もる。前半、先制点を何としても奪いたいワセダの攻撃を引っ張ったのは先発出場となった中山だ。開始早々、ドリブルでPA内に侵入すると2人を交わしシュート。ネットを揺らすことはできなかったが早くも得点の匂いを感じさせる。これに続けと言わんばかりに相手ゴールに襲い掛かるワセダ。29分、CKをFW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)が頭で合わせるとそのこぼれ球に反応したのはまたしても中山。倒れながらも左足でねじ込み待望の先制点をもたらす。43分にはPKを獲得。ペナルティースポットに立った近藤洋は冷静に右隅を狙う。主将の今季公式戦初ゴールでリードを広げ2-0で前半を終える。

貴重な先制点を挙げた中山

 迎えた後半、予選プレーオフと1回戦を勝ち抜いてきた岩教大も黙ってはいない。立ち上がり、ワセダはパスミスから逆襲を食らい決定的なピンチを招く。GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経済大柏)のファインセーブでなんとか失点を防ぐも雲行きは怪しくなるばかり。自陣でのプレー時間が増え攻撃に転じることができない。しかし山内がこの流れを変える。59分、相手ディフェンダーの一瞬の隙を突きボールを奪うとそのまま右足を振り抜く。左隅に突き刺さる豪快なゴールで大きな1点がスコアに刻まれた。その後PKで失点するも大崩れすることなく試合を進め3-1で終了のホイッスル。「みんなの力で勝ち取った勝利」(近藤洋)。悲願達成に向けエンジイレブンは大事な一歩を踏み出した。

攻守に走り回りゲームを組み立てた近藤洋主将

 今季はいまだ無冠。まだ何も成し遂げることができていない。だからこそこの勝利は通過点でしかない。勝って兜の緒を締めよ。「自分たちの強みを100%出し続けなくては勝利はない」(山内)。喜びに浸ることなく選手たちは先を見据える。中一日で迎える準々決勝の相手は関西の雄・阪南大。実力伯仲の強敵がワセダを待ち受ける。ここでは終われない。戴冠への道のりはまだ始まったばかりだ。

(記事 桝田大暉、写真 松下優、芦川葉子、松本理沙)

スターティングメンバ―

全日本大学選手権2回戦
早大 2-0
1-1
岩教大
【得点者】(早)29中山、43近藤洋、59山内 (岩)66伊藤 
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 松澤香輝 スポ4 千葉・流通経大柏
DF 新井純平 スポ2 浦和レッズユース
DF 奥山政幸 スポ3 名古屋グランパスU-18
DF 田中進之介 スポ4 湘南ベルマーレユース
DF 18 平澤俊輔 スポ2 JFAアカデミー福島
MF 近藤貴司 教4 三菱養和SCユース
MF ◎10 近藤洋史 スポ4 名古屋グランパスU-18
MF 24 田中太郎 商3 静岡・藤枝東
MF 25 鈴木裕也 スポ1 埼玉・武南
FW →61分 園田慎一郎 社4 東京・早実
FW 14 山内寛史 商2 東京・国学院久我山
FW →90分 宮本拓弥 スポ3 千葉・流通経大柏
FW 19 中山雄希 スポ2 大宮アルディージャユース
FW →64分 秋岡活哉 政経4 FC東京U-18
◎はゲームキャプテン
監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実)
コメント

MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)

――大事な初戦を勝利しましたがいまのお気持ちは

やはり大会の初戦ということもありますし、硬さもあったので素直に勝ててホッとしてます。

――試合前は緊張感はありましたか

そうですね。やっぱり4年生にとっては最後の大会ということもあり、負けたら終わりなので緊張はありました。

――きょうは入りからすぐ蹴るんじゃなく、ボール状況を良くしてから攻め込んでいましたが、それはここ最近の取り組みの成果ですか

そうですね。自分たちのスタンスとしては前線からしっかり守備を始めてボールを奪ったらどんどんアクションを起こしていき、何人もの選手で関係性をつくって攻め込もうとしました。すぐに蹴っちゃうんじゃなくて良いボール状況からチャンスをつくれてたのでよかったと思います。

――PKで得点により今季公式戦初ゴール、最後のゴールから実に393日ぶりのゴールとなりました

改めて数字にしてみると本当に久しぶりの得点ですね(笑)。まあでも本当にゴールを取らせてもらったかたちではありますが、得点が奪えてよかったですし自分自身ホッとしてます。

――PKの場面では近藤洋選手が蹴ることを志願したのですか

そうですね。最初は貴司(MF近藤貴司、教4=三菱養和SCユース)が蹴る場所にいたんですけど、(自分が)蹴るということを伝えて蹴らしてもらいました。

――後半は相手に多少押し込まれましたが、相手がつないで崩してくるということはスカウティングの中である程度分かっていましたか

そうですね。縦パスを伺ってくるとは分かってましたし、2トップの関係性で崩してくると共有してたので、もう少しバイタルのところをケアできれば良かったです。もちろん(バイタルに)入ったところだったり、入った後の対応はもっと修正できるとは思いますけど、まずは勝ててよかったと思います。

――後半は相手に多少押し込まれましたが、相手がつないで崩してくるということはスカウティングの中である程度分かっていましたか

そうですね。縦パスを狙ってくるのは分かってましたし、2トップの関係性で崩してくると共有してたので、もう少しバイタルのところをケアできれば良かったです。もっと(バイタルに)入ったところだったり、入った後の対応はもっと修正できるとは思いますけど、まずは勝ててよかったと思います。

――試合を通じてボールに触る回数も多かったですが、気持ちよくプレーできていましたか

まあ気持ちよくというよりかは、走り切って守備でも攻撃でも自分がかかわり続けてやろうっていうのは意識してましたし、負ければ終わりなんで自分のプレーを出せなければ後悔しますし、そういった意味で自分のプレーを出そうと、攻守において関わり続けていこうというのは意識してました。

――3-1というスコアはどうとらえてますか

もっと(得点を)取れたとは思いますけど、初戦の硬さもありましたしまずは勝てたことが大きいと思います。

――試合後のミーティングではどういったことを話されてましたか

みんなの力で勝ち取った勝利だと思うので、あした東伏見に帰って全員でトレーニングができますし、もう一回高めてやっていこうという話をしました。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

ワセダらしいサッカーを体現するだけだと思いますし、もっともっとピッチの上で表現したいと思ってるので、次の試合も自分たちらしく戦って勝利したいと思います。

GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)

――3-1で快勝でしたが振り返って

初戦ということで難しいゲームにはなりましたけど、とにかく勝てて良かったです。

――緊張はされましたか

僕自身緊張っていうのはそんなになかったですけど、負けたら終わりのゲームなのでそのプレッシャーを楽しもうと思いましたし、それをうまく力に変えることができました。

――前半から相手を押し込みましたがGKから見ていてチームの入りはいかがでしたか

守備の部分で相手にプレッシャーを与えられたのが大きかったと思うのでそれで相手を押し込むかたちになったと思うんですけど、決定的な場面が多くれた分それを決め切っていれば前半のうちに3点は取れたんじゃないかなと思います。

――後半は相手に決定的なシュートを打たれながらファインセーブもみせました

もちろんトーナメントを戦っていくうえでああいったシーンは1試合に1回はあると思いますし、それをいかに防げるか、守れるかだと思いますしそこは個人の力だと思うんで、PKは決められちゃいましたけどきょうは1対1を止められたのでよかったと思います。

――いままで対戦経験のない相手でしたが守備全としてのプランは

特に相手に合わせて守っていこうとかはなかったですけど、相手も自分たちにプレッシャーに少しずつ慣れてきて攻撃の部分でうまくボールを動かしてきましたし、後半は特に相手がうまく押し込んできたのでそこで自分たちが受け身になるシーンがありましたし、攻め込まれるシーンもあったと思います。

――PKの場面を振り返って

PKになったシーンもアクシデントというか予想外のかたちでPKになりましたけど、ああいうシーンでもPKを止めれば大きいので、そういった試合中でのPKも止めれるように準備していきたいと思います。

――次の試合に向けての意気込みをお願いします

1試合1試合先を見据えて戦うわけにはいかないですし目の前の相手に勝つだけだと思うので、またあした1日チームとして高められる時間があるので、勝つ確率を少しでも高めて次の試合に向けていい準備をしていきたいと思います。

MF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)

――まずは初戦を無事勝利しました。試合を終えて喜びというよりはホッとしているような表情が見られましたが

本当にその通りで、内容はそこまで満足する出来ではなかったんですけど、勝たなければ何も意味がないので、とにかく次につなげられて良かったです。

――立ち上がりからFW中山雄希(スポ2=大宮アルディージャユース)選手のシュートなど、良い入り方ができていたのでしょうか

練習の中から「入りのところで相手が感じたことのないようなプレッシャーを与えられれば絶対自分たちの流れになる」ということはずっと言い続けてきました。ただ相手のFWに何度か入ってしまってやばいかなという流れもあったんですけど、FWの2トップが頑張ってくれて、シュートチャンスも何度かつくりだして自分たちの流れに持っていけたのは良かったのかなと思います。

――相手の岩教大は初対戦でしたが、印象はいかがでしたか

自分も1回戦を見に行ってスカウティングした中でも、まとまりがあって良いチームだなというのと、2トップが特に強烈な2人がいるなというのを感じていたので、とにかく入れさせないということは意識してやっていました。実際にやった中でも非常に良い選手たちがいて、セットプレーから取れたことによって流れはつかめたと思うんですけど、まあ失点してそのあとまたすぐに入れられてたら分からなかったと思います。

――きょうは左サイドでの出場でしたが、前半途中から中央に流れるようなシーンも多く見られました。いつもより意識していた部分でしょうか

ボールに触りたいなと思って中に何度か入って、ほとんど相手に当たっちゃったんですけど自分が打ったシュートのCKから点が入ったので、そういった意識というのをもっともっと高めていきたいです。後半ヒロ(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)に出してミスっちゃったんですけど、もう少し貪欲にいければゴールも生まれるのかなと思います。

――前半のうちに2得点を挙げ守備でも相手にやらせず、前半はかなり満足いく内容だったのではないでしょうか

相手が自分たちをリスペクトしてくれてたのか分からないですけど全然プレッシャーこなくてボールを持てる時間が長かったので、そこはあまり慣れていない部分だったんですけど、その中でもサイドから広げて、実際に裕也(MF鈴木裕也、スポ1=埼玉・武南)がシュートを打ってPK取った時もサイドからのクロスだったので、そういったところでの厚みは加えられてたのかなというのは思います。

――後半は少し相手に攻め込まれるシーンもありましたが、相手がプレッシャーをかけ始めたということも関係してくるのでしょうか

プレッシャーもそうですし、守備というより攻撃をより重視して人数もかけてきたので、間のところのギャップを使われたりだとかバイタルで何度か危ないシーンをつくられたりもしたのですが、園田(MF園田慎一郎、社4=東京・早実)が入ったことによって少しその意識というのは高まったと思うんですけど、後半のところの入りからもう少し意識してやれたら良かったのかなというのは思います。

――ご自身のプレーを振り返ると、いつもよりボールに絡みシュート数も多かったと思いますがいかがですか

自分の特徴を出したいなと思っていたので、より積極的にゴールを狙っていましたし、ドリブルでも何度か突破できたのでそういう部分は次にもつなげていきたいですけど、次は守備のところでもよりタイトにくると思うので、かわしていってチャンスを広げていければチームとしても楽になるのかなと思います。

――PKから失点したものの、3得点が生まれたというのはチームにとって良い兆しになったのではないでしょうか

セットプレーからであったりPKで取れた時も、サイドからヒロが起点で取ったときも速さを出せたので、欲を言えばもっと取りたかったですけど、ハーフタイムの時には「もう一点取れるかが大事だ」という話はしていたので、そこに対しては前向きに捉えて、あしたも点を決められるようにやっていきたいなと思います。

――公式戦での勝利というのはきょうと同じ会場での関東リーグ第17節桐蔭横浜大戦(○3-1)以来2か月ぶりでしたが、久しぶりの勝利はいかがですか

もちろん勝つことはものすごくうれしいですが、でももう負けたら終わりなんで、このチームで本当に長くやりたいです。またあした東伏見で練習できることもうれしいですし、あさって素晴らしい相手とやれるので、こういった環境は当たり前ではないと思うので、感謝の気持ちを持ってまたあした全員でやっていきたいなと思います。

――あすの練習を経て、中1日で3回戦となります。ご自身のゴールへの意欲をお聞かせ下さい

自分自身が2年目のときに、自分がケガした代わりに豪くん(MF白井豪、平25スポ卒=現オーストラリア2部・シドニーオリンピックFC)が出て毎試合決めていたので、その再現を狙っていました(笑)。それは叶わなかったんですけど、あした自分のパフォーマンスというのをもっと高めていきたいですしそれが勝利への近道だと思うので、ゴールもアシストも攻守にわたって自分がチームを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います。

MF園田慎一郎(社4=東京・早実)

――試合を終えた感想をお願いします

またこのメンバーと一緒にサッカーできるというのはとてもうれしいです。インカレ(全日本大学選手権)は負けたら終わりという戦いですが、その中で自分たちのサッカーをやっていこうというのはずっと言っていました。それをやり続けて勝てたというのは大きいと思います。

――個人として、インカレまではどのようなことに取り組んできましたか

短い期間だったので、何か新しいことをするというよりかは、いままでの4年間やサッカー人生をインカレに向けて体現する、全てを出し切るということを意識して準備してきました。

――メンバーとして挑む全国大会は人生初ということですが、きょうはどのような気持ちで迎えましたか

人生初の全国大会と言っても、みんなが連れてきてくれました。みんながいてくれたからこその全国大会です。このような大きな舞台でサッカー人生の最後を戦えることは、幸せなことだなと思います。

――前半はベンチでしたが、試合をどのように見ていましたか

みんなワセダらしさを出そうと思いながら戦ってくれたと思います。特に洋史(MF近藤主将、スポ4=名古屋グランパスU-18)はすごく走っていて、後半(自分が)出るときに洋史を助けられたらなと思っていました。

――交代を告げられたとき、古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)から掛けられた言葉などはありますか

後半は相手に押し込まれている時間もあったので準備はしていました。出るタイミングでは、まずいつも通り声を出していけと。あとはバイタルエリアを締めて、守備から攻撃をつくり出していけというのは言われました。

――実際にそのプレーはできましたか

はい。バイタルエリアを締めて攻撃につなげていこうと思っていたので、要所ではできたのかなと思います。

――次戦に向けて一言お願いします

最大の目標は優勝ですが、1試合1試合勝つことを大切にしていきたいと思います。また、みんなとサッカーできる時間についても大切にしてやっていきたいと思います。

DF田中進之介(スポ4=湘南ベルマーレユース)

――きょうは全日本大学選手権(インカレ)の初戦でしたが、どのような気持ちで挑みましたか

自分たちは初戦で相手は2回戦ということでした。初戦だからこそ自分たちらしくプレーしようと思っていました。

――相手への対策は考えていましたか

相手の24番(近藤勝成)と10番(伊藤巧貴)の攻撃の2枚が縦関係にプレーしていたので、それに対して自分ともう一人のサイドバックの奥山(DF奥山政幸、スポ3=名古屋グランパスU-18)がいかに対応するのかということがキーポイントだと思っていました。試合を通して全員が前からボールを奪いに行くということができていたので、特に前半は相手陣に押し込んで自分たちが前を向いた状態でボールを奪う回数が多くあったのではないかなと思います。

――パスを回すチームでしたし、手強い24番の選手とのマッチアップもありましたが、対戦してみてどのような印象をもちましたか

24番の選手は背負うのがうまくてキープ力のある選手でした。自分は、その選手にボールが入ったときにターンされてシュートを打たれないことや、その選手がポストプレーをして3人目の選手が飛び出してきてシュートを打つというかたちをつくらせないために、その選手に自由を与えないことを意識してプレーしていました。試合をやった感触として、相手はキーマンの10番と24番の選手に縦パスを出すのが上手でしたし、その形をつくるためにボールを保持するのもうまかったと思いました。だから特に後半は自分たちの思うような試合展開にできなかったのかなと感じています。

――前半は無失点で抑えましたが、後半は失点もあり攻められる展開となりました。後半を振り返っていかがですか

後半は自分たちが奪ったボールをなかなか前に運べなかったのですが、それを引き起こした要因は2つありました。1つはボール状況をつくれなかったということです。自分たちで良いボール状況をつくれずに前の選手が動く時間をつくってあげられませんでした。もう1つはその裏返しで、前のアクションが無かったからなかなか前にボール運べなかったのかなと思っています。両方ともそれを試合中にどれだけ高い質でできるかというのが次の試合に向けて改善するために必要になってくるのかなと思います。

――セットプレーでの失点の場面を振り返って

あのシーンはサイドに広げられたあとにセンタリングが上がってきて、それをクリアしきれずに奥山が弾いたボールを相手がシュートしてきてそれを体で防ごうとしたときに手に当たってしまったという流れでした。最後の手に当たったという部分はアンラッキーだったのですが、そこに行くまでの過程がどうだったのかということを考えなくてはいけないと思っています。相手がサイドに広げてスピードアップしてきたときに自分たち中の準備はどうだったのか、しっかりポジションを取れていたのか、相手のマークを失っていなかったのか、そこに至る前にしっかりファーストディフェンダーが決まっていたのか、その広げられたときのセンタリングを上げさせた選手の対応はどうだったのかと、突き詰めればいくらでも自分たちの成長できるところや課題が見えてきます。あの失点に象徴されるのはサイドに広げられてしまったことと、中で準備できなかったことという2つの大きな課題だと思います。

――最後に次戦に向けての意気込みをお願いします

自分は4年間古賀監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)の下でプレーしてきました。4年間同じ監督のもとでプレーできるのは多くないことですし、本当に恵まれたことだと思っています。その古賀監督といまのチームメイトと1日でも、1秒でも長くサッカーをしたいと思っているので、次の一戦も勝ってまた東伏見の地で練習できればいいなと思います。

DF奥山政幸(スポ3=名古屋グランパスU-18)

――試合を終えた感想をお願いします

インカレ(全日本大学選手権)の開幕戦ということで、初戦はいつでも難しくなるというのは分かっていました。そんな中でもセットプレーから点を取れたので、前半の戦い方は良かったと思います。ただ後半はアグレッシブさが欠けたというか、自分たちのプレーを出しにくい時間が続いたので、反省点も多く残る試合となりました。

――インカレまではどのようなことに意識して練習をしてきましたか

チームでは、ワセダとしてさらに磨きをかけてきました。それに加え、ボールを持つということも意識して取り組むようになっています。全員がこまめにポジションを取ってプレーでき、そのことが攻撃だけではなく守備にもいきやすくなることにつながったのだと思います。個人では、リーグ戦はボランチで出ていたのですが、きょうはセンターバックに落ちました。それによって守備の比重が高くなります。前期まではセンターバックをやっていましたが、自分が守備の中心となってラインが下がりすぎないようにすることはそのときよりは意識しています。

――相手校の印象はどのようなものでしたか

スカウティングの段階から2トップが強力というのはありました。きょうも何シーンかくさびをつけられて、スピードアップされてというのがありました。特にマークしていた24番(近藤勝成)の選手は体も強くてやりにくい選手だなというのは感じました。

――その2トップに対してはどのように対処しましたか

後ろの準備ができていれば問題ありませんでした。くさびが入ってきたところに自分かしんのくん(DF田中進之介、スポ4=湘南ベルマーレユース)かが強く出て対応すればその精度も落ちたので、試合中話し合いながらやりましたね。

――失点も1に抑えましたがディフェンス面を振り返ってください

立ち上がりは硬さも目立ちましたが、中盤あたりでは高い位置で切り替えて攻撃につなげられました。そういった意味では良かったと思います。しかし後半、残り20分とか30分とかになったときにボール持たれて押し込まれる時間が長くなってしまったと思います。それはおそらく、攻撃の時点で相手を裏返すことができずラインを上げきれなかったことが原因だと思います。ボールの失い方、ボールの動かし方、そういうところには改善点があります。守備の悪いところも守備だけが原因ではないと思うので、攻撃に関しても見直していきたいと思います。

――次戦に向けて一言お願いします

相手はまだ決まっていませんが、自分たちは優勝を目指しているだけです。相手がどこであろうと自分たちの強みを出し続けられるように、またあしたしっかり練習して臨みたいと思います。

MF田中太郎(商3=静岡・藤枝東)

――立ち上がりは全員が集中してボールに迎えていた印象があるのですが振り返っていかがですか

入りは前から前からプレッシャーを掛けて相手の思ったようなサッカーをできないようにゲーム展開をつくっていこうという話をしていたので。入り的にはそこまで悪くはなかったのかなというのは思います。危ない展開も最初はなかったので。

――久々のスタメン出場になりましたね

公式戦は久々に出ましたけれど、関東(関東大学リーグ戦)終わるあたりから練習や練習試合もトップのチームでやらせてもらっていて。そういった面で気持ちというのはつくりやすかったですし連携の面でも問題はなかったのかなと感じます。

――ドリブル突破や個で勝負する場面も多かったですね

自分の持ち味として個で仕掛けていくという部分は自信を持っていますし。そこでやれなきゃ自分が出ている意味はないというふうに感じているので、積極的に仕掛けるようにはしています。まだ、それが得点につながっていないというか、少しチャンスをつくれた程度でまで得点に結びつけられていないですし勝利に自分が貢献したという感覚もないので。次はそういう部分を突き詰めてやっていきたいです。

――その一方でシュートに行く場面が少なかった印象もあります

芝が結構止まってしまって。思った通りの位置にボールを置けないというのもありましたし、初戦で力が入っていたということもあって、いつもより視野が狭いなというふうにゲーム中は感じてましたね。そういうところで理想的な判断があまりできなかったというところにつながっているのかなと思います。

――サイドでの守備というのはいかがでしたか

自分はあんまり守備の得意な選手ではないので。監督やコーチからもその部分を多く言われますし、大学に入ってからは守備が一番意識している部分なので。それをインカレ(全日本大学選手権)のピッチできょうはそこそこ出せたのかなというふうには感じます。

――後半はかなり苦しい時間帯が続いた中で最後に打たせない、上げさせないというディフェンスは集中してできていたように感じます

やっぱり自分たちの理想のディフェンスというのは相手陣内で奪って速く攻めるという部分なので。相手に持たれる時間が長かったというのは反省しなければいけないところですし。ゴールをPK以外で割られなかったというのはプラスの材料かもしれないですけれど、やっぱりもっともっとプレッシャーを掛けて相手陣地でサッカーをやれるのが自分たちの理想なので。そこはまだまだだったのかなというふうには思います。

――後半の終盤もドリブル突破を仕掛けていらっしゃいました。フル出場も久しぶりだと思うのですがスタミナ面ではいかがですか

スタミナもそんなにある選手ではないので。後半の途中で代えられることがいつも多いのですけれど。きょうはやっぱり4年生とできる最後の大会ということもありましたし、応援してくれる人も多く来てくれたというのもあって、いつも以上に気持ちが入っていて。つらい時間とかもスタンドを見たときに応援してくれる人たちの姿がすごい目に入って。そういった面が自分の足を動かしてくれたのかなと思っています。

――阪南大、慶大どちらが来ても手ごわい相手だと思います。次戦に向けて意気込みを聞かせて下さい

どちらも特徴があって、阪南大は攻撃がすごいですし慶大も守備だったり強い気持ちだったりを持っているので。でもやっぱり自分たちがやるべきことというのは変わらなくて。自分たちがこの1年間積み上げてきたものを発揮して、全力で立ち向かっていくだけだと思うので。またあした練習があるのでそこで突き詰めて、あさって絶対に勝ちたいです。

DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)

――立ち上がりはかなりいいリズムで攻撃、守備ができていたと思うのですが振り返っていかがですか

入り方を意識した中で臨んだので、立ち上がりの面に関しては自分たちのリズムというか。自分たちが主体となって試合を進められたのではないかなと思います。

――欲しかった先制点が入ったことでよりリズムもよくなりましたね

セットプレーからだったのですが、自分たちが一番欲しかった先制点が取れたことでまた勢い付いたかなというのがあったので。大事な先制点だったと思いますしこれからも先制点というのを常に狙い続けていきたいと思います。

――ハイボールへの対応としては1人が前に出て、1人がカバーという役割分担がうまくできていたように感じます

そうですね。守備のベースとしてはチャレンジ&カバーというのがあるので。相手に収めてくる選手や、身体の強い選手がいた中で自分としてはセンターバックのまさくん(DF奥山政幸、スポ3=名古屋グランパスU-18)が勝つ予測もそうですけれど、負ける予測というのも当然必要になってくるので。自分もそこに関してはカバーの意識というか、逆に言えばまさくんに力強く前でチャレンジさせてあげるといった面でも自分のポジションとかカバーの意識というのはできていたので。そこはやられなかったですし、それに関しては本当によかったと思います。

――サイドから展開されたときには同じサイドのMF田中太郎(商3=静岡・藤枝東)選手に「縦を切れ」と声を掛けていました。縦への突破というのは注意していた部分ですか

太郎くん(田中太郎)と最近ずっとサイドでコンビを組んでいる中で、二人で守る意識というのが強まってきていて。きょうでいうと相手のサイドバックにボールが入ったときに、サイドハーフの選手がかなりサイドに開いてきていて。そこで自分たちが外されてしまうと相手にスピードを出されてしまうなと思ったので。太郎くんには自分からは縦を切るように言って、簡単に縦に速いパスを出されないように、そこで外されないようにという心掛けはできていたのではないかなと思います。

――42分にはPKのきっかけとなるクロスを上げていました。攻撃面を振り返っての手応えはいかがですか

まぁでもあのクロスも狙ったと言えば狙ったんですけれど、ハンドはたまたまというか。結果オーライみたいな感じだったので。その他にもたくさん自分自身がクロスを上げるチャンスというのがあった中であれだけしか惜しいシーンが無かったというか。なので、もっともっと練習が必要なのではないかと思います。

――クロスを使わずにくさびのパスなどでつないでくる相手の攻撃に苦しんでいる場面もあったと思います

後半になるにつれて自分たちもだんだん足が止まってきてしまった面もあったし、その中で相手の10番(伊藤巧貴)の選手の落としやポストプレーがうまかったので。そこで簡単に前を向かせてしまうと危険なシーンというのが多くありましたし。そういった面で次の相手がどこかとかどういうサッカーをしてくるかとかはわからないですけれどゴール前のところで簡単に前を向かせてしまうというのは避けなければいけないことだと思うので。もっと強くいくところ、縦パスを入れられても中盤がサンドイッチで挟んで守るとか、そういった部分で自分たちの良さだとかボール奪取につながる動きができればもっといい攻撃につなげられると思います。その部分ではまだまだ磨きをかけ続けないといけないのではないかなと思います。

――相手の時間帯が続いた中で最後にシュートを打たせない、クロスを上げさせないという部分では全員が集中していたと思います

自分自身もあったのですが安易に相手にかっさらわれてしまうというか。パスを取られてしまって危ないシーンをつくられてしまう場面もありました。でも最後のところでマツくん(GK松澤香輝副将、スポ4=千葉・流通経大柏)中心に守ってくれて、自分自身も最後シュートブロック何本かありましたし。最後のところで守れれば、ミスはあることですし、問題ないと思うので。1点取られてしまいましたけれど身体を張ることはできていたのではないかなと感じます。

――阪南大も慶大も手ごわい相手ですし新井選手の隙を突いた決定的な1本というのが勝利に向けて必要な要素だと思います。次戦に向けて意気込みを聞かせて下さい

最近公式戦でも自分からの1本というのが出せていない中で、本当に負けたら終わりという試合が今後も続いていくので。逆に点を取って守れば勝てるという中で、守備はベースとして攻撃につながるようなプレーができたらいいなと思います。

FW中山雄希(スポ2=大宮アルディージャユース)

――きょうの試合を振り返って

初めてこのような大舞台でスタメンだったので自分が点を取ってチームの勝利に導きたいと思って試合に臨みました。結果的に点取れて良かったのですが、まだまだ外している部分もあったのでそういうところは満足しないで次の試合に向けてやっていきたいです。

――相手の印象は

相手のFW2枚が強力だと聞いていたので、そういうところをディフェンス意識しながら相手のセンターバックが食いつきやすいということで自分は相手の背後を狙って試合に臨んだつもりです。

――久しぶりのスタメン出場となりましたが

このリーグ戦(関東大学リーグ戦)終わってからの3週間において競争してきた中で自分でポジションを勝ち取ったので、自分のゴールでチームを勝利へと導きたいという思いがありました。

――先制点のシーンを振り返って

ヒロ(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)があそこでこぼしてくれることを信じていて、予測通りこぼしてきたので触るだけだったのであのゴールに関してはひろに感謝したいです。

――その後も何度もシュートにまで持っていっていましたが

惜しいシーンもありましたがあそこを決めきれないとまだまだこの先勝っていけないと思うのでFWとしてだけじゃなくて、チャンスを必ず決め切るためにもあしたトレーニングがあるのでしっかり次に向けてやっていきたいと思います。

――交代後、ベンチからワセダのプレーを見ていていかがでしたか

自分と代わって入った秋岡くん(FW秋岡活哉、政経4=FC東京U―18)だったりひろだったりが前線からプレッシャーかけてくれたのでそういった面では90分通してワセダのプレーを体現できたと思うのでチーム全員で勝ち取った勝利というか、次につながったと思うのでよかったです。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

まだ相手がどこになるかわからないのですが自分が点を決めて勝利へと導きたいという思いで練習に励みたいと思います。

DF平澤俊輔(スポ2=JFAアカデミー福島)

――きょうの試合を振り返って

相手は一回戦勝ち上がってきたチームだったので立ち上がりとか勢いを持って来ると思ったので立ち上がりを意識して入った結果が3-1という数字に現れたと思うのでチーム一丸となってやれた試合だと思います。

――相手の印象は

FWの選手が速くてうまいという情報が入っていたのでその2人を生かしたチームプレーが強みという印象がありました。

――どのような意気込みで試合に臨みましたか

4年生最後の大会なので本当に4年生を日本一にして送り出したいというぼくたちの思いを持って臨みました。そういった中で一回戦勝てるようなことを意識しました。

――前線に上がったプレーが目立っていましたが

そこは自分の強みだと思うのでそういったところを出していかないと試合の勝利に貢献できないと思ったのでそこを意識してはいました。

――失点シーンを振り返って

相手がバイタル入れてくる中で、ファーストプレッシャーが決まらずに下がってしまったと思うのでそこに対してプレッシャーをかけてシュートを打たせない、というところを出来ないで最終的にPKを打たせて取られたのでそこが課題として残ったと思います。次の試合にその反省点を活かしていきたいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

次の相手はさらにレベルが上がると思うのであすの練習からチーム一丸となって高めて次の試合に臨めるようにしていきたいです。

FW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)

――率直に今の感想をお願いします

本当に負けたら終わりなので、初戦勝てたことを嬉しく思います。

――関東大学リーグ戦(リーグ戦)の後、チーム内での競争があった上で迎えたこの試合でしたが

自分は競争があった中でも試合に出続けることができたので、全日本大学選手権(インカレ)で自分がどうすべきかというのを絶えず考えてきました。

――4年生は最後となるインカレに向けてどのような気持ちで臨みましたか

試合前のミーティングから後輩は4年生の為にという思いを口にしてましたし、自分も4年生たちと一日でも長くプレーしたいという思いがあったのでそういった気持ちを出してプレーしました。

――立ち上がりから全員の声が出ていて気持ちが込もったプレーでしたが

立ち上がりは相手のペースでプレッシャーを掛けにくい時間もありましたけど、自分たちのやろうとしてたことに関しては意識持ってやれていて気持ちが入った試合でした。

――課題であった先制点をしっかり奪えたことに関しては

雄希(FW中山雄希、スポ2=大宮アルディージャユース)の方で何度もチャンスがあったので決められる雰囲気はありましたし、セントプレーでしたがチームとしてしっかり先制点を決められて良かったです。

――積極的なプレーで攻撃を引っ張っていましたが何か意識したのでしょうか

相手の質を考えるとこの試合で点を取らないと自分としてもチームとしても次につながっていかないので、個人的に点が欲しくて積極的に攻めることができたのは良かったです。

――自分たちのミスで相手に流れが行きかけた中での効果的な山内選手のゴールだったのでは

2―0は一番危険なスコアで次の1点が必要だってのはハーフタイムで話してました。その1点を自分で決めるという強い意思を持って後半に臨んだので結果が出て良かったと思います。

――持ち味の前線からの積極的な守備で奪った理想的なゴールだったのではないでしょうか

切り替えの部分は雄希と話し合ってちゃんとできてましたし、それが得点につながって今まで積み重ねてきたことを一つ出せたので良かったです。

――リーグ戦での得点不足を覆す3得点となった攻撃に関しては

関東のレベルと比べて相手の守備にもろさがあったからこその3点ということもありますが、点が取れたことに関してはポジティブに考えて、得点不足に関して考え過ぎずに攻撃していけばもっともっと点は取れると思います。

――良い流れをつくるきょうの勝ち方だったのではないでしょうか

初戦で最初は硬い部分もありましたけど、3点取って勝てたのは良かったと思います。優勝するには一つ波に乗ることも必要だと思うのでこれをきっかけにしたいです。

――相手のレベルが上がる次の試合は厳しい試合が予想されるが

きょうのように自分たちの力が出せない時間帯があっては勝てない相手ですし、立ち上がりから自分たちの強みを100%出し続けなくては勝利はないので、きょう良かった点と悪かった点を整理して次につなげていきたいと思います。

――次の試合に向けて抱負をお願いします

勝つしかないですし負けたら4年生は引退なので、気持ちを持って自分が点を取って勝てるように良い準備をしてやっていきたいです。

MF鈴木裕也(スポ1=埼玉・武南)

――いまのお気持ちをお聞かせ下さい

初戦ということもあって、難しい試合になると思っていたので、勝つことができてまず良かったと思います。

――インカレ(全日本大学選手権)に向けてどのような準備をされてきましたか

特別な準備はしていないのですが、新しいチームが始動したときから積み上げてきたものというのがあったので、それを伸ばしていこうと。特に変わったことはしていません。

――1年生から見て、先輩の練習に対する姿勢はどのように映っていますか

先輩たちはどんなときもモチベーションが高く、後輩たちを引っ張っていこうという感じでやってくれるので、自分はそれに影響されています。毎日毎日高いモチベーションで練習に取り組むことができていて、成長させてもらっています。

――大事な初戦での先発となりました

このピッチに立てない人たちの思いを背負って戦わなければいけないという責任を感じていました。また、ピッチに立てる権利を自分の力で得ることができたので、自信を持ってピッチに立つことができました。

――フィジカルの強さで相手の攻撃の芽を摘んでいました

それが自分の長所の一つでもありますし、きょうの試合で多少見せることはできたと思います。ただ、もっともっと強くなった相手のときにも、それを発揮していかなければいけないと思っています。試合までに時間があるので、またしっかり体調を整えて自分の体を作っていきたいと思います。

――ドリブルの突破も見られましたが、攻撃面を振り返ってみていかがでしょうか

チームを勝たせるために決定的な仕事をまだできていないと思うので、次の試合以降でチームを勝たせるようなパスであったり、自分が決めるというところを突き詰めていきたいと思います。

――ボールのタッチ数が多かったですが、周りからの信頼を勝ち取ったことの表れでしょうか

そうは思いませんね。ただ、きょうの場合は相手が引いていて、自分と洋史君(MF近藤洋史主将、スポ4=名古屋グランパスU-18)のところで結構スペースがあり、相手のプレスがそれほど来なかったので、そこでボールを落ち着かせていました。それが自分がボールを持つことにつながったのだと思います。

――途中交代となりましたが、やはり疲れはありましたか

多少疲れてしまって監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)が多分もうだめだと思って代えられたと思うので、そこはとても反省して90分間フルで100パーセントの力を出せられるような準備をしていかなければいけないと感じました。

――次の試合の意気込みをお聞かせ下さい

このチームで日本一を取るという風にみんなで覚悟を持って戦っているので、それに向けて次も絶対勝たなければいけません。そのため、チーム一丸となって全員で戦っていきたいと思います。