山内のハットトリックで見事連勝を果たす!

ア式蹴球男子

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)後期開幕から白熱した首位争いが繰り広げられる中、悲願の優勝のため連勝を狙いたいワセダ。迎えた今節は、これまでなかなか白星を奪うことができずにいた桐蔭横浜大との対戦だ。序盤から攻勢に出ると、開始早々からFW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)が先制点を奪い完全にペースはワセダのものに。さらに山内が2点を追加し、前半を3-0で折り返す。しかし後半は打って変わって相手に攻め込まれる苦しい場面が続き、ゴールを許してしまう。最後まで悪い流れを断ち切ることはできず3-1で試合を終えたものの、見事連勝を果たし勝ち点3を獲得した。

 まずは開始10分、MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)を中心に高い位置でのカットに成功し、右サイドで攻撃の起点をつくる。そして12分にはDF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)のロングボールに反応した山内がオフサイドラインぎりぎりで抜け出し、相手GKと1対1で右足を振り切り打ったシュートはネットを揺らした。15分には、DF田中進之介(スポ4=湘南ベルマーレユース)のロングパスを受けたFW宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)がPA内でボールを落とし、それを拾った山内が豪快にミドルシュートを打ち追加点を上げる。さらに34分、近藤洋が右にサイドチェンジし、そこから相手DFとGKの間にアーリークロスを入れた見事な新井のアシストから山内が合わせハットトリックを達成。前半で3得点するという偉業を成し遂げた山内を中心に、連動した高い位置でのプレスでチャンスをつくり続け圧倒的な強さを見せつける。相手にCKを与えたものの、MF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)のクリアで相手に得点を与えることなく3-0で前半を折り返す。

ハットトリックの山内とそれを祝福するイレブン

 迎えた後半は相手に押し込まれ苦しい展開に。61分、スルーパスを前線で受けて抜け出した相手FWをGK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)が倒してしまい相手にPKを与えてしまう。これを止めることはできず、ついに得点を許すワセダ。さらには相手の鮮やかなパスワークと個人技の攻め込みに受け身となり、自陣へ釘付けとなってしまう。86分には、近藤貴からのクロス受け後半で途中出場したFW上形洋介(スポ4=東京・早実)がヘディングをするも、相手GKに阻まれそのまま3-1で試合終了。終始相手に押し込まれてしまう45分となった。

フィードだけでなく1対1でも存在感を発揮した田中進

 今節、DF金澤拓真(スポ3=横浜F・マリノスユース)のケガでの欠場を乗り越えて勝利したことは、チームにとって大きな自信をつけるきっかけとなったはずだ。しかし同時に多くの課題が残る試合となったことも事実である。次節の対流通経大戦からは、これまで以上に厳しく白熱した戦いが予想される。「勝ち点を落とすわけにはいかない」(近藤洋)と気合は十分であるいま、目指すのはリーグ戦優勝のみだ。

(記事 新庄佳恵、写真 稲満美也、芦川葉子)

スターティングメンバ―

★記念すべき第一号!

 今節のMVPは言わずもがな、ハットトリックを達成したFW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)選手!実は古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)が就任して以来、関東大学リーグ戦(リーグ戦)でのハットトリックはきょうの山内が第一号なのだ。決して多くはない得点を持前の守備力で守り抜くスタイルのワセダにとっても貴重な記録となった。山内はこれでリーグ戦後期で6戦6発と、1試合に1点ペースで得点を積み重ねている。この日も3つのシュート数を全てゴールに結びつけるなど、その姿はまさに『エースストライカー』。18年ぶりのタイトルに向けて、この男の活躍がカギとなってくるに違いない。

驚異的なペースで得点を積み重ねるその姿はまさにエースストライカーだ

関東大学リーグ戦第17節
早大 3-0
0-1
桐蔭横浜大
【得点者】(早)12、16、34山内 (桐)65石川 
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 松澤香輝 スポ4 千葉・流通経大柏
DF 新井純平 スポ2 浦和レッズユース
DF 田中進之介 スポ4 湘南ベルマーレユース
DF 奥山政幸 スポ3 名古屋グランパスU-18
DF 12 八角大智 社3 千葉・流通経大柏
MF ◎10 近藤洋史 スポ4 名古屋グランパスU-18
MF 24 佐藤飛天 スポ2 清水エスパルスユース
MF →76分 園田慎一郎 社4 東京・早実
MF 近藤貴司 教4 三菱養和SCユース
MF 堀田稜 商3 浦和レッズユース
FW 宮本拓弥 スポ3 千葉・流通経大柏
FW →59分 上形洋介 スポ4 東京・早実
FW 14 山内寛史 商2 東京・国学院久我山
FW →88分 秋岡活哉 政経4 FC東京U-18
◎はゲームキャプテン
監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部リーグ順位表
順位 校名 勝点 試合数 得点 失点 得失差
順大 37 17 11 32 16 16
専大 34 17 10 41 19 22
明大 34 17 10 30 17 13
早大 34 17 10 24 13 11
国士舘大 27 17 29 23
慶大 27 17 19 15
駒大 27 17 30 33 -3
流通経大 16 17 20 30 -10
桐蔭横浜大 16 17 11 23 37 -14
10 東京国際大 13 17 18 26 -8
11 筑波大 17 14 12 28 -16
12 中大 17 13 17 38 -21
※第17節終了時点
※上位5校は全日本大学選手権の出場権獲得
※6位は北信越大学リーグ2位のチームとプレーオフ
※流通経済大は総理大臣杯での優勝で全日本大学選手権の出場権を得たため、6位以内の場合下位チームが繰り上げ
※下位2校は関東大学リーグ戦2部に自動降格
コメント

MF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)

――後半の内容も考えると難しいゲームとなりましたが振り返って

優勝争いするために勝ち点3が必要だったので、結果的には勝てて良かったんですけど、後半の内容を見ればまだまだ課題が残るゲームだったなと思います。

――試合の入りは今季の中でもベストに近い内容でしたが振り返って

桐蔭横浜大とやるときはいつも入りの部分で相手の攻撃を受けてしまっていたので、入りの部分は重要だし大事にしようということを話していた中で、きょうこういう入り方ができたのはすごく良かったと思います。

――近藤洋選手とMF佐藤飛天(スポ2=清水エスパルスユース)選手のダブルボランチからの、深さを出すパスが効果的でしたが手応えは

守備から攻撃っていうのを大事にしている中で、高い位置からいいところでボールを奪えていたので、自分たちもそういったプレーをしやすくなりました。

――オフサイドにはなりましたが近藤洋選手が前線まで上がりボールを受けるシーンも前半はありました

チームとしても高い位置で奪えてましたし、自分も深いところから一気に高い位置まで上がってボールを引き出して周りを生かせたっていうのは良かったと思います。

――3点をリードしてチームとしては後半、どういったスタンスで試合に入りましたか

もう一回開始から守備でプレッシャーをかけて、追加点を狙いにいこうという意識でした。

――後半はプレスがかかり切らない場面が多かったですが疲労の影響はありますか

疲れというよりは意識の問題だと思いますね。後半の入りのプレッシャーでも、前半と違う入りで来ていたので、そこで下がっちゃったことが要因かなと思います。

——追い付こうとする相手のエネルギーに押し込まれたということですか

そうですね。前半の入りでは相手にプレッシャーかけることで状況判断もいい状態でさせなかったんですけど、後半の入りでプレッシャーをかけ切れず、相手にボールを持たせる時間を与えてしまったことで自信もってプレーされてしまいましたし、テンポ良くボールを動かされてしまったかなと思います。

——ただその中でも桐蔭横浜大相手に初勝利し、さらに連勝ともなったこの勝ち点3は大きいと思いますがいかがですか

そうですね、ここからチームとしても勢いに乗って優勝までやっていきたいですし、そういった意味でもきょうの勝ち点3は重要だったので、勝てて良かったと思います。

——きょうは近藤洋選手の誕生日でもありましたが、勝利で飾れたことに関しては個人的にはいかがですか

いやもう、本当に良かったですしホッとしてます。きのうの夜から前泊だったんですけど、みんなに祝ってもらって多くの選手から言葉を掛けてもらい、きょうの試合でもたくさんの方に祝ってもらった中でこうやって勝てたのは良かったです。

——次節は流通経大ですが、昨年は後期に完敗し(●0ー3)近藤洋選手にとっても大きな転機となった試合でした。そのカードに向けて何か特別な思いはありますか

そうですね。流通経大はことしも総理杯(総理大臣杯)で優勝していて一人一人が力のあるチームだと思いますし、毎年強い気持ちを持ってハードワークしてくる相手なのでことしも難しいゲームになると思いますけど、勝ち点を落とすわけにはいかないので、しっかり1週間いい準備をして勝ち切りたいです。

——最後に次節に向けての意気込みをお願いします

トップチームだけでなくきのうのIリーグ(インディペンデンスリーグ2014)も勝ちましたし(○3ー0国士舘大学U-22B)、Aサブの選手がトップチームに紅白戦で勝ったりと勢いがあるチームになってきているので、その勢いをさらに強くして次も勝てるように頑張ります。

GK松澤香輝副将(スポ4=千葉・流通経大柏)

――きょうの試合を振り返って率直にいかがでしたか

苦しい試合で、桐蔭横浜大にもいままで勝ちがなかったので、とりあえず勝てて良かったです。

――桐蔭横浜大はなかなか勝てない相手だったと思うのですが、試合前にそういった話もしたのでしょうか

そうですね。桐蔭横浜大にはいままで悔しい思いを何度も味合わされていた相手だったので、そこに対するリベンジの気持ちはみんな強かったと思います。

――試合内容を振り返ると前半は非常に良かったのでは

チームとしても前から積極的にプレッシャーをかけられましたし、いままで桐蔭横浜大とやるときに前半に内容が悪かったり、相手に流れが行っていたので、きょうはいい入りができたんじゃないかと思います。

――前半終了間際に失点を防げたことも大きかったのでは

そうですね。貴司(MF近藤貴司、スポ4=三菱養和SCユース)がCKで体を張ってブロックしてくれましたし、ああいうプレーがあったからこそ勝ち切れたんじゃないかなと思いますし、前半の山内(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)のパフォーマンスといったものも力を与えていたんじゃないかなと思います。

――ここ最近の山内選手のプレーはやはりチームにいい影響を与えているということでしょうか

誰が見ても調子良いと思いますし、山内自身も自信持ってプレーしていると思います。自信持ってプレーしているのにプラスちゃんと結果を残しているので、本当に大きな存在になっていると思います。

――ハーフタイムではどのような話し合いをされたのですか

ここで受け身にならずに4点目を取ってとどめを刺すつもりではいたんですけど、相手も前半の修正をして後半に入ってきたので、自分たちとしてはそこでうまくエネルギーを出し切れなかったんじゃないかなと思います。

――後半は押し込まれる展開が続きましたがその要因は

前半にチームとしてエネルギーを出した分、後半にやはりプレッシャーをかけ切れずに相手にボールを持たれる時間が長かったり、ファーストディフェンダーが決まりにくい状況が多くあったので、そこが押し込まれる原因になっていたと思いますし、ボールを保持する時間が短かったのでそこで落ち着くことも必要だったんじゃないかなと思います。

――ワセダのサッカーにはどうしても付きまとう問題ということなんでしょうか

自分たちとしてはそれを90分間やらないといけないんですけれど、きょうの相手だと、相手もやはりボールを持てる技術はありましたしそこをうまくはがされていたので、ちょっときょうは厳しかったなと思います。

――後半は相手のCKも多かったですが、昨季セットプレーで負けたことも踏まえての対策はしていましたか

昨年リスタートのセットプレーからやられているイメージがあったので、そこに対しては自分たちはやられちゃいけないという強い思いはありましたし、逆にセットプレーから得点を奪うということも意識していたので、失点はしなかったのでまあ良かったと思いますけど、得点も奪えなかったので。あとPKもセットプレーなので、自分が守りたかったなと思います。

――PKのシーンは残念なかたちでの失点となりましたが、どのような状況だったのでしょうか

(自分が)出た時に我慢して相手のドリブルに対応していこうかなと思っていたので、そこでかわしに来た時にその前で止めようと思っていたんですが、ボールに触れなかったので多分足をひっかけるかたちになったのかなと思います。

――これで連勝ということでチームとしてもいい雰囲気づくりができているのでは

そうですね。ここからの戦いが厳しくなってきて強い相手になってきますし、ここから勝てるか自分たちの優勝を占う上で重要になってくると思うので、一戦一戦とにかく勝ち点3を積み上げることを意識して戦っていきたいと思います。

――最後に次の流通経大戦への意気込みをお願いします

流経(流通経大)も勝ち点をなかなか上げられない中で、自分たちに対してものすごいエネルギーを出してくると思いますが、自分たちは優勝を目指しているので、そういった強い気持ちを出して勝てるように1週間いい準備をしていきたいと思います。

FW上形洋介(スポ4=東京・早実)

——3-1というスコアでしたが振り返って

結果だけ見れば大差で勝つことができたんですけど、後半相手ペースで進められて何ができるかっていうところで、ああいう苦しい場面で流れを変えられなかったのが反省点です。

——チームが苦しい時間帯での出場でしたが何か意識した点は

外から見ていてあんまり前からプレッシャーにいけていない時間帯が続いていて、自分入ったらそこでスイッチになろうと思ったんですけど、思った以上に中の選手が苦しく前にも出て来れない状態の中で、自分も変に急いでしまってスイッチになれずハマっちゃったので、もっと冷静になってどうするべきなのかを考えていれば、効率良くプレッシャーにいけるのかなと思います。

——ポジション争いをしているFW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)選手が結果を残す中で、葛藤というのはありますか

そうですね。ヒロ(山内)が調子いいですし…。ただ悔しさもありますけどチームの勝利が一番なので、まずは自分の気持ちを押し殺してチームのために何ができるかを考えています。点を取ってチームの勝利に貢献することが一番の役割だと思うので、そこはぶらさずに第一に考えてやっていきたいです。

——前節の中大戦(○2-0)でも1対1の場面があったり、きょうもヘディングで惜しいシュートがあるなど得点のにおいは徐々にしてきた印象がありますが

後期は途中出場が続いている中で、チャンスの数はみんなと変わんないと思いますし、相手が疲労が溜まってきている中で決め切れないというのは、ゴールに飢え過ぎて力が入りすぎている場面もあると思うので、もっといい意味で力を抜いて冷静にやらないといけないと思います。ワンチャンスに懸ける思いっていうのは意識してやっていかないといけないなと。今週はトレーニングでそういうところ意識してやってきたんですけど、今週以上にそういう部分を意識してやっていきたいです。

——次戦に向けての意気込みをお願いします

負けられない中でチームが勝つことが最優先ですし、自分も早くゴールは欲しいので自分の得点でチームを勝利に導けるように頑張ります。

MF近藤貴司(教4=三菱養和SCユース)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

まずは勝てて本当にほっとしてますが、後半の戦い方は決してワセダらしくなかったと思うので、課題が残って次につながったかなと思います。

――勝ち星を挙げたことのない桐蔭横浜大が相手でしたが、試合前の意気込みは

そのデータも知ってましたし、チームとしても過去の結果を払拭(ふっしょく)するいい機会だっていうふうに認識して試合に臨んだので、勝てたことで、次はらいねんになりますけど、後輩にそういった嫌なイメージがなくなったと思うので良かったです。

――また、今季初の連勝となりましたが

あんまり意識してなかったんですけど、きょねんも確か後期は連勝してなかったので、連勝できて良かったです。

――前半は3得点と良い流れをつくりましたが

前半は守備がFW中心にハードワークできて、得点もヒロ(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)が3点取ってくれて、ほぼパーフェクトな内容だったと思います。

――近藤選手自身も前半の終了間際に良い守備をされていましたが

たまたまボールが来ただけです。あれが入っていたら流れが分からなかったので良かったです。

――さきほどおっしゃったように後半は相手に押し込まれる時間が続きましたが、実際にプレーしていていかがでしたか

本当に苦しかったんですけど、PKになる前の入りのところから相手が少し前掛かりになって、サイドバックも高い位置をとってきてプレッシャーをかけても全部後手後手になってしまって、ああいった状況になったときの全員のリアクションだったり、ボールを奪った後のボールの運び方っていうのがまだまだ自分たちに足りないのかなと思います。

――PKを与えた場面を振り返っていかがですか

中盤で(相手を)フリーにしてしまったのもそうですし、センターバックとサイドバックの間にスペースを与えてしまってそこに走り込まれたと思います。全体的に少し守備が緩んだところを相手が質の高い攻撃をしてきたのでやっぱり反省しなきゃいけないと思います。

――試合後のチームの雰囲気は

勝てたことは良かったんですけど、それより後半の戦い方に関してみんな悔しそうな表情をしていましたし、順位的には勝ち点を積み重ねましたけど、まだ単独で1位にはなっていないので、来週に向けて気を引き締めてやっていくだけかなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

自分たちは優勝だけを目指しているので、また一週間チームで競争して、勝てるだけの雰囲気だったりトレーニングをしていきたいと思います。

DF田中進之介(スポ4=湘南ベルマーレユース)

――きょうの試合振り返って

桐蔭横浜大戦は毎回自分たちの良さが出せていないので、自分たちが能動的に試合を運ぼうと意識して試合に臨みました。

――きょねんセットプレーから点を許し負けてしまうなどと苦手意識がある中での戦いだったと思います

苦手な相手だからこそ、開始からMF近藤洋史主将(スポ4=名古屋グランパスU-18)、FW宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)選手が裏へのアクションを起こしていましたし、自分からもそこにボールを送ることを意識していました。うまくアプローチできた結果、相手の良さを出させずに前半は3点のリードで終われたのかなと思います。

――前半はワセダの時間帯でしたが、最終ラインからどういう指示を

自分からは、宮本選手と山内選手(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)に裏へのアクションを止めないこと、あと、ボランチに対してFWへの縦パスを消させるようにと言い続けていました。

――後半は責められる場面が多かったです。桐蔭横浜大の責めで嫌なところはどこでしょうか

自分たちが能動的にボールを運べず、一人一人の選手の間にスペースができてしまい、なかなかアプローチまで素早く対応できていなかったので、相手ペースになることが後半は多かったのかと思います。

――CKで惜しいヘッドがありましたが

きょねんの桐蔭横浜大戦ではCKからやられていたので、きょうはやり返してやろうと思っていました。自分もチャンスがあれば決めにいこうと思っていました。

――相手の仕掛けてくるFWに対してはいかがでしたか

相手は、裏に抜けるアクションが上手で、DF間のスペースをいかに埋めるかを意識していました。そこがうまくできていたので、100%の力で相手にはやらせなかったと思います。

――優勝が狙える位置だと思います

16節まで勝ち点31でここ3年間くらいきているのですが、終盤失速してしまうのですが、きょうは勝ち点34まで伸ばすことができました。優勝するという野心を忘れずに頑張っていけたらと思います。

――次節の流通経大戦に向けて意気込みは

総理大臣杯のチャンピオンで実力があると思います。そういう相手に対しどこまで自分たちのサッカーができるかだと思うので、この一週間必死に頑張っていきたいと思います。

DF奥山政幸(スポ3=名古屋グランパスU-18)

――きょうの試合を振りかえっていかがですか

いままで桐蔭横浜大を相手にしてなかなか勝てていなかったし、そういった意味で入りから意識して前からいこうってやった中で前半はすごく自分たちはアグレッシブに戦えたので3点を幸先良く取れましたし、そういった中で後半の戦いというのはちょっと残念なところがあったのでもっと90分間通してゲームを試合できるようになったらいいなと感じました。

――前半3点と良い流れでしたが後半どのように挑みましたか

リーグ戦(関東大学リーグ戦)ということもあって得失点というのが大事になってきますし、そういった中で自分たちは守りに入るのではなく4点目、5点目狙いにいこうという話は出ていたんですけど、やっぱり相手も勢いをもってきた中で自分たちが受け身になってしまった部分が多分あったと思うので、そういったところで押し込まれてしまったんだと思います。

――ヘッドではじいてチャンスを演出しましたがいかがでしたか

自分がしっかりと弾くところ弾けばやられないと思いますし、それが攻撃につながればチームとしてもプラスになると思うので今後も意識してやっていきたいと思います。

――後期初連勝ですがいかがですか

優勝していくためにはやっぱり連勝をいくつか重ねないといけないと思うのでそういった中できょう連勝のスタートが切れたと思うので、これから上位陣との対決も続いていきますけどそういった中でも連勝を伸ばしていける力を付けたいなと思います。

――CKのピンチを無失点に抑えましたがいかがでしたか

桐蔭横阪大はきょねんの後期でやってセットプレーから3失点していたのでそこは松くん(GK松澤香輝副将、スポ4=千葉・流通経大柏)を中心にきょねんの悔しさを思い出そうということでこの1週間ずっと高め続けてやってきたのでその意識が全員に行き渡っていたのでうまく0で抑えることができたかなと思います。

――今後の意気込みを教えて下さい

いままでは上位のチームとあたってないんですけど、ここから残り非常に厳しい戦いではあると思います。けどきょうの前半のような戦いを90分間通して出せるように自分たちをもっともっと高める必要があると思うので、連勝続けていけるように頑張っていきたいと思います。

DF八角大智(社3=千葉・流通経大柏)

——試合を振り返って

勝てたことは良かったですけど、後半の戦いぶりが前回の中大戦(○2-0)と同様に良くないので、ポジティブに反省したいです。

——前半から高い位置でのカットが続きましたが前半の守備を振り返って

前線の選手がいいプレッシャーをかけてくれてたので、自分はいいポジションを取ってればボールを奪えましたし、ワセダの高い位置での守備っていうのは前半は効いていたと思います。

——後半苦しい展開になってしまった要因は

やっぱり自分たちのプレーが小さくなってしまったというか、相手にいい状態で守備をされると押し込まれてしまうっていうのが前回と同様で。相手をもっと悪い状態にするというか、相手のディフェンスラインを裏返すようなプレーができれば自分たちの勢いを持って攻撃ができてたと思うので、そこがやり切れなかったのが押し込まれた要因かなと思います。

——疲労というわけではないということでしょうか

ではないですね。戦い方がまだ共有できていないというところだと思います。後半の入りっていう部分がまだ課題かなと。

——苦しい時間帯に前線に張って八角選手がボールを受けるシーンもありましたがどういう意図のプレーでしたか

やっぱり自分は運動量が強みなのでチームが苦しいときに自分が何とかしなきゃっていう思いはありました。それでも効果的なオーバーラップっていうのはまだまだできなかったと思うので個としてもそこは課題ですし、まだまだチームとしても流れを変えられる選手がいないと思います。今後強い相手流れを変えなくちゃいけない状況がでてくると思うので、そこの部分を変えていかないといけないと思います。

——最後に次節に向けての意気込みをお願いします

いまやっと連勝できてチームとしても勢いに乗るべきところだと思います。次は西が丘(味の素フィールド西が丘)なので多くの選手が応援に来てくれると思いますし、3連勝できるように準備していきたいです。

MF堀田稜(商3=浦和レッズユース)

――中大戦から中4日での試合となりましたが、どのような意気込みで臨みましたか

桐蔭横浜大という相手は1部に昇格してから、自分たちが勝利を収められていない相手でした。そういう相手と優勝戦線を争っている中であたるということは、自分たちが勝てばこのあと優位に戦っていけるきっかけになるゲームだということを全員で共有して、立ち上がりから自分たちの色を強く出してやっていこうと意識してやりました。

――きょうの試合を振り返って

立ち上がりから前線で強くプレッシャーをかけて相手のリズムを作らせないということがうまくはまりました。奪ったところから早くというかたちで、山内(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)の個の力もありますが、しっかり3点決めてくれたので、自分たちとして良いかたちで試合に入ることができたと思います。一方で、後半は押し込まれる時間が多くなった中で、なかなか自分たちのサッカーが展開できずに、1失点を喫してそのまま終わってしまったと思うので、そこは中大戦(○2-0)に続く自分たちの課題だと思います。

――前半3得点できたことについて

そのおかげで試合を優位に進めることができたと思います。しかしきょうは3点取ることができましたけど、これから上位との対決が増えていく中で、そんなに簡単に得点を奪えないという状況も生まれてくると思うので、そういった拮抗(きっこう)したゲームの中でも苦しい時間帯も耐えて、自分たちの流れに持っていくようなエネルギーというのを出していかなければいけないと思うので、そういう部分をまたやっていきたいと思います。

――ご自身でドリブルからチャンスをつくる場面も多く見られました

やはり自分の持ち味はスピードやドリブルなど、速さを出すスイッチとなるようなプレーだという風に感じているので、ワセダの守備のベースという部分をしっかりとこなしながら、そういう部分はもっと出していきたいと思います。しかし、実際は結果につながっていないので、もっと自分のゴールやアシストでスコアを動かせるようなプレーというのをしていきたいです。

――前半は前線から積極的にプレスをかけていましたが、守備面で意識したことは

相手のマッチアップする3番の選手(石堂圭太)が高い位置を取ってくるということで、自分の後ろにいる八角(DF八角大智、社3=千葉・流通経大柏)とうまく連携をとりながら背後を取られないようにということを意識してやりました。後ろのスペースをケアしながら自分も前に出ていくということをやっていかなければいけないと思うので、前半はそれがうまくいったと思いますが、後半は相手がよりもっと前のアクションということを意識してきて、それに対して少し押し込まれてしまったかなという印象です。

――後半は攻め込まれる時間帯が続きました

前半からやってくることは変わらなかったと思うのですが、その中でも相手のセンターバックの選手(吉澤慶太、時田和輝)がワイドに位置をとってきて、サイドバックの3番の選手を押し出すようなポジショニングをしてきました。それに対してもっと自分たちがボールの出どころであるとか、そのセンターバックの選手を使わせずにプレッシャーをかけ切るようなことができれば良かったのですが、そういうところが簡単につけられてしまって、そうなったら自分たちもスペースをケアしないといけないので、全体が押し下がってしまったかなと感じています。

――山内選手と守備の連携が見られましたが、連携面はいかがでしたか

お互いにこうしたいということを伝えあって、ゲームの中で変化も起きると思うのでそういうことも敏感に感じ取って、うまく合わせていきたいなという風に思っています。後半に関しては、やはりセンターバックがワイドにとってきたことを山内に伝えて、自分がかけられるのがベストですが、それができなくなったときに山内にセンターバックのケアをするようにということを伝えました。うまくいったシーンもあるのですが、時間帯が遅かったかなと思うので、より早く相手に対応して自分たちのサッカーができるようにやっていかなければいけないと思います。

――きょうは久しぶりの連勝となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

BチームやAサブのチーム含めて、全員が本当に勝利に貪欲に、練習から緊張感が高まった雰囲気の中でできていると思うので、チームの雰囲気というのはものすごく良くなってきていると思います。しかし、満足したら終わりだと思うので、もっとより高い質でより良い環境を自分たちの中でつくりあげたいです。学生主体というのが自分たちのモットーでもあると思うので、スタッフがサポートしてくれますけど、まず自分たちが能動的に刺激し合える環境をつくりだしていくことが今後の勝利につながっていくと思うので、全員でまた練習から高められるようにやっていきたいと思います。

――最後に次戦への意気込みをお願いします

中大、桐蔭横浜大と良いかたちで勝つことができましたけど、先ほども言った通り後半の押し込まれる時間帯にエネルギーを出せないことが課題だと思うので、そういう部分を改善して90分間を通してワセダのサッカーをできるように、全員で高めあってトレーニングのところから良い雰囲気をつくってやっていきたいと思います。

FW宮本拓弥(スポ3=千葉・流通経大柏)

――中大戦から中4日での試合となりましたが、どのような意気込みで臨みましたか

首位と勝ち点3差なので、どうしても勝ち点3を取りたいという気持ちで臨みました。

――きょうの試合を振り返って

前半は自分たちのペースで、相手に何もさせないくらいの勢いだったので、そこは満点に近いのではないかなと思います。

――前半に3得点できたことについて

FWのもう1人の相方の山内(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)が 決めるところで決めてくれて、またアシストしたところでもちゃんと決めてくれて、本当にそこで3点取れたということは良かったなと思います。

――2点目でのアシストのシーンを振り返って

僕の動き出しにうまく山内が反応して、僕の落としに勢いを持って入ってくれました。

――山内選手がハットトリックを達成した中で、ご自身も得点を取りたいという気持ちは強かったですか

それはもちろんありました。後半、自分としては出たかったのでそこは不満ですが、しょうがないかなと思います。

――前半は守備面で、前線から積極的にプレスをかけている印象がありました

そうですね。相手はつなぐチームなので、自分たちはプレスというのを出していって、それがハマれば相手は何もできないと思っていたので、そこは意識してやっていました。

――後半は相手に攻め込まれる時間帯が続きました

そうですね。後半の立ち上がり初っ端でCKをとられて、あそこの辺りから少しおかしくなったので、そこは修正すべきかなと思います。

――きょうの試合での課題は

前半は3ー0だったので、後半も無失点でなおかつ5ー0や6ー0で勝ちたかったですが、それができないということが自分たちの力なので、修正していきたいです。

――久しぶりの連勝となりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

いままで連勝できていなかったので、連勝できたということは本当にチームの自信となると思います。また来週の流通経大戦もその勢いに乗って、3連勝目指してやっていきたいと思います。

――上位の勝ち点が僅差の中で迎える次戦への意気込みをお願いします

本当に混戦なので、勝ち点を1でも落としたら順位がひっくり返るということも考えられます。なので自分も得点を狙って、自分が決めて勝ちたいと思います。

DF新井純平(スポ2=浦和レッズユース)

――きょうの試合を振り返って

感想としてはやっぱり早い段階で3点決めることができて、余裕が多少持てた試合ができたんですが、後半はほとんど自分たちの流れが出ずに我慢する展開が多かったです。その中でも、1失点はしてしまいましたが、チーム全体として最後まで守り切れたのは大きな収穫というか、(大きな)勝ち点3だったんじゃないかなと思います。

――前半はとても理想的な攻撃だったのではないかと思いますがいかがでしょうか

最近なかなか自分の持ち味が出せていないなと感じていて、きょうの試合では自分の強みであるオーバーラップを多く出して、アシストの方にも絡んでいきたいと思っていました。結果的に得点に結び付けられるプレーができたのは良かったことなんじゃないかなと思います。

――3点目のアーリークロスは意図したものだったのでしょうか

最初に自分のところに来た時に見えていたのが貴司くん(MF近藤貴司、スポ4=三菱養和SCユース)で、裏へ走るアクションをして結果足元でもらいたかったみたいなんですが、その動きを見た中で裏にスペースがあったので貴司くんが走るのかなと思ったら、「あ、やべっ」と。ちょっと違ったなと思ったらいい感じにスペースに落とすことができてヒロ(FW山内寛史、商2=国学院久我山)がそこにいてくれました。あれは完全に自分のアシストにしてくれたヒロに感謝したいと思っています。

――3点を取った後のハーフタイムではどのような話をしましたか

攻め方としてはブレずに自分たちのやろうとしていることを続けようというのがあったので、攻撃のやり方で共有する部分は変化しなかったと思います。点は狙いに行くのはもちろん、自分たちの強みを出せば必ず勝てるんじゃないかというのがあったので。

――しかし後半は相手に押し込められる時間が続きましたが、その要因は何だったのでしょうか

試合が終わった直後なのでなかなか自分も整理はつかないんですが、前半と比べて運動量の部分で多少落ちていた部分があったと思いますし、自分たちのゾーンの中で相手のセンターバックからくさびのパスがある中で、そこを狙えずに相手に簡単に前向きをつくらせてしまったというのはいま感じます。サイドを割られてしまったのも多少はあると思うんですが、あそこで前向きをつくられることによって相手のFWがアクションを前半より増やしてきてましたが、先手を取れずに遅ればせで行くシーンが多かったと思います。そこで自分たちがもっと準備して相手とボール状況を見た上で行けるようにならないと、きょうの後半のようなかたちになってしまうんじゃないかなと思います。

――桐蔭横浜大はなかなか勝てない相手でしたが、今回見事勝利を収めました

試合前のミーティングでも、監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)含め、いままでの試合でほとんど勝てていないというのを知らされた上で自分たちは戦いました。いま関東リーグ(関東大学リーグ戦)の上位で優勝を狙える位置にいる中で、前節勝ってそのまま流れに乗ろうというのは全員で感じていたところなので、きょうの勝ちは本当に大きかったと思います。

――久々の連勝でチームとしても勢いづけていきたいところですが、まずは次戦の意気込みをお願いします

自分はいまのチーム状況として最高だと思うので、AチームBチーム全員が優勝に向かって行く方向性が定まっていて、このまま行けば必ず優勝できます。まずは次節勝って少しでもまた流れをつくれるようにやっていきたいと思います。

MF佐藤飛天(スポ2=清水エスパルスユース)

——3-1で試合を終えましたが、振り返ってみていかがですか

前半にヒロ(FW山内寛史、商2=東京・国学院久我山)が3点取ってすごく楽な流れをつくってくれたので、それが大きかったと思います。

——前半は特に前からのプレスが効いている印象でしたが

FWが追ってくれたのでコースを限定しやすく自分やセンターバックのところでいいかたちでボールが奪えていたので、それがいい攻撃につながっていたのかなと思います。

——CKからPA内でシュートを打つ場面がありました

(CKの場面では)自分は普段キッカーをしていることが多いので中に入る場面はいままでなかったんですけど、今回たくまくん(DF金澤拓真、スポ3=横浜F・マリノスユース)がケガでいなくて自分が出ることになったんですけど、ひろが落としてくれて自分がどフリーで打ったんですが、相手が多くて当たってしまいました。でもあれは決められるシーンだったかなと思います。

——3点のリードで前半を折り返して、モチベーションの維持が難しかったとは思いますが後半の入りについて

前半は前からプレスにいけてたんですけど、3点というリードがあるということもあって後半受け身になってしまって、自分たちから能動的にボールを奪ったり背後へ回ったりといったアクションがなくなってきて自分たちのサッカーができなくなってしまったことが相手にエネルギーや勢いを出させてしまった原因かなと思います。

——逆にその時間帯で失点を防ぐことができたというのは守備面では手応えもあったのではないでしょうか

自分たちワセダはリーグ最少失点でもありますし守備がすごく強みなので、ゴール前や中盤の粘り強い守備で失点しませんでしたし、後半あれだけ攻められてて1点で済んだのは裏返せば良かったのかなとも思いますけど、あれじゃ駄目だと思うのでもっと攻撃していきたいという気持ちです。

——そんな中、ご自身のカットからドリブルでゴール前まで運ぶシーンがありました

自分たちがあまりボールを奪えていない中で奪えたときには大事にしようという意識がありました。前が空いていたので前に運んで、チームを勢いづけられたらなという思いで運んだんですけどファールになってしまいました。あれをゴール前までつないでいく力をこれから身に付けていきたいなと思います。

——公式戦の出場は久しぶりだったかと思いますが、ご自身の強みを出すことはできましたか

後期の開幕戦(○1-0東京国際大)にスタメンで出てそこから一試合も出てなくて久しぶりに出ましたが、前半は大きく展開することやセカンドボールを拾うことであったり、相手の攻撃の芽を摘むということは多少できたのかなという風には思いますけど、後半は自分の強みを出せない時間も多かったので、前後半90分間強みを出し続けられるようになりたいと思います。

——今節の相手である桐蔭横浜大は昨季今季合わせてまだ一度も勝てていない相手でしたが、今節勝利を収めていかがですか

昨年は自分は全く出ていませんでしたが、チームの中でも全く勝てていなかったチームにきょう勝って払拭(ふっしょく)したいという思いもあったので、きょう勝てたことは次につながるかなと思います。

——勝ち点を落とせない試合が続く中で、次節は昨年の後期苦戦した流通経大戦となります

昨年の後期に流通経大にやられたという悔しさもあるので、勝ち点3を積み上げるしか自分たちに優勝はないと思います。流通経大も勢いのあるチームだとは思いますが、自分たちの強みを出して勝てるようにやっていきたいです。

FW山内寛史(商2=東京・国学院久我山)

――きょうの試合を振り返って

まず勝てたことが1番大きかったですし、自分としても点を取れたことは非常に大きかったです。

――なかなか白星を挙げることができずにいた桐蔭横浜大との対戦でしたが

いままで自分たちの力を発揮できない試合が多かったので、立ち上がりからしっかりやっていこうという話はしていましたし、前半では得点もできて勝てたので次の段階に進めたと思います。

――1点目からのゴールシーンを振り返ってみていかがでしょうか

1点目はオフサイドかなと思っていましたがオフサイドではなかったのでよかったです。1点目が入ったことによって力が抜けて相手を見て動くことができました。

――3点得点し、ハットトリックを達成したことに関しては

2試合連続得点したり、1試合に2点取れたということができていなかったので、自分としてもまた一段階上に行けたと思います。

――得点王もそろそろ見えてくるのではないでしょうか

勝つための得点が取れればいいと思っていて、最終的に得点王が見えてくれればいいと思いますけど、あくまでワセダとしてやらなければならないことをやらないと試合に出れないので、その中で守備や点の部分はやり続けていきたいです。

――前半はチャンスが多く圧倒的にワセダのペースで試合を展開していました

前半立ち上がりを意識した中で点が3点入ったので前半はよかったと思います。それに対して後半は相手のエネルギーを受けてしまったかたちになったので、あのような展開になっても失点しないで勝ち切ることが課題だと思いますし、後半の戦いはまだまだだったと思います。

――後半チーム全体に疲れが出てきた中でも積極的にプレスをかけているのが印象的でした

みんなが重くなってくる中で一番前からいくことができればチーム活気付けられますし、それがFWの仕事だと思っているので良かったと思います。

――最後に次節に向けての意気込みをお願いします

首位争いが続く中で勝ち続けていかなければならないし、自分としても点を取り続けることでしかチームに貢献できないと思うので、過信せずにやっていきたいです。