最終戦で黒星 「来シーズンに必ずAで」

ア式蹴球男子

 5月に開幕したインディペンデンスリーグ2014(Iリーグ)もこれで18試合目。決勝トーナメントに進めなかったワセダにとって、この日行われた順位決定戦は今季のIリーグ最終戦となった。試合は3バックで臨んだワセダのサイドを突かれたかたちで失点しリードを許す展開に。後半にDF飯泉涼矢(スポ1=三菱養和SCユース)のヘディングで追いつくも、カウンターから勝ち越しを許してしまう。必死に同点ゴールを目指したがネットを揺らすまでには至らずタイムアップ。ほろ苦いラストゲームとなってしまった。

 雨の中行われた一戦、ワセダはこれまでと違い中盤に人数を掛けた3バックシステムを採用。「ボジティブに変えるための新システム」(MF臼倉宏、文構1=東京・暁星)であったが、前半は不慣れなやり方を相手に突かれるかたちとなる。21分、左サイドの空いたスペースをドリブルでえぐられると、低い弾道のクロスをファーサイドで合わされ先制を許す展開に。さらに6分後にもPA前のパス交換から際どいシュートを打たれるなど、効果的な攻撃の前になかなかラインを押し上げられない。FW西本八博(スポ2=岐阜・多治見北)のヘディング、飯泉のオーバーラップからチャンスをつくるもネットは揺らせず。前半を0-1で折り返した。

積極的な攻め上がりをみせた飯泉

 何としても追いつきたいワセダ。普段の4バックに戻し巻き返しを図ると60分、CKから飯泉が叩き込み試合を振り出しに戻す。ここから試合はオープンな展開に。『らしさ』である球際での強さからサイドを中心とする速い攻撃のワセダに対し、城西国際大も前線の選手の手数を掛けない攻撃で何度も好機を演出する。ヒートアップする両チーム。しかし2点目のゴールは相手スコアに刻まれた。70分、右サイドからのドリブル突破に対し必死のスライディングを試みるも止め切れず。最後はグラウンダーのクロスを押し込まれ再びビハインドの状況に陥ってしまう。それでも諦めないエンジイレブン。前線にエネルギーを出しCKを獲得するなど攻めの姿勢を強める。試合終了間際にはGK江口徹(スポ4=東京・早実)が1対1を止めるファインセーブを見せるなど勝利への執念を感じさせた。だが最後はFW中谷幸葉(スポ4=千葉・八千代)のシュートが防がれタイムアップ。最終戦を白星で飾ることはできなかった。

悔しい幕切れとなった

 試合後のあいさつで悔しさをあらわにしたイレブン。今季の最終戦に勝てなかったことで後味の悪いものになってしまった。だが「色々苦しい時もあったけれど得るものは色々あったと思います」(MF鈴木崇文、文構2=東京・早実)とそれぞれ収穫があったのもまた事実。1年生も含め多くの選手が貴重な試合経験を積めたことは、必ずや次の戦いに生かされるはずだ。「来シーズンに必ずAでプレーできるように」(MF多田八起、商2=神奈川・桐光学園)。この悔しさを晴らすのはIリーグではない。次なるステージは関東大学リーグ戦のピッチだ。

(記事 増山祐史、写真 高柳龍太郎、芦川葉子)

スターティングメンバ―

順位決定戦
早大 0-1
1-1
城西国際大
【得点者】(早)60飯泉 (城)22川村、70花本
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 江口徹 スポ4 東京・早実
DF 飯泉涼矢 スポ1 三菱養和SCユース
DF 山本有一 人3 神奈川・桐蔭学園
DF 曽我巧 社1 東京・早実
DF 東浦壮一郎 教2 東京・国学院久我山
MF 臼倉宏 文構1 東京・暁星
MF 多田八起 商2 神奈川・桐光学園
MF 鈴木崇文 文構2 東京・早実
MF 中谷幸葉 スポ4 千葉・八千代
FW 11 仲谷将樹 社1 石川・星稜
FW 10 西本八博 スポ2 岐阜・多治見北
 監督は竹谷昂祐(平26スポ卒=ガンバ大阪ユース)
コメント

MF中谷幸葉(スポ4=千葉・八千代)

——キャプテンマークを巻いてのインディペンデンスリーグ2014(Iリーグ)最終戦でした。どのような気持ちで臨みましたか

あしたはトップチームの明大戦(●1-2)を控えてということもありますし、Iリーグでは決勝リーグに上がれなかった中で自分たちの果たす責任はこのリーグ(5、6位リーグ)で首位になることだったので、まず勝たなきゃならないということはいつもと変わらないんですけど、そういったプレッシャーを全員で背負って戦おうと思ってプレーしました。

——今節はワセダとしては珍しい3バックの布陣で挑んだ中で、中谷選手はトップ下や一枚下がってボランチなど、自由に動きやすいポジションだったかと思います

戦術的に3バックでやったというよりは、コーチ曰く『一人一人の成長を促す』ためにあえて3バックにして、一人が守らなきゃいけない領域が広くなりました。でもその分、中盤に人は多いんですけどやっぱりサイドが手薄になってしまってそこからピンチを招くというシーンが多かったので、後半から4バックになりました。

——後半は4バックに戻し、中谷選手は積極的に前線へ上がるシーンが増えました

自分は4年生ですしゲームキャプテンだったので何としても自分が点を取ってチームを勝利に導きたいという思いから、チャンスとあらばできるだけゴールに向かっていって点に絡みたいと思っていました。

——ドリブルからシュートを打つシーンが何度もありましたが、ご自身のプレーを振り返ってみて

実際結果が全てで、自分自身がゴールを決めてチームを勝利に導くことはできなかったので、その点に関しては悔しい思いでいっぱいです。

——守備面について、2失点ともサイドから突破されて中で崩されてというかたちでしたが

1失点目も2失点目も同じようなやられ方だったんですけど、サイドで裏を取られて中で数的優位をつくられて決められてしまいました。いままでは個人戦術ということで高めてきたんですけど、正しいポジションから守備にいくということであったり、疲れた時に後手に回ってしまったりといったところでまだまだ甘い部分が出てきてしまったのかなという感じです。

——今季のIリーグ全体を振り返ってみていかがでしょうか

自分自身このIリーグにシーズンの最初から関わってきて何としても優勝したいという思いでやっていましたし、自分たちの試合が関東リーグに絶対つながるという思いでやっていたんですけど、結果的に決勝リーグにもいけずまたこのリーグでも最後負けてしまったということで、まだまだ個人としてもチームとしても成長が必要かなという風に感じました。

——4年生ということでワセダでの選手生活も残り1カ月半となりました。どのような意識を持って取り組んでいきますか

Bチームとしては一つの区切りがついてしまったんですけど、個人としてはきっと全員が関東リーグ優勝という目標を掲げているので少しでもそこに関わることはもちろんですし、プレーで貢献できるできないに関わらずチームとしてできること全てをやって、最後は関東リーグ優勝して終われたらと思っています。

DF山本有一(人3=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合を振り返って

最初スリーバックでやってうまくボールを奪えなくて、失点してしまいました。後半はワセダらしく勢いがあったのですが、結果としては負けてしまいました。

――スリーバックはワセダでは珍しいですか

あまり普段はやらないです。きょうも前半のみでした

――前半はサイドから崩されるという場面が多く見られましたが後半はどのように修正をしましたか

相手もスリートップできて、3対3の場面は結構厳しかったです。真ん中に寄りすぎた結果、サイドや裏をうまく使われてしまったと思います。後半、4-4-2にしてからはいつも通り、サイドにも対応できました。

――Iリーグ最終戦でしたが今季振り返って

自分が1年の時は決勝リーグに進んで結果勝てなくて3位だったのです。きょねんも決勝リーグに行けず3位リーグで結構上位の方でやってきた中で、今季はなかなか勝てず、5位、6位リーグにまわってしまったので、らいねんはシーズン序盤からワセダらしいサッカーをして、上位リーグに食い込んで優勝争いをしたいと思います。

――4年生とプレーするのは最後でしたが

とくにはなかったです。まだ、関東リーグが残っているので。Bの公式戦は終わってしまいましたけど、トレーニングでは関東リーグインカレを目指してやっているのでこれからもチーム一丸、一人ひとり頑張っていきたいと思います。

――今後はどのような準備を

まずは関東リーグインカレを一人ひとり目指していきます。来季Iリーグも関東リーグも含めて、少しでも上のチームを目指していけるように、日頃のトレーニングからしっかりやっていきたいと思います。

MF鈴木崇文(文構2=東京・早実)

――きょうの試合を振り返って率直な感想をお聞かせ下さい

悔しいですね。悔しいのと、前半慣れないシステムでやってその中でも慣れない状況に打ち勝つメンタリティーが自分にも足りなかったし、チームにも無かったかなと思います。

――前半は3バックで臨みましたが、その意図について何か説明があったりはしたのですか

いや特には無かったです。

――ア式では珍しいと3バックですが、練習でやることはあるんでしょうか

最近ちょっと練習試合でやり始めたぐらいですね。Bだけですね。

――実際にやってみた感想は

やっぱりいままでやってなかったというのもあって、実際やりづらいんですが、でも結局システムとか関係なくその中でどう自分がはまっていけるかというのが大事で、慣れない中できついからこそ2年生だったり上級生が頑張らないといけないんですが、それができなかったことが悔しいです。

――前半に先制されましたが、後半は4バックで攻撃にも勢いが出ました。ハーフタイムにどのようなことを話し合ったのですか

前半エネルギーが無くてワセダらしい戦いができなかったから、後半4バックになったこともあり前からどんどん行こうと話していました。それがうまくはまってワセダらしく1点取り返せたかなと思います。

――2失点とも同じようなかたちで失点してしまいましたが、それについてはいかがでしょうか

1失点目は俺とセンターバックの左の選手とコミュニケーションがうまくいかなかったというのがあって、2失点目も左から崩されて、やっぱり自分のサイドから崩されたというところに責任を感じています。

――これでIリーグが終了となりましたが、Iリーグを通しての感想を教えて下さい

色々苦しい時もあったけれど得るものは色々あったと思います。自分が得たものを生かして、まだ関東リーグ(関東大学リーグ戦)も3節残っているしインカレ(全日本大学選手権)も残っているので、Iリーグが無くなったいまはそこしか無いので、そこを目指して頑張ろうと思います。

――4年生とIリーグを戦ってきていかがでしたか

4年生は本当に頼りになるというか、試合前のミーティングやハーフタイムで積極的に話してくれて、チームを鼓舞する力というのは最上級生が一番持っていたので、その人たちと一緒にやれて得るものは大きいし自分もそうなっていかなければと思いました。

――来季もまたAチームに絡んでいくことがひとつの目標になっていくと思いますが、鈴木選手のポジションであるサイドは特に競争が激しいと思います。最後に来季へ向けた意気込みをお願いします

監督が「ひとつのポジションに3人以上の関東レベルの選手がいて、そこで競争し合うのが一番だ」と言うのですが、その3人に自分が食い込んで、3人の競争に打ち勝ってトップに立って、来季からここではなくもっと上の舞台を目指してやっていきたいと思います。

MF多田八起(商2=神奈川・桐光学園)

――残念な結果となりましたが振り返って

後半結構チャンスをつくれてたと思うんですけど、その勢いを前半から出せなかったのが悔やまれる点です。前半は3-5-2で、後半は4-4-2になったということで、慣れ親しんだシステムでは勢いを出せますけど、そうでない時にも勢いを出せないのが悔やまれます。

――フォーメーションを変えた意図は

最近3-5-2を練習試合とかでやるようになって、一応選手とか人数のバランスでそういうフォーメーションになったと思うんですけど、その中でポジションに関わらずファーストディフェンスを決めたり、その後のマークの受け渡しっていうのをするってのはどこのポジションでも変わらないので、もっとその精度を上げていかないといけないなと感じてます。

――前半は中盤での人数を増やした中でなかなか相手を捕まえきれない印象もありましたが振り返って

相手も真ん中でシンプルにはたいてサイドを使ってきてたと思うんですけど、どうしても真ん中でワンタッチで外されてサイドで数的不利をつくられることが多かったので、そこはもう少し真ん中で潰したりカバーリングなどでサイドで数的不利をつくらせないで、相手をハメにいければと思いました。

――雨の影響はありましたか

雨ということでそんなに深く意識はしなかったんですけど、FWのアクションに対して1本のパスでの速い攻めからセカンドを拾って深い位置で攻めるってのを意識してる中で、裏に出すボールが流れたりしたのはすこし気になるところではありました。ただそれ以上に前に人数を掛けられなかったりしてたので、雨の影響はそれほどなかったです。

――ハーフタイムでの修正点は

フォーメーションの修正ももちろんあったんですけど、ファーストディフェンスの修正や、一個一個の球際が甘くて後手に回る場面があったのでそこで厳しくいこうと、それと前にもっと人数掛けて高い位置でチャンスをつくり相手を押し込もうという、自分たちの強みを出そうということの話をしました。

――1点ビハインドで始まった後半ですがサイドバックとしてどういったプレーを意識しましたか

前半はサイドを崩されるシーンが多かったので、サイドハーフとサイドバックでうまく連携して守備しようというのは意識してました。大体のシーンでは守れてたと思うんですけど、2失点目の場面やカウンターでチャンスつくられたりしたシーンもありました。数的不利をつくられた状況でも、2対3なら2人で守り切ったり、あるいはカウンターで人数が足りないときはうまくファウルで止めるのも手だと思うので、もっと頭を使って対応しなくちゃいけなかったのかなと思います。

――試合後のミーティングの内容は

今回の試合は普段Iリーグ(インディペンデンスリーグ2014)や練習試合でなかなか出場機会を貰えてない選手が出ていて、その中でこのチャンスを生かせなかったということで、もっと普段の練習から高いレベルの環境を自分たちでつくり出していこうと。それとあしたの明大戦に向けてチーム全体で勝利に貢献できるように、一人一人がしっかりやっていこうというのを話しました。

――Iリーグはきょうの試合が今季最終戦となりましたが、今季通じてどういった部分で成長したと感じていますか

僕自身もなかなか出場機会がなくて、しっかり出場機会がもらえたのはきょうの試合と日体大戦(○7-1)だけなんですけど、前回は大勝ということもあり気持ちよくプレーできたのもあるんですけど、正直こういった苦しい展開や厳しい状況でどれだけできるかだと思います。相手がポゼッションしてきて守備の時間が長くなったときにどれだけ連携して守備できるか、攻撃のときにどれだけ効果的な攻撃ができるかってのをもっと練習の中から詰めていかないといけないなと思いました。

――今シーズンの残りの期間、そして今後のア式蹴球部での目標を最後にお願いします

僕自身は関東(関東大学リーグ戦)に出て活躍したいと思いますし、それを考えたら来シーズン始動日になってからでは遅いので、今季の残りのシーズンの1カ月弱で全力でプレーして、この期間でもAに上がることを考えてプレーします。また来シーズンに必ずAでプレーできるように頑張ります。

FW西本八博(スポ2=岐阜・多治見北)

――試合を終えて全体の感想をお願いします

前半の最初の入りのところから本当に自分たちのいつもやってきたことが出せない状況が続いたっていうか、気持ちの面で戦えていなかったっていうのがまず第一にあって、後半少し持ち直しましたけど最後試合を決めるというとこまで至らなかったのがすごく残念だったなと思います。

――前半はいつもと違うシステムでしたがその狙いは何だったのでしょうか

練習からどこが危なくてどこを守ればいいとか、システムは関係なく絶対守れたり攻撃できる状況がベストだってことで、システム変えてもたぶんできると思ってやったんですけど、なかなかみんなで話し合ったりとか試合の中で悪いところがあってもお互いに声掛け合ってというのが早い段階であまりできなくて、前半は最後の方まで自分たちがやりたいようにできなかったのかなって思います。

――相手はワセダのプレスをかわしてくるような素早いパス回しをしてきたが、前線からの守備でどう対応しようとしたか

自分は回してくる相手にはできるだけ相手のボランチを消しながらCBにプレスかけたりとかで、少しでも後ろが楽になるようにプレスかけていこうかなと考えていて、でも何回もハマんないときがあって皆そこで結構いらいらしたりというのがあったと思うんですけど、自分たちが簡単にボールを奪えると思っていたのがダメで、何回も何回も追ってようやくボールを奪えるものだと思うので、そういうところもまだまだ甘かったのかなって思います。

――後半にいつものシステムに戻してから攻守共に改善されたように見えましたが

やることがポジションごとで明確になっていたと思いますし、いつも通りやればいいという部分で皆やりやすかったと思いますし、前半ふがいない内容だったので後半やってやろうという気持ちもあったので、そういう面で前半より良かったのかなと思います。

――競り合いの場面が少なく足下でのサッカーが多い展開となりましたが

そんなに意識はしなかったと思うんですけど、蹴ってくるというのがわかってラインを下げてくる相手だったので、それを見て皆が判断してディフェンスラインとボランチのところだったりの空いたスペースをうまく使っていこうという考えであんまり(自分たちは)蹴ってなかったのかなって。でも自分たちFWも裏への抜け出しとかのアクションが少なくて、そこにボールを供給するっていうことができなかったと思うのでFWがもっともっと引き出していかないといけなかったかなと思います。

――絶対勝とうと臨んだ最終戦でしたが勝利することができませんでした、そのことに関してはいかがですか

あした(関東大学リーグ戦の)明治戦がある中でチームとして、自分たちは一番下のチームですけど、チーム全体に与えられるものとして勝利してトップの選手たちに良い影響を与えたりってことをしたかったですし、それができなくてすごく残念に思うので、あしたはトップの選手たちが勝てるように自分たちがらしっかり応援して力与えていければなって思います。

――一緒にプレーするのが最後になる4年生もいらっしゃったと思います。先輩方からはどういったことを学びましたか

やっぱり4年生の先輩は一試合一試合の空気を感じる力が優れていますし、チームが悪いときにやんなきゃという声を出してくれるのはいっつも4年生の先輩なので、そういう姿を見てやっぱり自分は2年生ですけどそういうことをやっていかないと本当にチームを変えていくのは大変だなって感じましたし、そういうことを気付けただけでもこれから変えていかなければいけないなって思います。

――これでIリーグの全日程が終わりました。大会を通しての収穫や成長したことはなんでしょう

Iリーグの前期、最初のリーグ戦は自分はずっとベンチで試合に出ることが
できなくて本当に悔しい思いをしてきて、後期の順位決定トーナメントで出さしてもらったんですけど、やっぱりAチームの選手が応援してくれる中で試合に出ることは緊張感もありますしすごい楽しかったですし、Iリーグに出ることで感じられるものってすごく大きかったと思うので、この後関東大学リーグ戦も残ってますしまずトップに関わっていけるように自分はやっていかなければいけないと思います。

――では反省点や課題となったことは

きょうの試合はあまり今までIリーグに出れていなかったメンバーがたくさんいる中での試合だったんですけど、やっぱり自分はリーダシップ持ってチームを引っ張っていける存在でなければいけないなと感じましたし、そういうのとをやらないとチームが勝利することはできないなと強く感じたので、そういうところに向き合ってトレーニングから励んでやっていきたいと思います。

――今後に向けて抱負をお願いします

試合を通じて自分の強みであったり弱みであったりを自分で理解することができたので、そういう部分に向き合って、トップの試合に出て絶対チームを勝たせられるようにトレーニングしていきたいなと思います。

DF飯泉涼矢(スポ1=三菱養和SCユース)

――きょうの試合を振り返って

前半の立ち上がりの悪かったせいでずるずる引きずって、失点して、中盤の辺りで制圧できなかったのが失敗かなって思います。

――先制点を決められたときの気持ちは

個人的には別に落ちたってわけじゃなくて、全然いけるなって感じだったんですけど、周りの雰囲気が悪かったので、変えないといけないなと思いました。

――ビハインドを背負っての後半でしたが

前半終わって最終的にいいかたちに持ち切れてたし、自分のポジションもボランチに変わったんで、いけるなって感じで入ったんですけど、いやまあ、自分の心情的には悪くなかったかなって思います。

――同点に追いついたときどんな気持ちでしたか

勢いだけでいけるかたちだったので、このまま逆転して絶対勝ってやろうと思ってたんですけど、また失点しちゃったんで、気持ち的には落ちました。

――これで4年生と一緒に試合できるのも最後になるかもしれませんがその点はいかがですか

4年生は面倒見が良くて、もっと試合したいっていうのもあるんですけど、Bチームの4年生っていうよりAチームの4年生とやりたいっていうのが本心なので、まだインカレ(全日本大学選手権)もありますし、それに向けて自分も上がっていかないといけないと思います。

――Iリーグが終わりましたね

Iリーグは最初優勝を目指してやっていたんですけど、5位6位リーグになっちゃって、竹谷さん(竹谷昂佑、平26スポ卒=ガンバ大阪ユース)の気持ちを尊重したいっていうのがあって、優勝させてあげたいっていうのがあったんですけど、そこで叶わなかったっていうのがあって、今週4連勝しようっていうのがあって、それも叶えられなくて、でも最後絶対勝って終わろうってみんなでいってたんですけど、それもできなかったので悔しいです。

MF臼倉宏(文構1=東京・暁星)

——インディペンデンスリーグ2014(Iリーグ)最終戦となりました。どのような意気込みでこの試合に臨みましたか

負けてはいけない状況だったので、絶対に勝つ、という気待ちでした。

——前半は相手が主導権を握っていました

そうですね。新しいシステムを試したり相手が上手くて押し込まれた部分もあったんですけど、そんな状況でも自分達は押し込まれてはいけない、ということを感じました。場に応じて臨機応変に順応して、相手を圧倒しなくてはいけないと思いました。

——3バックは機能していましたか

あまり機能していなかったというのが正直な感想ですね。ボジティブに変えるための新システムだったので、もっとしっかりとやらなければいけなかったと思います。

——マッチアップしていた相手の左サイドハーフの選手が速い印象を受けました

そうですね。自分もスピードでは負けたくないというか、相手を圧倒するぐらいのスピードを持っていると思うので、負けたくなかったです。速かったですけど仲間がカバーしてくれたので、なんとか抑えることができたという印象です。

——ビハインドで迎えたハーフタイム、どのようなことを話し合いましたか

難しい状況で折り返したのですが、なんとしてでも2点取って逆転してこい、というのがコーチ陣の指示でした。

——後半の得点シーンを振り返っていかがですか

素晴らしかったですね。あいつはサッカーにおいても私生活においてもキャプテンシーがあって周りを引っ張ってくれるので、あそこで打点の高いヘディングを決めてくれたことは本当にすごいと思いました。

——後半は得点機がたくさんありましたが

あのような流れの中で自分も得点に絡みたかったです。得点力が自分の持ち味でもあるので、自分が2点取ってチームを勝たせるぐらいの勢いで臨んでいたのですが、結果はシュートもうまく当たらなかったですし、悔やまれます。

——最後に失点し、敗戦に終わりました

ものすごく悔しいです。敗因としては、ミーティングでも話したんですけど、気持ちの問題が大きいと思っています。3バックから4バックに環境が変わった中で難しさもありましたが、順応できるのが本来のサッカーだと思うので、もっと気持ちを前に出していかなければいけないと思いました。

——きょうのゲームで収穫はありましたか

気持ちの問題もそうですし、周りが点を取ってほしいところで取ることが自分の仕事なので、そのことに気がつけたことを収穫にして、今後につなげていきたいと思います。

——今季のIリーグの戦いを終えました。振り返っていかがですか

授業の関係もあってあまり出場することができなかったんですけど、出場機会があればワセダのユニホームを着ているという責任感を持って戦っていました。結果を見てみれば目指していた優勝とは大きな差のある結果となってしまったので、悔しいのが正直なところです。先輩は優しくていい方ばかりで私生活でも良くしてくださったので、このIリーグで恩返しできればと思っていたのですが、できなくて悔しいです。今季の結果を、今後良い方につなげたいと思います。

——あすはトップチームの明大戦があります

そうですね。きょう勝ってあしたの試合につなげたかったです。関東リーグもあしたの明大戦が大きな山場になると思うので、自分は登録には入っていないですが、自分のできることを考えてバックアップを頑張りたいです。